Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

これは、ある夜の一人の少女のお話。

2009/07/27 16:44:38
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灯りを消した暗い部屋の中で椅子に座り、窓の外を眺める。

窓から眺める夜空は、まるでビーズをこぼしたみたいに星が散りばめられ輝いていた。

夜は一日を終えた人々に、優しい月明かりと共に休息を与える。

私も普段着ている白黒の服を脱ぎ捨てて、寝間着に身を包んでいた。

片手には煎れたばかりのミルクティー。

暖かい湯気と一緒に紅茶とミルクの混ざったマイルドな香りが漂ってくる。

ゆっくりと口をつけると、紅茶の香りが鼻腔を通り抜け気分を落ち着けてくれる。

ここのところ私は夜のこのティータイムがお気に入りだ。

今じゃ紅茶の知識もだいぶ豊富になり、緑茶よりも紅茶を飲むことが多くなっていた。

貴女に会ってから…。

このティータイムも初めはただ貴女のまねをしただけ。

貴女が紅茶好きって聞いたから。

少しでも貴女に近づきたいと思ったから。

だから始めたティータイムも今ではすっかり生活の一部になっていた。

ゆっくりと目を閉じて貴女を思う。

凜とした目鼻立ちにショートの綺麗な金髪。

癖のある私の髪と違って貴女の髪はまるで名家の令嬢のような品があって。

薄紅色の唇は普段はあまり笑うことはないけれど、たまに見せる笑顔はとても輝いてて。

閉じた瞳には貴女をはっきりと写せる。

それほどまでに私の中では貴女の存在が大きくなっていた。

もう一度ゆっくりとミルクティーに口をつける。

眠れば、また明日がやってくる。

今日と大差はないけれど、でもちょっと違う明日。

明日の貴方もきっと、私に笑いかけてくれる。

冗談を言う私に呆れながらも、優しく私に微笑んで。

だから私も一緒に微笑んで。

幸せを共有する。

今日と同じだけど、今日とは少し違う。

貴女を思いながら飲むミルクティーは、口の中で甘くとろけていくような気がした。


これは、或る夜の一人の少女のお話。
四作目。
正直言うと予備校の授業中に思いついたものを携帯で書きなぐっただけです。
こんな作品ですが最後までお付き合い頂いた方、ありがとうございます。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。
ちゃろ
http://yoyonikkiyo.blog.shinobi.jp/
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
これはだれにでもあてはまりますよね?

プロット段階ですか?
2.名前が無い程度の能力削除
「書きなぐっただけです」と作者が自分で言った作品を読んだら嬉しいですか? まあそういうことです。
3.名前が無い程度の能力削除
ないようがないよう
4.名前が無い程度の能力削除
書きなぐったモノを、作品と言わないで欲しい。
5.正直言って削除
東方成分が微塵も感じられないのだが?
6.名前が無い程度の能力削除
あぁ、いいですねこんな雰囲気の作品も好きです。
7.ななし削除
アリスを想う魔理沙の心情描写が綺麗です。暗い作品の口直しにはもってこい。
ただ、これだけだとちょっと物足りないかもです。
次はストーリー性のある作品を期待して待ってますね。
8.名前が無い程度の能力削除
謙遜なのかもしれないけど後書きですべて台無しっす