よし、来ましたね。あなた達を待っていたんです。
いきなりで申し訳ありませんが、この中で私、四季映姫・ヤマザナドゥが
ロリっ娘であると思う人、手を挙げてください。
――よし、分かりました。挙げなかった人はそのままそこの扉から出て結構です。挙げた人、まず正座。
いいですか? まず、私が皆さんに集まってもらったのは他でもありません。
私がロリっ娘であるという認識を改めさせるためです。
どうも私がロリであるという風潮が世の中に流れているそうですね。小町から聞いて疑心暗鬼だったのですが、あなた達を見て確信致しました。
これでは、閻魔の威厳も何もあったものではありません。それで、こうして説教して回っているのです。
いいですか? 私はロリ属性なんか含んでいません。何度も言いますが、ロリっ娘ではありません!
何故ロリっ娘ではないのか。それを今から説明いたしますので、手渡した耳かきで耳の穴をよくきれいにして、万全の体勢を整えてください。いいですか?
まず、私が初登場した時。私は運悪く小町と比較される場所にいました。小町は比較的背が高く、私としても彼女と話す時は自然と顔を見上げる形になってしまいます。しかし、そこがまずかったのです。小町と私が比較され、その時私の背は見た目より小さく見えてしまう錯覚が生じてしまったのです。そこから、私のロリっ娘疑惑が生じてしまったのです。
言っておきますけど、私は結構背がありますよ。少なくとも博麗 霊夢並みにある自信はありますよ。
彼女は少女ですが、幼女ではないですよね? それと同じで、私も少女ではあるが、幼女ではないのです。
次に――って、こらっ! どこ見てるんですか!? は、はれんちな!
え? ロリなのは背だけじゃない?
た、確かに、私の胸はおしとやかで、小町みたいにふくよかではありませんが……
こ、これは。私が元々地蔵だったせいです。だって、ふくよかな胸を持った地蔵なんてないですよね?
不可抗力なのです。私だって、大きくなれるのなら大きくはしたいですが、元々なので仕方が無いと諦めてます。
あ、でも。もしかしたら後数百年くらい経てば大きくなってるかも…………。
――っは! ご、ごほんごほん。
とにかく、後々で説明しようと思っていた事柄を先に言ってしまいましたね。
それでは、次にですがひゃうあー!
ちょ、何するんですか!? スカートをいきなり捲るなんて! 外の世界で言う、わいせつ罪と公務執行妨害で逮捕しますよ!
え? …………――っ!
い、いいじゃないですか! ぱんつの柄は青と白の縞ぱんでもいいじゃないですか! 別に子どもっぽくありません!
是非曲直庁の女性庁員で今流行なんですっ! 小町だって赤と白のやつ穿いてますよ!
え? 何で知ってるかって? そ、それは……毎日小町が私の部屋で着替え――って何言わすんじゃあ! こらぁ!
幼女お仕置き中……
はぁ、はぁ。今なんか失礼な呟きがあったような気がしますが、まぁいいでしょう。
次ですが、この本。『幻想郷縁起』の109頁を開いてください。
はい、私の絵が載ってるページですね。いや、別に自慢したかったわけではありませんよ。
問題はこの絵なんです。優秀な絵師によって確かに私の姿が写し出されているのですが……
やっぱり比較対象物がなくて、小さく見えるんですよね。
ほら、小町は鎌持っているから分かりやすいですけど、私のは明らかな分かりにくいですよ。強いて言うなら桜の花びらですが、私をよりロリっ娘に見えさせるだけです。
何度も言いますが、ほんとは違うんですよ? 私の背は大きくて、胸もそこそこあって、おしりもきゅって引き締まって、妖艶な美貌を持っている、おとなの女性なんですから。
こうしてあなた達に教え込んで、道を照らし、導いてあげるのが閻魔の仕事。これがそこらの子どもに出来るものですか。
私はロリっ娘ではありません。お・と・な・の、女性なのです。
どうやら、分かってもらえたようですね。それじゃ、家に帰ってこのことをみんなに教えてあげてください。
そうして、幻想郷中に私がグラスマスなおとなであることを知らしめるのです!
よし、今日は解散。別途で何か私個人に質問がある人。
はい、どうぞ。…………何? 『小町はよくサボって、私が殴っているけど、関係はそれで大丈夫なのか』だって?
うん。まぁ……大丈夫よ。アフターケアはバッチシだから。ふふ……こまちぃ……。
――っは! そ、そういうわけだから。うん。次!
はい。…………何? 『閻魔の仕事は忙しくないのか』って?
確かに忙しくて、くたくたになるわね。まぁ、家に帰ったら、甘いのが待ってるから大丈夫かな……ふふっ。
――っあ! えっと、次!
どうぞ。…………『率直に言って小町とはどういう関係か』って?
えっとぉ……その……じょ、上司と部下よ! それ以上でもそれ以下でもないわ。別に私がこまちぃに――やって
あげたり、逆にこまちぃが私に――しているわけではないから。実はこまちぃに見られたとき、『四季映姫って、聞いてた通りにロリだね』とか言われて、ショックで説教巡りを始めたわけじゃないから。本当だからね?
って、私はさっきから何言ってんのよ!
もう…………どれもこれもぜーんぶ、小町が悪いんだ!
小町のせいで私はさっきからおかしなことしか言わないんだ!
きっと、今小町がサボって私の部屋のベッドで寝ているから、それを意識しちゃっておかしなこと言ってるんだ!
つまり小町がぜーんぶ悪いんだ!
ということで、小町のところ行ってくる! 小町にたっぷりと説教を喰らわしてやるんだから! 待ってなさい!
こまちぃ!
――以上。射命丸 文の潜入レポより、全粋。
いきなりで申し訳ありませんが、この中で私、四季映姫・ヤマザナドゥが
ロリっ娘であると思う人、手を挙げてください。
――よし、分かりました。挙げなかった人はそのままそこの扉から出て結構です。挙げた人、まず正座。
いいですか? まず、私が皆さんに集まってもらったのは他でもありません。
私がロリっ娘であるという認識を改めさせるためです。
どうも私がロリであるという風潮が世の中に流れているそうですね。小町から聞いて疑心暗鬼だったのですが、あなた達を見て確信致しました。
これでは、閻魔の威厳も何もあったものではありません。それで、こうして説教して回っているのです。
いいですか? 私はロリ属性なんか含んでいません。何度も言いますが、ロリっ娘ではありません!
何故ロリっ娘ではないのか。それを今から説明いたしますので、手渡した耳かきで耳の穴をよくきれいにして、万全の体勢を整えてください。いいですか?
まず、私が初登場した時。私は運悪く小町と比較される場所にいました。小町は比較的背が高く、私としても彼女と話す時は自然と顔を見上げる形になってしまいます。しかし、そこがまずかったのです。小町と私が比較され、その時私の背は見た目より小さく見えてしまう錯覚が生じてしまったのです。そこから、私のロリっ娘疑惑が生じてしまったのです。
言っておきますけど、私は結構背がありますよ。少なくとも博麗 霊夢並みにある自信はありますよ。
彼女は少女ですが、幼女ではないですよね? それと同じで、私も少女ではあるが、幼女ではないのです。
次に――って、こらっ! どこ見てるんですか!? は、はれんちな!
え? ロリなのは背だけじゃない?
た、確かに、私の胸はおしとやかで、小町みたいにふくよかではありませんが……
こ、これは。私が元々地蔵だったせいです。だって、ふくよかな胸を持った地蔵なんてないですよね?
不可抗力なのです。私だって、大きくなれるのなら大きくはしたいですが、元々なので仕方が無いと諦めてます。
あ、でも。もしかしたら後数百年くらい経てば大きくなってるかも…………。
――っは! ご、ごほんごほん。
とにかく、後々で説明しようと思っていた事柄を先に言ってしまいましたね。
それでは、次にですがひゃうあー!
ちょ、何するんですか!? スカートをいきなり捲るなんて! 外の世界で言う、わいせつ罪と公務執行妨害で逮捕しますよ!
え? …………――っ!
い、いいじゃないですか! ぱんつの柄は青と白の縞ぱんでもいいじゃないですか! 別に子どもっぽくありません!
是非曲直庁の女性庁員で今流行なんですっ! 小町だって赤と白のやつ穿いてますよ!
え? 何で知ってるかって? そ、それは……毎日小町が私の部屋で着替え――って何言わすんじゃあ! こらぁ!
幼女お仕置き中……
はぁ、はぁ。今なんか失礼な呟きがあったような気がしますが、まぁいいでしょう。
次ですが、この本。『幻想郷縁起』の109頁を開いてください。
はい、私の絵が載ってるページですね。いや、別に自慢したかったわけではありませんよ。
問題はこの絵なんです。優秀な絵師によって確かに私の姿が写し出されているのですが……
やっぱり比較対象物がなくて、小さく見えるんですよね。
ほら、小町は鎌持っているから分かりやすいですけど、私のは明らかな分かりにくいですよ。強いて言うなら桜の花びらですが、私をよりロリっ娘に見えさせるだけです。
何度も言いますが、ほんとは違うんですよ? 私の背は大きくて、胸もそこそこあって、おしりもきゅって引き締まって、妖艶な美貌を持っている、おとなの女性なんですから。
こうしてあなた達に教え込んで、道を照らし、導いてあげるのが閻魔の仕事。これがそこらの子どもに出来るものですか。
私はロリっ娘ではありません。お・と・な・の、女性なのです。
どうやら、分かってもらえたようですね。それじゃ、家に帰ってこのことをみんなに教えてあげてください。
そうして、幻想郷中に私がグラスマスなおとなであることを知らしめるのです!
よし、今日は解散。別途で何か私個人に質問がある人。
はい、どうぞ。…………何? 『小町はよくサボって、私が殴っているけど、関係はそれで大丈夫なのか』だって?
うん。まぁ……大丈夫よ。アフターケアはバッチシだから。ふふ……こまちぃ……。
――っは! そ、そういうわけだから。うん。次!
はい。…………何? 『閻魔の仕事は忙しくないのか』って?
確かに忙しくて、くたくたになるわね。まぁ、家に帰ったら、甘いのが待ってるから大丈夫かな……ふふっ。
――っあ! えっと、次!
どうぞ。…………『率直に言って小町とはどういう関係か』って?
えっとぉ……その……じょ、上司と部下よ! それ以上でもそれ以下でもないわ。別に私がこまちぃに――やって
あげたり、逆にこまちぃが私に――しているわけではないから。実はこまちぃに見られたとき、『四季映姫って、聞いてた通りにロリだね』とか言われて、ショックで説教巡りを始めたわけじゃないから。本当だからね?
って、私はさっきから何言ってんのよ!
もう…………どれもこれもぜーんぶ、小町が悪いんだ!
小町のせいで私はさっきからおかしなことしか言わないんだ!
きっと、今小町がサボって私の部屋のベッドで寝ているから、それを意識しちゃっておかしなこと言ってるんだ!
つまり小町がぜーんぶ悪いんだ!
ということで、小町のところ行ってくる! 小町にたっぷりと説教を喰らわしてやるんだから! 待ってなさい!
こまちぃ!
――以上。射命丸 文の潜入レポより、全粋。
「グラマラス」を「グラスマス」と言い間違えている所で
ノックアウトされましたw 可愛過ぎる!
雨水に溶けて
ご馳走さまでした
作者がえーきさまに喧嘩売ってる
だがそれでいいんだ
えーきさまはロリなんかじゃない!
りっぱなティーンエイジャーだ!!!
飴ちゃんあげるからこっちおいで~