Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

七夕は雨が多いが幻想郷には幼女が多い

2009/07/07 00:03:07
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※文章力が小学生から進化してません
※魔理沙が幼女です
※独自設定多かったり、文章に脈絡がありません

それでも暇つぶしに見ていただけるならどうぞ


これは、ちょっと昔のお話です。



香霖堂は、今日も変わらず閑古鳥が鳴いている、と思いきや

「こーりん、こーりん、あそびにきたよ!」

勢いよく扉を開け入ってくる、一人の少女がいた。

「魔理沙、人に会ったらまず何をするのか、教えただろう?」

「ん、えと、こーりん、こんにちはです」

「はい、こんにちは、よく来たね」

彼女の名前は霧雨魔理沙、僕の恩師ともいえる霧雨の親父さんの一人娘だ。
ものごころつく前から面倒を見ていたおかげか、今こうして独立しても、時々遊びにくる。

「でも、いつも言ってるけど、ここに来るときは大人の人と来なさい、っていってるだろう?」

香霖堂の場所はそこまで危険な場所ではないが、小さな子供が一人で来る場所ではない。

「だいじょうぶ!まりさつよいもん!」

「…はぁ」

しかし、結局いつもと変わらない答えが返ってきた。

「…一応、お守りは持ってるんだよね?」

「うん!えと、…あった!ほら」

僕が聞くと、ポケットの中をあさり一つのお守りを取り出した。
一応、雑魚妖怪なら問題ないくらいの効力は持っているので、これを持っていれば多少はましになる。
それでも

「いいかい、今度は大人の人と一緒に来るんだよ?」

「うん!」

「…はぁ」

元気のいい返事が返ってきたが、それもいつものことだ。
結局いつも一人でやってくる。
このことについて親父さんに言っても、
「俺の娘だぞ、それくれぇ元気なほうがいいってもんだ。ハッハッハ」
こんな様子で、まともに取り合ってくれない。
僕にできるのは、魔理沙の無事と父親に似ないでほしいと祈ることだけだ。

「それで、今日はどうしたんだい?本でも読みに来たのかい?」

「ううん。きょうはねえ、こーりんにききたいことがあってきた」

「聞きたいこと?」

なんだろう?
僕じゃないと答えられないような質問なのだろうか。

「うん、たなばたのひにほしをみるにはどうすればいいの?」

…これは難題だ。

「パパもママもおいのりすればはれるっていってたけど、まりさいっぱいおいのりしたけどまえははれなかった」
「どうすればはれるの?おしえてください」

そう言って、僕にぺこりと頭を下げた。
さて、どうするか。
正直僕も、お祈りするくらいしか思いつかない。
そもそも、天候なんて人間が左右できるものではないのだ。
いくつか、おまじないくらいなら知っているが、それで簡単に晴れてくれれば苦労はしない。
と、言ってもそれしかないか。

「それじゃぁ、てるてる坊主を作ろうか?」

「てるてるぼうず?それをつくるとはれるの?」

「まぁ、絶対とは言えないが、昔からやられている以上、効果はあるんじゃないかな」

「じゃぁつくる!」

「じゃぁ、まずはてるてる坊主の説明をしようか」

「えー、こーりんのはなし、わかんないからきらい」

「ぐっ!そ、それじゃぁ、作り方の説明をしようか」

「うん!」

……子供は時に残酷だ。

「まぁ、作り方といっても簡単だ。必要なものは、布が二枚と糸」
「まず、布を丸める。そしてそれを、もう一枚の布でつつむ、あとは口の部分を糸で縛って完成だ」
「あとはこれを、家の軒先に吊るしてお祈りをする」
「もし、無事に晴れたなら瞳を書いて、お神酒、お酒だね。それを供えて川に流すんだ」
「わかったかい?」

「うん!」

「それじゃぁ、早速作ってみるか」

「りょうかいしました!」

僕は奥から端切れと糸を持ってきて、魔理沙と一緒にてるてる坊主を作り、軒先に吊るした。

「てるてるぼうずさん、あしたははれにしてください。おねがいします」
「ねえ、これであしたはれるかな?」

「魔理沙がそんなにがんばったんだ、きっと晴れるさ」

「うん!」

「さて、そろそろ帰らないと親父さんたちが心配する。帰ろうか」

「うん」

僕はそう言い、魔理沙を家に送るために一緒に店を出た。

「こーりん、かたぐるまー」

「はいはい、よっと」

「おー!こーりん、すすめー!」

「はいはい、了解しました、お姫様」

「うむ!」

肩車をした魔理沙は、以前より重くなっており、改めて僕は、人間の成長速度というものを感じた。
…僕からすればあっというまに、こんな肩車をねだるほど子供じゃなくなるだろう。
そして、その内店にも来なくなり、気が付いたら結婚して子供を産み、僕より先に死ぬだろう。
これは、今までの人生の中でも分かっていたことだ。
しかし、やはり寂しいものを感じてしまう。
魔理沙は、一体どんな大人になるんだろうか?
もし、七夕が本当に願いを叶えてくれるなら、魔理沙を幸せにしてあげてほしい。
といっても、七夕の願いで効果があるのは芸事のみなのだが、まぁ、これくらいは大目に見てくれるだろう。

「そういえば、魔理沙はなんで七夕に晴れてほしいんだい?」

「んとねぇ、おねがいごとがあるの」

「へー、なんなんだい?」

「だめ、いったらかなわない、っていってたもん」

まぁ、そういう話もある。無理に聞き出そうとは思わない。

「でも、それは魔理沙ががんばっても叶わないのかい?」

「んー、ママはひとりじゃむりだっていってた」

そうか、一人で無理なら、努力だけではどうにもならないことは山ほどある。
まぁ、一人で出来ても無理なことも多いけどね。

「じゃぁ、もし願いが叶いそうにないなら、僕が手伝ってあげるよ」

「ほんと!」

「ああ、約束だ」

「うん!やったー!」

「おいおい、そんなに喜んでも僕が叶えられるとは限らないぞ」

正直、僕に何ができるのか怪しいところだ。

「だいじょうぶ!」

しかし、魔理沙は自信満々の様子だ。
ま、なんとかなるだろ。

そうして、僕は魔理沙を家に送り、そのまま親父さんにつかまり、泊まるはめになった。
翌日は魔理沙に捕まり、結局、一緒に七夕を迎えた。
その時も、魔理沙はかたくなに僕に願い事を見せようとはしなかった。
…別に寂しかったわけじゃないぞ?
まぁ、無事に七夕もすみ、魔理沙が喜んでいるから問題ないか。



























~おおきくなったらこーりんのおよめさんになりたいです。まりさ~
どうも、とりあえず七夕ネタをやってみました。多分今年一番乗り!
正直、目新しいものなんてかけらもないんですが、幼女魔理沙はかわいかったです。
私もぜひとも願いを叶えてほしいものです。
別に大きなことは言いません。普通の人のように普通に結婚がしたいです。

~幼女のお嫁さんが欲しいです。年寄りの知恵袋~
年寄りの知恵袋
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
つダッ○ワイフ
2.謳魚削除
つ C、現実は非情である。
3.名前が無い程度の能力削除
神降臨
4.名前が無い程度の能力削除
>※文章力が小学生から進化してません

そろそろこの注意書きは止めたほうがいいと思う
5.年寄りの知恵袋削除
皆様、誠にありがとうございます。
>1.
 やっぱ、現実はそんなもんなんですよね。
>2.謳魚様
 ええ、現実とは非常なんですね。
>3.
 ええ、幼女の魔理沙は神です。
>4.
 そうですね。書き始めは本当に素人だったんですが、なんだかんだで、1週間書いてみたんで、言い訳せずに勝負したほうがいいですね。
6.奇声を発する程度の能力削除
七夕かー
お願いするなら、萌えシリーズを続けてほしいです!!!
7.名前が無い程度の能力削除
やはりこーりんと魔理沙の組み合わせは良いね。

萌え萌えd(ry
8.名前が無い程度の能力削除
文章に小学生位が出ますが18歳以上ですか?w