Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東方F1最終戦、永遠亭グランプリ

2009/05/31 21:59:49
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「こんにちは。
この時間は東方F1最終戦、永遠亭グランプリの模様をお送りいたします。実況は私、犬走椛。解説に稗田阿求さんと森近霖之助さんをお招きしています。お二方、本日はよろしくお願いします」

「こちらこそよろしくお願いします」

「はい、よろしくおねがいしますー」

「最終戦になってようやく復帰しましたね、霖之助さん」

「いや~お恥ずかしい」

「ではお決まりのアレを」

「はいはいはい。
え~、東方テレビ9では現地音声のみの放送を第二音声にてお送りしています。第二音声でご覧いただく為の操作方法は各チューナーの取扱説明書をご覧下さい」

「はいありがとうございます。では阿求さんにサーキットおよびレースルールの解説をしていただきましょう」

「はい。この永遠亭竹林サーキットは迷いの竹林の一部をコース化して使用しています。竹林による障害物・コーナーが非常に多いことで知られ道幅も狭いため、別名東方のモナコとも呼ばれています。試合が動きにくいコースですので見所も限られます。このコースは1周が長いので全5周を選手には飛んでもらいます。ピットルールについては紅魔グランプリと同様ですね。今回の景品はもちろん、霊夢さんを2日間無抵抗にはむはむできる権利です」

「では各チームの様子を見て見ましょうか。
前々回で捕食されたうどんげ・ミスティア・衣玖の3名は戻ってきていますね。うちミスティアさんと衣玖さんは今回出走のようです。ではエターナルはどうなのかと言われますと、今回も輝夜・妹紅のペアで来ていますね。ん~これは意外」

「いやそうでもないですよ?あのチームの二人は噛み合わない時は際限なく足を引っ張り合いますけど、今日ここに至っては永琳さんの判断が正解でしょう」

「ふむ?二人がコンビを組んだ時のこれまでの戦績では12出走のうち0勝、完走わずか3回でポイント獲得はなし。ペナルティ累計31回と凄惨な結果ですが?」

「それが2006年の白玉楼グランプリでは中盤非常に良い感じだったんですよ。7周目で魔理沙のマスタースパーク誤射に巻き込まれなければどうなっていたかわからなかった
んです、覚えていらっしゃいませんか?」

「あ~、そんなこともあった気がしますねぇ」

「近く良い結果が出るでしょう」

「期待しないよう期待しておきましょう。ではスターティンググリッドの発表・・・・・・の前に。阿求さん」

「はい。うれしいニュースと悲しいニュースが一つずつありますので、この場を借りまして。
まずはうれしいニュースを先に。長らく代役がいなかったため映姫さんが行っていたSCですが、来シーズンより夢子さんがこの任に当たることが決まりました。これにより映姫さんが正式に選手登録。さらに無所属のままだった小町さんを迎え、無縁塚チームを立ち上げることが決まりました。チーム名はまだ未定とのことですので続報をお待ちください。
そして悲しいお知らせです。存続が危ぶまれていたシャンハイ・アリスですが先日の記者会見において、本レースを持って正式に解散することを発表。チーム解散と同時にアリスさんも引退することを決意されました。今後しばらくは新規参入予定の無縁塚チームのサポートを行うそうですが、このまま残留するのかどこかのチームに入るのか、コメンテーターとして活躍することになるかはまだ未定です。サーキット上で彼女の姿を見ることができなくなるのは寂しいですね」

「アリスさんのラストラン、しっかりと目に焼き付けておきましょう。ではスターティンググリッドの発表です。
ポールポジションを獲得したのは予選番長こと東風谷早苗、2位博麗霊夢、3位射命丸。以下幽香、魔理沙、アリスと続きエターナルの二人はこの位置。9番手ルナサ、10番手衣玖、11番手幽々子、13番手天子、14番手にフェアリーズのルーミア以下そのほか多数と続いています。
さてH.K.Rの霊夢さんは2番グリッドからのスタート。今シーズンいいところの無かった霊夢さんですが、ようやく優勝が狙えるのか注目です」

「ところで、どうして今年は霊夢君も参戦してるんですかね?去年までしてたピットクルー役ですら嫌々やってたのに」

「霖之助さん知らなかったんですね。あの人、声かけても絶対参戦してくれないので紫さんに頼んで説得をしていただきまして。その甲斐あって今シーズンから選手登録されたんです」


『天下の博麗の巫女とあろうものが参加しないなんて何を考えているのかしら?スペカ以外の戦いにおいても他の妖怪たちを強いところを見せ付ける好機ではなくて?まさか黒白より遅いからなんて臆したわけではないでしょうね。あぁそうそう、参加するともれなく賽銭箱の中身が増えるかもしれないわ』


「僕にはこんな情景が見えたんだけど」

「真相は闇の中です。ついでにレース褒賞であるはむはむについでですが、そのほうが真面目にやるだろうと言う紫さんからの意見を取り入れての結果です。
さて、レーススタートの時間が迫ってまいりました。本レースで引退するアリスさんは是非とも優勝で飾りたいところ、しかし魔理沙さんや文先輩といった強豪は手を抜いてはくれません。レースに復帰したミスティアさんに幽々子さんがウインクを送る。なんという精神攻撃、ミスティアさん相当に怯えています!そして隣の衣玖さんにも同様に熱烈アタック。と、衣玖さん頬に紅葉を散らせてそっぽを向いた!顔を真っ赤にしてもじもじしている衣玖さんかぁいいです!!」

「さすが幽々子さん、レース前からライバルを着実に消していってますね」

「・・・・・・私ががいない間に何があったんですか?」

「捕食されましたから」

「その様子を見た天子さんが幽々子さんを睨みつける!ここでも熱いバトルが見られそうですよ。
さぁ東方F1最終戦、ラストを栄冠で飾るのはどの選手か!・・・・今スタートが切られました!第一コーナーアリスがインを突く!霊夢さんはスタート失敗したかスピードが上がらず、魔理沙も幽香を安々追い抜いた!エターナル2名はいきなり接触を起こしてます。そしてあっと!早苗が文先輩とアリスにかわされトップに躍り出たのは・・・・・・アリスです、アリスがトップ!」

「ほとんどストレートのないコースですからね、アリスさんのコーナリングテクが光ります」

「さすがですね。1位アリス、2位文先輩、3位が早苗です。4位の魔理沙はこのコースが苦手ですからね・・・・そしてルナサ、幽香、パルスィと続き霊夢がここまで順位を下げています。マシントラブルでしょうか?エターナルはもっと順位を下げて現在14・5位を飛行中」

「霊夢君はトラブルと言うよりはわざとセーブしてる感じだね」

「となうと魔理沙さんにトップを追い立ててもらい、安全圏から機をうかがうといった感じですかね?10位以下に下がらなければ弾幕ラッシュにも巻き込まれにくいですし。しかし速いのは魔理沙さんですからそれをやるなら役割が逆では?」

「さらにその逆だね。魔理沙はこういうコースは苦手だから、後で追い上げようとしてもたぶん無理だ。最初の体力の余っているうちにギリギリを攻めさせておかないと」

「ふむ、一理ありですね。しかし追いつけていない現状作戦は失敗したということでしょうね。去年はトップを走るアリスさんに2周目までは何とかくらいついて行っていましたが、開始早々その距離が開いていっています」

「ピットストップの作戦如何によってはまだわからないね。多分、スペカの補充はしないですぐに出るはず」

「第一セクターですが。射命丸さんは去年のタイムより2秒速いペースで飛行中ですがアリスさんはさらに速く、去年よりも2.5秒速いですね。ほんのわずかづつですがアリス・射命丸両者の差も開き始めているようです。今は0.9秒差」

「あらら、去年のファステストタイム更新しちゃったんですか。
そしてレースですが、あれは萃香さん。竹林の障害物をかわしきれずコースアウトでしょうか。妖夢さんも同47コーナーで止まっています。
あ~、動けないようですね。2名がここで脱落のようです。魔の81コーナーに入る前に脱落できたのですから、それはそれでよかったのかもしれませんが」

「トップの二人が73コーナーを過ぎましたよ。さて今年はどんな罠を張っているか注目です」

「ていうかコース上に勝手に罠を張って欲しくないんですけどね」

「いいんじゃないですか?」

「まぁいいですね。さぁ、トップのアリスさんが80コーナーを過ぎたところでイナバたちが弾幕展開を始めました!側面から竹やりも飛んできてますが、ここはアリス・あや先輩ともに華麗にかわしていきます。その程度で二人は止められませんよ!」

「と聞いていると全然たいしたことのないように思いますが・・・・・・」

「ところがどっこい、中盤組も入ってきまして、あっとメルラン!そして美鈴も被弾命中コースアウト~!ミスティアも弾き飛ばされ、勇儀を盛大に巻き込んでクラッシュー!美鈴はなんとかコース復帰しようともがいていますが、集中砲火を浴びて身動きが取れないようです。4名がここで脱落でしょうか」

「諏訪子も止まってますね。82コーナーを曲がりきれなかったようです。そしてスローダウンしながらも飛行を続けるパルスィさんが最下位転落しています」

「諏訪子さん帽子がひしゃげてますね。あの諏訪子さんが弾幕回避に気を取られるほどの密度、いかに激しい攻撃だったのかがこの被害を見てご理解いただけると思います。しかしこの帽子のダメージは・・・・これはレース続行は無理かもしれません。本当、あの地点だけマーシャルを集中配備していてよかったと常々思いますよ」

「オニガシマはこれで2選手ともリタイアと言う形。今シーズンいいところを見せることができなかったオニガシマ、来シーズンに期待しましょう」

「オニガシマは単独では強豪なんですがね、それを生かせるブレインがチームにいないので。それこそアリスが入れば大幅強化されると思うよ」

「フェアリーズがいい例ですね。弱小もいいところだったバカルテッターズに、レティが入っただけで今シーズンはポイントを取るまでに至っていますし。
さて試合が動かないとはいえ、いい加減実況しないと怒られちゃいますね。
レースは2週目に突入ています。トップのアリスは2位との差を2,2秒に広げ、2位に文先輩。そしてそこからさらに20秒後方、3位の早苗と魔理沙が攻防戦を繰り広げています。5位に藍がジャンプアップ、6位幽香となっています。パルスィはやはりピットに入って傷を癒すようです。そしてリリカ!81コーナーでのダメージが大きかったか彼女も入りました」

「あと4回あそこを通らないといけないんだけど?」

「下手したら全滅もありうるかもですね。アリス・文先輩は2度目も難なくかわして行きますが」

「あー!魔理沙ぁー!!」

「魔理沙さんが避け切れなかった!直撃を食らったようですが・・・・・・あ、何とか無事のようですがコース外に運び出してください。一応永琳さんに診てもらいましょう。後ろにいた藍さんからすれば気が気でないでしょうね。試合が動かない割に選手が次々と退場していっています。
そして後方ですが、8番手飛行中の幽々子と9番手の天子が壮絶なバトルを繰り広げています。どちらが衣玖さんを獲得するかの熱い戦いです。あまりバトルにかまけていると絶対事故ると思うんですが、すごいですねあの二人」

「シャンハイ・アリスのピットが動いていますよ。どうやらここで入れるようです」

「フラワーマウンテンは動いていないですね。ということは、ここでどれだけ文先輩が距離を詰められるかが勝負ということでしょう。さぁ、アリスさんが今ピットロードに!文先輩が暫定1位となり3周目に突入しました!ピット作業を終えたアリスは早苗の前に出ました、ということは2位ですね。スペカの補充はしなかったようです。
そして今入った情報ですが、どうやらリリカさんと橙さんがコースアウト、リタイアしたようです。これですでに半数近くがリタイアしたことになります」

「エターナルの2名がペナルティのようです」

「またですか・・・・。霖之助さん、どうやら本レースも厳しそうですよ」

「う~ん、ここで一発永琳さんが活を入れられたらよかったのですが、いまは魔理沙の具合を見ていて離れているからね。残念ですが、今回はアリスか文のどちらかだろうね」

「強い妖怪が東方F1で優勝できるわけではない、というのが面白いところですので。現にルーミアなんかも未だに飛行中。勝負はわかりませ・・・・ルーミア?あ~、モニタでルーミアさんを出せますか?あ、でましたね」

「どうしました?」

「萃香さん、諏訪子さん、リリカさん、橙さんとコースアウトしてるわけですが、その前方を走行していたのがルーミアさんだったはずなので。レッドデビルの咲夜さんが後ろにいますが、」

「なるほど」

「さすがは黒幕、入れ知恵しましたねこれは」

「自分の後ろを飛ぶ相手がコーナーに入る瞬間にあわせて闇を広げて目潰しをしていたんですね。後ろにいた選手はタイミングを見誤ってコースアウト、竹林に激突と。このままライバルを蹴落としていけばポイントが獲得できそうですね。
さて首位争い。フラワーマウンテンもピットクルーが動いている、スペカ補充をしていたら間に合いませんよ先輩!そして今ピットロードに入った!後方からアリスさんが来ています。文先輩が今スタート、さぁ前に出るのは・・・・・・第1コーナー前に出たのはアリスさんだ!文先輩諦めずスペルを使用しますが上海人形でうまく切り抜けられた!う~ん、自己記録を更新するペースで距離を稼いでいたんですが届きませんでした」

「3位との差は1分6秒、あの二人だけ別次元で戦っていますね。3位早苗、4位藍、5位は幽香で6位は衣玖です」

「そしてデットヒートを行っている間に咲夜さんがコースアウトしそのままリタイア。ルーミアの攻撃に耐え切れなかったようです。これでチーム優勝は守矢F1と確定しました」

「あ~、エターナル2名ブラックフラッグ。失格のようだね」

「もういいですよあの二人は・・・・。4周目に突入した時点でコース上に残った選手は11名となりましたが、現在幽々子さんと天子さんがバトルに疲れ果てスローダウンしていますので実質9名ですね。さぁ衣玖さんを獲得するのはどちらか!」

「そっちが本題かい!?」

「だって優勝はアリスさんで決まったようなもんですし、他に見所のあるようなバトルもないですし。永遠亭グランプリは大幅な順位変動がないですからね、実況よりも場を持たせる会話のほうに気を使うんですよ」

「今の部分は地上波ではカットしておきましょうか。話をぶった切って申し訳ないのですが、SATORIのお空さんと守矢F1の早苗さんも81コーナーでリタイアと言う情報が入りました」

「いよいよ残りが少なくなってまいりました、地獄です。その地獄からいち早く脱するのはアリスさんか。ラストラップに・・・あっとアリスさんが極太レーザーに飲み込まれた!一体誰が!?」

「幽香さんですね」

「幽香さんがまさかの長距離狙撃。フラワーマウンテン、チームプレイを見せました!これまでの貯金があるので後続に追い越されることはないと思いますが、もうピットゾーンは過ぎているので、アリスさんはスローダウンしながら最後の1周を飛ばなければならなくなりました、そして!トップに立った文先輩と3位との差はさらに増え・・・・・・てない?24秒差です、一体これは」

「ルーミアが7番手より急速に上がってきています。サーキットのレコードを大幅に更新し現在3位です!」

「何があったんですかこれは!?」


『ルーミアちゃん。お肉よ』
『お肉?』
『魚肉』
『(ピクッ)』
『さらにその前には烏天狗の鳥肉。そろそろお腹すいたでしょう?』
『お、お肉・・・食べていいの?』
『いいわよ。ただし、魚肉は私にも頂戴ね?ふふふ』
『わかった!』


「これが1分前の無線のやり取りだ」

「そして亡霊姫のしたり顔!幽々子さん、他チームの無線に割り込まないで下さいよ!!そして第102コーナーではルーミアの食べ残した衣玖さんがコースアウト中、そしてそれを捕食しようとする幽々子さんと必死に守る天子さん!いい絵です、衣玖さんハァハァおっと鼻血が」

「そしてトップでは射命丸さんをルーミアさんが完全に捕らえました。先ほどとは一転追われる立場になった射命丸さん、逃げ切れるのか」










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第6位:西行寺幽々子 (桜花)

第5位:博麗霊夢 (H.K.R)

第4位:八雲藍 (ヤクモ)

第3位:アリス・マーガトロイド (シャンハイ・アリス)

第2位:射命丸文 (フラワーマウンテン)

第1位:ルーミア (フェアリーズ)






〔試合後の会見模様〕



「もちろん美味しくいただいたわ。あらどうしたの天人。悔しい?悔しいの?うふふ」

「・・・・・・もう何でもいいわ」

「第102コーナーでの出来事?わ、私に聞かないでくれ・・・・」

「あ~あ、せっかく霊夢を手に入れるチャンスだったのに。ま、いっか」

「(返事がない。捕食されてしまったようだ)」

「一つわかった。天狗もおいしい!」






「今回優勝のルーミアさんには、霊夢さんを2日間無抵抗にはむはむできる権利を進呈します」
「・・・・・・・・(期待の眼差し)」
「う~、さっきの魚肉の方がおいしそうなのかー」
「え!?はむはむしていいのよ?しなさいよ!」
「ぷぃ」
「ズガーン!!?」
「そしてチーム優勝の守矢F1には、一つ望みを叶えてあげましょう。来シーズン開始まで霊夢さんを自宅でメイドとして使う権利なんてのはいかがですか?」
「いえいえ。それより来シーズンに向けて守矢サーキットを作ってください」
「さらにズガーン!!?」
「かわいそうな霊夢。さ、こっちに来なさい」
「やった!紫にはむはむしてもらえる!」



「洗 脳 完 了」

「と紫さんが申していました。さて今年度が終わったわけですが、予想に反して中々熱いバトルが見られました」

「えぇ。第1戦、白玉楼グランプリでのチルノと秋静葉のデットヒートに始まり今年は豊作でしたね。一気に強化されたフェアリーズや来年参加の無縁塚にも期待しましょう。守矢サーキットの整備も急ピッチで始めなければなりませんがこれからが楽しみです」

「惜しむらくはH.K.Rやレッドデビル、フラワーマウンテンといった強豪チームがあまり活躍できなかったことだね」

「ファンが多いですからね~。霖之助さん、気になる選手はいますか?」

「そうだね。まずは小野塚小町、そして地霊殿SATORIの水橋パルスィ。両選手とも東方F1がどのようなものかわかったはずだから、来期に向けてどう調整をしてくるのか。善戦しているチルノ・ルーミアなんかも化ける可能性はあるしチェックしておきたいね」

「ありがとうございました。では今年の霊夢はむはむ場面のハイライト映像をご覧頂ながらお別れしたいと思います。それではみなさん、さようなら」




 
『 チーム1覧  ()内は主な構成メンバー 』
シャンハイ・アリス  (1名)
H.K.R  (霊夢・魔理沙)
レッドデビル・レーシング  (紅魔館組)
フラワーマウンテン  (花映塚・風神録ボス勢)
守矢F1  (守矢一家)
フェアリーズ  (バカルテット、妖精、レティ)
桜花  (白玉楼組)
プリズムミュージック  (3姉妹)
地霊殿SATORI  (地霊殿組)
永遠亭エターナル  (永遠亭組)
オニガシマ  (スイカ、勇儀)
ヤクモ  (八雲一家)



1週間遅れ?気にしな~い・・・・・・はい、すみません。
遅れた分の質があるかは疑問ですが、でも書いてて割と楽しかったです。最後までオチに悩んだ結果、ルーミアにがんばってもらいました。・・・・・・来期はありませんよ?w
F1も顔ぶれがだいぶ変わりましたね。見ている途中でバトンやライコネン、バリチェロの名前を聞くとなぜか安心します。つまり私はその世代ってことですw
ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました(ペコリ








~~~~以下F1と関係なし。遅れた分のおまけ~~~~



レッドアラート
そのとき私は地上にいた。
隊長の後ろから、遠足の様子をカメラに収めようとしていた。子供達がはしゃぎながらついて回る。

「無茶を言わないで下さい。子供達の面倒を見ているんですよ、こっちは」
『通信管制よりウォードック。不明妖力のコース、妖怪の山を基点に278から302。早苗さん、あなたたちしか間に合わないのです』
「・・・・・・神奈子様諏訪子様、援護を。私たちだけで不明妖怪を出迎えます。残りと子供達は離れて避難してください」
守矢の風祝と2柱が宙を舞う。
世界がひっくり返り、風が頬を叩いた。



「ごめんなさい」
そんな場合でもないだろうに、早苗は私に謝った。
2柱の一人は離脱時に後ろから撃たれて倒れ、もう一人は戦闘中にすでに倒れていた。治療は既に終えている。
この人の責任ではない。謎の妖怪が躊躇いなく撃ってきた事は、そして子供達を逃がした先が敵の真正面だったことは。
四季映姫が間違えたゼロの為に、二人が倒れた。子供達に被害がなかったのは幸いと言うべきか。
「でもさすが霊夢さん、あの反撃は見事でしたね~」
「・・・・・・見ていられません」
早苗は後ろを振り返る。
「霊夢さん、あんな戦い方していたら堕ちますよ!?」
「大丈夫よ」
今日の遠足に随伴していた博麗の巫女が自信たっぷりに言った。
それに早苗は肩を落とす。
「誰にも負けませんって顔をしていますね・・・・」
私の向けたカメラに、霊夢さんは憮然とした顔を向けてきた。
その写真はカメラごと八雲藍に取り上げられた。
宣戦布告なく行われた侵略攻撃の証拠が、ぬぐわれていく。

妖怪の山を離れて人里へ取材に来たのは人里の子供達の面倒を見る風祝がいると聞いたからなのだが、本当にやっているとは思わなかった。
彼女がきちんと世話をしているなら、子供達も安心して外に遊びにいける。その日々は、正体不明妖怪の侵入で潰えた。
「ウォードック」は人間の子供達が人里の外で遊ぶ時の安全を守る護衛部隊、いわばお目付け・子守役。人間の子供を相手にするので、構成員は基本的に人間もしくは半人間・元人間である。子供達から言わせれば「先生」であり、「お姉ちゃん」。
護衛としてはうってつけの強さなのだが、フルーツだったり他人に興味がなかったり窃盗癖持ちだったりといかんせん「札付き」が多いため、さらにその監視役として管制役を映姫が引き受けていた。
神奈子と諏訪子が戦線復帰できない今、残った「隊員」は博麗霊夢。今日は非番だった人間が数名。
弾幕少女達は、映姫の指示の元このまま対異変部隊として活動することとなる。

「状況は把握しましたね?人手も足りません。明日からは他の方々もスクランブル配置、警戒を行ってください。空では私の傍からは離しません。そして霊夢さん」
早苗は霊夢の顔を見つめる。
「何よ」
「霊夢さんは私のパートナーです。一人で戦うと何しでかすかわかりませんから」
それに、霊夢はやれやれといった風に肩をすくめた。
 
水崎
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
シャンハイ・アリスが解散……なんだかスーパーアグリと被って寂しさ倍増です。
もちろん来期にアリスはどこかで復活するんですよね?ね?(期待の眼差し)

そんでもって霊夢がちゃんと洗脳されてるwww
2.名前が無い程度の能力削除
もう完璧にはまっちゃったんだネ霊夢・・・
しかしカーブ多いな
3.名前が無い程度の能力削除
あー、なんか急にレギュレーションとかカレンダーとかの妄想がムクムクと…w