※文章力が小学生から進化してません
※こんなの霖之助じゃありません
※独自設定多かったり、文章に脈絡がありません
それでも暇つぶしに見ていただけるならどうぞ
僕の名前は森近霖之助、古道具屋を営むただの半妖である。
僕の店香霖堂は、基本的に店主である僕に用事がない限り休みの日は無い。
正直、お客の数は少ないので休みでも営業中でも変わらないし、休みの札をかけたからといって素直に帰るやつは非常に少ないためだ。
つまり今日も営業中、僕はいつも通りカウンターで本を読んでいた。
「ふむ、興味深い」
おっと、独り言は僕の悪い癖だ。しかし、この本は非常に興味深い。
これは、幻想郷で書かれた本ではなく、外で書かれた本だ。
よって、きれいな写真や染料がふんだんに使われ、分かりやすいものとなっている。
「ふむ、萌え、か」
最近外の世界では萌え、というものが流行しているらしい。
本来、萌えとは草木が萌えるなどと使い、草木の芽が出ることなどを指す。
しかし外の世界では、どうやら人間相手に言うらしい。
これは恐らく、外の世界では植物が非常に珍しくなってしまったためだろう。
この本を見ただけで、外の世界ではどれだけ木々が消費されているかが分かるだろう。
外の世界では、草木が芽吹くことは少なくなり、芽吹くのをみるのはとても素晴らしく、ありがたいのだろう。
そしてそれほど大事である、萌えという言葉が人に使われるのも、無理もないことだ。
きっと、あなたは草木が萌えるのに匹敵するくらい素晴らしい女性だ、という意味となり、いつしか、萌えは外の世界では最高の褒め言葉となった。
ふむ、我ながら推測混じりの考察だったが悪くないと思う。
「なるほど、萌えとはこういうことか」
自分で言うのもなんだが、この店は繁盛とはほど遠い。
これは立地条件も問題なのだが、店主である僕自身にも問題があるためだ。
自分でも、もう少し愛想良くしたほうがいいのはわかるのだが、これが性分なので仕方がない、
どうせ、趣味でやってる店だし、自分ひとり生きていく分には問題ない。
そう思っていた時期が僕にもあった。
ぐー
…我慢しろ、さっきたらふく水を飲んだだろ?
「はぁ、今日で3日連続断食中か」
さすがに人間よりは丈夫だが、3日間何も食べれないのはつらいな。
これというのも全て霊夢と魔理沙のせいだ。
今までも、勝手に店のものを持って行くわ、お茶を持っていくわ、好き勝手やっていたが今回のはひどい。
霊夢が店にある食べ物を全て持っていってしまった上に、魔理沙がお客様から修理を依頼されていた品物を壊してしまったのだ。
そのため、依頼主に謝罪と迷惑料を払い、見事ギリギリの生活を送っていた僕は無一文となった。
家には何もない。金もない。そして、情けないことだが頼れる友人もいない。
…頼れる人が全くいないわけではないが、できれば親父さんには頼りたくない。
そのため、客が来て収入ができることを期待して店番をしているのだ。
「しかし、いくら客が来ないとはいえ、3日間だれもこないとはな」
そう、なぜかこの3日間だれも来なかったのだ。
確かに客は多いほうじゃないし、今までも最長1週間くらい誰も来ないときはあったが、今回もそのようだ。
それゆえに、僕は今、集客率、購買率アップを考えているのだ。
集客率は、目玉商品もないし、立地条件から期待するのは難しい。
よって、この状況を打開するには来てくれた人にいかに買わせるか、が大事なのだ。
なぜか、この店に来るのは女性が多い。
そして、女性は褒められるのが好きだ。
よって、女性を褒めれば売り上げが上がる。
これがこの3日間で僕が考えたことだ。
しかし、この案にも問題があった。
この案の最大の問題、それは女性を褒める必要があるのだ。
これが意外と難しい。
女性とははたから見ればどうでもいいことをすごく気にするし、大事なことも非常に分かりづらい。
…なにが言いたいかと言えば、僕が女性を褒めるのは不可能、ということだ。
しかし、この本のおかげでその問題は解決した。
最近では、妖怪の山に外の世界の人間と神がやってきたので、外の言葉も使われるようになってきたのだ。
現に以前里に行ったときには萌え、という言葉を幾度か耳にしたことがあった。
つまり、容姿や性格を褒める言葉ではなく、単純に萌え、という言葉を使えば僕にも女性を褒めることができる、ということだ。
これで、あとは女性が来店さえしてくれれば問題はない。
がらがら
おっと噂をすれば、だな
「いらっしゃいませ。本日は何ようでしょうか?」
「は?頭でも打ったの?」
ずいぶんと失礼な女性である。
しかし、アリスは数少ない常識人である上、うちの常連なので無碍にするわけにはいかない。
「いや、なに、僕も少しは接客態度に気をつけてみようかな、と思っただけだよ」
「ふーん、ま、おおかた、霊夢と魔理沙に色々持ってかれて無一文にでもなったんでしょうけど、どうでもいいわ」
く、見事にド真ん中だ。
そんなに分かりやすいのか、僕は
「…ああ、情けない話だが見事にその通りだ。だから何か買っててくれると助かる」
プライド?そんなものより今日の飯だ。
「はぁ、あんまり甘やかすと2人のためになんないわよ?」
「いや、まぁ、わかってはいるんだけどね」
その通り、自分でも自覚しているが僕はあの二人に対して、非常に甘いところがある。
まぁ、二人とも小さいころから面倒を見ているので、妹や娘のようになってしまっているのだ。
「わかっているんなら、実行してもらいたいわね。それで、何かいいもの入ってきた?」
「ああ、ちょっと待っていてくれ」
そう言って、僕は奥に引っ込み、あるものを持ってきた。
「ふーん、これは?」
「見たまんま、ただの髪飾りだよ」
「…あのねぇ、私が何を求めてここに来ているかくらい、知ってるでしょ?」
「いや、なに、これを手に入れた瞬間、これは君のものになるべきだと感じたんだ。だから店にも出さず、奥にしまってたんだよ」
もちろん、嘘である。
「ん~、まぁ、確かにデザインは悪くないけどね」
む、心が揺らいでる、今こそあの言葉を言う時だ。
「きっとこの髪飾りは君に会うために幻想郷にやってきたんだよ。きっと君に似合う、僕も萌え萌えだ」
よし、完璧だ!しかも強調するため2重にしている、これでどうだ!
「へ?い、いきなり何を言い出すのよ!?」
む、怒ったか、旗色が悪いか?
「僕は素直に自分の気持ちを出しただけだよ。君がそれをつけたら僕は萌えるだろう、と」
「―――! ま、また言った!ふん、そんなに言うなら買ってあげるわよ」
「しょ、しょうがなくだからよ?どうやら今困っているみたいだし?知らない仲でもないし?」
「と、とにかく、変なこと考えるんじゃないわよ!はい、これお代!さよなら!」
そういうと嵐のように去って行った。
カウンターの上には僕の予定していた金額の、2倍のお金が置かれていた。
「…とりあえず、飯にしよう」
もうなんなの!?
今日、香霖堂に行ったら珍しく店主の愛想が良かった。
そして、珍しいものはないかと尋ねる私に1つの髪飾りを持ってきた。
そこまでは、正直別にどうでもいい。
店主がそのあとに言った言葉が問題なのだ。
「きっとこの髪飾りは君に会うために幻想郷にやってきたんだよ。きっと君に似合う、僕も萌え萌えだ」
「僕は素直に自分の気持ちを出しただけだよ。君がそれをつけたら僕は萌えるだろう、と」
なんなの!いままでそんなそぶり無かったくせにいきなり!
「…はぁ」
まずは落ち着きなさい、アリス。
現状を正確に把握するの。
まず、萌えの意味は?
対象への好意・傾倒・執着・興奮等のある種の感情を表す言葉で、好き、愛している等の意味がある。
最近外の世界から入ってきた言葉だが、時折人里でも耳にすることがある。
店主が意味を知らない可能性は?
…これはないわね。長生きしてる分それなりの知識を持っているし、なにより、意味も知らずにどう使うの?
ただのリップサービス?
これもない。言霊の意味を知らないわけではないだろうし、たとえ、口先だけでも言ってはいけない言葉の分別は、霊夢や魔理沙以上にしっかりしてる。
今まで隠してきてたが本音だった?
…別に否定する要素はない。
「ていうか、なんで私はこんなにドギマギしてるのよ!?」
「別に告白されたのだって初めてじゃないでしょ!?」
そう、別に告白されたのは初めてではない。
今までにも何度か受けている。
…すべて断ってきたが。
「…なのに、なんで、こんなに、胸が、くるしいのよ」
なぜか、今回はすごく胸が苦しい。
「…どうしよ」
自分でも分かってる。
この痛みを止めるには一つしか方法が無いことは。
「…でも」
怖い。
相手から先に告白してきたので振られる心配はないはずなのに、怖い。
…きっと私は、まだ彼の言葉を信じていないのだろう。
ごめんなさい。今すぐ、返事を返すのは無理そうです。
でも、私があなたを信じる事ができる時まで、もし、待っていてくれるなら
その時は、この髪飾りをつけて、ご返事しに行きます。
想像してクソ吹いたww
どことは言えないが、何か違和感があるw
それにしてもこのアリスはかわいいなアリスかわいい
霖之助はこの後ゆかりんや霊夢や魔理沙や慧音や咲夜あたりにも同じこと言うのだろう
そしてその言葉を聞いて一人ドン引きする早苗さんが見える…
アリスはいつになったら嫁に来てくれるんでしょうか先生。
……今度私と一緒に香霖堂の裏で霖之助の修羅場をつまみに酒を飲みませんか?
別に霖之助出さないでアリス単体で萌え書けばよかったんじゃないか?
違和感しか無かった。
>1.七人目の名無し様
ありがとうございます。アリスかわいいよアリス
>2.
ありがとうございます。期待に添えてうれしいです。
>3.
ニヤニヤしてってくださいww
>4.
霖之助は本気ですww自覚なしのたらしですww
>5.
ありがとうございます。多分もう少し書きます。
>6.
萌えを伝えたのはきっと早苗さんです。
きっとそのせいです。作者の腕じゃないはずです。きっと!
霖之助は早苗さんすら騙してくれます!きっと
>7.
人間と妖怪は時間の流れが違います。もう少しアリスを信じて待っていてください。
きっと、あと300年後くらいに来てくれるはずです。
>8.奇声を発する程度の能力様
萌えてってくださいww
>9.
バレマシタか?
一緒に飲みましょう。もてる男は不幸が似合うと思います。
>10.
申し訳ありません。雰囲気出せずに設定がおかしいのは腕のせいです。
とりあえず、霖之助が書いてみたかったのです。
今後は初めに注意書きを入れさせていただきます。
むしろ霖ちゃんが皆のよm(草薙の劔
ありがとうございます。
よ、よmですか?相変わらずのハイスペック、おみそれいたしました。
“霖之助が書きたかった。ただそれだけだ。”
ここテストに出ますよ~
逆に俺は「霖之助×○○○」でニヤニヤしたかった。ただそれだけだ(*゚Д゚)
ニヤニヤが止まらんぞ!w