※ さて今回も
「ああ肩がこった……」
「藍様揉みましょうか?」
「お?橙は気が効くなじゃあ頼む」
「はーい」
もみもみ……
「あ~そこそこ……」
「強さはコレぐらいでいいですか?」
「うんうん、気持ちいいよ」
もみもみもみ……
「ところで藍様」
もみもみ……
「ん~どうしたの?」
「挨拶しなくていいんですか?」
もみもみ…
「……へっ?」
「始まってますよ、4分咲き劇場」
「何でそれを先に言わないの!?」
「いや、分かってるかなって……」
※ 誰が分かるんだよ!早苗さん!
博麗神社にて
「あの小さな娘さんって吸血鬼だったんですか」
「そーよ、ああ見えても500年生きてるらしいわ」
「はぁ~……凄いですね」
「そうは言っても太陽に弱かったりナニだったりで、弱点が色々とあるのよ」
「と言うことは、太陽に弱いからいつも日傘をさしてるんですか」
「そうらしいわね」
「いやまた私はてっきり影が蛍光ピンクになるからだとばっかり……」
※ もうとんでもない事態
博麗神社にて、魔理沙と霊夢がお茶を飲んでいたんだそうな。
「た、助けて霊夢ーー!!!」
チルノが神社に飛び込んで来ました。
「あらチルノ、どうしたの?」
「お~相変わらずいっぱいいっぱいだな」
「あ、あのね!!リボンの大ちゃんが外れてルーミアのみすちーが持ってかれて、何かおかしくなって!!!」
「あ~ナニ言ってるのかさっぱりだな」
「……」
「どうしたらいいか分かんなくて!それであたいここまで飛んできて!!」
「ん~とりあえず落ち着いて……」
「ふむ、要するに興味本位でルーミアのリボンを外したらとんでもないことになった訳ね」
「戸田○○子か!?」
スピーディで大胆な翻訳に感動する魔理沙。
「で、私に何とかしろと」
「お願い!!助けて!!!」
「そうは言われても……って、こら!袖引っ張らないで!!」
「早く~!!」
~少女移動中~
「あ、居た!」
ルーミアは霊夢たちに背を向けていた。
「ん~?リボンが無い以外は普段のルーミアと変わりなさそうだぜ?」
「……いや、これはちょっと嫌な感じがするわね」
「ルーミア~!!」
大きな声でルーミアに呼びかけるチルノ。
するとルーミアは振り返った。
「おぉうけぇ~いぃ!!トゥギャザーしようかぁ~!!」
「は?」
「やっぱり……」
※ 名前のゴロが似てる
「藍!暇だわ、何か面白い事やりなさい」
「ふぇ!?」
「ほらほらさっさとやる!」
「ちょちょちょ、いきなりそんな事言われても」
「5・4・3……」
「わわわ!えーっと……」
「2……ほらほら時間が無いわよ~」
「ああああ!」
「あ、……アイーン」
「……」
「いや、だから……アーイン、八雲藍……」
「……」
ゆかりのこうげき!
らんはすきまのなかにすいこまれた!
「ですよねえぇぇぇ~~~!!!」
「はにかみながらやったからダメー!」
※ 大変なのは分かってます
「みんなのはぁとを!!ぎゃっちゅぎゃっちゅぎゃっちゅ!!」
「ルーミアを助けてあげて!!」
「よし!じゃあ……」
「魔理沙!近づいちゃダメよ!!」
「何!?なんでなんだぜ?」
「……これは!!スクープですね!!」
さっそうとあらわれたのは新聞記者の射命丸文。
ルーミアに接近しカメラを構える。
「ああ!!文!!」
「飛んでファイアーにいるサマーインセクト!!」
「な!?」
「ああ!文が闇に呑まれた!!」
「た、大変だ!!」
「そしてマイセルフのフォースとなる!!」
「魔理沙!ルーミアの顔が!!顔が!!!」
「少しだけど……濃くなっている!?い、いい……嫌だああぁぁ!!」
「い、急がないと完全体になるわ!!」
「る、ルーミア!!必ず……必ず助けてやるからな!!!」
後の東方紅魔郷Phantasmである。
※ その後
「うぅ~……えらいトコロまで落とされてしまった」
スキマに放り込まれ、途方に暮れる藍様。
「誰か~ 助けてくれ~…… って誰も居ないか…」
「お呼びですか藍様!!」
「おお!橙!!」
「閉じ込められちゃったんですね?」
「その通りなんだ、どうにかしてここから出ようと思っているんだけど」
「任せて下さい!!では……」
大きく息を吸い込む橙。
そして。
「にゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃにゃーにゃにゃにゃーにゃー!
にゃにゃにゃにゃにゃーにゃにゃにゃーにゃにゃにゃーにゃー!」
「スキマ殺猫じけーん!!」
「ああ、ここがスキマね!うぅっ!!」
バタッ……
むくっ
「続いて、博麗神社殺猫じけーん!!」
「ああ、ここが博麗神社ね!うぅっ!!」
バタッ……
むくっ
「続きまして……」
だきっ!
「はむっ!」
「橙……もういい……もういいよ……」
「ら、藍様!な、泣いてるんですか!?」
※ あの世に向かう前の人の服を剥ぎ取る仕事をしてる人
三途の河にて
「おや、姫さんとあろうお方がこんなトコに何の様だ?」
「……もしも、でいいの」
「はい?」
「もしも、もしも、あなたが知っていたら、相当昔に竹やぶで暮らしてたおじいさんとおばあさんを運ばなかった?」
「おいおい、そんなジジババなんか幾らでも居るぞ?」
「その中で光る竹を割って子供を授かったとか、話をしてた人は居てなかったかしら?」
「ああ、そういや随分昔、そんな事を言ってるヤツを送ったけな、何かかなり印象的だったと思う」
「そう!!それでね……その二人……いや、おじいとおばあは……何か言ってた?」
「何かって?」
「それはその……何と言うか……」
「……ああ、なるほどな、姫さんも中々可愛らしいとこあるんだな」
「なっ…!」
「でもま、そういうのはあたいが言う話じゃないな、直接聞いてみな」
「直接!? どこ!どこに居るの!?」
「ああ、向こうで懸衣翁と奪衣婆をやってる」
(終)
>>「戸田○○子か!?」
このツッコミでフラミンゴという芸人のコントを思い出しましたw
まさに四分咲き。