「や、久しぶり」
「あ………!」
季節が巡って、冬が訪れた。
冬が訪れたとき、私達の前に現れる者がいる。
「元気だった?大妖精」
「うん、レティも元気そう」
「ええ、そりゃあもうね、どう?少しは背伸びた?」
「うん、ちょっとだけだけど」
「そっか」
それでもまだ、レティの身長には勝てない。
「よし、チルノ達にも挨拶しにいくか………今は妖精たちの間では何が流行ってるの?」
「今はねー、湖を凍らせてスケートかな」
「そりゃあいいね」
レティを見れば、みんな喜ぶだろう。
でもその前に………
「あの、レティ………」
「ん?なに?」
「あの、みんなのところに行く前に………」
「………気が早いなぁ」
レティは私の傍に寄ってきて、頭をそっと撫でた後に優しく抱きしめてくれた。
頭ひとつ分身長が違うので、私の顔はレティの胸に埋まってしまう。
それがまた心地よい。
「だって、私………ずっとみんなのことまとめて、頑張ってた」
「そっか」
「レティがいないから、私が代わりに………だ、だから………」
「うん、わかった」
私を放して、また頭を撫でてくれた。
今度はちょっと乱暴だけど、心地よくて顔を赤くしてしまう。
「えらいよ、大妖精」
「………うん」
「………」
レティの顔が近づいてきた、反射的に眼をつむってしまう。
でも、レティの唇が触れた場所は私の唇ではなくて、額だった。
「………あ、あれ、なんで…?」
「お預け、これから本当に貴女が皆のことをまとめることができていたか、確かめに行くからね」
「………いじわる」
「ごめんごめん、さ、いこ?」
「………うん」
レティの大き目の手に握られ、私は、少し去年のことを考えた。
「………あ、あれ、泣くほどだった?」
「ち、ちがくて………去年のこと、思い出して………」
「………」
「帰ってきてくれて………すっごく、嬉しい………」
「私はいつだって帰ってくるよ、ただいま、大妖精」
「うん………お帰りなさい、レティ」
レティの手から伝わってくる温もりは、去年の春に涙が止まらなかった私を慰めてくれた、あの温もりとまったく同じだった。
そう考えるとまた涙が溢れてきて、レティを不安にさせてしまう。
「………泣き虫は変わってないなぁ」
「………ごめんなさい」
「そんなんじゃ皆に会いにいけないじゃないか、しょーがない」
もうちょっとだけだぞ
そういって、私達は二人っきりで、手をつないだまま木の幹に腰を下ろした。
.
「あ………!」
季節が巡って、冬が訪れた。
冬が訪れたとき、私達の前に現れる者がいる。
「元気だった?大妖精」
「うん、レティも元気そう」
「ええ、そりゃあもうね、どう?少しは背伸びた?」
「うん、ちょっとだけだけど」
「そっか」
それでもまだ、レティの身長には勝てない。
「よし、チルノ達にも挨拶しにいくか………今は妖精たちの間では何が流行ってるの?」
「今はねー、湖を凍らせてスケートかな」
「そりゃあいいね」
レティを見れば、みんな喜ぶだろう。
でもその前に………
「あの、レティ………」
「ん?なに?」
「あの、みんなのところに行く前に………」
「………気が早いなぁ」
レティは私の傍に寄ってきて、頭をそっと撫でた後に優しく抱きしめてくれた。
頭ひとつ分身長が違うので、私の顔はレティの胸に埋まってしまう。
それがまた心地よい。
「だって、私………ずっとみんなのことまとめて、頑張ってた」
「そっか」
「レティがいないから、私が代わりに………だ、だから………」
「うん、わかった」
私を放して、また頭を撫でてくれた。
今度はちょっと乱暴だけど、心地よくて顔を赤くしてしまう。
「えらいよ、大妖精」
「………うん」
「………」
レティの顔が近づいてきた、反射的に眼をつむってしまう。
でも、レティの唇が触れた場所は私の唇ではなくて、額だった。
「………あ、あれ、なんで…?」
「お預け、これから本当に貴女が皆のことをまとめることができていたか、確かめに行くからね」
「………いじわる」
「ごめんごめん、さ、いこ?」
「………うん」
レティの大き目の手に握られ、私は、少し去年のことを考えた。
「………あ、あれ、泣くほどだった?」
「ち、ちがくて………去年のこと、思い出して………」
「………」
「帰ってきてくれて………すっごく、嬉しい………」
「私はいつだって帰ってくるよ、ただいま、大妖精」
「うん………お帰りなさい、レティ」
レティの手から伝わってくる温もりは、去年の春に涙が止まらなかった私を慰めてくれた、あの温もりとまったく同じだった。
そう考えるとまた涙が溢れてきて、レティを不安にさせてしまう。
「………泣き虫は変わってないなぁ」
「………ごめんなさい」
「そんなんじゃ皆に会いにいけないじゃないか、しょーがない」
もうちょっとだけだぞ
そういって、私達は二人っきりで、手をつないだまま木の幹に腰を下ろした。
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イイ…!
これは僕のお願い(妄想)をロリ神様が叶えてくれたのでしょうか?
サバサバした口調のレティさんもいいな。