永遠亭、輝夜の私室にて
「ねえ永琳、エーテルってどういう意味かしら?」
「そうですね。いろんな意味があるのですが、どれでしょうか」
輝夜は分からないことがあると永琳に聞く事にしている。
月の都の知識人であった永琳には、わからないことはないと信じているのだ。
「イナバ達が言っててね。『えーてる危険!』とか『えーてる注意!』とか」
「ああ、じゃあジエチルエーテルかも知れませんね。あれは揮発性高くて危ないですから」
薬士なだけあって、永琳は化学に造詣が深い。
月の都の化学系の学生には「えーりんの物理化学」は大人気だった。
そんな永琳だけあって、エーテルと聞いて最初に思いつくのは化学物質だった。
「まるで天にかえるようだってことでエーテルってついたらしいですよ」
「えーりんwikiは優秀ね」
永琳は輝夜の家庭教師をしているときから知らないことは無いかのようだった。
輝夜はよく月の都の百科事典にたとえたものだ。
「でも『えーてるは神々しい』とか『えーてるの作用は説明できない』とかも言ってわよ」
「じゃあ光を伝達するエーテルかもしれませんね。もう幻想郷入りしたのかしら」
今度は昔、光の伝達を担うと考えられていた物質を挙げる。
永琳の知識範囲は古今東西に及ぶのだ。
「まったく。イナバの癖に難しいこというんだからいやになっちゃうわ」
「あら、姫様もお勉強なされたらどうですか?」
「姫はそこに居るのが仕事なのよー」
結局二人は、会話が始まったころから薄く開けられた襖に、最後まで気づかなかった。
お茶を入れにいった者は二度と帰ってくることは無かった。
えーてるの作用であろう。
どうも師匠達は自分達の振る舞いを気にしなさ過ぎる。
四六時中いっしょに居るくせに、いつまでもべたべたべたべた。
妖怪兎はラブ臭にも鼻が利く。
分かってくれるのはいつのことだろうか。
~因幡 てゐ~
「ねえ永琳、エーテルってどういう意味かしら?」
「そうですね。いろんな意味があるのですが、どれでしょうか」
輝夜は分からないことがあると永琳に聞く事にしている。
月の都の知識人であった永琳には、わからないことはないと信じているのだ。
「イナバ達が言っててね。『えーてる危険!』とか『えーてる注意!』とか」
「ああ、じゃあジエチルエーテルかも知れませんね。あれは揮発性高くて危ないですから」
薬士なだけあって、永琳は化学に造詣が深い。
月の都の化学系の学生には「えーりんの物理化学」は大人気だった。
そんな永琳だけあって、エーテルと聞いて最初に思いつくのは化学物質だった。
「まるで天にかえるようだってことでエーテルってついたらしいですよ」
「えーりんwikiは優秀ね」
永琳は輝夜の家庭教師をしているときから知らないことは無いかのようだった。
輝夜はよく月の都の百科事典にたとえたものだ。
「でも『えーてるは神々しい』とか『えーてるの作用は説明できない』とかも言ってわよ」
「じゃあ光を伝達するエーテルかもしれませんね。もう幻想郷入りしたのかしら」
今度は昔、光の伝達を担うと考えられていた物質を挙げる。
永琳の知識範囲は古今東西に及ぶのだ。
「まったく。イナバの癖に難しいこというんだからいやになっちゃうわ」
「あら、姫様もお勉強なされたらどうですか?」
「姫はそこに居るのが仕事なのよー」
結局二人は、会話が始まったころから薄く開けられた襖に、最後まで気づかなかった。
お茶を入れにいった者は二度と帰ってくることは無かった。
えーてるの作用であろう。
どうも師匠達は自分達の振る舞いを気にしなさ過ぎる。
四六時中いっしょに居るくせに、いつまでもべたべたべたべた。
妖怪兎はラブ臭にも鼻が利く。
分かってくれるのはいつのことだろうか。
~因幡 てゐ~
ナイス!氏の話はいつも落ちが秀逸すぎます!
でもえーてるよりれいてる派なのです(ごめんなさい空気読めなくてごめんなさい)
上の会話もベタベタしながら話してるんですね、わかります。
永琳の膝の上に姫が座ってたりするんですね、わk(ry
さあみんな、早くこっちの世界へ・・・
くやしry