「小悪魔、早く、早くキスして!」
「た、ただいま~」
暇だからパチュリーとお茶でも飲もうか。
そんなちょっとした思い付きで図書館の扉を開けたレミリア。
彼女を出迎えたのは、パチュリーのあられもない声だった。
「え、え、え?」
レミリアとて悪魔の端くれ。
魔女が悪魔とするものといえば、サバトと言ういかがわしい会合と相場が決まっているのは知っていた。
実際パチュリーの「3(ピー)でも4(ピー)でもかまわない」という発言を聞いたこともある。
だが、まさか、
「こんな人に聞かれそうなところでシてるなんて……」
やはり私より年下のお姉さんはやることがちがう。
レミリアは顔を真っ赤にしてパチュリーに対する尊敬の念を新たにした。
だがそんなレミリアに忍び寄る影がひとつ。
「あ、パチュリーまたやってるのかな」
「ふ、フラン!?」
レミリアがざっと振り向く。
そこには最愛の妹、フランドールの姿が。
「ちょうどいいところに。ね、お姉さまも一緒にやらない?」
「え、いや、そんな、初めてが姉妹でなんて!」
「いいじゃんいいじゃん、ほらお姉さまこっちー」
お父様お母様ごめんなさい、私は不義をなしてしまいます。
あ、でも吸血鬼的にはそっちのほうが親孝行なのかしら。
そんなことを考えながら、レミリアはフランドールにずるずるとひっぱられていった。
「うん、わかってた、わかってたのよ。どうせこんなオチだってことは」
「?」
レミリアが連れて行かれた図書館の奥。
そこにはコンセントが差し込まれた賢者の石と。
てーててーてーれてってってってってーてれてーてれてーてーててー
陽気な音を奏でる「すーぱーふぁみこん」なる外の世界のゲーム機があった。
パチュリーと小悪魔はその機械で「すーぱーでらっくす」なるゲームをしていたそうだ。
「お姉さま、パチュリーがやらせてくれるって」
「あーはいはい」
パチュリー達のことは、単なる勘違いだったのか。
安心半分落胆半分。
先ほどドキドキしてしまった分、せっかくの外のゲームだというのにレミリアは乗り切れないでいた。
とりあえず渡されたコントローラーを手に、教えられたようにゲームを進める。
能力をコピーして2Pを出し、体力回復のために食べ物のアイテムを取る。
だが、そのアイテムを取った瞬間、
「お姉さまっ、キスしてっ!」
フランドールが鋭く声を上げた。
そう、このゲームはアイテムを食べた後に相手に近づくと、口移しをするのである。
ひとつのアイテムでキャラ二人が同時に回復できる、便利な技なのだが。
ぶちゅー
「ん、まあ、その、うん」
レミリアはゲームだとわかっていながら、やっぱり赤面していたそうな。
しかしこのネタ…昔見たような…
>2
むしろ「フラグ」が差し込まれて(立たされて)いるような。
…何故あのゲームは口移しでやるんだろう。
あとボタン押すために2Pが犠牲になったりw
ある程度の確立でデータ消えたりwでも難易度がそれほど高くないからむしろスパイスになってるしw
星のカービィスーパーデラックスはホント神ゲーです
さて美鈴、俺が回復させてや<ナイフ