Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

世界が終わる時まで。

2009/05/02 12:04:32
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※妄想による設定無視、及びキャラクターの設定改変が含まれる箇所がございます。























――お早う御座います。レミリアお嬢様。



朝が来る。
館に残るのは完璧瀟洒なメイド。









――お気を付けて、いってらっしゃいませ。レミリアお嬢様。


幾度目かの外出を主はする。
見送るメイドは仕事に戻る。









――お帰りなさいませ。レミリアお嬢様。

紅茶を用意してお茶会が開かれる。
利き手の右手を失った主に紅茶請けを口に運ぶ。











――お休みなさいませ。レミリアお嬢様。

夜も更けて。
主に挨拶を済ませてメイドはただ月を見上げる。










――お休みなさいませ。妹様。

それから少し経って。
悪魔の妹に挨拶を済ませてメイドは図書館へと向かう。











――お休みなさいませ。パチュリー様。

図書館の主一礼を。
訪れる自由な時間。











――お休みなさい。美鈴。

門番の寝顔をしばらく見る。
紅い髪の毛を手で梳いて、頬に手を沿わせた。











――お休みなさい。美鈴。

動かなくなった時間。
誰が止めた訳で無く、誰かが止めた訳でも無く。











――お休みなさいませ。パチュリー様。

図書館はもう開かれる事は無い。
魔女はもうその口で呪文を唱えることは無い。










――お休みなさいませ。妹様。

姉妹不孝とも言えばいいのだろうか。
その笑顔はもう、見る事は出来ないのであろう。











――お休みなさいませ。お休みなさいませ。レミリアお嬢様。

吸血鬼はもう動かない。
紅茶は飲まない。

主の左手を摩る。

その姿を灰へと変えて。主は誰も知らぬ所へと旅たつ。
メイドは灰を集めてただ見つめる。
遠い昔に味わった、右手と同じ鉄の味。











メイドは今日も館を掃除する。

紅茶を淹れる。四人分。

誰も居ずともメイドの仕事に変わりは無い。


――お早う御座います。
ご愛読真に有難う御座います。こちらでは初めまして。宜しくお願いいたします。


消化不良のような感じになって頂ければ私としては幸いで御座います。

なぜ咲夜はレミリアの灰を食したか。又レミリアはなぜ自らの右手を灰にしてまで不老不死にしたか。

それはレミリアが紅魔館の存亡、そしてメイドの存亡を強く願ったからであります。
自分が居なくともこの館は残ってほしい。願望。
そして残したのは、人間であるメイド。

主の命令に従い、この館を今後とも変わらず綺麗に尊厳に保つのが彼女の役割。
それをまっとうする話を書いてみたかった。
ここまで読んで頂、真に感謝いたします。
みらーじゅ
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
灰化ではなく気化じゃなかったっけ?
2.名前が無い程度の能力削除
冒頭に設定に関して注意書きがあったの忘れてました
すみません
3.名前が無い程度の能力削除
作者が創った設定での結果だけを見せられてもワケがわからない。
消化不良なのではなく理解が出来ない。
4.名前が無い程度の能力削除
理解出来ん。
消化不良も何も、消化出来ない物で消化不良を起こせと言われても……

せめてもう少し物語を長く書いてもらうと分かりやすいかも。
5.名前が無い程度の能力削除
つーか後書きで設定を語るな。本文に練り込めないのは物書きとして下の下。
6.名前が無い程度の能力削除
みらーじゅわーるど、堪能しました。
7.名前が無い程度の能力削除
普通に面白かった。
理解するというよりは、雰囲気を感じるものだと思った。
8.名前が無い程度の能力削除
…切ないなぁ。咲夜さんは紅魔館メンバーで最初に居なくなってしまう話が多いのでこれは珍しいと思いました。
9.名前が無い程度の能力削除
良い雰囲気出せてますね。
10.とらねこ削除
 人間である咲夜さんが最後まで残るとは意外な発想ですね。虚空のメイド?
11.名前が無い程度の能力削除
何か言い表せない雰囲気を感じました
12.名前が無い程度の能力削除
悲しい気分になった。

ジャンルは詩ですかね。
13.みらーじゅ削除
これは皆さんにとんだ失礼をいたしました。
理解できないのはもはやssでは無いですね。
盛り込んだものを今一度執筆いたします。