Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

地霊殿ひとこま

2009/10/25 23:47:51
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「お姉ちゃん、今日は白ね」

古明地さとりのお昼のティータイム、
幽雅に紅茶を味わっている時、スカートの中から聞こえてくる声、
ああ、またかとさとりは溜息をつき、スカートのふくらみを優しく撫でた。

「やっぱりお姉ちゃんにはピンクが似合うと思うのよ」

こいしは無意識に動き回り、その存在をつかめないため、
たまにとんでもないところにいることがある、
スカートの中は序の口であり、酷い時には布団と布団カバーの間にいることも。

「あ、お姉ちゃん、私にも紅茶を頂戴」

そういってこいしはさとりが手に持っているティーカップに顔を近づけると、
そのままくぴくぴと飲み始めた、はしたないとはこの事か。

「んー、白濁色の汁が入ってないよー?」

ぷぷぅと頬を膨らませて文句を言うこいしに対し、
さとりはにこりと微笑んでその膨らんだ頬を撫でてやる、
姉たるもの、妹をかわいがるのが筋というもの、
決して怒らず、その全てを受け入れて愛でるのが姉道なり。

「ねぇねぇお姉ちゃん」

こいしはすぐに機嫌を治し、さとりに擦り寄る、
さとりが何と聞き返すと、こいしは帽子の中から一つの箱を取り出した。

「はいこれ、プレゼント」

その小さくて細長い箱の中に入っていたのは、
まるで紳士のそれをそのまま持ってきたような付け髭、
さとりは少し噴き出しながらもそれを取り出すと、
自分の口元に運んで偏りが無い様に丁寧に装着する。

「あははっ! 似合ってるー!」

こいしのまぶしい笑顔、それだけでさとりは幸せだった。


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素敵な姉妹愛っていいですよね!
幻想と空想の混ぜ人
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
内容よりも筆の速さにビビりました。
2.名前が無い程度の能力削除
甘やかしすぎはよくないよさとりん…
さとりんは黒もいいと思うんだ。
3.名前が無い程度の能力削除
これはいろいろとおかしいと思うんだけど可愛いです