Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

走れ○○○ ~紅魔館の場合~

2009/04/19 05:17:45
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TAKE1 : レミリア・スカーレットの場合

メロス:レミリア・スカーレット
暴君ディオニス:十六夜咲夜
セリヌンティウス:パチュリー・ノーレッジ
メロスの妹:フランドール・スカーレット
妹の婿:紅美鈴



「――私に情をかけたいつもりなら、処刑までに三日間の日限を与えて下さい。たった一人の妹に、亭主を持たせてやりたいのです――」
「ばかな」と暴君は甲高い声で笑った。「とんでもない嘘を言うわ。逃がした蝙蝠が帰って来るというのか。」
「そうです、帰って来るのです。」メロスは必死で言い張った。「私は約束を守ります。私を三日間だけ許して下さい。妹が、私の帰りを待っているのだ。そんなに私が信じられないならば、よろしい。この市にセリヌンティウスと言う石工がいます。私の無二の友人だ。あれを、人質としてここに置いて行こう――」



かくして、メロスは村へと舞い戻った。
「妹よ!結婚式を挙げるのだ!明日!」

妹は目をむく。
「は?」
「ほらほらほら、皆に言って来て!綺麗な衣裳とか買ってきたから!」
「えー、まだ私達愛を育んでいるところなんだけど…」
「いいから!」
「えー」
「早く!私寝るから!」



「と言う訳で、私達結婚します」
花嫁衣裳に身を包んだ妹。婿が隣で恥ずかしそうに頬を掻いている。
が、メロスの目には妹の晴れ姿しか映らない。
「おっ、おぉお…うおぉおぉおぉぉぉ…」
メロスは男泣きした。愛しい妹が、嫁に行ってしまう。こんなに悲しい事があるだろうか。
いや、ない。
「ふらんがぁあぁあ…わだじのふら”んがぁあぁあ…」
「ちょ、お姉様…自分が結婚式しろって言ったくせに…」
純白のレースの手袋で涙を拭われ、メロスの涙腺はいよいよ限界に達した。
「うわぁああぁあぁぁぁぁあああああん!」
妹を力一杯抱きしめる。式に参加した人たちが微笑ましげに見ているのも気にしなかった。
泣きじゃくるメロスの肩に、婿がそっと手を置く。
「メロスさん。私が妹様を、幸せにします」
「あたりまえだばかああぁぁぁぁぁあぁ!!」
渾身の右ストレートでメロスは答えた。

和やかに宴は続いていた。


   


「来ないわね?」
暴君は笑う。
山の方を見やれば、三日目の夕日はもう姿を隠そうとしていた。
しかしセリヌンティウスは最後の時まで、メロスを待ち続けた。
待ち続けた。
そりゃもう待ち続けた。

でも帰ってこなかった。

「何か言い残したいことは?」
暴君は笑う。
セリヌンティウスは山向こうを睨みつけ、ただ一言。







「だ ま さ れ た!!」

はい、しょけーい。という暴君の声が楽しそうだったのは言うまでもない。

























TAKE2:紅美鈴の場合

メロス:紅美鈴
暴君ディオニス:レミリア・スカーレット
セリヌンティウス:パチュリー・ノーレッジ
メロスの妹:フランドール・スカーレット
妹の婿:十六夜咲夜



メロスは激怒した。「呆れた王だ。生かして置けぬ。」
王は激怒した。「首ちょんぱだ!」
メロスは首を切られた。

























TAKE3:パチュリー・ノーレッジの場合

メロス:パチュリー・ノーレッジ
暴君ディオニス:レミリア・スカーレット
セリヌンティウス:十六夜咲夜
メロスの妹:フランドール・スカーレット



「も、もう無理…」
シラクスの市を出て百メートル地点でメロスは力尽きた。

























TAKE4:十六夜咲夜の場合

メロス:十六夜咲夜
暴君ディオニス:レミリア・スカーレット
セリヌンティウス:パチュリー・ノーレッジ
メロスの妹:フランドール・スカーレット



「では三日後に戻ります。ちょっと我慢していてくださいねセリヌンティウス」

かくしてメロスは村へと舞い戻った。
「妹様。明日結婚式を挙げましょう。」

妹は目をむく。
「は?」
「色々あるのですよ。」
「あ、そうなんだ…」
「はい。なので、皆さんに伝えてきてください。綺麗な衣裳も買ってきましたから」
「わ、すごーい!」
「少し休んだら支度をはじめますわ」



宴は約束の日のの昼過ぎまで続いていた。

辺りが夕焼けに染まり始めた頃、メロスはゆっくりと腰を上げる。
「妹様、そろそろ行くことにしますわ。うっかり遅れるのも悪いので」
「ん?誰かと待ち合わせ?」
花嫁衣裳に身を包んだ妹の頭をなでる。

「ないしょ、ですわ」



「と言うことで戻ってまいりました。セリヌンティウスを解放してください」
会場にざわめき走る。
「ば、馬鹿な…」

きっちり水平線に夕陽の頭が重なった瞬間。メロスは突如、会場に姿を現した。

























TAKE5:フランドール・スカーレットの場合

メロス:フランドール・スカーレット
暴君ディオニス:レミリア・スカーレット
セリヌンティウス:十六夜咲夜
メロスの妹:パチュリー・ノーレッジ

メロスは激怒した。「呆れた王だ。生かして置けぬ。」
王は号泣した。「ふらぁぁぁあああぁぁぁぁああああぁぁああん!!!!!」

「…えっと。これ、どうしたら…ていうか私メロスだし」
スタンバイしていたセリヌンティウスに助けてビームを送る。
セリヌンティウスは瀟洒に微笑む。
「やっちゃってください」

ぎゅっとしてばーん。

勇者は赤面した。(返り血的な意味で)
ごめんなさいとしかいいようがありません。
YAMADA
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コメント



0.簡易評価なし
1.無評価謳魚 削除
しかしそんな貴方をハグしたい。
包容力的な意味で。
2.無評価名前が無い程度の能力 削除
いや、実にニヤニヤさせてもらいました。
3.無評価名前が無い程度の能力 削除
美鈴の場合がショック過ぎたw
それ故、あとの方の驚きが少なかった
お嬢様鬼畜すぎww

あと、咲夜さん瀟洒すぐるw
4.無評価名前が無い程度の能力 削除
TAKE3以降美鈴がいないのは.....。((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
5.無評価名前が無い程度の能力 削除
めいりんは 首をはねられた!
TAKE1以降もパチュリーがいるので処刑内容をkwsk
6.無評価名前が無い程度の能力 削除
ひたすら笑ったwwww
7.無評価奇声を発する程度の能力 削除
しょっぱなからぶっ飛んでるwwwww
8.無評価名前が無い程度の能力 削除
普通に進んでいたら娘が誰になったか気になって気になって
9.無評価名前が無い程度の能力 削除
服を脱ぎながら走って、最後には素っ裸で王のもとに辿り着くって話だっけ?
10.無評価名前が無い程度の能力 削除
なんと言うやんぬるかなwwwww
11.無評価YAMADA 削除
とりあえず太宰治先生に全力で土下座。

>>謳魚様
なんという包容力。
あぁ、あったけえなぁ…

>>2様
よかったです!

>>3様
一応作者は解雇的なつもりで書いていたのですがwww
サクヤンティヌスはいつでも瀟洒。

>>4様
どこ行ったんでしょうねぇ(ニヤニヤ

>>5様
そんな恐ろしいことは言えません…はっ、どこからか殺気g

>>6様
あざーすwww

>>奇声を発する程度の能力様
作者の脳は火星に飛んで行きました。

>>8様
紅魔館と言うことでこぁが妥当でしょうね。
裸を見て赤面するところとか(興奮的な意味で

>>9様
そして王がメロスにほれ込み最終的にアッー!!な話だったと思います

>>10様
作者がやんぬるかなwww
12.無評価GUNモドキ 削除
お嬢様が内側から弾けて飛んだあぁぁぁぁぁ!!?