Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

ショートギャグ100連発~ジェネリック

2009/07/25 22:30:55
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001 魔理沙の活動

魔理沙「最近はホウシ活動に忙しいぜ」

霊夢「魔理沙がボランティアなんて珍しいわね」

魔理沙「何言ってるんだ?ボランティアなんてしてないぜ」

霊夢「じゃあ、何をしてるのよ」

魔理沙「キノコの栽培だぜ」

霊夢「胞子活動!?」





002 二刀流

幽々子「妖夢、白楼剣を貸してもらえるかしら」

妖夢「いいですけど、幽々子様には使えませんよ」

幽々子「ありがとう。それでね、楼観剣も貸してもらえるかしら」

妖夢「扱いに気を付けていただけるなら、いくらでも貸しますよ、はい」

幽々子「ふふ。ねえ、妖夢」

妖夢「今度は何でしょう?」

幽々子「刀の無い二刀流は、ただの『二流』よね」

妖夢「結局、それが言いたかっただけじゃないですか!」





003 三歩

お空「ねえ、勇儀」

勇儀「どうしたんだい、お空」

お空「私、勇儀の技からヒントをもらって、技を考えてみたの」

勇儀「そりゃあ、楽しみだねえ。一つ見せてくれるかな」

お空「行くよ!『地獄烏奥義「三歩必忘」』」

勇儀「お空。それは技やない、鳥頭や」





004 モスキート音

リリカ「今日はみんなに珍しい音を聞かせてあげるわ。『モスキート音』っていう、若者にしか聞こえない特別な音なの。今出してみるわね」

霊夢「聞こえたわ。頭の中で響くような音ね」

魔理沙「聞こえたぜ。耳鳴りみたいのが聞こえてくるぜ」

阿求「聞こえました。ずっと聞いていると頭が痛くなりそうですね」

紫「き、きき、聞こえたわぁ……い、厭な音よねぇ……」

一同「嘘をつけ!!」





005 写真撮影

文「チルノさん、写真撮っていいですか?」

チルノ「ふふん、とれるものならとってみなさい」

文「それじゃあ、ポーズをお願いします」

チルノ「えーと、ポーズ決めて……」

文「ちゃんと笑って下さいね」

チルノ「えへへー……これでいいの?」

文「はい、撮りますよ。1足す1は?」

チルノ「わからない!」

文「……」





006 だいたいあってる

輝夜「永琳は病のことをよく知ってるのよね」

永琳「ええ、そうですけども。それが何か?」

輝夜「つまり、永琳は『痴女』ということね」





007 喪服

ルーミア「あー、阿求が黒い着物着てるわ。どうしたの?」

阿求「今日は初七日で法事があったのですよ」

ルーミア「しょーなのかー」





008 八

慧音「『八』は末広がりの形に象徴されるように、たくさんの数を意味しているのですよ」

チルノ「あたい、わかった!だから名前に『八』がついてるのはたくさん年を取ってるのね!」

 その後、チルノの姿を見た者はいない……





009 馬鹿

魔理沙「まったくチルノは馬鹿だよな」

チルノ「みんなしてあたいを馬鹿にして……馬鹿も休み休み言いなさい!」

魔理沙「休めば言っていいのかよ!」





010 十倍

レミリア「ねえ、パチェ。私、自分の名前を改名しようと思うの」

パチェ「レミィはレミィのままでいいと思うわ」

レミリア「ありがとう。でもね、新しい名前は今の十倍のものなのよ」

パチェ「名前が十倍って何よ?どんな名前にするつもりなの?」

レミリア「レセンチア・スカーレット」

パチェ「変えるのそこだけ!?」





011 歴史を食べる

阿求「先生、三国志はどんな味がしましたか?」

慧音「激しさの入り混じる、唐辛子の味です」

阿求「先生、続日本紀はどんな味がしましたか?」

慧音「渋みの勝る、抹茶の味です」

阿求「先生、ファーストキスはどんな味がしましたか?」

慧音「甘い、焼き鳥のタレの味……って、何を言わせるのですか!」





012 サークル活動

メリー「私たちみたいにメンバーが二人だけのオカルトサークルって珍しいのかしら」

蓮子「確かに少ないわ。でも、私の知っているところでは一人でサークル活動してるケースもあったわよ」

メリー「へえ、その人は今も一人でサークル活動してるの?」

蓮子「ううん、してない。前に、亡くなったの」

メリー「そうなの……」

蓮子「個人サークルから故人サークルになっちゃったのよ」

メリー「縁起でもないこと言わないでよ!」





013 サークル活動2

蓮子「ねえ、メリー。私たちの活動を同人誌にまとめて売り出してみない?」

メリー「印刷代はどうするの。そういうのって先払いなんじゃない?」

蓮子「だから私も、いろんなところから借りようかと思ってるの」

メリー「採算とれるかわからないし、心優しい人じゃないと無理だと思うわ」

蓮子「そういう心優しい人を探しているのよ。その人たちの支えによって、ようやく輪転機は回るのよ」

メリー「ふうん」

蓮子「これぞ、自費出版ならぬ慈悲出版よ!」

メリー「それが言いたかっただけじゃない」





014 サークル活動3

蓮子「親に本の印刷代を無心してみたけどダメだったわ」

メリー「本当に本を出す気でいたのね」

蓮子「うん。それで頼んでみたんだけど、一も二もなく反対されたわ」

メリー「そりゃそうよ」

蓮子「まったく、これじゃあ保護者じゃなくて反故者じゃないの」

メリー「上手いこと言ったつもりなの?」





015 サークル活動4

メリー「お金のツテがなくて、本なんか刷れるの?」

蓮子「メリー、案ずるより産むが易しよ」

メリー「私は蓮子を案ずるより、蓮子を産む方が容易いということね」

蓮子「何その理論!?」





016 瀟洒な対応

レミリア「やっぱり、晴れの日は気に入らないわね」

咲夜「そうでしょうか」

レミリア「これを晴天の辟易と言うのね」

咲夜「では、私はこれで――」

レミリア「ちょっと、どこ行くのよ?」

咲夜「大図書館へと言って参ります。急用ができましたもので」

レミリア「どんな急用よ?」

咲夜「辞書に間違いがあることに気が付いたので、それを直しに行くのです。
 紅魔館に正しい言葉の載っていない辞書があってはいけませんからね」

 紅魔館の主は言葉を間違わない。紅魔館の辞書が言葉を間違えるのである。





017 河童

にとり「実は河童はアメリカにもいるんだ」

魔理沙「へえー、そーなのかー」

にとり「日本から海を渡って、はるばるアメリカまで行って、そこに河童の拠点を築いたわけだよ」

魔理沙「ふーん」

にとり「そこの河童の子孫は、河童の技術を手品に利用して生計を立てているんだね」

魔理沙「手品……奇術師か」

にとり「その奇術師は、河童の土地という意味の『カッパーフィールド』という姓を名乗っているんだよ」





018 河童2

にとり「ああ、ロケットを造るのを先を越されちゃったよ」

雛「紅魔館が開発に成功したのよね」

にとり「幻想郷最初のロケットは河童が造ろうとしてたのに」

雛「そうだったのね」

にとり「それでカッパロケットって名付ける予定だったんだ」





019 空気を読んだ発言

天子「ねえ、衣玖聞いて」

衣玖「はい、なんでしょう」

天子「鉄板のギャグを思いついたの」

衣玖「鉄板……なるほど、身体的特徴を活かした自虐ギャグのことですね!」

天子「誰の胸が鉄板だ!」





020 棒で打つ

魔理沙「阿求、棒を振り回して、何やってるんだ?」

阿求「これは素振りです」

魔理沙「そんな着物を着ながらで苦しくないか?」

阿求「これしきで弱音は言ってられません」

魔理沙「それにしても、何だってこんなことを」

阿求「この棒で弾を打ち返そうと思ってるんです」

魔理沙(大正阿求娘……)





021 権利

 環境問題がより深刻となった近代の世界。
 森林伐採=環境破壊だと判断した政府の役人は、森林伐採を抑えるよう法制度を整えた。
 規制の煽りを食ったのは、箸の製造業である。
 伝統工芸品から工場での大量生産物まで、木製の箸をつくる際には申請と納税が必要になったのであった。



蓮子「これが、箸作権の誕生した経緯よ」

メリー「箸作権なんて権利はないから!」

蓮子「おかしいなあ、ウケると思ったんだけど」

メリー「箸が転んでもおかしい年頃だから?」

蓮子「ま、箸にも棒にもかからなかったみたいね」





022 権利2

文「阿求さん、どうもこの幻想郷縁起の中で、私の『文々。新聞』の記事を元にしたような記述があるのですが……」

阿求「ええ、確かに参考にさせてもらいましたよ」

文「では、どうして参考文献の欄に書かれていないのでしょう。著作権の侵害です」

阿求「確かに知的財産であるなら、参考にしたものは記しておかなければなりませんね」

文「だったら尚更問題じゃないですか?」

阿求「いいえ、何の問題もありません」

文「どうしてです?」

阿求「文々。新聞は知的財産ではなく痴的財産ですから」





023 権利3

慧音「私に用とのことですが、何でしょう。取材の申し込みですか?」

文「いえ、今日は違う要件で伺いました」

慧音「話を聞きましょう」

文「えー、この度ですね。妖怪の山で、文化を保護するための団体をつくるという話があるのですが、そこで慧音さんのような知識人の意見を取り入れようと思いまして」

慧音「とてもよいことだと思うのですが、具体的に何をするのでしょう?」

文「天狗の著作物や河童の発明、魔法使いの魔法に人間の工芸から弾幕ごっこのスペルなどに代表される創作物の権利を管理することが、主な目的であり、活動です」

慧音「素晴らしいことです。私に力になれることがあれば、是非とも力添えをさせていただきたいところです」

文「それはとても助かります」

慧音「そういえば、肝心の団体の名前を聞いてませんでしたね」

文「名前はまだ、仮のものがあるだけなんですよ」

慧音「では、その仮の名前を聞かせてもらえませんか?」

文「今のところ団体名は『東方特許許可局』です」

慧音「なんだか早口言葉みたいですね」





024 権利4

文「それでは、東方特許許可局の局長に任命された河城にとりさんからのご挨拶です」

にとり「どうも、東方特許許可局局長きゃわ城にとりです」

魔理沙「どうしてそっちを噛むんだよ」

にとり「すいません、噛みました」

魔理沙「わざとだろ」

にとり「噛みまみた」

魔理沙「わざとじゃない!?」

にとり「神はいた」

魔理沙「そりゃあ、信仰の山だからな!」

文(このネタ自体が著作権侵害なんじゃ……)





025 鬼の乱心

パルスィ「大変だわ、勇儀が縁日で暴れてる!」

ヤマメ「本当だ!わわ、屋台がいくつも壊れてるよ」

パルスィ「一体、何があったのかしら?」

ヤマメ「わからないね……でも、今、一つだけ言えることがある」

パルスィ「それは……何?」

ヤマメ「これはつまり怪力乱心だね」

パルスィ「そんなこと言ってる場合か!」





026 教授の乱心

夢美「イヤッッホォォォオオォオウ!岡崎最高ー!!」





027 妖夢の災難

幽々子「ぺたぺた」

妖夢「幽々子様、私の背中に何を貼っているのですか?」

幽々子「金でできた紙よ」

妖夢「へ?」

幽々子「これであなたは、キンパク妖夢ね!」





028 妖夢の災難2

幽々子「ねえ、キンパク妖夢」

妖夢「はい、何でしょう」

幽々子「屋敷を大幅に改装しようかと思うの」

妖夢「それは幽々子様の勝手ですが、どういう改装をするのですか?」

幽々子「金箔を建物全体に貼るのよ」

妖夢「嫌な予感が……」

幽々子「それで屋敷の名前を『金玉楼』に変えるの」

妖夢「絶対ダメです!」





029 妖夢の災難3

妖夢「幽々子様、目が覚めたら柱に縛り付けられていたのですが、これはどういうことでしょう」

幽々子「私が縛り付けたのよ」

妖夢「そんな!私は折檻されるようなことをした覚えは……」

幽々子「ええ、していないわ」

妖夢「ならば、何が目的で……」

幽々子「これであなたは、キンバク妖夢ね!」

妖夢「ほとんど原形残ってないじゃないですか!」

幽々子「え、だって、あなたはキンパク妖夢でしょ」

妖夢「そこ引きずっているんですか!?」




030 最高のギャグ

サニーミルク「今からとっておきのギャグを言うわ!」

スターサファイア「私は笑いには厳しいわよ。言ってみなさい」

サニー「…………………………………………」

スター「あっははは、おかしい!腹が、腹がよじれるわ!」

 編集者注)サニーミルクがこの世のものと思えないほど面白いギャグを言ったようですが、ルナチャイルドが音を消してしまったため記録することができませんでした。ご了承ください。





031 最高のギャグ2

ルナチャイルド「今からとっておきの一発ギャグを見せるわ!」

スターサファイア「私は笑いには厳しいわよ。やってみなさい」





スター「あっははは、おかしい!腹が、腹がよじれるわ!」

 編集者注)ルナチャイルドがこの世のものと思えないほど面白いギャグを見せたようですが、サニーミルクが光の屈折の具合をいじったため記録することができませんでした。ご了承ください。





032 最高のギャグ3

スターサファイア「サニーやルナに負けてられないわ!私もギャグで応戦よ!」






 編集者注)スターサファイアがこの世のものと思えないほど面白いギャグを披露したようですが、サニーミルクが光の屈折の具合をいじり、ルナチャイルドが音を消したため記録することができませんでした。ご了承ください。

スター「これが本当の『隠し芸』ね」

サニー・ルナ「上手いことしめた!」





033 従者補正

幽々子「冥界にいると、目ーかいー」

妖夢(やっべ、幽々子様のギャグ超レベル高え……)





034 従者補正2

レミリア「ふふ、咲夜。今からあなたを鞭で打つわ」

咲夜「そんな、やめてください(棒読み)」

レミリア「レミリアのメイドいびりがエスカーレット!(字余り)」

咲夜(やっべ、おぜうのギャグ超レベル高え……)





035 従者補正3

輝夜「永琳、竹で作った生活用品を扱う店を開こうと思うの」

永琳「やっと働く気になったのですね(棒読み)」

輝夜「名付けて『輝夜の家具屋』!」

永琳(やっべ、姫のギャグ超レベル高え……)





036 新技

妹紅「家具屋……じゃなかった輝夜。今日は新技であなたに勝利してみせるわ」

輝夜「できるものなら、やってみなさい」

妹紅「いくよ!富嶽『三十六景』」

輝夜「何よ、何も起きないじゃない」

妹紅「それじゃ、私はこの場を去らせてもらうわ」

輝夜「ちょっと、どうして逃げるのよ!」

妹紅「サンジュウロッケイ、逃げるに如かず。つまりは逃げるが勝ちということよ」





037 新技2

魔理沙「なあ、パチュリー。新しい魔法を考えたんだ」

パチュリー「新しい魔法って言ったって、結局は何かのパクリなんでしょ」

魔理沙「そんなことないぜ。新魔法は私の得意な無生物召喚魔法を応用したものだ」

パチュリー「ふむふむ」

魔理沙「まず、大図書館の一角に魔法陣を描くんだ」

パチュリー「どうして大図書館に?」

魔理沙「これからが話の本番だぜ。その魔法陣の上でキーワードを唱えるんだ」

パチュリー「唱えると、どうなるの?」

魔理沙「そのキーワードに関連する本が手元に召喚されるんだ」

パチュリー「書架検索の魔法ね、それはとてもいいわ」

魔理沙「だろ。魔法の名前も、もう考えてある」

パチュリー「どんな名前にしたの?」

魔理沙「その名も、魔法陣グーグル!」

パチュリー「やっぱりパクリじゃない……」





038 新技3

パチュリー「私も新しい魔法を考えたわ」

魔理沙「へえ、どんな?」

パチュリー「雷を召喚する魔法よ」

魔理沙「ありそうでなかった魔法だな」

パチュリー「魔法の名前は『PKサンダー』よ」

魔理沙「お前もパクリか!」





039 お、ねだん以上

文「大変です!」

にとり「騒がしいねえ」

文「極秘情報を手に入れました」

にとり「わかった。話を聞こうじゃない」

文「永遠亭の姫が家具屋を開くつもりのようです」

にとり「何だって!それじゃあ業種が被るじゃないか!」




040 妖夢の災難4

妖夢(庭が広すぎる。玉砂利をトンボでならすのも一苦労だ)

幽々子「ねえ、妖夢」

妖夢「はい、どうしたのでしょう?」

幽々子「その姿勢のままでいなさい」

妖夢「トンボを下ろしたままですか」

幽々子「その場で一回、回りなさい」

妖夢(一体何がしたいんだろう……)

幽々子「それでどうなったかしらね」

妖夢「トンボで円が描けましたけど」

幽々子「これであなたは、コンパス妖夢ね!」

妖夢「やられた!」





041 妖夢の災難5

妖夢「あの、私はどうして手術台に磔にされているのでしょう?」

永琳「あなたの主人の依頼でね、あなたには性転換手術を受けてもらうわ」

妖夢「そんな……どうして……」

永琳「『これで、あなたは亭主カンパク妖夢ね!』というネタがやりたいそうよ」

妖夢「私に人権はないのですか!?」

永琳「まあ、多くとも半分までしか持てないでしょうね」





042 妖夢の災難6

幽々子「ねえ、妖夢」

妖夢「あっ、急用を思い出した(そそくさ……)」

幽々子「どうして私から逃げるのよ~」

妖夢「もう幽々子様の言葉遊びには付き合えません」

幽々子「もう、淡泊なんだから。あなたはタンパク妖夢ね!」

妖夢「またやられた!」





043 奇妙な体験

霖之助「この前、本を読んでいて不思議な体験をしたんだ」

魔理沙「ま、聞いてやるぜ」

霖之助「小説を読んでいたんだけど、その文章の中で、いきなりとある苗字が殊に取り上げられていたんだ」

魔理沙「珍しい名字なのか、それは」

霖之助「至って普通の苗字だよ。作中の人物の名かと思って読み進めてみたけど、そんな名前の人物は出てこなかった」

魔理沙「じゃあ、そこより前に出てたんじゃないのか」

霖之助「いや、最初から読みなおしてみたけど、そんな人物は出てこなかった。
 それで件の記述のところまで辿り着いたんだけど、そこでようやく気付いたんだ」

魔理沙「何に気付いたんだ?」

霖之助「何のことはない。僕は『開口一番』という文字を『関口一番』を読み違えていたんだよ」

魔理沙「くっだらねえ!!」





044 旧都へ

早苗「大変です、神奈子様!」

神奈子「どったの、早苗?」

早苗「幻想郷には染髪料がありません!」

神奈子・諏訪子「なん……だと……」

早苗「このままでは、徐々に黒髪に戻ってしまい、それに並行して信仰も薄れてしまいます」

神奈子「早速河童に染髪料をつくるための設備投資を……
 設備があっても稼働させるためのエネルギーがなければ……」

諏訪子「この際、河童の技術革新のためにエネルギー革命を起こしてみるのはどうかな?」

神奈子「それはいい考え。幸いエネルギー源にはツテがある。そうと決まれば早速行動」

諏訪子「そうだね。この状況じゃ冬眠なんてしてる余裕なんてないよ」

 そして守矢神社の二人の神は地底の都市へと向かった。
 多大なエネルギーをもたらす烏の神を連れて。

 東方地霊殿に続く?





045 旧都にて

 連なる軒先、灯る提灯、誘う暖簾。
 ほろ酔気味の顔をした妖怪が行き交う。
 皆が皆、楽しそうに笑って、闊歩している。

 粋と酔で満ちている、妖怪の都。
 人間の世界なんかよりよっぽど、
 人情味があるじゃありませんか。

「そうだ 旧都、行こう」

 JR東方。





046 水不足異変

 その年の夏、幻想郷は大異変に見舞われた。

 梅雨が訪れない、それどころか雨すら降らないのである。

 龍神の気まぐれか、それとも何者かによる共謀か。

 それからも、雨のない日は続いていく。

 深刻な水不足が幻想郷を襲う。

 そして――

 水不足の影響で霧雨魔理沙は『務魔理少』となってしまったのであった。





047 水不足異変2

務魔理少「にとり、お前がこの水不足異変の犯人だな」

可城にとり「ふふ、バレちゃあしかたない」

務魔理少「これ以上の話し合いは無用だな」

可城にとり「そうだね、決着は弾幕勝負でつけようじゃない」

 こうして、戦いのまぶたが切って落とされたのであった。

務魔理少「まぶたを切るなよ!火ぶたを切れ!」





048 だいたいあってる?

魔理沙「どうした、山の巫女も大したことないな」

早苗「くっ、まさかこんなところに……」

魔理沙「こんなところに、何だ?」

早苗「どどん波の使い手がいるなんて!」

魔理沙「どどん波違う!」





049 商売

早苗「まあ、香霖堂って汚くて煩雑で価値のないガラクタばかりで、それでいてガラクタに負けないくらい無価値なお店ですね」

霖之助「用件は弁えてるよ。喧嘩を売りに来たんだね?」





050 称号

阿求「パチュリーさん、今日も大図書館の史料を参照させてもらいますね」

パチュリー「あなたはいつも参照してばかりね」

阿求「ええ、専門が歴史ですからね。参照は数え切れないほどしていますよ」

パチュリー「そんなあなたには『参照太夫』の称号を上げましょう」

阿求「イラネ」





051 猫の会話

お燐「橙って高いところに上るのが好きなんだよね」

橙「それって私を馬鹿にしてるの?」

お燐「だって名前に『木登り』ってついてるじゃない」

橙「これはこれで一文字なの!」





052 そっくり

椛「実は私には兄がいるのです」

にとり「それは初耳だね。なんて名前なの?」

椛「コウジという名前です」

にとり「へえ、どんな字なの?」

椛「犬走糀と書きます」

にとり「字面が似てる!」





053 ゴミ

大天狗「また任務を遂行できなかったな」

犬走椛「も、申し訳ございません……」

大天狗「お前などゴミ同然だ」

犬走椛「返す言葉もありません……」

大天狗「今日からお前は犬走埖だ!」

犬走埖「それが言いたかっただけですか!?」





054 食欲の秋

椛「穣子さんからもらった芋を一度に食べたら、お腹周りが弛んでしまいました」

穣子「なるほど、太走椛ね」





055 秋静葉の決意

 秋静葉は戦うことを好まない。
 他の者たちが戦い合っているという状況も望ましくない。
 できることなら、幻想郷を、戦いの無い平和な世界にしたいと考えている。

静葉「そういう願いを込めて、『秋青葉』と改名することにしたわ」

穣子「たしかに『争い』は無くなったけど!」





056 間違い

魔理沙「辛気臭い雰囲気……間違えた。神綺臭い雰囲気だな」

神綺「間違ってない!そして傷つく!」





057 もうけもの

鈴仙「お師匠様、薬代を回収したところで、うどんをもらいました」

永琳「まあ、ザルいっぱいに。これはもうけものね」

鈴仙「井戸水で冷やしてたそうですよ」

永琳「本当ね、まだ冷えてるわ。これが本当の――」

鈴仙「本当の?」

永琳「レイメン・ウドンゲイン・イナバね」

 冷麺はさらに冷たくなった。





058 国語の問題

慧音「急いで手紙を書いたことを伝えるために、文面の末尾に書く言葉は何でしょう?」

ルーミア「そーそーなのかー」





059 吸血鬼の弱点

―――――――――――――――――――――――――


 拝啓 レミリア・スカーレット様

 前略、夏も盛りのこの時期、いかがお過ごしでしょうか。
 閑話休題。
 本日、宵の頃より永遠亭にて流しそうめんパーティーを開く運びとなりました。
 ひいては紅魔館当主の貴公の出席を賜りたく、こうしてお手紙をお出しした次第であります。
 是非ともご出席遊ばせください。
 永遠亭一同、心よりお待ちしています。

 それでは、風邪など引かぬようご自愛下さい。

 草々

         永遠亭代表 八意永琳拝


―――――――――――――――――――――――――



 次の日、吸血鬼は流しそうめんに関するトラウマを持って帰って来たという。





060 鬼の弱点

ヤマメ「土蜘蛛を夜に見ると泥棒に遭うって言われているんだよ」

勇儀「うっ……」

ヤマメ「いきなり怯えて、どうしたの、勇儀?」

勇儀「怖い……」

ヤマメ「え、泥棒が怖いの?」

勇儀「違う、怖いのは……豆」

ヤマメ「確かに豆知識だけど!」





061 豆知識

レミリア「あー、この血は美味しくないわ」

パチェ「では、どういう血がいいのでしょう?」

レミリア「B型の血よ。それが一番美味しいの」

パチェ「それなら、ゴリラの血を吸うのが確実です。ゴリラには、B型しかいませんから」





062 騒霊トランペッター

メルラン「私のトランペットの音を聞くと気分が高揚するのよ」

ルーミア「躁なのかー」





063 耳年増

文「ルナサさんのヴァイオリンは名器と聞いたのですが本当ですか」

リリカ「なんで私に聞くの。まあ、本当よ。ルナサ姉さんのアレはすごい名器なの」

文(アレが名器とな……!)

リリカ「何をにやけてるの?」

文「いえ、深い意味はありません。ありませんとも!」

リリカ「変なの……」





064 歴史の問題

慧音「三国のうち魏の始祖は誰でしょう?」

ルーミア「そーそーなのかー」





065 引っかけ問題

慧音「一割る十の六乗は?」

ルーミア「そーマイクロかー」

慧音「てっきり『そーナノかー』と言うものと思ったのに!」





066 妖夢の災難7

紫「呼んだぁ?」

妖夢「呼んでなどいませんし、スキマから現れるなりスカートを捲るのは止めてください」

紫「ドロワーズの色がジュンパク妖夢!」

妖夢「悪ふざけは止めてください」

紫「あ、よく見たら純白じゃなかったわ」

妖夢「それはそれで困る!」





067 妖夢の災難8

~もしも妖夢が寺子屋に通っていたら~

慧音先生「蛋白尿夢さん……じゃなくて魂魄妖夢さん。朝の会が終わったら先生のところまで来て下さいね」

生徒たち(あいつ、尿検査に引っかかったな……)

妖夢「憐れみの視線が痛い!」

幽々子(計画通り……)





068 新説

蓮子「あーあ、暇ねえ。暇すぎるわ」

メリー「まだこっちはレポートやってるの。さっきからヒマヒマうるさいわよ、まったく」

蓮子「暇の何が悪いのよ」

メリー「暇は悪くない。蓮子が悪い」

蓮子「暇も捨てたものじゃないわよ」

メリー「話を聞いてないわね……」

蓮子「ヒトは暇であるが故に二足歩行を始め、暇であるが故に手を使い始めた。
 ヒトは暇であるが故にものをつくり、暇であるが故にその使い方を極めた。
 ヒトは暇であるが故に思考をし、暇であるが故にそれを互いに吟味した。
 ヒトの所業の根源には、必ず暇があるのよ」

メリー「何よ、その暴論は」

蓮子「名付けて、超ひま理論」

メリー「何だか、寒いわ」

蓮子「そうよ、私はエントロピーを減少させたのだもの」





069 よりによって

橙「藍さま、プリズムリバー楽団のライブを聞いてたら、楽器を始めてみたくなりました」

藍「どんな楽器をやってみたいの?私が準備しておこう」

橙「日本ならではの弦楽器を演奏したいです」

藍「具体的にはどういうの?」

橙「三味線が弾いてみたいです!」

藍「……」





070 ライブの後に

ルナサ「ちょっと、リリカ!今日のライブ、パーカッション飛ばし過ぎよ」

リリカ「ルナサ姉さん、ごめんなさい」

メルラン「まあまあ、リリカも謝ってるんだから、これくらいにしてあげましょう」

ルナサ「まったく、テンポを合わせるこっちの身にもなってほしいわ」

メルラン「姉さん、言い過ぎよ。もっとオブラートに包んで言ってあげないと」

ルナサ「リ~~~~~~~~~~~~~~♪
    リ~~~~~~~~~~~~~~♪
    カ~~~~~~~~~~~~~~♪
    は~~~~~~~~~~~~~~♪
    い~~~~~~~~~~~~~~♪
    ら~~~~~~~~~~~~~~♪
    な~~~~~~~~~~~~~~♪
    い~~~~~~~~~~~~~~♪
    子~~~~~~~~~~~~~~♪」

メルラン「それはオブラートじゃなくてビブラート!」





071 ウメボシ

蓮子「果物に二種類の電極を刺すと電力が取り出せるでしょ」

メリー「それくらいなら私も知ってるわ」

蓮子「同じように電極を梅干しに刺しても電力が取り出せると思うのよ」

メリー「それがどうしたの?」

蓮子「これが本当の『ウメボシデンカ』よ」





072 幻想郷的ドレミの歌

ミスティア「ドはドロワ~ズ~のド~♪」

霊夢「予想通り過ぎる!」





073 波女

永琳「あなた、ただの玉兎じゃないわね」

レイセン「はい。私は狂気を操る能力を持っています」

永琳(狂気を操る能力とは感情の起伏を操る能力とも言える。感情の波を弄るその能力は、弄る対象を万物の波へと敷衍できるのかもしれない。となればこの玉兎の能力は波を操る能力ということになるのではないか。波を操る女、つまりは……)

永琳「あなたは婆というわけね」

レイセン「……」





074 残暑

メリー「この時期は残暑見舞いの時期よね。蓮子は誰かに残暑見舞いを出したりするの?」

蓮子「そんな余裕はないわ」

メリー「理系は課題のレポートやら実験やら、いろいろと大変ね」

蓮子「そうよ。私は今、残諸に見舞われてるの」





075 妖夢の災難9

妖夢「最近、私の名前が遊ばれて困っているのよ」

魔理沙「なるほど、困迫妖夢だな」

妖夢「安息の地がない!」





076 妖夢の災難10

妖夢「もういい加減、私の名前で言葉遊びをするのをやめてください」

幽々子「それは真剣に言っているのかしら」

妖夢「本気です。今日は意見の申し立てを書いた書状も持ってきました。これを読んで考えを改めて下さい」

 幽々子は渡された書状を読み、文面の最後に書かれた署名に目を落とした。

幽々子「『ケンパク妖夢』ですって!?言おうとしていたのに、先を越されたわ!!」

妖夢(勝った……)

 どっちも負けだ。





077 妖夢の災難11

紫「呼んだぁ?」

妖忌「呼んでなどござらぬし、スキマから現れるなり袴を捲るのは止めて下され」

紫「フンドシの色がジュンパク妖忌!!」

妖忌「悪ふざけは止めてくだされ」

紫「あ、よく見たら純白じゃなかったわ」

妖忌「こ、これは、蛋白尿にてござる……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

紫「幽々子はこのやりとりを気に入ったみたいでね。以来、何かにつけて名前をいじるようになったわ」

妖夢「あなたが元凶ですか!」

紫「妖忌はそれが嫌で白玉楼から逃げだしたのよ」

妖夢「驚愕の新事実!」





078 一発ギャグ

勇儀「私の一発ギャグでこいしの心を開かせてみよう」

さとり「是非ともお願いします」

こいし「無駄だと思うけど……」

勇儀「まず、私の大盃を、こうする」

こいし(額の角で、盃の真ん中を底からぶち抜いたわ!一体何のつもりなの!?)

勇儀「パラボラアンテナ!」

こいし「毒電波を受信した!」





079 勘違い

にとり「川で釣りをしてたら鮫が釣れたよ!」

魔理沙「いきなり超展開だな」

にとり「それじゃ、魔理沙がさばいてよ」

魔理沙「なんで私なんだ?自分でやれよ」

にとり「だって魔理沙は切り鮫魔理沙でしょ?」

魔理沙「そんな名前じゃないから!」





080 勘違い2

蓮子「私は小さい頃『房総半島』という言葉を『暴走半島』と思ってたのよ」

メリー「それは、えらい勘違いね」

蓮子「メリーはそういう勘違いしたことある?」

メリー「そうね、最近まで勘違いしてたんだけど」

蓮子「へえ、どんな?」

メリー「『青函トンネル』を『性感トンネル』だと思っていたの」

蓮子「それは、エロい勘違いね」





081 縦横

蓮子「『下手の横好き』って言葉があるわよね」

メリー「何言ってるの?それなら日本人の蓮子の方が詳しいでしょうに」

蓮子「だったら『上手の縦好き』ってことはないかしら?」

メリー「例えばどんな?」

蓮子「縦列駐車は運転が上手い人しか好んでやらないわ」

メリー「ほかには?」

蓮子「えーと……」

メリー「それしか考えてなかったのね……」





082 痛車

メリー「蓮子、私今日初めて痛車というものを見たわ」

蓮子「どこで見たの?」

メリー「駅前に止まっていたのよ。外観からして主張が強い感じだったわ」

蓮子「ふうん、どんなのが描いてあったの?」

メリー「菊のマークに『天皇万ざ――

蓮子「それ痛車じゃないから!」





083 条件反射

椛「ここより先は通さない!」

魔理沙「おいおい、物騒なもん向けるなよ。私は遊びに来ただけだぜ」

椛「そうですか。つい条件反射で刀を向けてしまいました……」

魔理沙「パブロフの犬走椛だな」





084 霧雨魔法店にて

依頼人「……と、いうわけで霧雨魔法店さんに依頼をしに来たのですが」

魔理沙「いいだろう。その依頼、引き受けたぜ」

依頼人「頼もしいです」

魔理沙「そうだろう、後は私に任せとけ」

依頼人「ありがとうございます」

魔理沙「さて、満を辞して取りかかるか」

依頼人「辞するのかよ!」





085 隠し芸

レミリア「あなたたちに私のとっておきの特技を見せてあげるわ」

魔理沙「い、一体、何をする気なんだ」

霊夢「どうせ、くだらないことでしょ」

レミリア「今にそんなことを言う余裕などなくなるわ。私の美技に驚愕するがいい!」

霊夢「何よ、三点倒立をしただけじゃない」

魔理沙「見ろよ、霊夢。その姿勢から頭で回り始めた。すっげえ早い回転だぜ」

レミリア「これが本当の『カリスマブレイクダンス』よ!」

咲夜(やっべ、ドロワーズ丸見え……鼻血出た……)





086 東方ガスの提供でお送りします

 私はオカルトサークル「秘封倶楽部」に所属する大学生、マエリベリー・ハーン。
 同じくメンバーの宇佐見蓮子と遊園地に遊びに行って、紫ずくめの少女の怪しげな神隠し現場を目撃したの。
 神隠しを見るのに夢中になっていた私は、背後から近づいてくる、もう一人の存在に気付かなかったわ。
 私はその少女に毒薬を飲まされ、目が覚めたら――体が縮んでしまっていたの!

 マエリベリー・ハーンが生きているとバレたら、また命を狙われ、周りの人間にも被害が及んでしまう。
 蓮子の助言で正体を隠すことにした私は、藍に名前を聞かれて、とっさに八雲紫と名乗り、情報を掴むために父親が探偵をやっている藍の家に転がり込んだわ。

 紫の組織の正体は依然として謎のまま……

『少女になっても頭脳は同じ!境界を見る名探偵!真実は主観の中に存在する!』



蓮子「という夢を見たのよ」

メリー「バーロー」





087 フラワーマスター

紫「あなた、十八番の技を魔理沙に盗られて、どんな気分だったのかしら?」

幽香「そんな昔のことなんて、知ったことではないわ」

紫「あらあら、会話が広がらないわね」

幽香「そうね。あなたと会話する気が、まずないもの」

紫「まあ酷い。あなたは――」

幽香「何よ?そこで止めないでよ」

紫「昔話には、花を咲かせてくれないのね」





088 紅魔館の新事業

美鈴「咲夜さんが紅魔館の門前で出店を開くことになったんですよ」

霊夢「どうせ店名は『メイドの土産屋』でしょう」

美鈴「オチを先に言わないでよ!」





089 紅魔館の新事業2

雛「これが紅魔館に新しくできた土産屋ね……」

咲夜「いらっしゃいませ」

雛「あら、この『フランちゃんグッズ』からはブームの兆しが感じられるわ」

咲夜「本当ですか?」

雛「決めた。これを『厄丸印の新名物』に認定するわ」

咲夜「紅魔チック天国!」





090 紅魔館の新事業3

レミリア「ねえ、咲夜。『メイドの土産屋』の売り上げはどう?」

咲夜「上々ですわ」

レミリア「何が売れ筋なのかしら」

咲夜「フランドール様のグッズが飛ぶように売れています」

レミリア「そ、そうなの……」

咲夜「はい。その人気を受けて、人間の里、妖怪の山、迷いの竹林、冥界から天界まで、様々なところでフランドール様のグッズを扱う店が開かれる運びとなりました」

レミリア「事業が拡大してるわね、ってフランのグッズがメインなの!?」

咲夜「まさに『フランちゃんイズビジネス』です」

フランドール(資本主義の玩具にされた……)





091 カフェテラスにて

○月×日
蓮子「シフォンケーキを一つ」
メリー「モンブランを一つ」


△月□日
メリー「ショートケーキを一つ」
蓮子「シフォンケーキを一つ」


☆月◇日
蓮子「シフォンケーキを一つ」
メリー「ティラミスを一つ」


*月◎日
蓮子「シ――」
メリー「蓮子、もしかして『シフォン主義』って言いたいの?」
蓮子「……シュークリームを一つ」





092 カフェテラスにて2

蓮子「あー、やっぱり金がないとなんにもできないわね」

メリー「そんなことはないわよ」

蓮子「やる気からしてなくなるもの。あー、金金金」

メリー「宇佐見蓮子共和国は金本意制度で成り立ってるのね」

蓮子「それだと、いろいろと違うから!」





093 巫女の異変

霊夢「うう、お賽銭を……いえ、今はお金よりも食べ物が欲しい……」

魔理沙「どうしたんだ、霊夢!こんなにやつれて、肌だって荒れてるぜ」

霊夢「最近はクサしか食べてないの……」

魔理沙「なるほど。道理で薄麗霊夢になったわけだぜ」





094 紅魔館

美鈴「大変です!」

レミリア「どうしたのよ、落ち着きなさい」

美鈴「門の表札が悪戯書きされていたんです」

レミリア「不届き者がいるわね。どう悪戯されたの?」

美鈴「『紅魔館』が『細魔館』にされてたんですよ」

レミリア「まあ、間違ってはいないけど。食も細いし」





095 コウマカン

 私は月が好き。
 太陽の光が苦手な私には月の光が丁度いいし、心地いい。
 そして、満月には妖怪の力を引き出す魔力がある。
 ほかにも月が好きな理由は山ほどある。
 私はそんな月がいつでも近くにあればいいと思う。
 それで、私は住んでいる館の名前を『月』の入っているものに改名することにした。
 でも、『コウマカン』という今までの名前も気に入っている。





レミリア「というわけで館の名前を『肛魔館』にすることにしたわ」





096 肛魔館

美鈴「こら、アポイントも無しに入らないで頂戴」

魔理沙「うるさいな。肛門番の癖に!」

美鈴「肛門番言うな!」





097 慧音@満月

魔理沙「き~もけ~ね~♪肝け~ね♪」

慧音「うるさいぞ、貴様!こうしてやる」

――――――― Caved! ―――――――

魔理沙「くっ、角で七年殺しとは小癪な!」

慧音「当然の報いだ」

魔理沙「この恨みは忘れないぜ。肛けーね!」

慧音「一本線がずれてる!」





098 妹紅の仕事

妹紅「慧音、魔理沙に七年殺しを食らわせたらしいね」

慧音「満月の日で気が立っていたのです」

妹紅「でも、これは私の責任でもあるのよ」

慧音「どうして、そうなるのですか?」

妹紅「幻想郷にいる女の子のお尻の穴を護るのも、私の役目よ!」

慧音「肛の自警団!?」





099 コレクション

椛「わあ、この棚には玉がいっぱい飾ってありますね」

にとり「うん。雛や魔理沙やら巫女のものまで、私の自慢のコレクションだよ」

椛「なるほど、これは記念の弾幕の一つというわけですね」

にとり「え、弾幕?違うよ、何言ってるの?」

椛「じゃ、じゃあ、これらは……」

にとり「私が集めた尻子玉だよ」

椛「ネチョい!!」

にとり「ふふ、そして今日、新たに一つがコレクションに加わるのさ!」

椛「アッー!」

 一方その頃、藤原妹紅はふて寝をしていた。

椛「仕事しろ、肛の自警団!」





100 ゲシュタルト崩壊

 リグル・ナイトパブ
 読了感謝。
 プチでは初投稿なので、ほとんどの方がはじめましてだと思います。智高と申します。
 気に入ったネタがありましたら、後学のために番号でも何でも教えていただけるとうれしいです。

 080のネタを思いついてから、純粋な気持ちで青函トンネルを通ることはできそうにありません。
 僕はこれから先、どうやって北海道に行けばいいのでしょう。
智高
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
解らないネタもありましたが、おもしろかったです。
言葉遊びはイイですね。
2.名前が無い程度の能力削除
何番とかは忘れちゃいましたけど、クスッとくるネタも沢山ありました。
気軽に読めていいですね。こういうの好きです。
3.sirokuma削除
100個思いついた作者さんに感動しました。
プチだけれども100点受け取ってください。
気に入ったネタ→10、12、19、23、45、55、59、68、80(ちくしょうwwww)、妖夢全般。
一番気に入ったのは87でした。楽しい時間をありがとうございました。
4.名前が無い程度の能力削除
サニーあたりで吹いた
5.名前が無い程度の能力削除
ホントに百個ある、すごい…!

西尾維新や大沖やにざかなを彷彿とさせるネタが所々に。
4コマで読んでみたいな。
6.名前が無い程度の能力削除
妖夢の不憫さにむしろ泣けた
あとじじぃ自重汁www

本当に100本仕上げた作者さんの根性に敬服しました。
7.名前が無い程度の能力削除
す、すげえ!ストレートに100個のネタで攻めてくるとは思わなかったw
ところどころ笑えるのがちりばめられていて最高でした。
8.名前が無い程度の能力削除
100を暫く眺めてたら頭痛がwwwww
9.過酸化水素ストリキニーネ削除
16といい34といい85といい咲夜さんが瀟洒すぎる
26の破壊力は異常

61のパチュリーさんの台詞が咲夜さんっぽいのですが、仕様でしょうか
10.名前が無い程度の能力削除
本当に100個あるとは…っ
どれもおもしろかったですが多すぎて番号とか覚えてないですw

全体からいうと、秘封倶楽部ネタがお気に入り
ここまで言葉遊びが思いつくのは羨ましいなぁ

>>過酸化水素ストリキニーネ氏
たぶん、儚月抄の説明パチュリーが丁寧語だからそれに則ってるのかと
11.名前が無い程度の能力削除
どんなもの食ってたらこんなにネタ思いつくんだwwwwwwwwww
12.名前が無い程度の能力削除
これは面白い。
78の姐さんは強烈過ぎるw
13.名前が無い程度の能力削除
テンポよく笑いすぎて腹痛いwww
14.たぁ削除
4コマ劇場にしてニコ動にでもうpしたらなかなかの再生数になるんじゃないか?
15.名前が無い程度の能力削除
本当に100あるとは思わなかったw
気に入ったのは011、049087、099、従者補正シリーズ、そーそーなのかー
特に087は上手いと思いました
16.名前が無い程度の能力削除
妖夢ネタがヤバかったwww
17.名前が無い程度の能力削除
ギャグは浪費しちゃいけないと思う。
これ一本のせいでネタかぶりで出せなくなって死ぬ作品がいくつあるのやら。
ネタは大事に使おうね。無駄使いするとジャンルが枯れるからね。
18.名前が無い程度の能力削除
またよく100もやったもんです
個人的には7が一番かな
19.名前が無い程度の能力削除
妖夢いじられすぎだwww
20.灰華削除
本当に100あるとは思わなかった
その上面白いのがすごい

ちなみに62の躁なのかーはニコ動ではすでに使われていたりするんだよね。

そいやお嬢様が血液B型好きってどこからの設定なの?
21.名前が無い程度の能力削除
16がwww
感心したwwww
22.名前が無い程度の能力削除
感服いたしました。
お疲れさま。
23.名前が無い程度の能力削除
ああ、流し素麺ネタは流水だからトラウマなのかwww
24.名前が無い程度の能力削除
ケータイから見ると
「いやっほぉぉう!岡崎最高!」

がページめくったとたんに出てくるのな。今回ほどケータイから見ててよかったと思ったこと無いわーww
25.名前が無い程度の能力削除
レセンチア…存外アリかもしれない
26.名前が無い程度の能力削除
神綺臭い空間に住みたいぜ・・・
27.名前が無い程度の能力削除
藍ねーちゃんで噴きました。
名探偵コナンのメインスポンサーが
日本ガス協会だとかこれまた絶妙なネタをw
28.名前が無い程度の能力削除
よくもまあ、こんなにわんさか考え付くもんだ。
私もやっぱり妖夢全般が好きですね。勘弁したれよw

あとはちょい役のルーミアネタとか、番号を意識したネタがいい味出してるなあ。
29.名前が無い程度の能力削除
何故か045が頭にくっついて離れない
きっと今夜は旧都に行く夢を見るんだろうなぁ