縁側で空を見上げながら、霊夢は考えていた。
文のスカートについて。
何故、あんなに短いスカートで空を飛んでいるのに中身が見えないのだろう、と。どんな下着を穿いているのだろうか。一度気になると、確認したくなるのが人の性。
「清く正しく射命丸ですよ、っと」
噂をすればなんとやら。
文がニコニコと笑顔で霊夢の前へと現れた。
「あっはっはっは!」
霊夢は額に手をやり、大声で笑い出す。正直、不気味だ。そして、怖い。
「こんなにも早くに確認出来る機会がやって来るなんて……最高ね」
「は、はい?」
首を傾げる文。
両手をわきわきと妖しく動かして、目を光らせながら、一歩ずつ近付く霊夢。
「えーと……何でしょうか。物凄い嫌な予感がするのですが」
「文、お願いがあるんだけど」
「お金とカメラのこと以外なら、お話を聞いてあげましょう」
「あんたの下着を見せなさい」
「さようなら、霊夢さん。私、あなたのことはそんなに嫌いじゃありませんでしたよ」
背を向けて空高く舞う文に、御札を投げ付ける。
「うっ!?」
文の背中にピタッと張り付いた御札は、身体の自由を奪う。翼が痺れ、動けない。というか、飛べなくなる。
「う……うわぁぁぁぁ!」
空高くに居た文は、真っ逆様に墜落へと向かう。
烏天狗が墜落することなんて、普通ありえない。
つまり、文の初めての墜落。それは、未知の恐怖。
地面へと、物凄い速さで近付く。
痛みに備えて、目をギュッと瞑るが、文にやってきた感触は、予想していた痛みでは無くて柔らかい何かだった。
「さすがにあんたを墜落死させないわよ」
「れ、霊夢さん……」
文が恐る恐る目を開くと、ふわりと柔らかくお姫様抱っこをされた状態だった。
安心からか、少し涙目になっている文。
「本気で怖かったんですよ!?」
「あーはいはい。ゴメン」
「ぅ……」
優しい笑顔でそう謝られて、それは少し反則だ、と文は顔を背ける。
「さて、文」
「はい?」
「あんたの下着見せてもらうわ」
「……変態! 離してー! 誰かヘルプー!」
「あー勘違いしないで。下着といっても上の下着は見ないから。見るのは下の方。つまりぱんつ」
「最低だぁぁぁ! より最低だ!」
「良いじゃない、減るものじゃないし」
「私の精神力が減ります!」
「はいはい、続きは部屋で」
「きゃー!? 私ぴーんち!」
身体の自由は奪われているから、叫び声を必死に上げる文。こうしていれば、誰かしら助けてくれるだろうという考えだ。
「あんまり煩いと、縁側で確認するわよ」
「へ?」
「縁側で確認している最中、誰が来るかも分からない状況下で……それも楽しそうではあるわね」
「っ!?」
「静かに部屋へと連れてかれるなら、結界を張ってあげるけど?」
「ぅ~……静かに、します……」
「よし!」
「むぅ~」
霊夢とは比べ物にならないほどに生きて来た文だが、こんな恥ずかしいことをされるのは初めてだ。
人間にここまで翻弄されるの自体、今まで無かった。
「霊夢さんは何者なんですか……」
「私? 巫女よ。それ以上でも以下でも無い」
「はぁ……そうですか」
「そんな文は烏天狗よね。正直、こうしてるとただの可愛い女の子にしか見えないけど」
「なっ!?」
「だって、そうじゃない。脚は綺麗だし、私よりスタイル良いし……なんか腹立ってきた」
「何で!? 理不尽!」
「殴りたいわ」
「止めて下さい! 踏んだり蹴ったりじゃないですか!」
「もう、冗談よ。冗談二割」
「八割本気!?」
「はいはい、ほら、もう結界も張ったわよ」
部屋に入ると、障子に御札を何枚か貼る。
全ての作業が済んだ後、文はゆっくりと優しく畳の上に寝かされた。
「背中痛くない?」
「そんなこと心配するなら、是非止めて欲しいのですが」
「それは無理」
「……大体何で私の、その……ぱんつなんか」
「ちょっと気になって」
「やっぱり変態?」
「失礼ね。私は常識人よ」
「常識人は無理矢理他人の下着を見よう、なんてことしないと思います」
「他人は他人、私は私」
「見事なくらいに最低ですね」
「はい、確認するわね」
「ちょ!?」
仰向けに寝かせた文のスカートの裾を掴んで捲る。
「なるほど、白いショーツ。やっぱりドロワーズじゃなかったのね」
「うぅ……本当に何でこんな目に……」
真っ白いショーツをじっと凝視され、恥ずかしさから顔を赤くして涙目の文。
「ふむふむ……なるほどねぇ」
「あの、もう良いでしょう?」
「いや、私ってドロワーズばっかだから、あんまりこういうの見たこと無いのよ」
「……それで?」
「もっと見させて」
「最悪だぁ……」
いろんな角度から見つめて、ふむふむと頷く霊夢。
「はい、脚開くわよ」
「ちょ!? それは恥ずかしすぎますってー!」
開脚させられたりと、この後霊夢が満足するまで、いろんな角度やらポーズやらをさせられてしまったそうな。
もっとやれ! もっとやってください!
「そこまでよっ!」
と。あとハウスで渡す物間違っとるw今欲しいのは濃い珈琲とかだ!!www
貴様らに見せるパンツなどない!!
次回は糖分四桁の領域ですねわか(ry
いいぞ!もっとやれ!!
貴方に一言いわせてもらいますよ!!!
・・・・・・向こう側でも待ってるから・・・・・
・・・来て?ね?
えっちな事してるのに全然悪びれない霊夢が素敵だ!
もっとお願いします。
反省してもっと投下するように!
あやたんはスパッツに決まってるんだから