「幻想郷には、足りないものがある」
暗がりの中、円卓についている吸血鬼が言った。
「そう。足りないものがあるわ」
その対面に座る亡霊が言う。どうでもいいが、円卓の上にはろうそくが燭台に一本、ともっているだけなので、何か妙にリアルである。
「ええ。足りないものがあるわね」
その斜向かいに座る薬師が続けた。そして、その視線がもう一人に向く。
「ふふふ……。この幻想郷は、常にばらばらよ。しかし、これを一つに統合しなければ、我々に明日はない」
薬師の対面に座る妖怪が、にやりと薄気味悪い笑いを浮かべる。
「どうにかなるの? いいえ、なりそうなの?」
「してみせましょう。
ねぇ? そうでしょう?」
そして、妖怪の視線は、その場にいる一人へと向く。
机の上に肘をつき、組み合わせた掌にあごを載せている人物は、メガネを光らせ、言った。
「そのための香霖堂です」
ケース1 巫女の場合
「……」
朝、起きてみると、枕元に服が置かれていた。
何で服が置かれているんだとか、そもそも、誰が置いていったんだとか、そう言う細かい問題は気にするべきじゃない。
そう。気にするべきじゃないんだ。
「さて、今日も一日、頑張ろうかなぁ」
もぞもぞと布団から起き出して、ごそごそとタンスをあさる。
ない。
一着もない。
服がないっ!?
「何でじゃーっ!」
叫びながら、目の前の桐箪笥を蹴飛ばした。ああ、これ、お母さんから『大事に扱いなさいね』って言われていた、いつだかの人の嫁入り道具らしいのに。ごめんなさい、いつだかの人。子孫は感情だけで突っ走ってしまうようです。
……しかし、そうなると。
私に残された道は一つだけ。
「……これを着ろと……」
ごくりと、喉を鳴らす。
しかし、他に身につけるものがないのだから仕方ない。どうしろっていうんだ。肌襦袢一枚で過ごせってか。
むしろ全裸か。
ああ、そりゃいいかもしれない。素っ裸で空を飛んだらさぞかし気持ちがいいだろうなぁ。色んな世界に足を伸ばせそうな気がして。
あっはっはっは。
…………………。
――と、現実を否定してみても、事実は覆らない。むにーっとほっぺたをつねってみる。痛い。
「まだ足りないのよ」
そうつぶやいて、私は家の床柱めがけてヘッドバットかましてみた。
がつんっ、という轟音。痛い。痛すぎる。
っていうか。
「ぎゃーっ! 包帯、包帯ーっ!」
少し強くぶつけすぎたみたいです……。
「ごきげんよう、霊夢」
「……ああ、レミリア」
「おはよう、霊夢」
「紫まで……。何か珍しいカップリングね。咲夜さんとか藍は?」
とりあえず服を身につけ、朝食を食べ終わってから、いつものように境内の掃除でもしようかと出て行ってみれば来客がいた。一人は永遠のロリ吸血鬼、レミリア・スカーレット。もう一人は無限のうさんくさ妖怪、八雲紫。普段なら……って、紫の場合はそうでもないけど、レミリアの場合は常に一緒にいる従者の姿が見えなかった。
「少々、野暮用でね。その程度で咲夜の手を煩わせるのはどうかと思って」
「あんた、何か悪いものでも食べた?」
私は本気でレミリアの頭を心配した。
「まあまあ、霊夢。いいじゃない。
ところで、ずいぶん妙な格好をしているのね」
「……言うなよ」
服がないんだから仕方ないじゃない。
私はそうつぶやいて、よいしょ、ととりあえず社務所の縁側に腰を下ろした。
「似合うわよ?」
「ああ……そう? でも、レミリアなら見慣れてるんじゃないの?」
私の今の格好。
それは。
「でも、霊夢のメイド姿は新鮮だわ」
その通り。
なぜか、メイドさん。
紺色のエプロンドレスが特徴的で、頭にはヘッドドレスを装備する、あのメイドさん。決してスカートの下からナイフが飛び出てくるようなメイドさんではない。っていうか、それはメイドじゃなくてどこかの特殊部隊部隊員じゃないかというツッコミが来るのが至極妥当であろうが、あいにく、私の知り合いには、それにプラスして「世界よ! 時よ、止まれ!」という技を使いこなすメイドさんまでいるので、あえて何も言うまい。
「似合っているわよ。うまい具合にアレンジが加えられているじゃない」
いつも私が装着している巫女服と、このメイド服と。そうデザインが違うわけでもない。しかし、妙にスカート丈が短かったり、体にフィットするデザインになっていたりと、見る人が見れば扇情的。っつか下着までなくなっていたので、枕元に置かれていたガーターベルトを装着しているのだが、どうにも足下がすーすーしていかん。
というか、このメイド服の内側に胸パッド仕込んだのどこのどいつだ。
「うふふ……そう、新鮮なのよ……」
「……レミリア?」
「ああ……いいわ、そそるわ……。ストイックな巫女服から、従順な従者へと化けた霊夢……。その気高い、孤高な横顔が、わたしの前では赤く染まって『お帰りなさい、ご主人様。ご飯の用意、お風呂の用意、ベッドの用意……ああっ、私にはまだそのような……』な展開が……!」
「れ、レミリア?」
やばい何かまずい危険だ防衛用のシャッターが残り一枚だ誰か陽電子砲持ってこい陽電子砲。
「レミリア。しっかりなさい」
「……はっ?
あ、ああ、ごめんなさいね。わたしともあろうものが」
ほほほほ、と笑うのだけど、その真っ赤に染まった頬と潤んだ瞳でこっち見んな。
「全く。何トリップしているの。威厳が台無しよ」
「う、うるさいわね。ほっといてよ」
「本当にもう」
紫は肩をすくめると、
「鑑賞のち、手込めにする時は二人で山分けという話でしょう」
おら待ててめえら。
「ああ、そうだったわね。紫は下半身でいいんだっけ?」
「あなたも下半身でしょう。お尻は私が最初にいただくわ」
「ああ、それもそうね。純潔の象徴だものね」
だから待ててめえら。何だその目は。何でこっちを見てるんだ。色が春色だぞ。あ、リリーが上で「春ですよー」ってやってる。帰れ帰れ。あ、ブラックが出てきた。「あんた、何あおってるのよ!」「えー? だって、ブラックちゃん、春ですよ?」「あれは確かに春だけど、あたし達の伝える春じゃないでしょ。ほらこっち来なさい」「は~るぅ~でぇ~すぅ~よぉ~!」「やかましい!」がん! あんたら漫才コンビか。
っていうか、この状況を見てそそくさと逃げるな。顔が赤いぞ、ブラック。
「やっぱりね、霊夢」
「は、はい?」
「メイド服ってさ、神秘だと思わない?」
「な、何をいきなり……」
「そう。メイドさんは清廉潔白、清純の象徴なのよ。ご主人様のために絶対の忠誠を誓い、それ以外の全てに対して純粋を貫く彼女たちは、まさに幻想郷のシンボルと言ってもいいと思うのってえろい人が言ってた」
「あんたの意見じゃないのかよっていうかえろい人って誰だ」
何か心当たりがあるようでないような気もするが。
あえて言及はしまい。
「そのメイドさんを押し倒して、重ねられた、花園を遮るヴェールを一枚一枚はがしていって、最後に辿り着く、これぞ桃源郷というシチュエーション。何かとっても美しいわ」
はぁ~、とイっちゃった目をしてつぶやく紫。
だから、その考え方が何かおかしいってまず気づけこのバカ。
「花の色は桃色なの」
「それがね、とっても甘くて美味しい蜜をたたえて……」
「ああ……」
「さ・い・こ・う」
お前らの場合は『最高』っていうよりむしろ『サイコ』だ。ムッハァーとかやってろ、とりあえず草葉の陰で。
二人がトリップしている間に、そっと、逃げようと立ち上がる。
駄菓子菓子。
「逃がさないわ!」
「そうよ! わたしの悲願達成よ! 霊夢を我が紅魔館の花園メイド隊に入隊っ!」
「しかる後、メイド式の完成よ!」
「あんたら、神聖な境内で何するつもりよぉぉぉぉぉっ!」
『痛くても気持ちいいこと』
「声そろえんなぁっ!」
目が獣だった。
槍も持ってないのに獣にトランスフォーム出来るこいつらは、ある意味、最強だな。うん。あれだ、とりあえず、くしを持ってこよう。髪の毛といわず、全身を削れば元に戻るかもしれない。
「霊夢ぅぅぅぅぅっ! 私と一緒に、べっど・いん・しつらくえぇぇぇぇぇんっ!」
「その後にお風呂でセカンドインパクトしましょぉぉぉぉぉぉっ!」
「消し飛べ煩悩の塊どもぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
人の形から漏れたもの。それはすなわち、生存を糧とするが故に人と対立する。
ってどこかの偉い人が言ってました。
N2だ! N2持ってこい、そこの天狗の新聞記者!
「イエス・マム!」
暗がりの中、円卓についている吸血鬼が言った。
「そう。足りないものがあるわ」
その対面に座る亡霊が言う。どうでもいいが、円卓の上にはろうそくが燭台に一本、ともっているだけなので、何か妙にリアルである。
「ええ。足りないものがあるわね」
その斜向かいに座る薬師が続けた。そして、その視線がもう一人に向く。
「ふふふ……。この幻想郷は、常にばらばらよ。しかし、これを一つに統合しなければ、我々に明日はない」
薬師の対面に座る妖怪が、にやりと薄気味悪い笑いを浮かべる。
「どうにかなるの? いいえ、なりそうなの?」
「してみせましょう。
ねぇ? そうでしょう?」
そして、妖怪の視線は、その場にいる一人へと向く。
机の上に肘をつき、組み合わせた掌にあごを載せている人物は、メガネを光らせ、言った。
「そのための香霖堂です」
ケース1 巫女の場合
「……」
朝、起きてみると、枕元に服が置かれていた。
何で服が置かれているんだとか、そもそも、誰が置いていったんだとか、そう言う細かい問題は気にするべきじゃない。
そう。気にするべきじゃないんだ。
「さて、今日も一日、頑張ろうかなぁ」
もぞもぞと布団から起き出して、ごそごそとタンスをあさる。
ない。
一着もない。
服がないっ!?
「何でじゃーっ!」
叫びながら、目の前の桐箪笥を蹴飛ばした。ああ、これ、お母さんから『大事に扱いなさいね』って言われていた、いつだかの人の嫁入り道具らしいのに。ごめんなさい、いつだかの人。子孫は感情だけで突っ走ってしまうようです。
……しかし、そうなると。
私に残された道は一つだけ。
「……これを着ろと……」
ごくりと、喉を鳴らす。
しかし、他に身につけるものがないのだから仕方ない。どうしろっていうんだ。肌襦袢一枚で過ごせってか。
むしろ全裸か。
ああ、そりゃいいかもしれない。素っ裸で空を飛んだらさぞかし気持ちがいいだろうなぁ。色んな世界に足を伸ばせそうな気がして。
あっはっはっは。
…………………。
――と、現実を否定してみても、事実は覆らない。むにーっとほっぺたをつねってみる。痛い。
「まだ足りないのよ」
そうつぶやいて、私は家の床柱めがけてヘッドバットかましてみた。
がつんっ、という轟音。痛い。痛すぎる。
っていうか。
「ぎゃーっ! 包帯、包帯ーっ!」
少し強くぶつけすぎたみたいです……。
「ごきげんよう、霊夢」
「……ああ、レミリア」
「おはよう、霊夢」
「紫まで……。何か珍しいカップリングね。咲夜さんとか藍は?」
とりあえず服を身につけ、朝食を食べ終わってから、いつものように境内の掃除でもしようかと出て行ってみれば来客がいた。一人は永遠のロリ吸血鬼、レミリア・スカーレット。もう一人は無限のうさんくさ妖怪、八雲紫。普段なら……って、紫の場合はそうでもないけど、レミリアの場合は常に一緒にいる従者の姿が見えなかった。
「少々、野暮用でね。その程度で咲夜の手を煩わせるのはどうかと思って」
「あんた、何か悪いものでも食べた?」
私は本気でレミリアの頭を心配した。
「まあまあ、霊夢。いいじゃない。
ところで、ずいぶん妙な格好をしているのね」
「……言うなよ」
服がないんだから仕方ないじゃない。
私はそうつぶやいて、よいしょ、ととりあえず社務所の縁側に腰を下ろした。
「似合うわよ?」
「ああ……そう? でも、レミリアなら見慣れてるんじゃないの?」
私の今の格好。
それは。
「でも、霊夢のメイド姿は新鮮だわ」
その通り。
なぜか、メイドさん。
紺色のエプロンドレスが特徴的で、頭にはヘッドドレスを装備する、あのメイドさん。決してスカートの下からナイフが飛び出てくるようなメイドさんではない。っていうか、それはメイドじゃなくてどこかの特殊部隊部隊員じゃないかというツッコミが来るのが至極妥当であろうが、あいにく、私の知り合いには、それにプラスして「世界よ! 時よ、止まれ!」という技を使いこなすメイドさんまでいるので、あえて何も言うまい。
「似合っているわよ。うまい具合にアレンジが加えられているじゃない」
いつも私が装着している巫女服と、このメイド服と。そうデザインが違うわけでもない。しかし、妙にスカート丈が短かったり、体にフィットするデザインになっていたりと、見る人が見れば扇情的。っつか下着までなくなっていたので、枕元に置かれていたガーターベルトを装着しているのだが、どうにも足下がすーすーしていかん。
というか、このメイド服の内側に胸パッド仕込んだのどこのどいつだ。
「うふふ……そう、新鮮なのよ……」
「……レミリア?」
「ああ……いいわ、そそるわ……。ストイックな巫女服から、従順な従者へと化けた霊夢……。その気高い、孤高な横顔が、わたしの前では赤く染まって『お帰りなさい、ご主人様。ご飯の用意、お風呂の用意、ベッドの用意……ああっ、私にはまだそのような……』な展開が……!」
「れ、レミリア?」
やばい何かまずい危険だ防衛用のシャッターが残り一枚だ誰か陽電子砲持ってこい陽電子砲。
「レミリア。しっかりなさい」
「……はっ?
あ、ああ、ごめんなさいね。わたしともあろうものが」
ほほほほ、と笑うのだけど、その真っ赤に染まった頬と潤んだ瞳でこっち見んな。
「全く。何トリップしているの。威厳が台無しよ」
「う、うるさいわね。ほっといてよ」
「本当にもう」
紫は肩をすくめると、
「鑑賞のち、手込めにする時は二人で山分けという話でしょう」
おら待ててめえら。
「ああ、そうだったわね。紫は下半身でいいんだっけ?」
「あなたも下半身でしょう。お尻は私が最初にいただくわ」
「ああ、それもそうね。純潔の象徴だものね」
だから待ててめえら。何だその目は。何でこっちを見てるんだ。色が春色だぞ。あ、リリーが上で「春ですよー」ってやってる。帰れ帰れ。あ、ブラックが出てきた。「あんた、何あおってるのよ!」「えー? だって、ブラックちゃん、春ですよ?」「あれは確かに春だけど、あたし達の伝える春じゃないでしょ。ほらこっち来なさい」「は~るぅ~でぇ~すぅ~よぉ~!」「やかましい!」がん! あんたら漫才コンビか。
っていうか、この状況を見てそそくさと逃げるな。顔が赤いぞ、ブラック。
「やっぱりね、霊夢」
「は、はい?」
「メイド服ってさ、神秘だと思わない?」
「な、何をいきなり……」
「そう。メイドさんは清廉潔白、清純の象徴なのよ。ご主人様のために絶対の忠誠を誓い、それ以外の全てに対して純粋を貫く彼女たちは、まさに幻想郷のシンボルと言ってもいいと思うのってえろい人が言ってた」
「あんたの意見じゃないのかよっていうかえろい人って誰だ」
何か心当たりがあるようでないような気もするが。
あえて言及はしまい。
「そのメイドさんを押し倒して、重ねられた、花園を遮るヴェールを一枚一枚はがしていって、最後に辿り着く、これぞ桃源郷というシチュエーション。何かとっても美しいわ」
はぁ~、とイっちゃった目をしてつぶやく紫。
だから、その考え方が何かおかしいってまず気づけこのバカ。
「花の色は桃色なの」
「それがね、とっても甘くて美味しい蜜をたたえて……」
「ああ……」
「さ・い・こ・う」
お前らの場合は『最高』っていうよりむしろ『サイコ』だ。ムッハァーとかやってろ、とりあえず草葉の陰で。
二人がトリップしている間に、そっと、逃げようと立ち上がる。
駄菓子菓子。
「逃がさないわ!」
「そうよ! わたしの悲願達成よ! 霊夢を我が紅魔館の花園メイド隊に入隊っ!」
「しかる後、メイド式の完成よ!」
「あんたら、神聖な境内で何するつもりよぉぉぉぉぉっ!」
『痛くても気持ちいいこと』
「声そろえんなぁっ!」
目が獣だった。
槍も持ってないのに獣にトランスフォーム出来るこいつらは、ある意味、最強だな。うん。あれだ、とりあえず、くしを持ってこよう。髪の毛といわず、全身を削れば元に戻るかもしれない。
「霊夢ぅぅぅぅぅっ! 私と一緒に、べっど・いん・しつらくえぇぇぇぇぇんっ!」
「その後にお風呂でセカンドインパクトしましょぉぉぉぉぉぉっ!」
「消し飛べ煩悩の塊どもぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
人の形から漏れたもの。それはすなわち、生存を糧とするが故に人と対立する。
ってどこかの偉い人が言ってました。
N2だ! N2持ってこい、そこの天狗の新聞記者!
「イエス・マム!」
写真撮影
めでる
さわる
→とりあえず、お茶を一杯もらおうか
然る後にメイド式にする。
断じて否!
欲するはただ一言。
ありふれた「ご主人様」ではなく・・・・
『旦那様』だっ!!
○○○=割烹着or家政婦推奨派。
心に忠誠、そして愛情と温情を以邸を切り盛りし、支え、主人に尽くせばこそメイドさん。
そして、主人とともに存在することに意義を見出してこそなのです。
まあ痛い語りはとりあえずあっちに放り投げてですね。
霊夢にエプロンドレス着せるならやはり腋があいてないとまずいと思うんですよ私は。そしてサイハイガーターならはいてないよりはいてるほうがいいと。
とりあえずお茶を一杯もらおうか。
「自分で淹れなさいよ」と冷たく返されるのも、それはそれで
めでる
さわる
とりあえず、お茶を一杯もらおうか
パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ(以下略&AA略