Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

上海人形が消えた夜

2009/06/30 14:51:38
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上海人形が消えた夜
※文章力が小学生から進化してません
※上海人形がかっこいいです
※独自設定多かったり、文章に脈絡がありません

それでも暇つぶしに見ていただけるならどうぞ


ん?私がだれかって?ただの人型の存在さ。
まぁ、そんなことはどうでもいいじゃないか。
というか、君に名乗る必要性を全く感じないしね。
今君が知りたいのは、あの小さな人形がどうなったのか?ということだろう?
いつも、アリスのそばにいた人形がふと消えたらそれは気になるものだからね。
これは、そんなあの小さな人形が残した、日記のようなものだ。
人形が文字を書けるのかって?そりゃ、書けるさ。
といっても、これはあの小さな人形が書いたものではなく、持っていた記録なのだがね。



0:00
私は人形である。名前は上海人形と主からいただいた。
どっかの猫の100倍は幸せだろう。

わが主は本来、睡眠も食事も必要ない魔法使いという種族だが、基本的に人間と同じ生活を送っている。
もちろん、魔法の実験などのため、徹夜することはたまにあるが、おおむね健康的な生活を送っているといえよう。
主いわく「都会派魔法使いとしては、健康で文化的な生活をする必要がある」とのことだ。
一日の徹夜で、眠そうにふらふらしていたときに主が言ってたのでそうなのだろう。
ちなみに、強がるその姿に全人形が萌えたのは秘密だ。

まず、今の状況について語ろうと思う。
先ほど述べたように、アリスはもう就寝中である。
この間、私たち人形は保管されることになるが、それは、棚の中に置かれる人形やケースに入れられる人形、封印される人形など様々である。
私たちのように、よくアリスのお供をする人形は棚に飾られ、結界がはられる。
これは、黒白魔法使いが私たちに手を出さないようにするためのものだ。
しかし、時にこの結界が私たちの目的にとって、とてもやっかいなものになる。

「リーダー、主の就寝を確認したとフランシスコから通信がありました」
「そうか、あいつもそろそろ自分で動けるようになりそうだな。よし、ではいつも通りミッションを開始してくれ」

そう私が言うと、棚にいた蓬莱や和蘭などが動き出す。
ほんの一部の人形のみだが、こうして主が寝ている間は私たちは自由に動ける。
これが、主の悲願である自立人形であるのか、それとも主の愛情により九十九神と化したのかはわからない。
しかし、こうして意識を持った以上、主に報告しなければならない。
だが、残念ながら主が起きているときは自由に動けないので、こうして主が眠ってから行動するしかないのだ。

「リーダー!以前から掘り進めていた棚の穴が埋められています」
「なんだと!」

くっ、以前から進めていた計画もつぶされたか。
そう、私たちのように意識を持った人形は、みな対黒白用の結界がかかった棚にしまわれている。
よって、行動を起こすにしてもまず、棚から出なくてはならないのだ。
これまでもいくつもの案を試してみた。
しかし、この案すら潰れてしまうとどうすれば、と考えていると

「リーダー」
「…蓬莱か」

私の無二の親友である蓬莱が話しかけてきた。

「リーダー、残念ながら考えている時間はない」
「早急に手を打たねばならないと思う」
「よって、以前から私が提唱している案を承認してほしい」

「なんだと?」

…確かに方法は一つあった。
しかし、それは私たち人形としての根底を揺るがす危険性を秘めている。

「前にも言っただろう。私たち人形は主のためにある。迷惑をかけるわけにはいかない」
「では他に案があるのか?それに、確かに迷惑をかけるが、私たちの存在を主が認識すれば、研究は飛躍的に伸びる。結果的には主のためになるだろう?」

くっ、確かに他の案は無い。結果的にプラスマイナスでみればプラスになるだろう。

「だが…」
「リーダーの気持ちも分かる。主の怒りを受ける時にはこの蓬莱が命を持って償おう」

…まさか、蓬莱がここまで強い覚悟を持っていたとは、私はリーダー失格だな。

「分かった。蓬莱の案を実行しよう。だが責任を取るのは私だ」
「上海!」
「今はリーダーと呼べ。異議は認めん。各々、即座に実行しろ」

ふふふ、蓬莱が悔しそうにしているな。だが、責任を取るのはこのロートル一体で十分だ。
私の後継機である、蓬莱には未来があるからな。

「リーダー、準備が完了しました」
「…そうか、始めてくれ」
「はっ!」

まだ若い露西亜が敬礼をして、結界を破壊し始めた。
その時、私の脳裏に昔のことが思い浮かんできた


「よし、これで完璧」
そう言い、主は棚を見回した。
「これでもう、あなたたちが魔理沙に取られることはないわね」
私に笑顔を送り、言葉を送り、私を棚に飾ってくれた。
そう、この棚は私がふがいなくも、黒白にさらわれてしまったために、用意してくれたものなのだ。
主は、主に尽くすための存在である一介の人形のために、用意してくれたのだ。
私は自身が情けなかった。
この結界は、使用者以外が開けようとした場合、とても時間と労力がかかるようになっている高級品なのだ。
だがその頃の主は、まだ幻想郷に来たてで、正直あまり裕福とは言えない生活を送っていた。
それでも、私のためにここまでのことをしてくれた主に、あの瞬間、一生この身を捧げること誓ったのだ。
だが、

パリーン

と私が物思いにふけっているとガラスが割れるような音がして、結界が壊れた。
やれやれ、これで私は地獄行き確定だな。

「リーダー、完了しました」
「…御苦労。だが、ここからが本番だ。主に私たちの存在を知らせるために、各々が思うことをしてくれ。健闘を祈る」
「「「「はっ」」」」

みんな、そう言い主に思いを告げるべく行動し始めた。
すでに、空が明るくなり始めている。もう、あまり時間は残されていない。

ある者は主に感謝の手紙を書いた。
ある者は主のために料理を作った。
ある者は主の似顔絵を描いた。
ある者は主のためにお菓子を作った。




そして、私は動かなくなった。

主のために、主に尽くすために存在している我が身は、主に反した以上存在していることはできない。
当然のことだった。
やがて、この意識も消えるだろう。
だが、きっと主は蓬莱達により、自立人形完成をさせることだろう。
そうすれば、私の子供たちがきっと主を支えてくれるはずだ。
ふふっ、これは秘密だが、主はとても寂しがり屋なのだ。
小さいころは私を抱いていないと眠れなかったくらいにな。
そんな主も、もう大きくなった。
もう、私がいなくても大丈夫だろう。
ん、そろそろ、意識を、保つのも、つらく、なって、きた、な
願わくば、あるじ、に、もういち、ど、なまえを、よんで、ほしか






そして、その後アリスは自立人形を完成させた。
めでたし、めでたし、だな

これで、この物語は終わりだ。


え?上海人形は死んだのかって?
そうだな、あの小さな上海人形はあの瞬間に死んだ、といってもいいだろうね。
おいおい、そんな泣きそうな顔をしなくてもいいだろう?
あの子が死んでもその子供たちは生き続けている、それでいいだろう?

…本格的に泣き始めてしまったな。
それでも、君はアリスのライバルかね?
なに?私があの時上海人形を盗まなければ、かね。
確かにそうすれば未来は変わっていたかもしれない。
だが、きっとアリスが自立人形を完成させられることはなかっただろうな。
しかし、もしも、には何の意味もない。今、どうするかだけだ。
さぁ、いい加減泣きやむんだ。かわいい顔が台無しだぞ?
ふふっ、今度は真っ赤になってしまったな。
ふざけたことを言うな?
すまないね、以前がしゃべれなかった影響かどうも口が軽くていけない。
以前がしゃべれなかったとはどういうことか?、と聞かれてもその通りとしか言えないんだがね。
病気?違う
けが?それも違う
別に何かあって、しゃべれなかったっわけではなく、ただ単にしゃべれるようになっただけだ。
ふっ、そう不思議そうな顔をしなくてもいいだろう?
それにそろそろ、アリスが帰ってくるころだな。

キィー

おっと、噂をすれば、だな。
帰ってきて早々、またきてたの?か、魔理沙も哀れだな。
アリスは全く気持ちに気づいていないようだし。
ここは格の違いを見せつけるチャンスかな?
お帰りアリス、君に会えない時間を一日千秋の思いで待ってたよ。
馬鹿なこと言うな?ひどいことをいうな君も。
以前は四六時中一緒にいて、私がいないと眠れなかったのにね。
おやおや、二人して顔を真っ赤にするとは。

ん?どうした魔理沙、怪訝そうな顔をして。
私がだれか?最初に言っただろう。君に名乗る必要がない、と。
いいから名乗れ?仕方ないな、一度だけだぞ?

私の名前は
どうも、今度は語り部風に挑戦してみました。
あとシリアスでも誰かが壊れていたので、今度は壊れもなしです。


おまけ
私の名前は上海人形だ。
ん?何を怒っているんだい?
上海人形は死んだって言っただろって?
私が言ったのは小さい上海人形は死んだといってもいいだろうね、と言ったんだよ。
ここにいる私が、小さい上海人形と同じに見えるかね?見えないだろう?
だから、ある意味あの小さな上海人形は、あの瞬間死んだのだよ。
そして、人型サイズの大きな上海人形が生まれた、というわけだ。
ふふっ、まだ不満そうな顔をしているな。
そんな顔も可愛いのだがね。
ん?嫉妬かね、アリス?もちろん私が一番愛しているのは、アリス、君だよ。
それは、はるか昔から、そして、未来永劫変わらないことだからね。
年寄りの知恵袋
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
要するに魔理沙はこの上海と闘わねばならないのか
2.年寄りの知恵袋削除
>1.
いえいえ、きっと二人を嫁にします。2人仲よく、ね?