さてさてどうしてやろうかな
目の前居眠り駄目門番
せっかく会いに来てあげたのに
主人が目の前立っても起きない
さてさてどうしてやろうかな
おやつ抜き?ご飯抜き?
罪は重いぞ駄目門番
隣に座れど起きやしない
いくらなんでも寝過ぎじゃないか
さてさてどうしてやろうかな
つねる?ビンタ?それとも拳固?
私の仕置きは辛いぞ門番
横にもたれど起きやしない
気を使うなら空気も読めよ
さてさてどうしてやろうかな
ほんとにどうしてやろうかな?
ええいこのやろ駄目門番
腕を絡めど起きやしない
胸の奥がきゅってなる
さてさてどうしてやろうかな
……私は今何考えた?
このまま起きずにいて欲しい?
額を重ねど起きやしない
心音耳に居心地悪い
さてさてどうしてやろうかな
このまま起きずにいたならば
このまま起きずにいたならば?
「……ちゅーするよ」
囁いたって起きやしない
さてさてどうしてやろうかな
ほんとにしちゃうよ
……ほんとに、しちゃうよ?
「起きなさいよう、このばかあ」
頭をぎゅっとしたならば?
強くぎゅっとしたならば?
「ちょ、痛、痛いですって。割れちゃいますって!」
あっれー?
「え、ちょ、めいりっ」
「いや、あの、えっと」
「え、なん、なんで」
「その、なんだか、言い出せず」
「っのばかあ!」
「すいません!」
紅い月が真っ赤っか
「馬鹿馬鹿馬鹿、馬鹿門番!」
「ごめんなさい、ごめんなさいって!」
「うう、あーもー、なんでよう」
「だってだって、お嬢様が、」
あんまりにも可愛らしいものだから
なんて事は言えなくて
「だってもないわよ、このやろー」
「うう、ほんとにごめんなさい」
「しつけてやろーかー」
「かんべんしてくれぇ」
「わーらーうーなー!」
「くっ、ふふ、あはは!」
さてさてどうしてやろうかな
目の前巫山戯た駄目門番
愛しい私の馬鹿従者
「主人をからかう駄目な子には、」
「駄目な子には?」
さてさてどうしてやろうかな
「……お仕置き」
優しく頭を抱きしめる
そのままじっと見つめ合い
そっと唇を重ねる
そっと唇離したら
もいちどぎゅっと抱きしめる
「お仕置き、だからね」
「分かってます」
寂しい顔した紅い星
素直になってくれたって、
ずるいよなあ
ずるいよなあ
「きちんと起きていなさいよ」
「畏まりましたー」
「真面目に聞いてる?」
「どうでしょう」
「意地悪ね」
「知ってます」
紅、素直になれぬ芯の夜で流れ水
>ちゅーさせたかったんだ
その気持ち、YESだね!
そして次はなでなでさせたくなるんだっ!
レミメイ!レミメイ!
このカプはもっと増えていいと思うんだ
相変わらず文章が小気味の良いテンポを刻んでますね。
もっと読みたくなります。
なんかこのカプ好きなんですよね。
おぜうさま可愛いよおぜうさま