「パチェって図書館の長よね」
「居候の身だけれど、
「私とあなたの仲じゃない」
「照れりこ」
「よっ、図書館長」
「てれりこ」
「図書館の長、最高権力者、大統領」
「てれりこ」
「飽きた」
「そう」
「っていうか図書館長、トショカンチョーって長いし、そこはかとなく卑猥だわ」
「それを言うなら紅魔館、コーマカンこそ元々卑猥であやしうこそものぐるほしけれ」
「パチェは徒然草だなぁ」
「てれりこ」
「飽きた」
「そう」
「っていうか元々図書館なんてパチェとよくわからん小悪魔どもがうろついてるだけだし、長なんて役職必要ないんじゃないかしら」
「でもそこで私が一番偉いという事実は動かしようがないはずよ」
「なるほどそれはインド人もしゃっくりね」
「横隔膜は大事にしないとね」
「ぎゃおー!」
「わぁ」
「びっくりした?」
「びっくりした」
「しゃっくりは止めないとね」
「ありがとう、あなたにはいつも世話になってばかりだわ」
「てれりこ」
「てれりこ」
「飽きた」
「そう」
「でもね、大事な友人にちゃんとした地位を与えたいっていうのも、貴族たらんとする私の心情として理解してもらえないかしら」
「しのびないわね」
「そう、図書館長を越える、しかし紅魔館の主≧(大なりイコール)な感じの役職がいいわ」
「おもしろかっこいいわね」
「さて、パチェは何故偉いのかしら?」
「私は私であるから偉いのよ」
「まじで」
「えっへん」
「ごめん、よくわからないのに驚いてみた」
「図書館の長であるパチュリー・ノーレッジという実体を、または純粋理性なるものを、形而上的な立場から支配下に置くという意味において、私は私という形而下存在に対して精神的な優位性を有するのよ」
「まじで」
「えっへん」
「つまりパチェはパチェの長なんだな!」
「そうね」
「パッチェ長!」
「ぱっちぇちょー?」
「パッチェチョー!」
「ぱっちぇちょう?」
「パッチェチョー!」
「ぱっちぇちょう!」
「ぱってゅッ……!」
「……舌噛んだ?」
「ぱっちゅ……ツァラトゥストラがいじめる」
「善悪の彼岸ね」
「ニーチェとパチェって似てるわよね」
「てれりこ」
「よっ、2001年宇宙の旅!」
「てれりこ」
「永劫回帰!」
「てれりこ」
「超人計画!」
「てれりこ」
「飽きた」
「そう」
どういうことなの……
ゴクリ…なんというシュール
元ネタあるんですか?
なんつう不思議なノリwww面白かったですよー
……とは思ったり思わなかったりですが、不思議なノリの面白い作品でした。