「なあアリス、私はずっと星になりたかったんだ。」
そう言って、魔理沙は歪に切り取られた星空を見上げた。
「だから多分、私の弾幕には星型の弾が混じってるんだな。
あれは、星に対する私の憧れの…切れ端みたいなもんだ。」
胸の前で合わせられた魔理沙の掌の間。
そこに、薄黄金色に輝く、半透明の星が幾つも現れ、パチンと小気味のいい音を立てて消え去った。
「シリウスだとかアルタイルだとか、あんな有名な星とは言わない、ちっぽけな星だっていい。
誰かがふと空を見上げた時に、『綺麗だな』と思う星空の、その何処かに居られるならそれでいい。」
らしくないわ、と呟く私に、そうかもな、と同意して。
「けどな、アリス。
星空を見て、『綺麗だな』、と思う連中の中には、お前が居てほしい。
見ている星は私じゃなくたっていい、お前が綺麗だと思うその中に私が居るってだけで私は満足だ。」
でもまあ、欲を言えば私を見ていて欲しい所だがな。といって、視線を空に向けたまま、にかっと笑う魔理沙。
「魔理沙…。」
私は、そんな魔理沙の頬に手を添えて、此方を向かせると。
「そんなふざけた事を言っている暇があったらアンタが天井にあけたあの穴を今すぐふさいで来なさいよぉーっ!」
そのにやけた横っ面に思いっきりのぐーぱんちをくれてやった。
そう言って、魔理沙は歪に切り取られた星空を見上げた。
「だから多分、私の弾幕には星型の弾が混じってるんだな。
あれは、星に対する私の憧れの…切れ端みたいなもんだ。」
胸の前で合わせられた魔理沙の掌の間。
そこに、薄黄金色に輝く、半透明の星が幾つも現れ、パチンと小気味のいい音を立てて消え去った。
「シリウスだとかアルタイルだとか、あんな有名な星とは言わない、ちっぽけな星だっていい。
誰かがふと空を見上げた時に、『綺麗だな』と思う星空の、その何処かに居られるならそれでいい。」
らしくないわ、と呟く私に、そうかもな、と同意して。
「けどな、アリス。
星空を見て、『綺麗だな』、と思う連中の中には、お前が居てほしい。
見ている星は私じゃなくたっていい、お前が綺麗だと思うその中に私が居るってだけで私は満足だ。」
でもまあ、欲を言えば私を見ていて欲しい所だがな。といって、視線を空に向けたまま、にかっと笑う魔理沙。
「魔理沙…。」
私は、そんな魔理沙の頬に手を添えて、此方を向かせると。
「そんなふざけた事を言っている暇があったらアンタが天井にあけたあの穴を今すぐふさいで来なさいよぉーっ!」
そのにやけた横っ面に思いっきりのぐーぱんちをくれてやった。
うん、いいなあ。
こんな距離が望ましい。
いやでもいいと思う。こういうの大好き。
けど面白いから全然問題ない。こんなオチ大好きだw