こんにちは。
わたしの名前はマエリベリー・ハーン。
お友達からはメリーって呼ばれてるわ。
それじゃみんな声をあわせて呼んで頂戴。
観客「「 メリーー!! 」」
ありがとう。とっても大きな声ね。
元気がいいのはいいことだわ。
だけど私を呼び捨てにするのはいただけないわね。
さあ、その点に気をつけてもう一度呼んで頂戴。
観客「「 メリーさまーー!! 」」
よろしい。それでは秘封倶楽部を始めます。
第1章 【秘封倶楽部は死の香り】
ねえ、メリー。
なあに、蓮子。
なんで今日のメリーは右腕で筍を抱えてるの?
今朝メリーにおはようとあいさつしたときからすでに5時間が経過しているから、もうすでにメリーが筍を抱えている状況に目がなれてしまって、なんの違和感も感じなくなってしまっているから私としてはどうでもいいのだけれど、もしかしたらメリーが朝からずーと私のつっこみを待っているのかなという疑問がわいてきたから質問してみました。
そう。ありがとう蓮子。あなたの私を気遣う気持ちはとてもうれしいわ。
こういうときはいつも私と蓮子をめぐりあわせてくれた運命の神様に対する感謝の気持ちで胸があふれるわ。
ありがとう。そういってもらえると私もうれしい。
いえいえ。どういたしまして。
それでその筍はなんなの?
うふふ。実はこれはね……
ジャジャーン!(効果音)
第2章 【秘封倶楽部は終わらない】
実はこれは筍ではなくて、巨大なとんがりコーンなの。
なーんだ。そうだったの。
うん。そうだったの。
アハハハ。
アハハハ。
最近とんがりコーン食ってねぇなぁ。