あらすじ
ほん めい り～ん
新月の夜はちっちゃくなるよ
色々と
紅魔館の門の前
「さくやー、ねぇまーだー？」
ちいさなれみりゃはのたまった
今日は月に一度の新月の日
色々足りずにちいさくなる日だ
「もうすぐいらっしゃいますよ」
十六夜 咲夜に手をひかれ
ちいさなれみりゃがうずうずしてる
今日は月に一度の新月の日
ふさふさしっぽのあの子が来る日だ
「早くこないかなー」
紅 美鈴に手をひかれ
ちいさなフランものたまった
今日は月に一度の新月の日
この子はあんまりかわらない
「まだかなー？」
おどけた口調で紅 美鈴
フランと一緒に小首をかしげ
幼女の退屈まぎらわす
「まだかなー？」
「まだかなー？」
「まだかなー？」
三人一緒に小首をかしげ
美鈴、咲夜がくすくす笑う
かわいい姉妹はますますきょとん
「おそいねー、フラン」
「おそいねー、お姉さまー」
じっとしてるの苦手な二人
するりと手から逃げ出して
保護者の周りを回り出す
ぐるぐるぐるぐる回り出す
「まだかなー♪」
「まだかなー♪」
あらたいへん
「あら大変よ美鈴」
「どうしました？ 咲夜さん」
れみりゃがぐるぐる
「ぐるぐるぐるぐる♪」
「ぐるぐるぐるぐる♪」
フランもぐるぐる
「目が回りそう」
「それは大変お任せあれです」
ぱっとフランを捕まえて
元気なフランを肩車
「きゃっきゃっ♪」
「あー、フランいいなー、いいなー」
「たかいたかーい♪」
「さくやー、さくやー」
「はいお嬢様」
よいしょとれみりゃも肩車
「きゃっきゃっ♪」
「流石ね美鈴。頼りになるわ」
「照れちゃいますよ、咲夜さん」
てれりこ美鈴、照れ屋さん
無邪気な姉妹は大喜び
「あら、いらっしゃいましたよ」
「わーい♪」「わーい♪」
そしてついに待ち人来る
赤いズボンと白い髪
その名は僕らの藤原 妹紅
彼女が待ち人？ いやちがう
妹紅が抱いてるちいさなあの子
にょっきり生えたお角が立派
ぱたぱたしっぽが揺れてるよ？
「おいすー」
「おいすー♪」「おいすー♪」
「おいすー♪」
それはちっちゃなワーハクタク
ちぢんだけーねが「おいす」と挨拶
－なぜなにヴワル－
「パチュリーさま、どうして慧音さんはちっさいんですか？」
「満月の夜には大きくなるから、新月の夜には小さくなるのよ」
「なるほど、だからハクタク寄りでちいさくなるんですね」
「ここはテストに出るから注意してね」
「でもどうして慧音さんとお嬢様たちが？」
「ちいさくなってもパワフル姉妹。遊び相手は募集中よ」
「ワーハクタクなら最適ですね」
「向こうも同じく募集中。妹紅と咲夜が相談したの」
「以上、なぜなにヴワルのコーナーでしたー♪」
－もどるよ！－
ちいさなハクタク、ちびけーね
保護者の妹紅と紅魔入り
れみりゃもフランもおおはしゃぎ
ちいさなけーねも飛び出した
「れみりゃー！ ふらーん！」
「けーねー！」「けーねー！」
「あそぼー！」「あそぼー！」「あそぼー！」
「きゃー♪」「きゃー♪」「きゃー♪」
キャー
たちまちはじまるおにごっこ
しっぽを追いかけ、れみりゃとフラン
ちいさなけーねと走り出す
「転ばないようにしなよー」
「お疲れ様です、妹紅さん」
「いつも来てくれて悪いわね」
「なんのなんのお安い御用よ」
妹紅を迎える紅魔の二人
月に一度のお遊び会
「けーねも楽しみにしてたし」
「ふふ、そうみたいね」
「お茶の用意、できてますよ」
「私もこれが楽しみだしね？」
ぱちりとウインク、おどけてみせる
お茶菓子目当ての藤原 妹紅
くすくすくすくす咲夜と美鈴
月に一度の夜のお茶会
皆が楽しい新月の夜
「ふぁ！？」
ぼてん
「あ！ けーね！」
「けーねだいじょうぶ！？」
「お？」「あら」「まぁ」
ころがるけーねかけよる姉妹
保護者の三人、近寄って
助け起こさず、見守った
「ううううう………」
「けーね！」「けーね！」
ぐぐぐぐぐ
「えい！」
「たったー！」「けーねがたったー！」
クララも立った
クララって誰さ？
「偉いわ、けーね」
「凄いよ、けーねちゃん」
ぱちぱちぱちぱち
みんなで拍手
けーねは胸張り、えへんぷい
「もこー、なかなかったぞ！」
「よしよし、えらいぞ、けーね」
「もこーとやくそくしたからな！」
「『転んでも泣かない』だもんね」
わっしわっし
「あ、けーねいいなー」「いいなー」
「つよいこけーねだ！」
「強い子けーねはおっけーね」
「おっけーね！」
ぐっ
「おっけーね！」「おっけーね！」
ぐっ ぐっ
「お嬢様もおっけーね」
ぐっ
「妹様もおっけーねですよ」
ぐっ
みんな笑顔でおっけーね
今日は新月、月のない夜
笑顔のお日様ぴかぴかみっつ
静かに見守るお月様みっつ
月に一度の、お楽しみ
おしまい
ほん めい り～ん
新月の夜はちっちゃくなるよ
色々と
紅魔館の門の前
「さくやー、ねぇまーだー？」
ちいさなれみりゃはのたまった
今日は月に一度の新月の日
色々足りずにちいさくなる日だ
「もうすぐいらっしゃいますよ」
十六夜 咲夜に手をひかれ
ちいさなれみりゃがうずうずしてる
今日は月に一度の新月の日
ふさふさしっぽのあの子が来る日だ
「早くこないかなー」
紅 美鈴に手をひかれ
ちいさなフランものたまった
今日は月に一度の新月の日
この子はあんまりかわらない
「まだかなー？」
おどけた口調で紅 美鈴
フランと一緒に小首をかしげ
幼女の退屈まぎらわす
「まだかなー？」
「まだかなー？」
「まだかなー？」
三人一緒に小首をかしげ
美鈴、咲夜がくすくす笑う
かわいい姉妹はますますきょとん
「おそいねー、フラン」
「おそいねー、お姉さまー」
じっとしてるの苦手な二人
するりと手から逃げ出して
保護者の周りを回り出す
ぐるぐるぐるぐる回り出す
「まだかなー♪」
「まだかなー♪」
あらたいへん
「あら大変よ美鈴」
「どうしました？ 咲夜さん」
れみりゃがぐるぐる
「ぐるぐるぐるぐる♪」
「ぐるぐるぐるぐる♪」
フランもぐるぐる
「目が回りそう」
「それは大変お任せあれです」
ぱっとフランを捕まえて
元気なフランを肩車
「きゃっきゃっ♪」
「あー、フランいいなー、いいなー」
「たかいたかーい♪」
「さくやー、さくやー」
「はいお嬢様」
よいしょとれみりゃも肩車
「きゃっきゃっ♪」
「流石ね美鈴。頼りになるわ」
「照れちゃいますよ、咲夜さん」
てれりこ美鈴、照れ屋さん
無邪気な姉妹は大喜び
「あら、いらっしゃいましたよ」
「わーい♪」「わーい♪」
そしてついに待ち人来る
赤いズボンと白い髪
その名は僕らの藤原 妹紅
彼女が待ち人？ いやちがう
妹紅が抱いてるちいさなあの子
にょっきり生えたお角が立派
ぱたぱたしっぽが揺れてるよ？
「おいすー」
「おいすー♪」「おいすー♪」
「おいすー♪」
それはちっちゃなワーハクタク
ちぢんだけーねが「おいす」と挨拶
－なぜなにヴワル－
「パチュリーさま、どうして慧音さんはちっさいんですか？」
「満月の夜には大きくなるから、新月の夜には小さくなるのよ」
「なるほど、だからハクタク寄りでちいさくなるんですね」
「ここはテストに出るから注意してね」
「でもどうして慧音さんとお嬢様たちが？」
「ちいさくなってもパワフル姉妹。遊び相手は募集中よ」
「ワーハクタクなら最適ですね」
「向こうも同じく募集中。妹紅と咲夜が相談したの」
「以上、なぜなにヴワルのコーナーでしたー♪」
－もどるよ！－
ちいさなハクタク、ちびけーね
保護者の妹紅と紅魔入り
れみりゃもフランもおおはしゃぎ
ちいさなけーねも飛び出した
「れみりゃー！ ふらーん！」
「けーねー！」「けーねー！」
「あそぼー！」「あそぼー！」「あそぼー！」
「きゃー♪」「きゃー♪」「きゃー♪」
キャー
たちまちはじまるおにごっこ
しっぽを追いかけ、れみりゃとフラン
ちいさなけーねと走り出す
「転ばないようにしなよー」
「お疲れ様です、妹紅さん」
「いつも来てくれて悪いわね」
「なんのなんのお安い御用よ」
妹紅を迎える紅魔の二人
月に一度のお遊び会
「けーねも楽しみにしてたし」
「ふふ、そうみたいね」
「お茶の用意、できてますよ」
「私もこれが楽しみだしね？」
ぱちりとウインク、おどけてみせる
お茶菓子目当ての藤原 妹紅
くすくすくすくす咲夜と美鈴
月に一度の夜のお茶会
皆が楽しい新月の夜
「ふぁ！？」
ぼてん
「あ！ けーね！」
「けーねだいじょうぶ！？」
「お？」「あら」「まぁ」
ころがるけーねかけよる姉妹
保護者の三人、近寄って
助け起こさず、見守った
「ううううう………」
「けーね！」「けーね！」
ぐぐぐぐぐ
「えい！」
「たったー！」「けーねがたったー！」
クララも立った
クララって誰さ？
「偉いわ、けーね」
「凄いよ、けーねちゃん」
ぱちぱちぱちぱち
みんなで拍手
けーねは胸張り、えへんぷい
「もこー、なかなかったぞ！」
「よしよし、えらいぞ、けーね」
「もこーとやくそくしたからな！」
「『転んでも泣かない』だもんね」
わっしわっし
「あ、けーねいいなー」「いいなー」
「つよいこけーねだ！」
「強い子けーねはおっけーね」
「おっけーね！」
ぐっ
「おっけーね！」「おっけーね！」
ぐっ ぐっ
「お嬢様もおっけーね」
ぐっ
「妹様もおっけーねですよ」
ぐっ
みんな笑顔でおっけーね
今日は新月、月のない夜
笑顔のお日様ぴかぴかみっつ
静かに見守るお月様みっつ
月に一度の、お楽しみ
おしまい
ウ
フ
フ
ほん めい り～ん
でいきなり吹いてしまった…ｗ
このノリは大好きです。でも後書きが……ｗ