「」・・・早苗 『』・・・にとり <>・・・雛
「何でまたこんな時期に茸なんてモノを食べたいって言うのかなぁ~・・・。」
今は立春も随分前に過ぎ、三月に入っていた。雪も溶け始め、リリー・ホワイトが通った後に吹く風、春一番とも言う、が妖怪の山に吹く数日前のこと。
早苗は山を下りながらつぶやいていた。
原因は神奈子の「鍋にはやっぱり、茸が入ってなきゃね~。」と言う一言だった。そこに、諏訪子も同調して囃し立てているうちに、早苗が茸を取りに行くことになった。
「神様だから何にもやらないんじゃなくて、少しは家事をやってもらいたいものです。」
雪が山道のあちらこちらにまだ残っていたので、茸を持っている魔理沙の家に向かっていた。
「そういえば最近、八坂様も洩矢様も**って来た様な気が・・・。」
そんなことを思いながら山の中腹の大蝦蟇のに差し掛かった時、ある二人の声が聞こえた。
「あっ、にとりさん、雛さん。こんにちは~。」
『おっ、早苗~。やっほ~。』
<あら、早苗。こんにちは。>
「盛り上がっていましたけれど、何について話していたんですか?」
『ああ、この前地底に行ったときの話さ~。』
<あの二人の神様が、どこかの地獄烏に太陽の化身、八咫烏の能力を付与したんだって?凄いねぇ~、神様ってのは>
いや、貴方も八百万の神でしょうが・・・。言わない方がいいだろうな・・・。
「そ、そうですか。八坂様と洩矢様には困ったものです。核融合エネルギーを取り出そうとするなんて・・・。」
『そうそう、勝手に【河童】のエネルギー産業革命とか言っちゃってくれてさあ。何様ってかんじだよ。あ、この事は言わないでね。』
「さてどうしましょうかね~。信仰心が無い人は罰が当たっても仕方ないですよね~。」
まぁ、人ではないんだけれどね・・・。言わない方がいいだろうな・・・。
などと、世間話(と言えるのかは、置いといて欲しい。)などをしているうちに、にとりが、そういえば、と話を変えてきた。
『早苗は外の世界にいたんだよね?』
「はい、そうですけれど・・・。何かあったんですか?」
『今も、何か外の世界のモノを持っているのかなぁ~って思ってさ。』
「申し訳ないんですが、必要最低限の物しか持ってきてないもので・・・。」
『そ、そうかい・・・。』
「あっ、あの。携帯ぐらいならありますよ?私が外にいた当時で1世代前の型ですけれど。電池が切れちゃって使い物にならなくて・・・。そもそも、こちらでは使えないんですけれどね。」
『本当かいっ!じゃあ、後でもらいに行くさっ!』
「あっ、でも・・・。それは大事なものなので・・・。その・・・。」
見る見るうちに早苗の顔に、特に頬の辺りに、赤みがかかってくる。
<おやっ?巫女ともあろうものが、恋愛でもしていたのかい?>
「本来は駄目なんですけれど・・・。」
『おおっ!自称:いつも清くて正しい、あや~!いいネタがあるよ~!』
「わー!!ちょっと、にとりさん!」
全力で追いかけまわること、10分後・・・
「『ゼーハー、ゼーハー・・・。』」
<貴方達は⑨なの・・・>
「じゃ、じゃあ・・・ゼー・・・逆に・・・ハー・・・聞きますけれど、にとりさん・・・。貴方は恋愛とかなかったですか?」
『!!』
「あったんですねwww射命まr」
『ちょっとー!早苗ー!』
全力で追いかけまわること30秒・・・
「『ゼーハー・・・、ゼーハー・・・。』」
<自分の体力ぐらい分かっておきなさいよ・・・>
「そんなことを言っている・・・ゼー・・・雛さん・・・・ハー・・・。」
<何だい?>
「雛さんにはそんな事なかったですか?」
『ちょっと!早苗!それは・・・』
「なんですか、にとりさん?ここまで来たら聞きたいと思いませんか?」
『違うの!そう意味じゃなくて・・・。』
<良いのよ、にとり。>
『でも、雛・・・。』
<いづれか知ることなんだから自分の口からいったほうがいいでしょ?>
『雛がそういうなら・・・。』
<早苗、今から話すけれど、辛くなったらちゃんと言いなさいよ?>
「は、はい・・・。」
このとき早苗は何故か分からないが最後まで聞かなければいけないような気がした・・・。
<あれは、私が神になる前の話だったわ・・・。>
この池に、幼馴染の男の子と雛がよく釣りに来ていた。大漁祈願のつもりに、釣りをする前もあともちゃんと祠にお供えをしていた。
二人はとても笑って楽しく毎日を過ごしていた。幾ばかりか年月を重ねたある日のこと。
彼が雛に求婚してきた。勿論、彼を好きだった雛は受け入れた。
次の日、池で雛は彼を待っていた。
しかし、彼はいつもの時間に来なかった。
昼が過ぎ、日が落ちてきたので家に帰った。
風邪でもひいたのだろうか、と思い特に気も留めなかった。
その翌日も同じような内容だった。
不安に駆られ帰りに彼の家によってみると、彼の姿だけがなかった。
家族に聞いても、雛のことは知っていて彼のことはさっぱりだった。
昼夜を問わず、幻想郷中を探し回った。
しかし彼は何処にもいなかった。
【存在しない人間を探し回っている者がいる】と言う噂が流れ始め、家族にも迷惑を掛けたくないようにと思い村を去った。
そして、彼のことを忘れないように思い出の場所に住むことにした。
「そこって・・・。」
<そうよ、ここよ>
「あの・・・、その・・・、すみませんでした・・・。」
<いいのよ、早苗。過ぎたことを悔やんでも意味が無いのよ。過去は変えられない。でも、未来は変えられるのよ。>
「でも、どうやって神様になったんですか?」
<このほとりに住み始めて少し経った時に、帽子を被って、何か文字が書いてある、車輪のついた変なかばんを持った人が来たのよ。>
『あっ!そのひと私も見た!何か、≪天魔殿に会いに行くにはどうしたらいいですか?≫なんて事を聞いてきたよ!』
「私もその人見ました。八坂様と洩矢様とお酒を酌み交わしていました。」
<大天狗様や八坂様、洩矢様に直接会えるなんて、凄い人だね~。>
「その人が帰った後、片付けようとして客間に行ったら、お二方とも酔いつぶれていたので、吃驚していました。にとりさんや文さんと良い勝負になるでしょうね~。」
『いや、早苗・・・。あのお二人が勝てないなら、私たちじゃ歯が立たないよ・・・。敵うのは鬼ぐらいじゃない・・・。』
<確かにそれぐらいの人なら、鬼しか敵わないだろうね・・・。>
「あれっ?そういえば雛さん。彼の名前はなんと言うんですか?」
<ん?彼の名前かい?>
『そういえば、私も聞いた事なかった~。何ていうの?』
<澄江堂主人。>
「はいっ!?」
『何々、早苗知ってるの?』
「知ってるも何もその人、外の世界にいましたよ!?」
<やっぱり外世界にいたのかい。>
「やっぱり、ってどういうことですか?」
<さっき話していた帽子を被った人がいたろ。あの人が本を置いていってくれたのよ。>
『その本がどうかしたの?』
<題名が≪雛≫というのだったわ。その中に写真が入ってたの。その中に、私の彼いたわ。私の名前もそこから取ったんだけれどね。>
『良かったじゃない、雛!彼は外にいるんでしょ、早苗?』
「あっ、いえその・・・。」
『違うの?』
「・・・。」
<にとり、それぐらいにしときなさい。彼の最後は知っているから。>
「『えっ?』」
<ねぇ、にとり。今度橋の上から胡瓜を投げてもいいかしら?>
『別に構わないけれど・・・。』
<ふふっ、ありがとう・・・。>
そのとき、雛の顔に線が一筋できた。落ちたものは池の中に落ちていった。
春の陽気はすぐそこまで来ている、ある日の午後の話。
『それより早苗。』
「はいっ?」
『上から下りてきたって事は、何か用事があったんじゃないの?』
「あ~~~~~~~~~!!!」
そのころ、守矢神社では・・・・
{なぁ、諏訪子・・・。}
〔なんだい、神奈子・・・。〕
{早苗はいつになったら帰ってくるんだろうね・・・。}
ぐぅうう~~~~~~~~~。
二人とも、お膳に突っ伏してお腹を空かしていた・・・。
「何でまたこんな時期に茸なんてモノを食べたいって言うのかなぁ~・・・。」
今は立春も随分前に過ぎ、三月に入っていた。雪も溶け始め、リリー・ホワイトが通った後に吹く風、春一番とも言う、が妖怪の山に吹く数日前のこと。
早苗は山を下りながらつぶやいていた。
原因は神奈子の「鍋にはやっぱり、茸が入ってなきゃね~。」と言う一言だった。そこに、諏訪子も同調して囃し立てているうちに、早苗が茸を取りに行くことになった。
「神様だから何にもやらないんじゃなくて、少しは家事をやってもらいたいものです。」
雪が山道のあちらこちらにまだ残っていたので、茸を持っている魔理沙の家に向かっていた。
「そういえば最近、八坂様も洩矢様も**って来た様な気が・・・。」
そんなことを思いながら山の中腹の大蝦蟇のに差し掛かった時、ある二人の声が聞こえた。
「あっ、にとりさん、雛さん。こんにちは~。」
『おっ、早苗~。やっほ~。』
<あら、早苗。こんにちは。>
「盛り上がっていましたけれど、何について話していたんですか?」
『ああ、この前地底に行ったときの話さ~。』
<あの二人の神様が、どこかの地獄烏に太陽の化身、八咫烏の能力を付与したんだって?凄いねぇ~、神様ってのは>
いや、貴方も八百万の神でしょうが・・・。言わない方がいいだろうな・・・。
「そ、そうですか。八坂様と洩矢様には困ったものです。核融合エネルギーを取り出そうとするなんて・・・。」
『そうそう、勝手に【河童】のエネルギー産業革命とか言っちゃってくれてさあ。何様ってかんじだよ。あ、この事は言わないでね。』
「さてどうしましょうかね~。信仰心が無い人は罰が当たっても仕方ないですよね~。」
まぁ、人ではないんだけれどね・・・。言わない方がいいだろうな・・・。
などと、世間話(と言えるのかは、置いといて欲しい。)などをしているうちに、にとりが、そういえば、と話を変えてきた。
『早苗は外の世界にいたんだよね?』
「はい、そうですけれど・・・。何かあったんですか?」
『今も、何か外の世界のモノを持っているのかなぁ~って思ってさ。』
「申し訳ないんですが、必要最低限の物しか持ってきてないもので・・・。」
『そ、そうかい・・・。』
「あっ、あの。携帯ぐらいならありますよ?私が外にいた当時で1世代前の型ですけれど。電池が切れちゃって使い物にならなくて・・・。そもそも、こちらでは使えないんですけれどね。」
『本当かいっ!じゃあ、後でもらいに行くさっ!』
「あっ、でも・・・。それは大事なものなので・・・。その・・・。」
見る見るうちに早苗の顔に、特に頬の辺りに、赤みがかかってくる。
<おやっ?巫女ともあろうものが、恋愛でもしていたのかい?>
「本来は駄目なんですけれど・・・。」
『おおっ!自称:いつも清くて正しい、あや~!いいネタがあるよ~!』
「わー!!ちょっと、にとりさん!」
全力で追いかけまわること、10分後・・・
「『ゼーハー、ゼーハー・・・。』」
<貴方達は⑨なの・・・>
「じゃ、じゃあ・・・ゼー・・・逆に・・・ハー・・・聞きますけれど、にとりさん・・・。貴方は恋愛とかなかったですか?」
『!!』
「あったんですねwww射命まr」
『ちょっとー!早苗ー!』
全力で追いかけまわること30秒・・・
「『ゼーハー・・・、ゼーハー・・・。』」
<自分の体力ぐらい分かっておきなさいよ・・・>
「そんなことを言っている・・・ゼー・・・雛さん・・・・ハー・・・。」
<何だい?>
「雛さんにはそんな事なかったですか?」
『ちょっと!早苗!それは・・・』
「なんですか、にとりさん?ここまで来たら聞きたいと思いませんか?」
『違うの!そう意味じゃなくて・・・。』
<良いのよ、にとり。>
『でも、雛・・・。』
<いづれか知ることなんだから自分の口からいったほうがいいでしょ?>
『雛がそういうなら・・・。』
<早苗、今から話すけれど、辛くなったらちゃんと言いなさいよ?>
「は、はい・・・。」
このとき早苗は何故か分からないが最後まで聞かなければいけないような気がした・・・。
<あれは、私が神になる前の話だったわ・・・。>
この池に、幼馴染の男の子と雛がよく釣りに来ていた。大漁祈願のつもりに、釣りをする前もあともちゃんと祠にお供えをしていた。
二人はとても笑って楽しく毎日を過ごしていた。幾ばかりか年月を重ねたある日のこと。
彼が雛に求婚してきた。勿論、彼を好きだった雛は受け入れた。
次の日、池で雛は彼を待っていた。
しかし、彼はいつもの時間に来なかった。
昼が過ぎ、日が落ちてきたので家に帰った。
風邪でもひいたのだろうか、と思い特に気も留めなかった。
その翌日も同じような内容だった。
不安に駆られ帰りに彼の家によってみると、彼の姿だけがなかった。
家族に聞いても、雛のことは知っていて彼のことはさっぱりだった。
昼夜を問わず、幻想郷中を探し回った。
しかし彼は何処にもいなかった。
【存在しない人間を探し回っている者がいる】と言う噂が流れ始め、家族にも迷惑を掛けたくないようにと思い村を去った。
そして、彼のことを忘れないように思い出の場所に住むことにした。
「そこって・・・。」
<そうよ、ここよ>
「あの・・・、その・・・、すみませんでした・・・。」
<いいのよ、早苗。過ぎたことを悔やんでも意味が無いのよ。過去は変えられない。でも、未来は変えられるのよ。>
「でも、どうやって神様になったんですか?」
<このほとりに住み始めて少し経った時に、帽子を被って、何か文字が書いてある、車輪のついた変なかばんを持った人が来たのよ。>
『あっ!そのひと私も見た!何か、≪天魔殿に会いに行くにはどうしたらいいですか?≫なんて事を聞いてきたよ!』
「私もその人見ました。八坂様と洩矢様とお酒を酌み交わしていました。」
<大天狗様や八坂様、洩矢様に直接会えるなんて、凄い人だね~。>
「その人が帰った後、片付けようとして客間に行ったら、お二方とも酔いつぶれていたので、吃驚していました。にとりさんや文さんと良い勝負になるでしょうね~。」
『いや、早苗・・・。あのお二人が勝てないなら、私たちじゃ歯が立たないよ・・・。敵うのは鬼ぐらいじゃない・・・。』
<確かにそれぐらいの人なら、鬼しか敵わないだろうね・・・。>
「あれっ?そういえば雛さん。彼の名前はなんと言うんですか?」
<ん?彼の名前かい?>
『そういえば、私も聞いた事なかった~。何ていうの?』
<澄江堂主人。>
「はいっ!?」
『何々、早苗知ってるの?』
「知ってるも何もその人、外の世界にいましたよ!?」
<やっぱり外世界にいたのかい。>
「やっぱり、ってどういうことですか?」
<さっき話していた帽子を被った人がいたろ。あの人が本を置いていってくれたのよ。>
『その本がどうかしたの?』
<題名が≪雛≫というのだったわ。その中に写真が入ってたの。その中に、私の彼いたわ。私の名前もそこから取ったんだけれどね。>
『良かったじゃない、雛!彼は外にいるんでしょ、早苗?』
「あっ、いえその・・・。」
『違うの?』
「・・・。」
<にとり、それぐらいにしときなさい。彼の最後は知っているから。>
「『えっ?』」
<ねぇ、にとり。今度橋の上から胡瓜を投げてもいいかしら?>
『別に構わないけれど・・・。』
<ふふっ、ありがとう・・・。>
そのとき、雛の顔に線が一筋できた。落ちたものは池の中に落ちていった。
春の陽気はすぐそこまで来ている、ある日の午後の話。
『それより早苗。』
「はいっ?」
『上から下りてきたって事は、何か用事があったんじゃないの?』
「あ~~~~~~~~~!!!」
そのころ、守矢神社では・・・・
{なぁ、諏訪子・・・。}
〔なんだい、神奈子・・・。〕
{早苗はいつになったら帰ってくるんだろうね・・・。}
ぐぅうう~~~~~~~~~。
二人とも、お膳に突っ伏してお腹を空かしていた・・・。
そんな事をするよりも文章の中身でキャラを書き分けられる実力を身に付けましょう。
肝心の内容も独り善がりで表現不足、やたらと二次臭がする台詞回しに基礎のなってない文章。
他の人の作品を読むなりして、読みやすさをもっと考えたほうがいいかと思います。