Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東方どうでもいい話

2009/06/29 23:34:37
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 ここ、深夜のサイ○リア幻想郷店では、日々、多くの客がひと時の憩いを楽しんでいた。
 これより書き記すのは、そんな深夜客の、熱く、悲しく、そしてどうでもいいような、そんな会話の記録である。




-禁煙窓際2番席-


幽々子「ねぇ妖夢、なんで私はカリスマ足りないって言われるのかしら?」
妖夢「『おじゃる』って言わないからですよ」
幽々子「それだっ!」


妖夢「ねぇ幽々子様、なんで私はいつまで経っても半人前なんでしょうか?」
幽々子「『ござる』って言わないからよ」
妖夢「ねーよ」




-禁煙中央6番席-


レミリア「真紅の相貌に芳しい芳香。咲夜、これこそ紅の姫に相応しいワインだと思わない?」
咲夜「お嬢様、それ、トマトジュースですわ」
レミリア「マジでかっ!」


レミリア「真紅の相貌に芳しい芳香。咲夜、これこそ紅の姫に相応しいワインだと思わない?」
咲夜「どーでもいいですけど、サイ○でワインってキマりませんね」


レミリア「真紅の相貌に芳しい芳香。咲夜、これこそ紅の姫に相応しいワインだと思わない?」
咲夜「天丼もいい加減ウザいですけど、そもそも『芳しい芳香』って『頭痛が痛い』と言うのと同じですよ?」


咲夜「お嬢様、何で私は人間なのに、新作に出られないんでしょうか?」
レミリア「それにはまず、ジャージを脱ぐところから始めなさい」
咲夜「結構機能的なんですよ、これ」


中国「ところでお嬢様。今日は何だって突然サイ○でパーティーやろうなんて言い出したんですか?」
レミリア「そりゃ、めでたい日ですもの。こんなときに騒がずに、一体いつ騒ぐというの?」
中国「まぁ、年がら年中騒いでる気もしますが……。ところでめでたいことってなんですか?」
レミリア「え~っと、まず、フランが繰り上がりを含む一桁の足し算が出来た記念でしょ、パチェがコミケで50部売り切った記念……」
中国「しょうもね~」
レミリア「あぁ、あとついでに、あなたの退職する記念も入ってるわ」
中国「ちょっと待て! 聞き捨てならねぇ、いろんな意味で!」




-禁煙中央5番席-


チルノ「アタイったらサイキョーね!」
大妖精「へぇ、知らなかった。チルノちゃんって埼玉県民だったんだ」
チルノ「大ちゃん、埼京線は東京-埼玉間だよ。埼京沿線なら東京在住の目もあるわ」
大妖精「え? 今ツッコまれた? もしかして?」


大妖精「ねぇチルノちゃん。チルノちゃんってどれくらい冷やすことが出来るのかな?」
チルノ「そうね。原子のエネルギーが最低になり、零点振動する温度。すなわち-273.15℃、ないし0K。いわゆる絶対零度までなら冷却できるよ?」
大妖精「⑨じゃない!?」




-喫煙トイレ脇8番席-


永琳「そういえばウドンゲって美味しそうな名前してるわよね」
ウドンゲ「もうウドンネタは結構です。……というか、師匠が名付けたんじゃないですか」
永琳「甘いわウドンゲ。冷麺・ウドン・ワイン・稲荷……」
ウドンゲ「オールコンプリート!?」
てゐ「ちょっと苦しいと思うけど」


輝夜「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりでしょうか?」
ウドンゲ「えっ!? なっ!? 姫様!? ちょっ……なんで!?」
輝夜「ふふ、驚いた? 奇遇よね。あなたたちが私の勤め先に来るなん……」
ウドンゲ「なんで働いてるんですか!?」
輝夜「えぇそのツッコミくることぐらい分かってたわよコンチクショー!」




-サイ○リア幻想郷店スタッフルーム-


紫「むぅ」
藍「紫様、どうしました?」
紫「いや、幽々子に頼んだナルトがまだ送られてこないんだけど……」
藍「それなら幽々子様が2番席で貪り食ってましたよ?」
紫「またかあのガキャー!」


紫「しかし、なんでもやるわよってことでフランチャイズにも手を出してみたけど、今一つ儲けが少ないわね」
藍「テコ入れが必要ですね」
紫「じゃあさじゃあさ、私が器になって女体盛りとかって……」
藍「やめてください紫様、メニューにカレーはありません」


霊夢「ちょっと紫~! あんた店長なんだから、もうちょっと働きなさいよ!」
紫「あら副店長、何とも忙しないわね。店長は本来でんと鎮座しているものよ。香霖堂を見習ったら?」
霊夢「アレはダメな例よ。そんなことだと赤字出るわよ?」
紫「大丈夫よ。ちょちょいと損益分岐の境界いじれば……」
ヤーマダ「八雲紫! 法人税法違反ならびに年齢詐称の疑いで逮捕する!」
紫「なっ!? 手入れっ!?」
霊夢「紫ぃっ!」
藍「紫様ぁっ!」






霊夢「……計画通り」






 今日も今日とて舞台は巡る。
 演じる役者は深夜の来客。
 そんな彼らを眺めながら、私は97杯目の紅茶を啜った。
 幻想郷縁起の息抜きに書いた、この駄文をどうしようかと考えながら。






阿求「というか、映姫様って裁判長じゃないですか。なんで現場に降りてきてるんですか?」
ヤーマダ「事件は法廷で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!」
阿求「怒られますよ、その台詞」
 とゆーわけでこんばんは、何気にプチ初投稿、東雲一葉です。

 今作は向こうの『赤い~』を書いてる際、筆休め的に書いていったものでございまして、ぶっちゃけシリアスだけでは持たなかったという話でございます。
 その反動で『カリスマ? 何それ美味しいの?』ってな勢いになっておりますが、その辺は何卒ご了承ください。

 それにしても深夜のファミレスって、どうしてあぁどーでもいい話を延々と続けるんでしょうね?


追記(2009-07-01):

訂正しました 『求聞史紀』→『幻想郷縁起』

2009/06/30 23:06:20様、ご指摘ありがとうございます。
東雲一葉
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
なんだこれ?
2.名前が無い程度の能力削除
確かにリアルに居る・・・しかし、SSとしては面白みに欠ける・・・?
こう、なんか、物足りない・・・。
3.名前が無い程度の能力削除
ていうか、求聞史記ってのはあくまで一迅社の設定資料集のタイトルで、
あっきゅんが書いてるのは幻想郷縁起だぞ、ってツッコミは野暮なのかしらん。
4.東雲一葉削除
>ていうか、求聞史記ってのはあくまで一迅社の設定資料集のタイトルで、
>あっきゅんが書いてるのは幻想郷縁起だぞ、ってツッコミは野暮なのかしらん。

ぐはっ!(吐血

……素で勘違いしておりました。
訂正させていただきます。

2009/06/30 23:06:20様、ご指摘ありがとうございました。
5.GUNモドキ削除
深夜って、峠を越えたら朝までフルスロットルになりますよねぇ。
んで、朝の8~9時頃に、電池が切れたかのように急激に意識が落ちるんです。
気分はまさに徹夜のジョー。
6.東雲一葉削除
>GUNモドキ様

ホント、なんで深夜ってあんなテンションあがるんでしょうね。
夜明けとの落差が激しいし……。

そうか!
つまりファミレスの深夜族=吸血鬼だったんだよ!