「霊夢、足出して」
「ん」
博麗神社には、今日も紫がやってきていた。
いつもと違うところといえば……。
「霊夢、いくらなんでも伸ばしすぎじゃないかしら。
不精しすぎよ」
「べつにいーじゃない。どうせほっといたらあんたが切ってくれるし」
紫が霊夢の足のつめを切っているところくらいだろうか。
「女の子なんだから、少しは気を使ったらいいのに」
ぶつぶつ言いながら霊夢のつめを整える紫。
正座したひざの上に霊夢の右足を置いて、視線はそこに釘付けだ。
だから気づかない。
少し上気した頬。
紫の指が足を触るたびに浅くしかめられる眉。
息を詰めて、ぎゅっと絞られた唇。
どうして霊夢がつめを切らないのかを。
「はい、おしまい」
そういって紫はふーっと指に息を吹きかけた。
霊夢はぎゅっと目をつぶってそれに耐える。
そして、
ちゅっ
「アリスー、爪切ってやるから手ぇだせ」
「ちょ、ちょっと」
アリス宅には今日も魔理沙がやってきていた。
いつもと違うところといえば……。
「だから大人しく手を出せばいいんだよ」
「私、自分で手入れしてるんだけどなあ」
魔理沙が無理やりアリスの爪を切ろうとしていることだろうか。
「ふんふんふーん♪」
「まったく、もう」
アリスの爪はきれいに手入れされていて、ほとんどやることが無い。
だが、魔理沙はちょっと形の崩れているところなどを見つけてはゆっくり磨いていた。
魔理沙にしてみれば爪を切るのは本当の目的ではない。
アリスの手を触ること、それ自体が目的だった。
「よし、OK」
「いきなりなんだったのよ」
アリスがそう文句を言いながらも、満更ではないような顔をしている。
真剣に自分の手を見つめる魔理沙は、ちょっとかっこよかったのだ。
「んじゃ仕上げな」
そう言って魔理沙はアリスの手をとり、
ちゅっ
にしても後書きww
パチュリー自重しろwwwwww
ごちそうさまでした。
ご馳走様
爪切りがこんなに素敵だとは…新境地
パチュリーww
小悪魔だって悪魔だし尻から爪を生やす程度の肉体変化くらい使えるはず!
でもパチュリーさんは自重すべき。
とか思ってたらパチェさんぱねえwwwwwwwww