※妄想による設定無視、及びキャラクターの設定改変が含まれる箇所がございます。
――お早う御座います。レミリアお嬢様。
朝が来る。
館に残るのは完璧瀟洒なメイド。
――お気を付けて、いってらっしゃいませ。レミリアお嬢様。
幾度目かの外出を主はする。
見送るメイドは仕事に戻る。
――お帰りなさいませ。レミリアお嬢様。
紅茶を用意してお茶会が開かれる。
利き手の右手を失った主に紅茶請けを口に運ぶ。
――お休みなさいませ。レミリアお嬢様。
夜も更けて。
主に挨拶を済ませてメイドはただ月を見上げる。
――お休みなさいませ。妹様。
それから少し経って。
悪魔の妹に挨拶を済ませてメイドは図書館へと向かう。
――お休みなさいませ。パチュリー様。
図書館の主一礼を。
訪れる自由な時間。
――お休みなさい。美鈴。
門番の寝顔をしばらく見る。
紅い髪の毛を手で梳いて、頬に手を沿わせた。
――お休みなさい。美鈴。
動かなくなった時間。
誰が止めた訳で無く、誰かが止めた訳でも無く。
――お休みなさいませ。パチュリー様。
図書館はもう開かれる事は無い。
魔女はもうその口で呪文を唱えることは無い。
――お休みなさいませ。妹様。
姉妹不孝とも言えばいいのだろうか。
その笑顔はもう、見る事は出来ないのであろう。
――お休みなさいませ。お休みなさいませ。レミリアお嬢様。
吸血鬼はもう動かない。
紅茶は飲まない。
主の左手を摩る。
その姿を灰へと変えて。主は誰も知らぬ所へと旅たつ。
メイドは灰を集めてただ見つめる。
遠い昔に味わった、右手と同じ鉄の味。
メイドは今日も館を掃除する。
紅茶を淹れる。四人分。
誰も居ずともメイドの仕事に変わりは無い。
――お早う御座います。
すみません
消化不良なのではなく理解が出来ない。
消化不良も何も、消化出来ない物で消化不良を起こせと言われても……
せめてもう少し物語を長く書いてもらうと分かりやすいかも。
理解するというよりは、雰囲気を感じるものだと思った。
ジャンルは詩ですかね。
理解できないのはもはやssでは無いですね。
盛り込んだものを今一度執筆いたします。