Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

萌えの三段活用

2009/07/04 17:17:26
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※文章力が小学生から進化してません
※こんなの霖之助じゃありません
※独自設定多かったり、文章に脈絡がありません


こちらは、「萌えの活用」「萌えの二段活用」の続編にあたります。よって、ご一読を多分お勧めします。


それでも暇つぶしに見ていただけるならどうぞ




あらすじ
霖之助「君に萌え萌え」
アリス「ば、ばっかじゃない!?…でも、あなたのこと、嫌いじゃ、ないわよ?」
紫「い、いきなり指輪でプロポーズは、早すぎない?え、いや、別に、嫌ってわけじゃ」
藍「死に去らせ!この眼鏡が!」
作者「もてる男は不幸になればいいと思う」

こんな感じです。






僕の名前は森近霖之助、古道具屋を営むただの半妖である。

僕は二度もの実践を経て、ほぼ確信している。
女性は萌え、と褒められるのに弱い。

この萌え、という言葉は
あのアリスに通常の倍の金額を引き出し、買わせることに成功した。
さらに、紫にいたっては外の世界においても、貴重と思われるものを対価として置いていった。
しかし、きちょ、ごほん、とても危険なものなので、倉庫の奥深くにしまうことにしたが

もしかしたら、もしかしたらだが、この萌え、というものを活用すれば、あの霊夢と魔理沙からもツケを払ってもらえるかもしれない。
…さすがにこれは無いと思うが、期待してしまうだけの効果はあったのだ。

だがこれでも

「絶対、とはいえないか」

そう、二度あることは三度ある、という言葉もあるが、逆に三度目の正直、という言葉もあるのだ。

「確実にするためには、あと一回」

やはり、あと一回くらい試してみたい。
それも、できれば初めてのお客のほうがいいだろう。
やはり、常連の場合だと遠慮や同情など、別の要因も絡んでくる可能性もある。
それゆえに、三回目は新規のお客に試してみたいのだ。
だが、

「新規ねぇ、普通の客も来ないのに、そうそう新しく来てくれるかな?」

そう、香霖堂には1日に1,2人、ひどい時には誰も来ないこともある。
そんな中で、新規の客のみに絞るのは厳しいかもしれない。
それでも僕は

「来てほしいと願う」

「はぁ、誰にですか?」

ビクッ!

僕はいきなりかけられた言葉に、ひどく驚いてしまった。

「あ、すみません。もしかして、営業中じゃなかったですか?」

「い、いや、問題ない。すまない、考え事をしていて気付かなかったようだ。いらっしゃい」

「あ、いえ、ありがとうございます」

何故か少女は礼を言い、頭を下げた。
その頭と一緒に、なぜか兎の耳が目の前にやってきた。
僕は思わず、その耳をにぎってしまった。

「きゃっ!い、いきなり何をするんですか!?」

む、まさか、本物だったのか。そのわりになんか、偽物臭いんだが

「す、すまない。目の前に在ったのでつい、ね」

「つ、ついでにぎられちゃこっちもたまりませんよ!」

む、せっかくの新規の客なのに怒らせてしまったようだ。
なにか、この状況を打開する方法はないか?
恐らく、この子は以前聞いた、月から来たという兎だろう。
月から来た、ますます、このまま帰すのはおしい、しかも、以前から会って、話してみたいと思っていた人材だ。
なんとかしないと

「本当に申し訳ない。悪気はなかったんだ」
「ただ、以前から君に興味があったので、手が出てしまった。本当にすまない」

そう言って、僕は頭を下げた。

「あ、いえ、頭をあげてください。私も言いすぎました。すみません」

ふう、こんなに簡単に許してもらえるとは、この子はいつか悪い男に騙されないか心配だな。

「そうか、ありがとう」

「いえ、あの、もしかして、さっき来てほしいと願う、ってその、もしかして、私のことだったんですか?」

来てほしい…?あぁ、この子が来たときにつぶやいてしまった言葉か。

「あぁ、その通りだ。まさか、本当に来てもらえるとは思わなかったけどね」

まさか、本当に新規のお客が来てくれるとはね。
うん、今度守矢神社に参拝に行くのもいいかもしれない。
博霊神社?まずはツケを払ってほしい、話はそれからだ。

「そ、そうですか…」

ふむ、何故か顔を赤くして下を向いてしまっている。
恐らくこれは、月の兎特有のもので、月の兎は極度の赤面症なのだろう。

「それで、今日は何のようだい?」
「あぁ、自己紹介もまだだったね」
「僕は森近霖之助、ここ香霖堂の店主をやっている。よろしく頼む」

「あ、すみません。私は永遠亭に住んでいます」
「名前は鈴仙・優曇華院・イナバ といいます。鈴仙と呼んでください」

「そうか、鈴仙、僕のことは好きに呼んでくれ」

「あ、はい。では、森近さんと」

ふむ、初めは危なかったが、なかなか順調だな。
だが、今後のことを考えると、この子とはもう少し仲良くなっておきたい。

「いや、すまない。やはり名前で呼んでくれないか?」

「え、わかりました。では、り、霖之助さん、と」

よし、やはり友好の第一歩は、名前で呼び合うことだろう。
彼女と仲良くなれば、もしかしたら、月の道具が手に入るかもしれないし、なにより、常識人そうなので、勝手に品物を持っていくこともないだろう。

「ありがとう。それで今日はなんのようだい?もちろん、用が無くても構わないが」

「あの、ここって道具の修理も行っている、って聞いたんですが」

「あぁ、確かにやっているよ」

香霖堂は古道具屋だが、物の修理も行っている。
なにをかくそう、魔理沙のミニ八卦炉も僕が作ったものなのだ。
河童には劣るにしても、結構なものだと自負している。

「では、これも、直せますか?」

そう言い、彼女がカウンターに置いたのは、鉄の塊だった。

「これは、拳銃かい?」

疑問形だったが、僕はほぼ確信して、彼女に聞いた。

「はい、といっても、外の世界にある物ではなく、月の世界のものなんですが」

…まさか、早速、月の道具が見れるとは

「触っても?」

「はい、どうぞ」

彼女の了解を得て、僕はその拳銃を調べてみることにした。
ふむ、やはり、外とは違い火薬は使用しないようだ。
だが、マジックアイテム、というわけでもないようだ。
なるほど、これは

「科学と魔法の融合か」

やはり、想像以上に月の文明は進んでいるらしい。

「わかりますか?私が、その、ここに来た時に、壊れてしまったようで…」

なにやら、言いずらそうにしているが、正直どうでもいい。
僕は今、この構造が知りたくてたまらないのだ。
む、これは

「なるほど、どうやら、この部分がおかしいようだね」

「わかるんですか!?それで、その、直るんでしょうか?」

おかしい、と思える場所は分かった。
しかし、直せるかどうかは別問題だ。
正直、僕の手には余る代物だ。
だが、素直に出来ない、というのもこの新規の客の信頼問題になる。
そこで

「とりあえず、君に聞きたいことがある。いいかい?」

「え、はい、なんでしょう」

話をすり替えて誤魔化そう。

「これは、武器、いや、兵器といってもいいかもしれない」
「君は、この平和な幻想郷で、こんなものを直して、何に使うんだい?」

「そ、それは、別に使おう、って思っているわけじゃありません」
「ただ、これは私が、過去の罪を忘れないために、必要なんです」

ふむ、使わないのか

「使わないなら、直す必要はないじゃないか」

「それは、そうなんですが…」

んー、彼女には彼女の考えがあるのだろう。
それをとやかく言う資格は僕にはない。

だが、これが罪の象徴と言うなら、直すわけにはいかない。
すまない、嘘だ。僕にはこれは直せない。正直なところ、わけが分からない。
仕方ない、新規の客を逃すのは痛いが、素直に謝ろう。

「君は過去の罪を忘れないために必要、と言ったね?」
「しかし、それは忘れてはいけないものなのかい?」
「もしかしたら、君は許されないことをしたのかもしれない」
「それは僕には分からないことだ」
「もしかしたら、君は自分が幸せになってはいけない、と思っているかもしれない」
「だが、君の幸せを願う人はいるはずだ」
「もし、誰もいないというならいうなら僕が願おう、君の幸せを」
「だから、これは、君には必要ないものだ」
「僕には、これを直すことはできない」

しーん、としてしまったな。
彼女はずっと下を向いている。
やはり、失望されたか。無理もない。
少し、かっこつけて言い訳を並べてみたが、結局、僕の未熟さのせいだ。
直せない上に、言い訳するなんて最低、と思われているかもしれない。

「ご期待に添えなくて、すまないね」

「…いえ」

まだ、うつむいたまま顔も上げてくれない。
なんとか、機嫌を直してもらえる方法は無いものだろうか?

女性のご機嫌取り、僕のもっとも苦手とする分野だな。
霊夢や魔理沙なら、こういうときは…物で釣ってみるか。
もし、彼女を常連にできるならば、ここで投資しておく価値は十分にあるだろう。
よし、試してみるか。

「すまない、ちょっと待っていてもらってもいいかい?」

「あ、はい」

そう言い、僕は奥からある物を持ってきた。

「あの、これは?」

「これはリボンだよ、君に似合うと思ってね。あぁ、もちろんお代はいらないよ」

そう言いながら、僕は彼女にリボンを差し出した。
しかし、彼女はリボンを見つめるだけだ。
…失敗したか?

「気に入らなかったかい?」

やばい、これでは挽回のしようがない。

「…どうして、私に、そんなに優しくしてくれるんですか?」

どうして?
常識人ということですら、ここでは貴重な上、月から来たなんて聞いたら、僕も少しくらいサービスはする。
…ここでは、本当に常識人は貴重なのだ。

「簡単だよ。君が大切だから、君にまた来てほしいからだよ」

そういうと、彼女は驚いた顔で僕を見た後、また顔を真っ赤にして下を向いてしまった。
…そんなにおかしいか?僕がサービスすることが。
確かに、愛想は無いかもしれないが、そこらへんは考えているつもりだったんだが。

「…それで、受け取ってもらえるかい?」

受け取ってもらえなかったら、恐らく、彼女はもうここにはこないだろう。
だが、もし受け取ってくれれば、きっともう一度来る。
こういうタイプは義理がたいからな。

「…はい、ありがとうございます」

良かった。これで次回にチャンスがつながった。
これで常連になってくれるとは、さすがに僕も思っていない。
しかし、これで可能性が出てきた。

「良かった。そうだ、折角だから結んであげよう」

「え、いいです、いいです、大丈夫です!」

む、遠慮しなくてもいいのだが。
こう見えても、魔理沙の面倒をみていたため、こういうのは得意なのだ。

「遠慮しなくてもいいさ。さ、後ろを向いてそこに座ってくれ」

「…はい」

少し躊躇していたようだが、素直に座ってくれた。
僕はまず、ゆっくりと髪をすいていった。
しかし、これは

「…きれいな髪だね」

「あ、ありがとうございます」

魔理沙は癖っ毛だったため、こんなストレートの髪は、少し新鮮だった。
霊夢は髪いじりに興味ないのか、することもなかったし。

「一度でいいからやってみたいと、以前から思っていたんだよな」

「え?」

おっと、口に出してしまったか

「すまない、気にしないでくれ」
「うん、これで完成かな」

別に完成といっても、ただ単にポニーテイルにしただけだ。

「あの、どうですか?」

「うん、よく似合っているよ。萌え萌えだ」

おっと、つい出てしまったな。
最近はずっと萌え、について考えてたからな。

「も、萌えって!い、意味分かって使ってるんですか!?」

む、なにを興奮しているのだろうか?
萌えの意味は可愛らしいとか、素晴らしいとかの意味だろ?

「勿論、分かっているつもりだ。だから、つい出てしまったんだよ」

確かに、よく似合っている。
これでも商人のはしくれ、目利きは得意なつもりだ。
しかし、

「…もしかして、気に入らなかったかい?」

「い、いえ、そういうわけでは…」

んー、はっきりしないな

「今日初対面で、こんなこと言うのはあれかもしれないが言わせてほしい」
「もう少し、はっきりと返事を返してくれないか?」

うん、初対面のくせに言いすぎかもしれないが、これもきっと彼女のためになるだろう。
月の兎特有の赤面症かもしれないが、これからここで暮らすなら、普通に話せるほうがいいに決まっている。
…僕は魔理沙で懲りた。躾はしっかりしよう、と。

「で、でも、そんな、いきなりで、その、あなたのこともよく知らないし、それで、返事なんて…」

正直、なにを言ってるかわからないな。

「鈴仙、確かに急かもしれない。しかし、ゆっくりと変わっていけばいいんだ」
「いつまでも、昔に引きづられるのは良くない」
「ここは幻想郷、ならばここに合わせなくてはならない」
「ゆっくりでいいんだ、僕に協力できることがあるなら協力しよう」

うん、早く赤面症を直して、普通に買い物に来てほしいものだ。

「…あの、私は罪人です。地球の人間でも妖怪でもありません」
「そんな、私でも、いいんでしょうか?」
「…幸せになっても」

…幸せになっちゃいけない人なんかいるのか?
どんな存在でも生まれてきた以上、幸せになる権利はあると思うのだが

「勿論だ。たとえ過去に何があろうとも、君が誰であろうとも、君は幸せになる権利がある」

うん、これは胸を張って言えることだな

「…ありがとうございます」
「でも、返事は、その、今度でもいいですか?」

返事?あぁ、赤面症を直すやつか

「もちろん、いつでも構わないよ。僕はいつでもここで、君を待っているからね」

「ありがとうございます」

おおっと、初めて笑顔を見た気がするな

「うん、やっぱり笑顔が良く似合う」

「ぁぅ~~~」

む、また声に出てしまったか

「すまない、変なことを言ってしまったね」

「い、いえ、では今日はこれで失礼します」

そういうと、彼女は店を出て行こうとした。
ん?

「鈴仙」

「な、なんでしょう!?」

…そんなに驚かなくてもいいと思うのだが

「忘れものだ」

そう、彼女は自分が持ってきた拳銃を、カウンターの上に置きっぱなしだったのだ。

「…あの、すみませんが、それを預かっていただけませんか?」

「構わないが、どうしてだい?」

「今の私には、どうやら、必要ないようなので」
「それを教えてくれた、霖之助さんに持っていてほしいんです」

僕が何を教えたのだろう?
まぁ、くれるというなら、喜んで頂こう

「わかった。僕が責任を持って預かろう…ちなみに返す必要はあるのかい?」

「ふふっ、それは霖之助さん次第ですね。それじゃ、また」

そういうと彼女は去って行った。



ふむ、今日は、リボン一つで月の武器一つと常識人のお客一人、か

「大収穫だな」

これも萌えの効果なのだろうか?
今のところ三戦三勝である。

「ふふ、やはり萌えの力は本物だ」

そう呟き、僕は本を読みながら次の客を待つことにした。











「んーんんーんー♪」
ふふ、こんなに気持ちが軽くなったのは、いつぶりだろう?
少なくとも、地球に来てからは初めてかな?

それもこれも、あの人のおかげだ。
霖之助さん…いきなり、私のこと待っていた、とか言いだした。
少し、変な人とも思ったけど、少し、嬉しかったかな?

なぜか、私に名前で呼んでほしい、って言ってたけど…やっぱり、そうゆう、ことだったのかな?
私があれを出すと、そのあとは、子供のように夢中でいじっていた。
かっこいい大人の人に見えていたが、その時は子供のように見えて、可愛らしく感じてしまった。
私が直せますか?と聞くと、彼は直す必要はない、って。
私は幸せになってもいい、私の幸せを願ってくれる、そう、言ってくれた。

姫様と師匠は、月から逃げてきた私を、助けてくれた。優しくしてくれた。愛してくれた。
でも、私には自分が幸せになる資格なんて、無いと思っていた。
私は罪を犯した。それは許されない。閻魔さまにも、そう言われた。
でも、彼は幸せになってもいい、そう、言ってくれた。
別に、彼が何かしてくれたわけではないし、何か出来るとも思っていない。
彼が許してくれても、仲間は許してくれないだろうし、閻魔さまにも地獄に落とされるだろう。
それでも、誰かに自分の幸せを願ってもらえることが、こんなに嬉しいことだったなんて、初めて知った。

うつむいている私に、彼はリボンを差し出した。
私には理解できなかった。こんな私に優しくしても、何の意味もないのだから。
彼は、ごく当たり前のことのように言った。私が大切だ、また来てほしい、って。
自分でも、顔が赤くなっていったのが分かった。
彼の顔を直視することができず、つい、下を向いてしまった。
彼の質問に返事をするだけで、すごい、緊張してしまった。

私が受け取ろうとすると、彼は自分が結ぶ、と言い始めた。
勿論、私は断ったが、どうやら彼の中では確定事項のようなので諦めた。
…予想に反して、彼の手は暖かく、気持ちが良かった。
私もやはり、ペットなのでブラッシングされれるのは好きだ。
しかし……ここでも彼は、私を言葉攻めにした。
褒められるのは嬉しいが、やはり、恥ずかしかった。

そして、結び終わった私に、彼はこう言った。
「うん、よく似合っているよ。萌え萌えだ」
…顔から火が出るかと思った。

あわてて私は彼に詰め寄った。
本気なのか?意味が分かっているのか?
しかし、彼も意味を知っていた。
つい、出てしまったらしい。
…つまり、本音、ということだろう。

萌え、よく姫様と師匠が使っていた。
もこたん萌えー!とかうどんげ萌え―!とか言っていた。
姫様に聞くと、好きや愛しているとかじゃ言い表せない、心の叫びのことを言うらしい。

私だって、子供じゃない。
姫様や師匠が使う、親愛の表現である萌えと、彼の言う萌えの違いくらい分かる。
…告白されたのだ。男性に。初めて。

混乱する私に、彼は返事を求めた。
当然だ。彼は勇気を出して、私に思いを告げてくれたのだ。
私には、彼に返事を返す義務がある。
…しかし、ここでも私は臆病な兎のままだった。
…私は、何も変わっていない。

うまく話せない私に、彼は優しく語りかけてくれた。
ゆっくり変わればいい、昔に引きづられるな、幻想郷は受け入れてくれる。
そして、彼も協力してくれる、と。

そんな彼に、私は思わず聞いてしまった。
私は罪人です。あなたとも違う生き物です。それでも、幸せになっていいんでしょうか?と
彼は、私を認めてくれた。受け入れてくれた。

返事を待ってほしいという私に、彼はいつまでも待つ、と言ってくれた。
その仕返しなのだろうか?いきなり、笑顔が良く似合う、と言ってきた。
…彼はとっても優しいが、とっても意地悪なのだ。

そんな彼だから、私は彼にあれを預かってほしい、と思ったのだろう。
私が前に進むためには、きっと、もう必要ない。
そんな私に、彼は聞いてきた。
返す必要はあるのかい?って
ふふ、彼はやっぱり意地悪だ、彼が私を支えてくれれば、もうあれは、必要ないのだ。




あそこにいたのは、ほんの1時間ほどだった。
しかし、私はもう、こんなに彼に魅かれている。
今度会ったときはなんて言おう?
返事を返してあげようか?それとも、今度は私が意地悪をしてやろうか?

とっても優しくて意地悪な霖之助さん…兎は寂しいと死んじゃうんですよ?
責任とって、一生、大切にしてくださいね?
どうも、3作目です。
今まで自分の書きたいものを適当に書いていただけなので、続編を書けるほど設定も何もありません。
そのせいか、雰囲気がずいぶん変わってしまった気がします。どうだったでしょうか?
期待はずれになってしまったのなら、本当に申し訳ありません。
一人でも、楽しんでいただけたのなら幸いです。



おまけ
「…殺す」
「落ち着きなさい、永琳!」
「うどんげはストレートが一番なのよ!それをポニーだなんて!」
「あの子のうなじ見て、鼻血出してたくせに何言ってんのよ。いいから落ち着きなさい」
「私は十分冷静よ」
「冷静じゃないからいってるんじゃない!」
「…そうね。輝夜の言うとおりだわ」
「全く、ほんとあの子のこととなると、目の色変えるんだから」
「殺すなんて生ぬるい。永劫に苦しむ薬で私のうどんげを奪った罪を一生後悔させてやるわ」
「…はぁ、てゐ、あとは任せたわ…っていない。逃げやがったな!」
「くっくっく、あーはっはっはっはっはっはっは」
「…もうやだ。助けてよ、もこたん」
年寄りの知恵袋
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
おいあんた、いいかげんにしろよ!?
そうやって俺のほほをゆるゆるにしやがって、どういうつもりだ!!
こちとらニヤニヤ顔が止まんねぇじゃねえか!!!

と、まぁ、冗談はさておき、話の設定なんて日々を過ごしてればポンと出てくるもんですよ。ご自身のペースでお好きなように書けばいいと思いますよ。
2.七人目の名無し削除
霖之助包囲網が縮まってきましたね・・・。
逃げてーーーー!!!霖之助さん超逃げてーーーーーーー!!!
3.名前が無い程度の能力削除
霖之助、このままではクラッシャーが逆にクラッシュされてしまうぞ…!
4.名前が無い程度の能力削除
セリフがぶつ切りになっているのが気になりましたが、お話自体は楽しませてもらいました
霖之助さん無自覚に誘惑しまくりだよw

もし続くのであればとりあえず各作品から1人づつ陥落(笑)というペースで続けてみてはいかがでしょう?
5.名前が無い程度の能力削除
よし、次は紅魔館か。。。
6.謳魚削除
霖ちゃん、逃げて。

まぢ逃げて。

でもね、ちょっとね、修羅場の中心に居る霖ちゃんを想像するとね、萌えちゃうのですです。

少なくとも五段活用までは続いて頂きたい無理ですかそうですか…………!
7.名前が無い程度の能力削除
Nice boat.
8.セパレート削除
頼む、まだクラッシュするには早い。

極限までフラグを立てて、一気に崩壊させてくれ!!


いや本当に続いて欲しいんだよ。

最後に、うどんげは俺のy(ry
9.名前が無い程度の能力削除
霖之助終了のお知らせww
10.名前が無い程度の能力削除
Nice boat.
11.名前が無い程度の能力削除
何でみんなこんなに惚れやすいの?
何で俺が「萌え」って言っても惚れてくれないの?
もしかして霖之助だからなの?

よし、霖之助こr(スキマ送り
12.奇声を発する程度の能力削除
作者さんwwwwww
13.名前が無い程度の能力削除
>もこたん萌えー!とかうどんげ萌え―!とか言っていた。
姫様と師匠まじ若い
14.名前が無い程度の能力削除
真の罪人はこーりん
15.年寄りの知恵袋削除
皆様、誠にありがとうございます。
>1.
 ニヤニヤできてよかったです。
 そうですねぇ、電車乗ってぼうっとしていると、ふと、甘えんぼ魔理沙が浮かんだりしまうからねぇ。それなりにがんばります。
>2.七人目の名無し様
 いやぁ、結局どうなんでしょうね。もてる男は不幸になればいいと思いますけど修羅場で苦手なんですよね。
 りんちゃん人気高いなら逃げれるかも…?
>3.
 クラッシャーはクラッシュされる覚悟があるものがするものです。霖之助もクラッシュされるのは本望のはず。クックック
>4.
 ぶつ切りは自分の中の区切りのイメージだったんですけど、違和感ありますか、精進させていただきます。
 まぁ、バランス考えてもそれくらいがちょうどいいんですが、正直萃夢想、緋想天からは今のところ無理そうです。すみません。
>5.
 そうですね。私も次あたりはパチェさんあたりが書きたかったです。
 咲夜さん?あの人は心の隙間がお嬢様で埋まってるかから落とせるイメージわかないんですよね。
>6.謳魚様
 なんというドSww
 そうですね。自分も五段くらいがちょうどいいと思っていたので、できる限りそこまでは続けようと思います。
>7.
 まかせろ、私は冷静だ
>8.セパレート様
 そうですね。多分あと2,3話は続くと思います。
 永琳様の薬は世界一!
>9.
 さようなら、霖之助は僕の心の中で生き続けています。
>10.
 まて、もしや猟奇シーン期待なのか?
>11.
 簡単ですよ。男は顔なんです。ちくしょーーー!!
>12.奇声を発する程度の能力様
 奇声さんwwwwwいつもありがとうございます。
>13.
 永遠の18歳です♪きゃぴるん…グハッ!
>14.
 罪人は裁かれます。多分
16.名前が無い程度の能力削除
ニヤニヤニヤニヤニヤニy(r
17.牛乳帝国削除
霖之助・・・元気でな、あの世で会えたら会おう
18.名前が無い程度の能力削除
花映、風神、地霊と続くんですね、楽しみです。うふふ
19.K-999削除
しかしさとりには通用しない罠。
そうさなぁ、あの作品はあのキャラがいいなぁ……おっと、マナー違反をするところでした。

今のうちに藍か師匠に半殺しにされて止めてもらったほうがいいと思うよ! ムリだろうけど!

そして、「第六話:鮮血の結末」を楽しみにしています!
……あれ? 俺って霖之助がお気に入りキャラだったはずなのに……。
20.名前が無い程度の能力削除
…何かウケが良いみたいで調子に乗ってる罠。
作者の発言を見る限り、気に入らないキャラを最終的に貶める為にSSを書いているようにしか思えない。
霖之助が嫌いなら素直に書くのを止めたらどうだ?
21.名前が無い程度の能力削除
>20
作者はちゃんと冒頭に注意書き書いてんだろ。

見たくないなら、見なけりゃいいじゃん。
22.名前が無い程度の能力削除
作者がどんな作品書こうと個人の自由だと思うが?

俺は是非続けて欲しいと思うな!
23.名前が無い程度の能力削除
内容がかなりツボにきました。
ぜひ、まだまだ続けてほしいです。がんばって下さい。
24.名前が無い程度の能力削除
んんっ!ニヤニヤが止まらない!れーせんちゃんには幸せになって貰いたいもの。だがこーりんにその荷は重すぎるだろうな。
25.名前が無い程度の能力削除
>女性のご機嫌取り、僕のもっとも苦手とする分野だな。
こいつ…天然だぞ…!
26.名前が無い程度の能力削除
このまま済崩し的に修羅場になったら霖之助が不憫で仕方がない。・゚・(ノ∀`)・゚・。
天然なだけで、わざとじゃないし、嘘もついてないというのにw
27.名前が無い程度の能力削除
霖之助逃げてー!
28.名前が無い程度の能力削除
ちょい天然の霖之助とうどんげに吹いたw