Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

夫婦な二人。永遠亭編。

2009/09/24 02:42:39
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大丈夫ですわ。という人は
「えーてるは癒しっ!」
と、のんびりしてからスクロールをして、SSをお楽しみください。
それではっ。
 







































 ねえ、永琳。いる? 入ってもいいかしら。



 じゃあ入るわよ。って、まだ仕事してるの? もう子の刻よ、そろそろ寝ないと。



 仕事じゃなくって研究ですって? 寝ないことには変わらないんだから、もうやめたら?



 もう、一度決めたら譲らないんだから。このがんこもの。



 ……分かったわ。じゃあ、それが終わるまでここにいるから。終わったら言ってね。



 いいわよ、気を使わなくたって。もうそんな仲じゃないでしょ。



 それに、永琳の後ろ姿っていうのもなかなかいいものよ。見てると安心するというか……。



 はいはい、分かったから早く終わらせてよ。後ろ姿よりは、やっぱり向き合ってお話ししたいし。



 それにしても器用よね~。そこに書いてあるメモも、なんて書いてあるか分かんないし。



 なんだか、働くお父さんって感じね。



 そう、お父さん。一家の大黒柱ね。似合ってるわよ。



 頼もしくて、落ち着いてて、それで背中で語るっていうのかしら。



 となるとやっぱり、お母さんは私かしら。美人母さん。



 みんなの甘える先は私ってことね。たくましさだったら、お父さんにも負けないのよ。



 もちろん、お父さんも甘えさせてあげるんだからね。



 幸せ者ね、永琳。こんな美人をお嫁さんにできたのよ~。



 え、困らされることの方が多いですって? もう、そんなことないわよ。



 どちらかっていったら、永琳の方が困らせることが多いじゃない。



 研究のことになったら周りのことが見えなくなるし、料理とか全然できないし。



 ……私のことになったら、無茶するし。



 うん、感謝してるのよ、すごく。いつも私のこと守ってくれてるって。



 だから、お父さんみたいな感じだと思ったの。頼もしくって、強くて。だから、背中が大きく見えて。



 ねえ、ちょっとだけ背中に抱きついてもいい?



 理由なんて、ないわよ。なんとなくよ、なんとなく。



 じゃあ、いくわよ。……なんか、恥ずかしいわね。



 ふう、やっぱり落ち着くわね。昔からだけど。



 私だけ大きくなっちゃたね。私が小さかった頃は、もっと背中が大きく感じたもん。



 …太ってたってことじゃあないわよ。ただほら、私が子どもだったからよ。



 その頃から全然変わってないもんね、永琳は。



 うん、もう少しこのままでいさせて。



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・。



 はい、もう大丈夫よ。ありがとね。



 あ、甘えん坊さんだなんて、誰に言ってるのよっ! 違うわよ、そのえと、永琳だからこうしたかったっていうか! って墓穴掘ってる!?



 ううう、何よ。ニヤニヤしちゃって。う~。



 え、今度は永琳がお願いですって? わたしに?



 研究はどうしたのよ。 明日にする? じゃあ最初からそうしてなさいよ。 



 ……いいわよ。そのかわり、今すぐに出来ることじゃないとだめよ。



 で、何をお願いするのよ? 膝枕をしてほしい?



 私が永琳にするの? べ、べつに嫌じゃないわよっ! ただ、ちょっと恥ずかしいかなって。



 分かってるわよ! 昔は私がよくしてもらってたことぐらい。



 わ、わかったわよ。じゃ、じゃあどうぞ。



 え、横むきにじゃなくて縦に膝枕するって? ど、どういう風にしたらいいの?



 えと、私は普通にしてればいいのね。そこに縦に寝るって。きゃあ! な、なんかこっちの方が恥ずかしいんだけど。



 それが狙いですって? 何よもう! 



 ……けど、こっちの方が永琳の顔がよく見えるのね。これも狙いどうりなのかしら? 天才さん?



 ふふっ、自分で天才っていう癖、やめた方がいいわよ。



 髪、撫でてもいい? うん、今日はすごく甘えたい気分なの。珍しくね。



 綺麗な髪ねぇ。銀にちかい色だから、こんなに光っているのかしら。それに、すごいサラサラ。



 ……こうしていると、すごく幸せだなって思うの。ちょっと前まで、月からの使いに怯えていたとは思えないくらいに。



 うん。永琳もいるしね。今日は初めから、こうやって甘えるつもりで来たの。たまにはいいかなって。



 そしたら永琳ったら仕事してるんだもん。ちょっと嫌になったわよ。



 でも、その背中見てたらね、なんかこう、そこに甘えたいというか、抱きつきたいというか、こっちを見てもらいたいというか……。



 うう、何言ってんだろ私。これじゃあ、ただのかまってちゃんじゃない。



 へ? そんな私の方が可愛いって? な、何言ってるのよ、もうっ!!



 う~。いっつもこうやって永琳にもてあそばれてる感じがする。 



 い、嫌じゃないわよ! どっちかていうと嬉しいというかなんというか……。



 もう! そうよ! こうやって二人でお話するのが好きよっ! いじわるっ!



 ここまで私を弄るなんて、覚悟はいいんでしょうねっ! 明日はとことん我儘言ってやるんだから。



 ……じゃあ、もう一つだけお願い。今日は私と一緒に寝なさい!



 言っとくけど、拒否権はないわよ! 強制なんだからね!



 え? 別に拒否しないし、どちらかというと嬉しいって? 笑いながら何言ってるのよ、もう!



 うう~。じゃ、じゃあもう寝るわよ! 早くお布団敷きましょうっ!



 お、お休みなさい! ってそのニヤニヤをやめなさいよ、もう!



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



 ……いつもありがとね、永琳。



 こうやって、遠まわしでしか言えないけど、それでも言っておきたくって。



 ありがと、永琳。



 それにしても、永琳ってば暖かいわね。すぐに眠くなっちゃう。



 明日はずっと我儘言ってやるんだから、そばにいなさいよ。



 うん、じゃあ、お休み……。



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





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「お師匠様ー! 朝ごはんの時間ですよ。起きてください」

 がらっ。

「っ! うわあっ! し、失礼しましたーーーーーーー!」

 そんな永遠亭の朝。
初めて倒した6ボスは永琳、なジーノです。

まったり、のんびりといちゃつき、甘える輝夜と受けとめる永琳。
そんな感じを目指しましたが、いかかでしたでしょうか。

守矢の二柱にも負けないぐらいの仲良し夫婦。そんな感じがするのは私だけでしょうか。

ここまで読んでいただき、圧倒的感謝!
ジーノ
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
ツンデレかと思ったらデレデレだったっ
2.名前が無い程度の能力削除
なんというデレデレ…
3.謳魚削除
姫さまは(デレデレ)出来る娘っ!

でも『姫鈴』のが好きなんですごめんなさい…………。
4.名前が無い程度の能力削除
自分もかぐんげが好きです……甘えるペット的な
姫にラブな永琳好きだけどね、ってか俺のことはどうでもいいか
5.名前が無い程度の能力削除
この甘さがとてもいいですね。

・・・もこてる派だけどな!w
6.名前が無い程度の能力削除
甘いうえデレデレされてもう有頂天です。
ご馳走様でした。(ぇ
7.名前が無い程度の能力削除
この二人の絆が最強だと信じてる。
8.名前が無い程度の能力削除
人肌が恋しい輝夜は
アリだな
9.名前が無い程度の能力削除
画面が砂糖でデッレデレだあ!
10.名前が無い程度の能力削除
癒されたわ~
11.名前が無い程度の能力削除
えーかぐはっ正義!
12.名前が無い程度の能力削除
甘いww
13.奇声を発する程度の能力削除
甘甘甘~い!