Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

ケータイ小説

2009/06/23 13:41:42
最終更新
サイズ
6.91KB
ページ数
1

分類タグ

ケータイ小説が苦手、好き、という方は戻るボタンを押してください。
文章はとんでもなく変です。
キャラのイメージが違うかもしれませんので、気をつけてください。



















 たいした異変も起きず、暇で暇で仕方なかった霊夢は、昨日紫からもらった携帯電話というものを使って、実話を元に一本小説を書いてみることにした。それが意外に面白く、霊夢は寝食忘れて三日三晩文字を打ち続けた。

 一週間後、霊夢は隅々まで推敲をすると、自慢げに紫に見せた。紫は思いっきり顔を顰めた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
〝マカブラフライティング〟 者著 天才巫女

『きゃー!! マジうけるんだけど↑↑!!』

 アタシは魔理沙を見て言った。
 魔理沙はアタシの友達の魔法使い。っつーか、こんな時代に魔法使いとか、マジびっくり仰天なんですけど!! 魚が喋ったような感じ? それ以外に表現のしようがないっつーか。マジ今日は星がきらめいてるし。

 アタシは魔理沙に、雨漏り直してほしいっつっただけなの。でもね、あの子マジキュート!! あんまりにかわいいから、魔理沙大好き!! なんて言って抱き締めちゃうところだったし♪ 

 魔理沙、星で塞ぐとかなんとか言って、屋根を粉砕しちまったの!! それでにやにや笑いながら空の彼方に吸い込まれちゃったんだよ!!

 きっと、天国のお母さんの元に帰ったんだよね。

 アタシ魔理沙のこと、一生忘れない。アタシ泣かないから。

 魔理沙はアタシを強くしてくれた。

 ありがとう魔理沙。

 つーか話し変わるんですけど、紅魔館にマジプリティーな姉妹がいるの!! で、アタシお姉ちゃんの方のレミリア何とかって奴に訊いたの。

『メイド隊マジ便利じゃね? 二、三匹くれし♪』

「そいつは無理だね」

 即答されて涙が止まらなかった。

 アタシは泣いた。泣き続けた。すっごく悲しかった。多分、缶ジュースに蜘蛛が沈殿してたことぐらい悲いしと思う。だからわんわん泣いた。

 こんなにも胸が苦しくて
 どうしようもなく悲しくて
 富士山みたいに辛くて
 でも世間はアタシの涙に気付いてくれない。

 マジオトナって卑怯。

 で、気がついたらアタシは庭にいた。いつの間にか追い出されてたんだし。アタシは涙が止まらなかった。で、右見てみると門番がいたの。その門番はアタシに情けをかけてくれた。アタシに同情してくれた。この世に天使っているんだし。

 でもやっぱり、アタシの心のスキマは埋められなかった。アタシはその門番を噴水に投げ込むと、来た道を引き返してみたんだし。

 アタシを喜ばせてくれるものなんて、この世にない。アタシは心に傷を負ってる。世の中なんてもういやだ。オトナってマジ卑怯。でも改革なんてめんどいから次の人にバトンタッチだし!!

 そんときだったし♪

 たまたま鈴仙が森を歩いていたの。マジ偶然。

『薬売り? アタシもバリ手伝う♪♪!!!!』

 でもやっぱり、運命の神様ってザンコク。

「別にいいよ、もう帰るところだし。ごめんね霊夢、姫様がおなか空かせて待ってるから、もう行くね」

 また即行で断られた。

 どうして? なんで? アタシよりも、輝夜の満腹度を測るほうが大事なの? 
 マジ意味わかんない。アタシ何かした!? 
 どうして運命の神様は、アタシをここまでどん底に突き落とすの!?
 アタシの目からは涙が吹き出た。どす黒い悲しみの怨念が涙の味だった。
 アタシは血の池の中で朦朧が意識とした。
 アタシの側はマジグロかった。 

 アタシの心は悲しみにまみれてた。

 アタシは地面に突っ伏して大声で泣いた。

 頭の中だけど、道行く人がアタシの顔見て笑ってる。狸とか犬とか猫とか、草とか木までアタシの醜態を見て笑ってる。でもアタシは、受け入れるしかなかった。これが世の中、これが世間だったから。

 だけど、そんなすさんだ(←漢字変換できないし)世の中でも、アタシ、信じられるものがあった。

 それは、愛。

 アタシは愛を求めて歩き続けた。

 したら早速見つけたし♪

 木の陰でのんびり眠ってる、ちびっ子剣士妖夢♪♪ アタシはさっそく、その肩を揺さぶったの。

『おっはー妖夢↑↑!! つうか聞いてくんね!? マジ最近の幻想郷は薄情だし!!!!!!!!!!!!』

 妖夢目を覚ましたの。そしたら刀振られてマジ肩切ったし!! 

『つうか傷害罪だし!!♪♪↑↑!!??』

 アタシは肩を抑えてのた打ち回った。頭が大混乱した。でもよくよく考えると、あんまり切れてなかったのよね。でも血が出た。アタシは血まみれになった。

 そしてアタシびっくりした。

 妖夢が「ああ、ごめんなさい霊夢、てっきり敵かと思って」だなんて慌てた様子で、アタシの肩を支えてくれたもんだからさ。

 アタシの右肩は、一ミリぐらい切れてた。常人なら普通に死んでる。でもアタシ、けっこうタフなんだ、生きることに関しちゃしぶといのかな。とにかくアタシは、生きてた。でもすごい意識が朦朧としてた。

「しっかりしなさいよ霊夢! 肩ちょっと切っただけじゃない!」

『ごめん妖夢、アタシもう、マジだめみたい…』

「あんまり変なこと言ってると、半霊でなでなでしますよ!」

『ごめんね妖夢、アタシ、神様に見捨てられちゃった…天国でまた会いましょう…アタシ、待ってるから』

 本当にマジやばかった。アタシの意識は深い闇の底に沈んでいった。アタシは泣いた。きっとこれは、アタシへの神様からの罰なんだ。アタシが毎日、何をするでもなく縁側でお茶ばっかり飲んでるから…。

 アタシは天国を見た。お花畑がマジすっごくて、真ん中に謎の石造が立ってた。それは魔理沙の形だった。魔理沙は天国でも、アタシのことを見ていてくれていたんだ。

 そのとき気付いた。これが愛なんだ、て。

 心の弱いアタシをいつでも見守ってくれてる、友達の愛。

 愛って素晴らしいものなんだよ。
 愛って生暖かいものなんだよ。
 愛って卓球うまいんだよ。
 愛って甘酸っぱいんだよ。

 ありがとう皆。アタシ皆に感謝してる。

 アタシ、みんなのおかげで成長できた。

 世界を救えるのは愛だけなんだ、てはっきり思ったんだ。

 ありがとう…………

 気がついたらアタシは棺おけに入って土の中だった。
 俗に言う、生き埋めとかって奴。
 アタシは地面の愛に包まれた。

 超キュークツ。

 酸素が薄くなってきた。

 マジうけるし♪

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「これを私にどうしろというのかしら」

 紫は携帯電話をゴミ箱に投げ入れようとした。霊夢は急いで紫の右腕に組み付き、そこに握られている電話をもぎ取る。畳の上に座ると、泣き叫んだ。「この、お茶を飲む以外何一つ行動したくない優秀な巫女が、連日寝ずに文章を打ち続けたってのに、あんたはその努力を泡にするつもりかしら!」

「だけどこれはちょっとおかしいわ」紫は禁断のものを見てしまったかのような顔だ。「幻想郷の治安を守るものとして、このような危険なものは排除しなければなりません」

「何がどう危険なのかしら」

「月の狂気と似たようなものね」

「それは大変遺憾だわ!」

 霊夢は叫ぶと、紫に殴りかかった。ドッシゴシャ! 紫は死なない。

 霊夢は急に、スイーツが食べたくて気が狂いそうになった。そこで紫にお願いすると、「それならいい店があるわ」と言ってくれた。霊夢は携帯電話を背後に投げ捨てると、紫に飛びついて、二人で仲良く神社を出て行った。

 二人がいなくなってずいぶん経ったあと、二人のやり取りを障子の側でずっと聞いていた魔理沙が、土足で家に上がりこんで携帯電話を拾った。一度、どこぞの店で盗んで、遊んだことがあったので、使い方はわかっている。

 魔理沙は霊夢名義で、幻想郷の自殺サイトに書き込みをする。さあこれで数日後には、霊夢は絶叫の渦に飲み込まれるぞ、と魔理沙はにやにやしながら神社を飛び出した。途中何も無いところにつまづいて倒れたが、魔理沙は強い子だから、そんなものにはめげなかった。

 後日、霊夢のうちに知らない人が五人くらい来た。彼らは文豪家らしく、書籍が売れなくて首を吊ったとか。つまりもう死んでおり、まだ死んでない霊夢を迎えに来たらしい。そこで霊夢は愛を教え、成仏させるために、あのケータイ小説を幽霊たちに見せてやった。幽霊たちは成仏した。玄関に残ったのは、たくさんの涙だった。
読んでくれてありがとうございます。
気違いじみた文章を楽しんでいただけたら、と思います。
ネコマタ
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
なにが面白いのかさっぱりわかりません。
しかもつまらないのはケータイ小説風だからではありません。
2.名前が無い程度の能力削除
早苗さんならもっとそれらしかったかな
別にそれでおもしろくなるわけじゃないけど
3.名前が無い程度の能力削除
 所々吹いたけど、これはどう突っ込めばいいんだ……。
4.名前が無い程度の能力削除
卓球うまいで死んだwww
5.名前が無い程度の能力削除
屋根を星で塞ぐとかマジ魔理沙ロマンてぃすとだし。
6.名前が無い程度の能力削除
>魚が喋ったような感じ?
若くないぞ、ここらへん
7.名前が無い程度の能力削除
卓球www 一瞬何が起きたのか分からんかったw
8.名前が無い程度の能力削除
肩1ミリで死ぬか!
しかしべらぼうにウザイなこの語り
9.名前が無い程度の能力削除
これ読んでケータイ小説ちょっと見直した
いや普通に上手いよこれ
10.名前が無い程度の能力削除
面白かったわwwケータイ小説ってこんなひでえのかよw
11.名前が無い程度の能力削除
ケータイ小説って、あの瀬戸内さんも書いたそうですね。
12.名前が無い程度の能力削除
>多分、缶ジュースに蜘蛛が沈殿してたことぐらい悲いしと思う。
辺りから腹筋が崩壊したw

キャスティングミスな感じは否めないですね
あと、こういう文章ネタだと誤字脱字が仕様なのかミスなのかわからんwww
13.名前が無い程度の能力削除
文豪って夏目さんとか?w このシリーズ作って下さると有り難いです。
14.名前が無い程度の能力削除
ゆかりんのミス
これはゆかりんのミス!
15.名前が無い程度の能力削除
富士山みたいに辛かったで思わず噴出したwww