片腹痛いのはイカばかりかと。

しかたがないからまーわった
ゆゆこのまわりをまーわった　
あはは　あはは　あーはっは


「妖夢、いい加減にして、馬鹿にするのもやめて。そんな事で私が参るとでも思ってるの！
　片腹痛いわ！　痛いのよ！　その通りよ！　参るわよ！　イタタタタ　脇腹いたぁぁぁぁあ！」


そうわ言われてもゆゆこ様
食べ過ぎて尚　揺るがない　貴女のくろがね胃袋を　
壊す術など私は知らず　治す術など天にも知れず　

駄から見守るしかないのですー？

「ちょっと何その　最後のは！　やる気は無いの？　殺る気たっぷり？　シテヤッタリって顔しないでよ！
　両手叩いて笑わないでよ！　そんなにおかしく無いわよ！　何自分で言って、自分でウケているのよ！
　でも残念　ゆゆこ残念　死なないのでした！　妖夢がどれだけ残虐非道の　悪逆幼児　クルクル回って
　オカッパは世界の宝だなんて叫んでみても　私は死なない　だって　もう　死んでいるものー？
　ぷぷぷ　あはは　おかしいっ　うはーーー　う　うは　いた　いたたた　腹痛ぁ！
　って　
　冷めた目でやれやれって目でかわいそうな物見る目でおばあちゃんがめがね無しで新聞読む目で私を見てる！
　痛い！　むしろ私全体が痛い！　イタタ　イタタ　居た堪れないわよ！　主に脇腹が居たいのよ
　平安の地に安らかに　安寧を得て居たいのよ　私の熱い眼差しで　妖夢の眠っちゃった優しい心を射たいのよ！
　どうよ！　何か言ってみなさいよ！　従者でしょう！　ゆゆこ最高でしょう！？」


銀髪オカッパは世界の宝です


「そこ繰り返さなくて、良いから！　さりげに銀髪　自慢しないでよ！　むしろ貴女は　白髪じゃないの？
　あ、ごめん。うん。　ぶっちゃけおかっぱうぷぷのぷ　なんてこの前言った事　謝らさせて頂きます
　誠心誠意謝罪します　バツでも責任でも取ります　甘んじてレモン酸っぱいます　なんなら私の
　頭のカリスマ　ぐるぐるゆのじを　二つも重ねた　これ、あなたにアゲチャイマス！
　受け取って　私の愛情受け取って　背に腹ばかりは変えられぬ　痛んだ脇腹も変えられる？　」


そうわ言われてもゆゆこ様
貴女を助ける　私の姿態　思い浮かべてはみますケド　浮かぶは死体　主に私の
この現実は如何許りかと　貴女にいじめ　抜かれた思い出　夜に思はず　抜かれたこの剣（けん）
あなたを刺したら　如何許りかと　如何許りかと　想至らしめ　
昨夜は裂く夜でありました　せっせと烏賊を裂いたのでした　貴女が食みたい仰った
スルメ咥えて食み食み肢体　無防備天然呆け極まりないゆゆこの肢体　だから私は頑張った
紫様には海へと連れられ　マンボウあたりを切っちゃいました　中にたくさん烏賊がいました
それを素手で拾い集め　両手に抱えて帰った私　口を開いて待ってた貴女　
投げ入れてみたら育つのでしょうか　雛鳥よろしく育つのでしょうか　主に貴女の魂の時が
重荷貴女の節操の無さが　麗しき聖女（ひと）へと進むのでしょうか
裂いた烏賊を死ぬほど食べた　まだスルメになってないって私が言っても　待ちきれなくてすくすく食べた　
それでお腹が痛いのですか？　主に脇腹遺体のですか？　
片腹痛いのは私だぁ！！

受け取りましょうゆゆこ様　あなたの愛情受け取って　あなたの脇腹変えましょう
この剣（つるぎ）にて刺し替えたならば　ゆゆこの片腹活け作りたる　中身はきっと烏賊ばかりかと


「妖夢　妖夢　謝るわかかし　あなたの思いを踏み鯵ってまで　何か食べ鯛訳では無いの
　金輪際　今鯡さざえ　貴女に迷惑は壷鯛！　鰈に変って虹鱒わ！　蛸ら今日だけはたキスて！」

サヨリですかゆゆこ様

「ええ、妖夢、サヨリも大変おい椎茸」

次はきのこの食べすぎで　胸が痛くなれば良いと想う
かかしは魚じゃないと想う
しゃぐまあみがさたけって言い難いと想う

「そんな得体が知れない　きのこの名前　私が知るわけも無いじゃない　勢いだけでボケるなと
　何度言ったら分かるの！　でもそのフランス　料理に使う　湯で溢すと無毒化できる
　きのこは素敵無敵にゆゆ的♪　次にはそれを　所望していい？」

貴女がそんな人だから　いつ言われても良いように　私はあらゆる知識を得たわ
でもゆゆこ　それも今日までこの瞬間　片腹痛い貴女と私　分かり合えるには　足りなくなった。
私の苦労　貴女への愛　少しばかりも理解されない

「なら妖夢　私に出来る事ならば　何だっていたしましょう　あなたの気持ちを知るためならば　
　私の片腹治すためなら　それで　世の理が　天が　妖夢が　私を助けてくれるなら！」

じゃ、　しゃぐまあみがさたけ　って１０回言ってください。　早口言葉、よーいどん。

「しゃぐまあみがわわわしゃぐわがまさたけしゃぐ？　まあみがさたけしゃぐまあわがわがわわわあわわあわわわ
　わわわいたい　いたい　お腹が痛い　それ以前に心も痛い　片腹痛いのよぅ　妖夢ぅ……」

一回もいえてないじゃん、このしゃぐまあみがさたけしゃぐまあみがさたけしゃぐまあみがさたけしゃぐまあみがさたけ
しゃぐまあみがさたけしゃぐまあみがさたけしゃぐまあみがさたけしゃぐまあみがさたけしゃぐまあみがさたけ
しゃぐまあみがさたけ！！！


ふぅ（言得た！）。

しかたがないからまーわった
ゆゆこのまわりをまーわった　
あはは　あはは　あーはっは

「しくしく、ひどいわよようむ」

だってほかにはなにもできない
なにかするきも、う、せ、た♪

あはは　あはは　あーはっは

きっと一時間もあればすっきりしゃっきりするんでしょうね。
僕はただの駄洒落さんになりたい。お粗末。
（読者様には大変ありがたく思っています、読了感謝）
よく考えたら違う気がしたので少し訂正。