「最近涼しくなってきたわね」
今日も今日とて紫は博麗神社に入り浸り。
霊夢が箒で庭先を掃いているのを、縁側に寝転がって見ていた。
それを横目で見つつ、適当に返事をする。
「まあ今までみたいに暑いよりはいいけど。でも……」
ビュウッ
霊夢が返事をしている間に、ひときわ大きな秋風が吹いた。
博麗神社は一段高いところにあるためか、春秋は強い風が吹くのである。
「ああもう、だからいやなのよ」
砂が目に入ったのか、悪態をつきながら目をこすろうとする霊夢。
その手をスキマからにゅっと伸びた手がつかんだ。
「だめよ、目に傷が入っちゃうわ」
スキマから上半身を乗り出して紫は霊夢にそう言った。
だが、目が痛い霊夢としてはそれどころではない。
頭をぶんぶんと振って何とか砂を目から追い出そうとする。
「もう、見てあげるからじっとしてなさい」
じたばたと暴れる霊夢の両手をうまく捌いて片手で拘束する紫。
空いた手で霊夢のあごを掴んでがっちりと固定する。
「はい、んーってして」
そう言いながら紫は霊夢の目を覗き込んだ。
一生懸命目をしぱしぱさせているためか、涙があふれ出ている。
その涙の中に小さな砂粒を見つけた紫は
ぺろっ
「はいとれた。……どうしたの?」
「い、いやなんでも」(これは医療行為これは医療行為これは医療行為)
秋風の強い日のことだったそうな。
今日も今日とて紫は博麗神社に入り浸り。
霊夢が箒で庭先を掃いているのを、縁側に寝転がって見ていた。
それを横目で見つつ、適当に返事をする。
「まあ今までみたいに暑いよりはいいけど。でも……」
ビュウッ
霊夢が返事をしている間に、ひときわ大きな秋風が吹いた。
博麗神社は一段高いところにあるためか、春秋は強い風が吹くのである。
「ああもう、だからいやなのよ」
砂が目に入ったのか、悪態をつきながら目をこすろうとする霊夢。
その手をスキマからにゅっと伸びた手がつかんだ。
「だめよ、目に傷が入っちゃうわ」
スキマから上半身を乗り出して紫は霊夢にそう言った。
だが、目が痛い霊夢としてはそれどころではない。
頭をぶんぶんと振って何とか砂を目から追い出そうとする。
「もう、見てあげるからじっとしてなさい」
じたばたと暴れる霊夢の両手をうまく捌いて片手で拘束する紫。
空いた手で霊夢のあごを掴んでがっちりと固定する。
「はい、んーってして」
そう言いながら紫は霊夢の目を覗き込んだ。
一生懸命目をしぱしぱさせているためか、涙があふれ出ている。
その涙の中に小さな砂粒を見つけた紫は
ぺろっ
「はいとれた。……どうしたの?」
「い、いやなんでも」(これは医療行為これは医療行為これは医療行為)
秋風の強い日のことだったそうな。
さっきまで寒かったのに感じなくなった。
そしてさりげなくマリアリは一緒なのねw
魔理沙とアリスはいつも一緒で美味しいですw
あとがきの二人もやっぱりいいですねw