「魔理沙ってすぐ泣くわよね」
「はぁ? いきなり何を言い出すんだお前は」
「だって本当の事じゃない」
「馬鹿を言うな。私がいつ泣いたって言うんだ」
「私が等身大の自分の人形を使って死を偽装したとき」
「あれは泣くだろ! リアル過ぎたもん!」
「……もん?」
「……ぜ」
「にやにや」
「ぐっ……ま、まあアレはノーカンだろ。つか、エイプリルフールにやるようなネタじゃないぞ、アレ」
「確かに。ハラワタまでぶち撒けさせたのはやり過ぎだったと今になって思うわ」
「できれば人形にハラワタを内蔵する時点で思ってほしかったが」
「まあそれはそれとして……魔理沙」
「ん?」
「……あの時、号泣してくれたわよね。私のために」
「そりゃあ、まあ……ホントに死んでるのかと思ったし」
「正直……嬉しかったわ」
「な、なんだよ。別に、普通だろ」
「……だからね、魔理沙」
「……ん?」
「あの時の感動をもう一度味わいたいので、今から貴方を泣かせます」
「前々から思っていたんだが、なんでお前の思考ベクトルは常にそういう方向に働くんだ」
「うふふ魔理沙。私に泣かされるの怖い?」
「べ、別に怖くないし、そもそもそんな簡単に私は泣かん。あと呼び方に変な意図を混ぜるな」
「じゃあ泣かせてもいいのね?」
「ああ、やれるもんならな」
「じゃ、今から私は貴方のことを『霧雨さん』と呼びます」
「は?」
「もう二度と、貴方を下の名前では呼びません」
「な、なんだよそれ」
「言葉の通りよ。霧雨さん」
「……アリスよ、そんなことで私が泣くとでも思っているのか?」
「思っているからそうしてるのよ、霧雨さん」
「…………」
「あらどうしたの霧雨さん。そんなに眉根を寄せて」
「…………」
「あらあらどうしたの霧雨さん。そんなに拳を握り締めて」
「…………」
「霧雨さん、なんだか顔色が良くないわ」
「…………」
「霧雨さん、心なしか瞳が揺らいでいるように見えるわ」
「……ぐすっ」
「あらどうしたの霧雨さん、今可愛い嗚咽が漏れたような気がしたわ」
「……うっ、ぐっ……」
「霧雨さ……」
「う……うわぁ~ん」
「あ」
「う、えぐっ……ひどいよう、ありす、ひどいよう」
「あ、えっと、その」
「こんなのってないよ……えぐっ……ちゃんとまりさってよんでよぉ……」
「魔理沙」
「!?」
「ごめん……私が悪かったわ」
「ありす……ひっく」
「ちょっとおふざけが過ぎたわね。本当にごめんなさい」
「……あと三分……このままでいてくれたら許してやる……ぐすっ」
「ええ。三分と言わず、ずっとこのままでもいいわよ」
「…………」
「あっ……魔理沙……ちょっと痛いわ。そんなに力を入れないで」
「ふん……か弱い乙女を泣かせた罰だ」
「もう……相変わらず、魔理沙は厳しいわね」
「……アリスほどじゃ、ないぜ」
「ふふ、そうね」
「そうだぜ」
「……という私と魔理沙の淡い一幕を再現したこの人形劇を来週の白玉楼のお花見の余興でやろうと思うのだけど」
「却下」
了
「はぁ? いきなり何を言い出すんだお前は」
「だって本当の事じゃない」
「馬鹿を言うな。私がいつ泣いたって言うんだ」
「私が等身大の自分の人形を使って死を偽装したとき」
「あれは泣くだろ! リアル過ぎたもん!」
「……もん?」
「……ぜ」
「にやにや」
「ぐっ……ま、まあアレはノーカンだろ。つか、エイプリルフールにやるようなネタじゃないぞ、アレ」
「確かに。ハラワタまでぶち撒けさせたのはやり過ぎだったと今になって思うわ」
「できれば人形にハラワタを内蔵する時点で思ってほしかったが」
「まあそれはそれとして……魔理沙」
「ん?」
「……あの時、号泣してくれたわよね。私のために」
「そりゃあ、まあ……ホントに死んでるのかと思ったし」
「正直……嬉しかったわ」
「な、なんだよ。別に、普通だろ」
「……だからね、魔理沙」
「……ん?」
「あの時の感動をもう一度味わいたいので、今から貴方を泣かせます」
「前々から思っていたんだが、なんでお前の思考ベクトルは常にそういう方向に働くんだ」
「うふふ魔理沙。私に泣かされるの怖い?」
「べ、別に怖くないし、そもそもそんな簡単に私は泣かん。あと呼び方に変な意図を混ぜるな」
「じゃあ泣かせてもいいのね?」
「ああ、やれるもんならな」
「じゃ、今から私は貴方のことを『霧雨さん』と呼びます」
「は?」
「もう二度と、貴方を下の名前では呼びません」
「な、なんだよそれ」
「言葉の通りよ。霧雨さん」
「……アリスよ、そんなことで私が泣くとでも思っているのか?」
「思っているからそうしてるのよ、霧雨さん」
「…………」
「あらどうしたの霧雨さん。そんなに眉根を寄せて」
「…………」
「あらあらどうしたの霧雨さん。そんなに拳を握り締めて」
「…………」
「霧雨さん、なんだか顔色が良くないわ」
「…………」
「霧雨さん、心なしか瞳が揺らいでいるように見えるわ」
「……ぐすっ」
「あらどうしたの霧雨さん、今可愛い嗚咽が漏れたような気がしたわ」
「……うっ、ぐっ……」
「霧雨さ……」
「う……うわぁ~ん」
「あ」
「う、えぐっ……ひどいよう、ありす、ひどいよう」
「あ、えっと、その」
「こんなのってないよ……えぐっ……ちゃんとまりさってよんでよぉ……」
「魔理沙」
「!?」
「ごめん……私が悪かったわ」
「ありす……ひっく」
「ちょっとおふざけが過ぎたわね。本当にごめんなさい」
「……あと三分……このままでいてくれたら許してやる……ぐすっ」
「ええ。三分と言わず、ずっとこのままでもいいわよ」
「…………」
「あっ……魔理沙……ちょっと痛いわ。そんなに力を入れないで」
「ふん……か弱い乙女を泣かせた罰だ」
「もう……相変わらず、魔理沙は厳しいわね」
「……アリスほどじゃ、ないぜ」
「ふふ、そうね」
「そうだぜ」
「……という私と魔理沙の淡い一幕を再現したこの人形劇を来週の白玉楼のお花見の余興でやろうと思うのだけど」
「却下」
了
まあなんにせよ魔理沙がかわいいので、無問題 b(サムズアップ
こういうのは大好き、というより
貴方が大好きだ!!!!
ニタニタした。
ということですね。
もっとやれwww
すごくにやけてしまった。
やりすぎってレベルじゃねぇぞwww
もう少しだけ優しくしてやれよ。
やってしまえww
ドSな無限ループって怖くね?
ええ、決して魔理沙さんには萌えていませんとも!
これは新しいマリアリだw
ということはルナは遂にイカロで……