包丁がまな板を叩く音が響く。冬至はとっくに過ぎたとは言え、まだ春よりは冬に近いこともあり台所は薄暗い。
もっとも手元を見るには十分な明るさはあるから、さほど問題とはならないが。
「おい霊夢、肉はまだか、そろそろ待ちくたびれてきたんだが」
背後から光とともに無邪気な声が漏れてくる。
「そう思うのなら、あんたも手伝いなさいよ」
それに対する返答は随分と邪険なものだったが。
「私は客人だぜ?」
「なら、食事代を払いなさいよ。そこに集金箱が置いてあるでしょ」
「私にはそんなもの何処にも見えないんだが」
「じゃあ体で払ってもらおうかしら」
「ま、待て、切っ先をこっちに向けるな。たぶん意味が違う」
台所と対照的な明るさの居間から見ると、顔と包丁を握った手だけが浮いている様に見える。
もう少し目つきが悪かったら、十分に怪談として通用するような光景だった。
「まったく、ほら出来たわよ」
台所から何種類かの刻んだ野菜とそれらとほぼ等量の肉、それにいくつかの調味料を乗せたまな板をもって
紅白の少女が台所から這い出してくる。ちなみに包丁はしまっている。
それを合図に先ほどから文句を言っていた黒白の少女が机の上の八卦炉に手を回す。
「それにしても、霊夢がすき焼きとは珍しいな何かあったのか?」
「ちょっと仕事をしてきただけよ。…滅多に食べられない肉なんだし、文句があるんなら野菜だけ食べたら良いでしょ」
「しかし、巫女が自ら生き物を捌くってのはどうなんだろうな」
「尼さんならともかく、巫女が生き物を殺してはいけない、なんていう掟はないわ。
私がやらなくても誰かがやってたことよ。妖怪が人を襲うのと同じ」
「まあいいか、それより肉をよこせ」
「わかったわよ。そんなに急がなくても腐ったりしないって」
「腐らなくても食べごろは刻一刻と過ぎ去ろうとしているんだ。美味しくいただくのが供養ってもんだ」
「あんたがいつもそんなこと考えているとは思えないけどね」
「いつも考えなきゃならないほど耄碌しちゃいないぜ」
「まあいいけどね。それじゃ」
『いただきます』
もっとも手元を見るには十分な明るさはあるから、さほど問題とはならないが。
「おい霊夢、肉はまだか、そろそろ待ちくたびれてきたんだが」
背後から光とともに無邪気な声が漏れてくる。
「そう思うのなら、あんたも手伝いなさいよ」
それに対する返答は随分と邪険なものだったが。
「私は客人だぜ?」
「なら、食事代を払いなさいよ。そこに集金箱が置いてあるでしょ」
「私にはそんなもの何処にも見えないんだが」
「じゃあ体で払ってもらおうかしら」
「ま、待て、切っ先をこっちに向けるな。たぶん意味が違う」
台所と対照的な明るさの居間から見ると、顔と包丁を握った手だけが浮いている様に見える。
もう少し目つきが悪かったら、十分に怪談として通用するような光景だった。
「まったく、ほら出来たわよ」
台所から何種類かの刻んだ野菜とそれらとほぼ等量の肉、それにいくつかの調味料を乗せたまな板をもって
紅白の少女が台所から這い出してくる。ちなみに包丁はしまっている。
それを合図に先ほどから文句を言っていた黒白の少女が机の上の八卦炉に手を回す。
「それにしても、霊夢がすき焼きとは珍しいな何かあったのか?」
「ちょっと仕事をしてきただけよ。…滅多に食べられない肉なんだし、文句があるんなら野菜だけ食べたら良いでしょ」
「しかし、巫女が自ら生き物を捌くってのはどうなんだろうな」
「尼さんならともかく、巫女が生き物を殺してはいけない、なんていう掟はないわ。
私がやらなくても誰かがやってたことよ。妖怪が人を襲うのと同じ」
「まあいいか、それより肉をよこせ」
「わかったわよ。そんなに急がなくても腐ったりしないって」
「腐らなくても食べごろは刻一刻と過ぎ去ろうとしているんだ。美味しくいただくのが供養ってもんだ」
「あんたがいつもそんなこと考えているとは思えないけどね」
「いつも考えなきゃならないほど耄碌しちゃいないぜ」
「まあいいけどね。それじゃ」
『いただきます』
9999のダメージ
みすちーは ちからつきた
れいむたちは たたかいにかった
みすちーのにくがおちている
たべますか?
せきひんみこは きちくみこに へんかした!
つ【食神ブフーの包丁】
これで妖怪を倒したり、妖怪に向けて振るったりすると肉になりますよwww