Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

魔理沙の疑問

2009/07/03 23:32:04
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※文章力が小学生から進化してません
※ぶっちゃけ魔理沙じゃなくて作者の疑問です
※魔理沙はあんまり関係ないです
※独自設定多かったり、文章に脈絡がありません
※ご指摘されて気づいたのですが、幽々子様は幽霊ではなく亡霊だそうです。
 作中では、幽霊となっており、ただでさえ無茶苦茶なのがさらに無茶苦茶になっております。

それでも暇つぶしに見ていただけるならどうぞ










今日は宴会、この騒動は魔理沙のとある疑問から始まった。

「なぁ、半人半霊ってどれくらいいるんだ?」

「え?私は、私とおじい様しか知らないけど…でも魂魄家は、代々半人半霊の家系です」

「じゃぁ、お前の両親も半人半霊なのか?」

妖夢は言葉に詰まってしまった。

「え、と。すみません。おじい様からは両親のこと聞いたことは無いんです」

「ふむ」

どうやら魔理沙は考え込んでいるようだ。
しかし一方、妖夢の心中は穏やかではなかった。
自分は、両親のことを何も知らない。
今まで考えたことが無かったが、何故か自分の足元が消えて無くなる感じがした。

「なぁ、私の仮説を聞いてくれるか?」

「え、はい」

唐突に魔理沙が語り始めた。

「私は常々疑問だった」
「そもそも、人間と幽霊で子供ができるのか?」
「いや、すまない。別に幽霊を馬鹿にしているわけじゃない」
「だが幽霊とは死んだ者たちだ。そいつらに生殖能力があるのか?」
「仮にあるとしたら、単純に幽霊の数はもっと多いだろう」
「しかし、死んだまま生まれる、というのも奇妙な話だ」
「そこで幽霊は単体では生殖能力を有しないが、人間のあいだとは子供が作れる、と仮説を立てる」
「まぁ、この可能性はお前の存在が証明してくれている。そういうものなんだろう」
「では、半人半霊は存在できる。しかし、これでもまだ疑問が残る」
「さっきお前も言ったが、私はお前以外の半人半霊を見たことが無い」
「家系が続くくらいなら、もっと数は多いはずだし、さらにそのハーフもいそうだ」
「しかし、どちらも見たことも聞いたこともない」
「何故だ?お前のじいさんも、半人半霊だったらしいが行方不明ときてる」
「幽々子の世話役なら、必ず紫が動く。幻想郷内において、いくら強くても、単体で紫の目から逃れられるのか?」
「生きている以上、その痕跡は必ずどこかに残る。まして、半霊が側にいるなんて妖怪よりも目立つ」
「そこで私はある仮説を立てたんだ」

そこまで一気に話し、唐突に魔理沙は黙りこみ、持っていた酒を飲みほした。
妖夢のほうは、すでに酔いが回ったかのように、世界がぐらついているように感じた。

「ま、魔理沙さん、その、仮説とは?」

それでも、妖夢は聞く以外の道が残っていなかった。
このままでは、自分が自分で無くなってしまいそうであった。

「…言ってもいいのか?」

「…お願いします」

「じゃぁ、話そう。もう一度言うがこれはただの仮説だ。何の証拠もない」
「お前のじいさんはただの人間だ」

それだけで妖夢は足元が完全に崩壊してしまった気がした。

「恐らく、小さかったお前を気遣って、死んだのではなく旅に出た、ということにしたのだろう」
「では、お前のじいさんである魂魄妖忌とは何者か?」
「それはお前の父親だ!」

「おじいさまが、私の、父親?」

「そうだ。では母親は一体何者なのだろうか?」
「正直、幽霊が子供を作れるというのも、完全に納得ができない」
「できるとしても、ごく一部の存在だろう」
「そして、お前の周囲で幽霊としては破格の存在がいる」

「ゆ、ゆ、こ、さ、ま?」

「そうだ、それに幽々子なら仮に子供が作れなくても、紫に頼めばなんとかしてくれるだろう」
「つまり、妖夢」
「お前は魂魄妖忌という人間と、西行寺幽々子という幽霊の子供なんだ!」


注)ここは宴会です。魔理沙は酔っています。


「私が、おじいさまと、幽々子様の、子供?」


注)ここは宴会です。妖夢は酔い潰れる寸前です。


「そうだ。きっと幽々子たちにもなにか事情があったのだろう」
「本来は、幽霊は子供を作ってはいけないのかもしれない」
「ずっと、お前に母親と名乗りたくても耐えてきたんだ」
「でも、お前をずっと見守ってきてくれたのも、やっぱり幽々子のはずだ」

「…幽々子様」

「妖夢、もう幽々子様じゃないはずだぜ?」

「…お母さん」

「さ、私の話はもう終わりだ。お前の母さんの所へ行ってやるんだ」

注)ここは宴会です。魔理沙は酔っています。


「お母さん!」

注)ここは宴会です。妖夢は酔い潰れる寸前です。


妖夢はそう言いながら幽々子のもとに走っていく。

「あら、どうしたの?そんなにあwきゃっ」

そして、幽々子の胸に飛び込んだ。

「お母さん!幽々子様は私のお母さんだったんですね」

「え?え?え?」

幽々子は混乱している。
紫は茫然としている。
妖夢は泣いている。

「お母さん。お母さん。お母さん」

幽々子は混乱している。
紫は立ち直った。そして、邪悪な笑みを浮かべた。
妖夢は泣いている。

「幽々子、ばれてしまったようね?」

「ゆ、紫?ばれたって、なにが?」

「お母さん。お母さん。お母さん」

「妖夢があなたの娘っていうことよ!」

「ちょっ!あなたまで何言い出すの!?」

「…幽々子様は、私のお母さんじゃ、ないんですか?」

妖夢は子犬の瞳で幽々子を見つめた。
幽々子は魅了された。
紫は爆笑している。

「妖夢」

「お母さん」

「妖夢!」

「お母さん!」

そう言いながら、二人は強く抱きしめあった。

その後すぐに、妖夢は泣き疲れ寝てしまった。
幽々子は疲れてしまった。
紫は笑いすぎて苦しそうだ。

幽々子は紫を睨みつけた。
紫は窒息寸前だ。

「…はぁ」

幽々子はため息をついた。
紫は息をしていない。
どうも、幽々子様と妖夢はカップルとしてもいいけど、親子にするのもいいよね?
理論、構成に矛盾があるのは勘弁してください。
ネタも多分既出でしょうしね。すみません。

でも、実際どうなんでしょうね?
そんなに半人半霊って多いものなんでしょうか?
まぁ、こんな風にすべてが明らかにされていないからこそ、色々妄想できるのも東方の楽しみ方の一つですよね?
年寄りの知恵袋
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
とりあえず幽々子は幽霊じゃなくて亡霊な
幽霊 気質の具現、不定形で個人の特定がほぼ不可能、物体をすり抜ける
亡霊 死者の具現、生前と同じ姿、物理的な干渉力が強くすり抜けは苦手

勘違いし易いって求聞史紀にも書いてあるけど実は別物なんです
2.年寄りの知恵袋削除
申し訳ありません。勉強不足でした。
しかし…気づいても修正のしようがない!?

一応注意書きを入れておきます。すみませんでした。
3.名前が無い程度の能力削除
なんか知らんが妙に納得してしまった。
4.名前が無い程度の能力削除
謎の説得力
5.謳魚削除
妖忌じーちゃんは転生して幸せに暮らしているとあたい信じてます。

その説でいくとゆゆ様は未亡人属性を装備しておられるって事でせうか。
6.名前が無い程度の能力削除
それよか、半人半霊の孫が半人半霊ってどうなんだろ?
4/1人4/3霊と4/3人4/1霊の子供ってことかな?
7.名前が無い程度の能力削除
ワーウルフは半狼半人と言いますよね?
と、いうことは・・・。
8.名前が無い程度の能力削除
幽霊と子供作るってどうやったんだろうなぁ
幽霊は死者の霊以外の動植物の霊も含んでいるわけだから
もしかすると妖夢の母か父は植物の霊なのかもしれないし、犬の霊なのかもしれん
しかし、幽霊と子作りする人間の様を想像するのは非常にシュールである
9.年寄りの知恵袋削除
みなさま、ありがとうございました。
>3.
 ありがとうございます。親子であまあまもいいものですよね。
>4.
 酒に酔った勢いで言った言葉は真理をつくこともありました。
>5.謳魚様
 ありがとうございます。この設定では妖忌は残念なことになってしまいましたが、幸せになってほしいものです。
 ふっふっふ、そんなの幽々子様の色気をみれば一目瞭然じゃぁありませんか
>6.
 そうなんですよね。半人半霊以外にもそういった人とかも居そうなんですけど、聞いたことないですからね。
>7.
 なるほど、椛と子供を作れということですね?非常によくわかりました。
>8.
 確かにww 妖夢をみると犬の可能性は高い気もしますね。