灯りを消した暗い部屋の中で椅子に座り、窓の外を眺める。
窓から眺める夜空は、まるでビーズをこぼしたみたいに星が散りばめられ輝いていた。
夜は一日を終えた人々に、優しい月明かりと共に休息を与える。
私も普段着ている白黒の服を脱ぎ捨てて、寝間着に身を包んでいた。
片手には煎れたばかりのミルクティー。
暖かい湯気と一緒に紅茶とミルクの混ざったマイルドな香りが漂ってくる。
ゆっくりと口をつけると、紅茶の香りが鼻腔を通り抜け気分を落ち着けてくれる。
ここのところ私は夜のこのティータイムがお気に入りだ。
今じゃ紅茶の知識もだいぶ豊富になり、緑茶よりも紅茶を飲むことが多くなっていた。
貴女に会ってから…。
このティータイムも初めはただ貴女のまねをしただけ。
貴女が紅茶好きって聞いたから。
少しでも貴女に近づきたいと思ったから。
だから始めたティータイムも今ではすっかり生活の一部になっていた。
ゆっくりと目を閉じて貴女を思う。
凜とした目鼻立ちにショートの綺麗な金髪。
癖のある私の髪と違って貴女の髪はまるで名家の令嬢のような品があって。
薄紅色の唇は普段はあまり笑うことはないけれど、たまに見せる笑顔はとても輝いてて。
閉じた瞳には貴女をはっきりと写せる。
それほどまでに私の中では貴女の存在が大きくなっていた。
もう一度ゆっくりとミルクティーに口をつける。
眠れば、また明日がやってくる。
今日と大差はないけれど、でもちょっと違う明日。
明日の貴方もきっと、私に笑いかけてくれる。
冗談を言う私に呆れながらも、優しく私に微笑んで。
だから私も一緒に微笑んで。
幸せを共有する。
今日と同じだけど、今日とは少し違う。
貴女を思いながら飲むミルクティーは、口の中で甘くとろけていくような気がした。
これは、或る夜の一人の少女のお話。
窓から眺める夜空は、まるでビーズをこぼしたみたいに星が散りばめられ輝いていた。
夜は一日を終えた人々に、優しい月明かりと共に休息を与える。
私も普段着ている白黒の服を脱ぎ捨てて、寝間着に身を包んでいた。
片手には煎れたばかりのミルクティー。
暖かい湯気と一緒に紅茶とミルクの混ざったマイルドな香りが漂ってくる。
ゆっくりと口をつけると、紅茶の香りが鼻腔を通り抜け気分を落ち着けてくれる。
ここのところ私は夜のこのティータイムがお気に入りだ。
今じゃ紅茶の知識もだいぶ豊富になり、緑茶よりも紅茶を飲むことが多くなっていた。
貴女に会ってから…。
このティータイムも初めはただ貴女のまねをしただけ。
貴女が紅茶好きって聞いたから。
少しでも貴女に近づきたいと思ったから。
だから始めたティータイムも今ではすっかり生活の一部になっていた。
ゆっくりと目を閉じて貴女を思う。
凜とした目鼻立ちにショートの綺麗な金髪。
癖のある私の髪と違って貴女の髪はまるで名家の令嬢のような品があって。
薄紅色の唇は普段はあまり笑うことはないけれど、たまに見せる笑顔はとても輝いてて。
閉じた瞳には貴女をはっきりと写せる。
それほどまでに私の中では貴女の存在が大きくなっていた。
もう一度ゆっくりとミルクティーに口をつける。
眠れば、また明日がやってくる。
今日と大差はないけれど、でもちょっと違う明日。
明日の貴方もきっと、私に笑いかけてくれる。
冗談を言う私に呆れながらも、優しく私に微笑んで。
だから私も一緒に微笑んで。
幸せを共有する。
今日と同じだけど、今日とは少し違う。
貴女を思いながら飲むミルクティーは、口の中で甘くとろけていくような気がした。
これは、或る夜の一人の少女のお話。
プロット段階ですか?
ただ、これだけだとちょっと物足りないかもです。
次はストーリー性のある作品を期待して待ってますね。