話の流れは前章を参考にして下さい。
あらすじ
何やらやらかしてしまった連中の魔の手が幻想郷に伸びる!
行け、幻想郷の勇者達! その、英雄の衣装をまとって!!(なお、話の都合で作品の内容に若干以上の変更が出ることをご了承下さい)
ケース2 普通の魔法使いの場合
朝、起きてみたら、タンスの中に下げておいた私のお気に入りの服が全部メイド服になっていた。これはびっくりだ。服はタンスの中に入れておくとメイド服になる。ノーベル賞は私のものだ。
「……どうすればいいんだ」
しかし、それ以外に身につけるものがないので、とりあえずメイド服を装備。
ご丁寧に帽子の形をしたヘッドドレスまで置かれていた。っていうか、これはそもそも帽子じゃないな、ヘッドドレスだな。うん。手の込んだもの作ったもんだぜ。
「うーん……」
ひらひらと、スカートの裾を翻し、くるりと一回り。
姿見に自分の姿を映してみて、横の姿、後ろ姿、全部を映してみて。
「……あは。結構似合ってる?
ご主人様、お帰りなさいませ。なーんてな!」
あっはっは。
ちょっとしなを作って言ってみると、これまた結構はまってるじゃないか。さすが私だ。元がいいと何を身につけても似合うもんだぜ。これなら、明日にでも聖地で店員が出来るぜ。あそこで金ぼったくって、研究費を充実させるってのもいいかもしれないな。
「ご主人様、今夜の晩ご飯には、私が心を込めました。……どうか、私と一緒にお召し上がりになって下さい……」
視線は上目遣い。頬は赤く、目の潤みは目薬で演出。
すると、自分でもどきっとなるほどの美少女になった。こんな子がいたら押し倒したくなるな、間違いなく。
設定から行くと、まず、年齢は十八歳。それ以下はやばい。どれくらいやばいかっていうと、マルミソ並にやばい。何? マルミソなんていない? それは隣の下山さん? いいんだよ、気にするな。気にしたらやばいから。
んで、趣味はお菓子作り。しかも味は甘め。何でかっていうと女の子だから。自作のクッキーを手に、自室で……レースのカーテンが揺れる清潔な部屋で、恋愛小説を読みながらお茶をするんだ。
性格は純情でおしとやか、ついでに慎ましやか。私のキャラじゃないが、これは妄想だからどうでもいい。んでドジっ娘。メイド+ドジっ娘ってのは色々クリティカルだからな。掃除の最中、転んで頭から水をかぶって女の子座りで「ごめんなさい、ご主人様」。これ最強。
ああ、間違っても、「とりゃー」なんて言いつつ廊下をモップがけしてはいけない。「はわわー」は時と場合を考えて使えばいい。まぁ、TPOってやつだ。
「うふふふふふ」
…………はっ!
いかんいかん。ふと気がつけば、変な妄想垂れ流しになっていた。心なしか口調もおかしいぞ。このままじゃ、私が私でなくなる。私は、きっと三人目じゃないんだ。
「よ、よし。まぁ、これはこれでいい。とりあえず、今日のやることは……」
と、振り返って。
そこで私は気づいた。
「……ア、アリス……?」
玄関口に、私の知り合いが立っていた。こう言うところを見られたらやばい人物のトップ3に食い込む奴が。ちなみにどうでもいいが、この下着、何かきついって。食い込むって。
「ま、魔理沙が……」
「ち、ちょっと待て! 誤解するな!
こ、これは……その……た、ただのお遊びだ! 演劇だ! いやな、今度、霊夢と一緒に『ふたりはメイドキュア』ってのをやることになって……」
「め……」
「……め?」
「メイド魔理沙キタァァァァァァッ!」
「のぅわぁぁぁぁぁっ!? ち、ちょ、鼻血が! よだれが! 何か怪しい液体がぁぁぁぁっ!」
突進してくるアリス。その様は、まさにどこぞの洋館で『あー、うあー』なんて言いながら襲いかかってくる連中そのまま。怖い。不気味。不気味怖い。まさに絶対的な恐怖だ。しかし、私はこの程度では負けない! 多分っ!!
「お持ち帰りぃぃぃぃぃぃっ!」
「ぬぁぁぁぁっ! 何か、何か武器はないのかぁっ!? マグナムとは言わないからナイフでもいいからぁぁぁぁっ!」
こうなったら、いっそのこと、この前、魔法実験の果てに作ってしまった自前のマグナムを装着できる薬でも使うか!? 最強の破壊力だぜ? こと相手が女性なら! 私でもほれぼれするくらいの出来だったから取っておいた価値があったのかっ!?
「落ち着け、こらぁっ!」
「あーん、魔理沙、魔理沙、魔理沙ぁ~」
「お、おい、上海人形! ああ、蓬莱人形でもいい! この変態何とかしてくれっ!」
『……シャンハーイ』
『……ホラーイ……』
「何でお前ら目をそらすっ!?」
ええい、こんなところで理性と良心の呵責から自虐に陥るような人形造りやがってっ! とりあえず、お前らは生きていてもいいから、こいつを何とかしてくれっ!
「うふふふふ、メイド魔理沙、メイド魔理沙よ! 連れ帰ってお持ち帰りして部屋の片隅に飾りつつ、昼には目で愛で、夜には指と口で愛で! オールナイトの終日フリータイムでれっつプレイの春色桃源郷ーっ!」
その後のインタビューで、自称魔法使いのM・Kさん(ぴー歳)はこう答えました。
「かっとなってやった。あの状況を打破するためなら何でもよかった。
今は反省……してるわけないだろ」
「必殺! メイド風味マスタースパァァァァクゥゥゥゥゥっ!」
その奥義は、この前、咲夜と一緒に考えたものだ。
どんな風にメイド風味かというと、まず私の左右にメイドさんのオプションを召喚。しかる後に、そのオプションと一緒に、同時にマスタースパークを放つという必殺技だ。ちなみにオプションは最大四つまで。ぐるぐる回ったりもする。ミサイルも標準装備。ただ、難点は、2WAYショットをマスタースパークと一緒に撃てないことだな。
そしてアリスは、私の放つマスタースパークの中に嵐となって輝いていった。
「ふぅ……撃退完了」
壁に耳あり障子に目あり。これからは、周囲には気をつけるようにしよう。
「んじゃ、改めて。
せっかくだから、私も自作のメイドさんでも手に入れてみようかなぁ」
材料なら、ちょうど、今そこで黒こげで目を回しているのがいることだし。
……ああ、いいかもしれない。
私に従順になるように首輪か何かつけて……そんで……まぁ……色々。
「服はあることだし」
問題ない。
視界良好、我が道に一点の曇りなし、突き進め、己を信じて。
「霧雨邸にメイドさん、お一人様ごあんなーい」
とりあえず脱がせます。
あらすじ
何やらやらかしてしまった連中の魔の手が幻想郷に伸びる!
行け、幻想郷の勇者達! その、英雄の衣装をまとって!!(なお、話の都合で作品の内容に若干以上の変更が出ることをご了承下さい)
ケース2 普通の魔法使いの場合
朝、起きてみたら、タンスの中に下げておいた私のお気に入りの服が全部メイド服になっていた。これはびっくりだ。服はタンスの中に入れておくとメイド服になる。ノーベル賞は私のものだ。
「……どうすればいいんだ」
しかし、それ以外に身につけるものがないので、とりあえずメイド服を装備。
ご丁寧に帽子の形をしたヘッドドレスまで置かれていた。っていうか、これはそもそも帽子じゃないな、ヘッドドレスだな。うん。手の込んだもの作ったもんだぜ。
「うーん……」
ひらひらと、スカートの裾を翻し、くるりと一回り。
姿見に自分の姿を映してみて、横の姿、後ろ姿、全部を映してみて。
「……あは。結構似合ってる?
ご主人様、お帰りなさいませ。なーんてな!」
あっはっは。
ちょっとしなを作って言ってみると、これまた結構はまってるじゃないか。さすが私だ。元がいいと何を身につけても似合うもんだぜ。これなら、明日にでも聖地で店員が出来るぜ。あそこで金ぼったくって、研究費を充実させるってのもいいかもしれないな。
「ご主人様、今夜の晩ご飯には、私が心を込めました。……どうか、私と一緒にお召し上がりになって下さい……」
視線は上目遣い。頬は赤く、目の潤みは目薬で演出。
すると、自分でもどきっとなるほどの美少女になった。こんな子がいたら押し倒したくなるな、間違いなく。
設定から行くと、まず、年齢は十八歳。それ以下はやばい。どれくらいやばいかっていうと、マルミソ並にやばい。何? マルミソなんていない? それは隣の下山さん? いいんだよ、気にするな。気にしたらやばいから。
んで、趣味はお菓子作り。しかも味は甘め。何でかっていうと女の子だから。自作のクッキーを手に、自室で……レースのカーテンが揺れる清潔な部屋で、恋愛小説を読みながらお茶をするんだ。
性格は純情でおしとやか、ついでに慎ましやか。私のキャラじゃないが、これは妄想だからどうでもいい。んでドジっ娘。メイド+ドジっ娘ってのは色々クリティカルだからな。掃除の最中、転んで頭から水をかぶって女の子座りで「ごめんなさい、ご主人様」。これ最強。
ああ、間違っても、「とりゃー」なんて言いつつ廊下をモップがけしてはいけない。「はわわー」は時と場合を考えて使えばいい。まぁ、TPOってやつだ。
「うふふふふふ」
…………はっ!
いかんいかん。ふと気がつけば、変な妄想垂れ流しになっていた。心なしか口調もおかしいぞ。このままじゃ、私が私でなくなる。私は、きっと三人目じゃないんだ。
「よ、よし。まぁ、これはこれでいい。とりあえず、今日のやることは……」
と、振り返って。
そこで私は気づいた。
「……ア、アリス……?」
玄関口に、私の知り合いが立っていた。こう言うところを見られたらやばい人物のトップ3に食い込む奴が。ちなみにどうでもいいが、この下着、何かきついって。食い込むって。
「ま、魔理沙が……」
「ち、ちょっと待て! 誤解するな!
こ、これは……その……た、ただのお遊びだ! 演劇だ! いやな、今度、霊夢と一緒に『ふたりはメイドキュア』ってのをやることになって……」
「め……」
「……め?」
「メイド魔理沙キタァァァァァァッ!」
「のぅわぁぁぁぁぁっ!? ち、ちょ、鼻血が! よだれが! 何か怪しい液体がぁぁぁぁっ!」
突進してくるアリス。その様は、まさにどこぞの洋館で『あー、うあー』なんて言いながら襲いかかってくる連中そのまま。怖い。不気味。不気味怖い。まさに絶対的な恐怖だ。しかし、私はこの程度では負けない! 多分っ!!
「お持ち帰りぃぃぃぃぃぃっ!」
「ぬぁぁぁぁっ! 何か、何か武器はないのかぁっ!? マグナムとは言わないからナイフでもいいからぁぁぁぁっ!」
こうなったら、いっそのこと、この前、魔法実験の果てに作ってしまった自前のマグナムを装着できる薬でも使うか!? 最強の破壊力だぜ? こと相手が女性なら! 私でもほれぼれするくらいの出来だったから取っておいた価値があったのかっ!?
「落ち着け、こらぁっ!」
「あーん、魔理沙、魔理沙、魔理沙ぁ~」
「お、おい、上海人形! ああ、蓬莱人形でもいい! この変態何とかしてくれっ!」
『……シャンハーイ』
『……ホラーイ……』
「何でお前ら目をそらすっ!?」
ええい、こんなところで理性と良心の呵責から自虐に陥るような人形造りやがってっ! とりあえず、お前らは生きていてもいいから、こいつを何とかしてくれっ!
「うふふふふ、メイド魔理沙、メイド魔理沙よ! 連れ帰ってお持ち帰りして部屋の片隅に飾りつつ、昼には目で愛で、夜には指と口で愛で! オールナイトの終日フリータイムでれっつプレイの春色桃源郷ーっ!」
その後のインタビューで、自称魔法使いのM・Kさん(ぴー歳)はこう答えました。
「かっとなってやった。あの状況を打破するためなら何でもよかった。
今は反省……してるわけないだろ」
「必殺! メイド風味マスタースパァァァァクゥゥゥゥゥっ!」
その奥義は、この前、咲夜と一緒に考えたものだ。
どんな風にメイド風味かというと、まず私の左右にメイドさんのオプションを召喚。しかる後に、そのオプションと一緒に、同時にマスタースパークを放つという必殺技だ。ちなみにオプションは最大四つまで。ぐるぐる回ったりもする。ミサイルも標準装備。ただ、難点は、2WAYショットをマスタースパークと一緒に撃てないことだな。
そしてアリスは、私の放つマスタースパークの中に嵐となって輝いていった。
「ふぅ……撃退完了」
壁に耳あり障子に目あり。これからは、周囲には気をつけるようにしよう。
「んじゃ、改めて。
せっかくだから、私も自作のメイドさんでも手に入れてみようかなぁ」
材料なら、ちょうど、今そこで黒こげで目を回しているのがいることだし。
……ああ、いいかもしれない。
私に従順になるように首輪か何かつけて……そんで……まぁ……色々。
「服はあることだし」
問題ない。
視界良好、我が道に一点の曇りなし、突き進め、己を信じて。
「霧雨邸にメイドさん、お一人様ごあんなーい」
とりあえず脱がせます。
うわあああああああ。
|ウサギ小屋|*´∀`) ……いい。
ところで氏、萃夢想によればアリスのアンダーウェアはおそらく白タイツと思われるのですが私としては白サイハイ+ガーター+ひもぱんty だと思うのですよ。いかがでしょう?
ああそうそう、注文はアリスの笑顔でひとつ、お願いしますね。
harukaさんはもう、えろい人だとかえろくない人だとかじゃなくて、
「ネチョ」なんだと思うんだ。
ネチョい人、ではなくて、ネチョ。それそのものなんだ。
あ、この『ガトーショコラ 人形師風味』っていうの1つお願いします。飲み物は『アバ・・・いや、『上海茶』で。
ちょう もちかえり
たべたい
ノシ【鹿角「マグロじゃねえ!」】料理を作ってもらいたい。
あと恐らくこの後いろんな意味で出来上がってる筈のメイドアリスに
ノシ【不味「まーぶしゃん」】を食わせて涙目にさせたい。