魔理沙が家に来る。
しかも、よく来る。
なんでだろうかと考える。いつも魔理沙は博麗神社に行っているはずなので、そこで何かあったのだろうと思った。
アリスは出かける。
博麗神社では霊夢が誰かを待っているかのように、箒で何も落ちていない石段を掃いている。
霊夢はアリスをじろりと睨む。
アリスは逃げるように帰った。
魔理沙が家に来ていて、本を読みながら勝手に菓子を食べている。
何処かに行ってたのかと聞かれると、アリスはそれを無視して、菓子を取り上げて、本を閉じた。
出て行けと言った。
魔理沙はドアをピシャリと閉めて箒で空を飛んでいった。
アリスはその様子を窓から眺めている。黒い点になった魔理沙が行くあてもなく、空をふらふらとしていた。
今日は雨が降ったので、村で子供たちに見せるはずだった人形劇を中止した。
今日も雨が降っている。魔理沙がずぶ濡れの格好で来たので、とりあえず、風呂に入れた。
雨が続いたせいで、花壇の花が幾つか枯れてしまっていた。魔理沙は一つしかないベッドの上でイビキをかいている。
朝には久しぶりに太陽がでた。
とうとう魔理沙は家に来なくなった。なぜならば、ずっとこの家にいるからだった。
アリスは人形劇をするために村へ行く。
一緒に行かないかと魔理沙に聞くと、行きたくないと言われた。
アリスは人形劇の帰り道で博麗神社に行った。
また、霊夢が石段で空気を掃いている。
アリスはお茶を飲みながら、魔理沙と喧嘩をしたのかと尋ねると、霊夢はしていないと言う。
アリスは家に帰ると、霊夢と喧嘩をしたのかと魔理沙に尋ねた。魔理沙はあんな奴は知らないと言った。
雨が降ったので、今日は家から出なかった。魔理沙は窓からどこかを眺めている。
アリスは丁寧に包装された箱を取り出して、魔理沙に渡した。
博麗神社に届けてほしいと頼むと、魔理沙は箱を返してきた。
アリスは強引にその箱を押し返して、魔理沙の腕の中に入れた。
魔理沙の箒を窓から外に放り投げると、魔理沙の帽子も窓から外に投げた。
魔理沙が取りに行くと、アリスは家の鍵を全て掛けた。
しばらく、ドアを叩く音がしていた。
魔理沙は家に来なくなった。
ちゃんと小説として投稿して下さるのを期待してます。
浅はかだったと思います。反省します。
補足
一番最後の、魔理沙が家に来なくなったって部分は、
アリスに渡された箱を、魔理沙は神社に持って行って、結局、霊夢と仲直りしたという事です。
だからアリスの家に来る理由がなくなったんです。
完結な文章かつそこに見える登場人物の人間らしさ、
それをあくまで客観的に表現していて、もしもプチで無い方なら個人的には100点を上げたいくらいです。
しかし、あとがきで「実はアウトライン」と言ってしまったその瞬間、
この作品は「斬新な作品」から「ただの未完成品」と変化してしまった。
この作風で行くなら最後まで貫き通してほしかった。
アウトラインだなんていわず、「これが作品だ!文句あるか!!」ぐらい堂々としてほしかった。
そういう意味を込めて、この作品は「惜しい」と思います。
もっと上手く調理すればかなり化けると思うこれは