Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

風の強い日

2009/10/10 09:40:04
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「最近涼しくなってきたわね」

今日も今日とて紫は博麗神社に入り浸り。
霊夢が箒で庭先を掃いているのを、縁側に寝転がって見ていた。
それを横目で見つつ、適当に返事をする。

「まあ今までみたいに暑いよりはいいけど。でも……」

ビュウッ

霊夢が返事をしている間に、ひときわ大きな秋風が吹いた。
博麗神社は一段高いところにあるためか、春秋は強い風が吹くのである。

「ああもう、だからいやなのよ」

砂が目に入ったのか、悪態をつきながら目をこすろうとする霊夢。
その手をスキマからにゅっと伸びた手がつかんだ。

「だめよ、目に傷が入っちゃうわ」

スキマから上半身を乗り出して紫は霊夢にそう言った。
だが、目が痛い霊夢としてはそれどころではない。
頭をぶんぶんと振って何とか砂を目から追い出そうとする。

「もう、見てあげるからじっとしてなさい」

じたばたと暴れる霊夢の両手をうまく捌いて片手で拘束する紫。
空いた手で霊夢のあごを掴んでがっちりと固定する。

「はい、んーってして」

そう言いながら紫は霊夢の目を覗き込んだ。
一生懸命目をしぱしぱさせているためか、涙があふれ出ている。
その涙の中に小さな砂粒を見つけた紫は





























ぺろっ

























「はいとれた。……どうしたの?」
「い、いやなんでも」(これは医療行為これは医療行為これは医療行為)



秋風の強い日のことだったそうな。
アリス「あら、神社に用事じゃなかったの?」
魔理沙「あー、うん。……その、お取り込み中だった」
アステルパーム
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コメント



1.名前が無い程度の能力削除
程よい甘さ。悪くない。
2.名前が無い程度の能力削除
舐めた……だと……
さっきまで寒かったのに感じなくなった。

そしてさりげなくマリアリは一緒なのねw
3.名前が無い程度の能力削除
なんということ…いい甘さだ
4.名前が無い程度の能力削除
一瞬読み間違えて眼球をなめたのだと思いました
5.名前が無い程度の能力削除
舐めるのもアリ。
魔理沙とアリスはいつも一緒で美味しいですw
6.vars削除
医療行為と自分に言い聞かせる霊夢がかわいくて仕方がないです。
あとがきの二人もやっぱりいいですねw