初めての人は始めまして。
二回目以降の人はこんにちは。
人間の里のアイドル、風見幽香よ。
「って私は何考えてるのかしらね」
寝起きはこれだからダメだわ。
なんか変な事を考えちゃう。
とりあえず牛乳でも飲んで頭を回らそう。
「夢月ー、エリー、牛乳と朝ごはんー」
しーーーーーーーーーん
あれ??
普段なら「おはようございます」って感じでエリーか夢月がそっと朝食を出してくれるのに。
二人がまだ起きてないって事はないわよね。
って机の上にメモがあるじゃない。
「今日一日用事が出来たのでいません、朝、昼、夜と自炊してください。夢月&エリー。
PS 八時位には帰れそうなので夜のご飯は四合炊いてください」
えー。
今日いないのー??
メンドクサイんだけどなぁ。
とりあえずパンに野菜とハムでも挟んでサンドイッチ作るか。
「んみゅー、夢月ちゃーんコーヒーと朝ごはんー」
「もう朝ごはんって時間じゃないわよ」
「あれ、幽香??」
「何故胸を揉む」
「エリーと夢月には無い物だから」
「アンタの朝食を用意しといた私が限りなく馬鹿だったわ」
しかし幻月と一日二人っきりか。
嫌な予感しかしないわね。
「んー幽香のご飯久しぶりに食べたわ」
「あっそ、昼は外食にするわよ」
「なんで??」
「メンドクサイ」
「ふーん」
あ、幻月めスターを取りやがったな。
あ、あああああああああ、一気に順位が落ちたー。
「ちょっと幻月何すんのよっ」
「へへーん、当る方が悪いのよー」
「くっ、このエセ天使め」
「悪魔よ、完全無欠にね」
「外見詐欺ね」
「最下位は吼えてなさい」
ぐううう、何か良いの来い、良いの。
やった、青いの来た。
これで幻月にお返ししてやれるっ。
「くらいなさいっ」
「甘いわっ、もうゴールよ」
「あ」
「なーによ、当ったんだからいいじゃない」
「ゴールしてから当っても意味無いわよ」
「それもそうね」
「マ○カするのも飽きたしそろそろ行くか」
「何所に??」
昼は外食って言ったのもう忘れてるの??
まあ幻月だしね。
とりあえず鍵は掛けとくか。
「さ、行くわよ」
「今日の気分はラーメンね」
そういえば最近食べてなかったわね。
よし、ラーメン食べるか。
「ラーメンは塩よね」
「何言ってるのよ幽香、豚骨に決まってるじゃない」
「邪道ね」
「なにおうっ」
「…………まさか一日ダラダラと過ごして終わるとは思わなかったわ」
「普段通りって言えばそれまでなんだけどね」
「幻月、そろそろご飯を炊くわよ」
「あ、今手が離せないからパス」
「たかがゲームで何言ってるのよ」
「たかがゲーム、されどゲーム」
やれやれ、これは梃でも動かないわね。
仕方無い、一人で炊くか。
実は炊けないんだけどね、私。
「えーと、四合か、どれくらいだったかしら??」
とりあえず釜半分位あればいいわよね。
あとは水だけどどれくらい入れたかしら??
…………とりあえず適当に入れておくか。
後お花も少々。
「これでよしと、さて火をつけてっと」
「あれ、もうそこまで行ったの??」
「アンタが遅すぎるのよ」
「それなら後は私がするわ」
「そう??」
まあ火を見るくらいなら幻月でもできるでしょ。
私の分量が間違ってなければちゃんと出きる筈だし。
「ところで幽香、あんたご飯炊けたっけ??」
「今それを聞く??」
「いや、アンタが作るのって大抵ご飯使わないじゃん」
「だって炊けないもん」
「………………え??」
「幻月、アナタの火加減が頼りよ」
「え、ちょ」
さて、私はテレビでも見ておこうかしらねー。
もうヤケよヤケ。
波乱の一時間後
「一応出来たわよ」
「夢月達が帰ってくるまでに間に合ったわね」
「見る??」
「勿論よ」
いざ、オープン。
「おお、って何よこの花」
「結構マトモじゃない、焦げてないし」
「………でもなんかパサパサしてない??それに多いような(無視かよ……)」
「でもまぁ大丈夫よ、たぶん」
「………もぐもぐ、硬っ!!」
「えぇー、もぐもぐ、まずっ」
こ、これはマズイわ。
普通に硬くてマズイ。
食えたものじゃないわね。
「と、とりあえず蓋を閉めてと」
「どうするのよ幽香、捨てる??」
「non、ありえないわ幻月、見た感じ六合はあるわ勿体無い。
水を入れてもう一回炊く」
「non、夢月ちゃんやエリーが帰ってくるまで時間がないわ、炊きなおしは不可能。それにマトモになる可能性の方が低い。
いっそ玄関先に放置して逃走」
「non、根本的な解決にもなっていないわ」
つまり私達はこの食えないご飯を捨てることも、炊きなおす事も、逃げる事も出来ない。
まさに八方塞がりってわけね。
「どうするのよ幽香」
「結論は、捨てず、炊きなおさず、逃げずにこの場を凌ぐ、私達に必要なのはそんな手段よ」
「それが無いから悩んでるんでしょうが」
「た、助けてけーね先生ー」
「うわ、幽香が壊れた」
はぁーはっはっはっ。
もういっそ玄関先に放置して逃げようかしら。
なんで玄関先かは知らないけど。
「よし、逃げるわよ幻月」
「え、本気で??」
「この狭い幻想郷、死ぬ気で逃げ回れば一週間は持つわ」
「でももう三十分しかないわよ??」
「いそいで荷造りしてっ」
夢幻館は無理ね、おそらく一番最初に探しにくるわ。
となれば………
「なんとかならないのー」
「馬鹿っ、手を出すんじゃないわよっ」
「……手を出すんじゃないってどんなご飯よ」
そんなご飯よっ。
とりあえず逃走手段を……
「ただいま帰りましたー」
「幽香さまーご飯炊けました??」
「「ふっ」」
幻月、いい笑顔ね。
何もかもふっきれた表情よ。
さ、部屋に入ってくると同時に土下座しましょ、きっと二人は許してくれるわ。
「幽香さまー??」
「姉さん??」
「「すみません、ご飯も満足に炊けませんでしたぁーー」」
「は、はい??」
「はぁ??」
うわぁー、呆気に取られてるわ。
一体どれだけ説教されるのかしら。
普段が普段な分、夢月って怒ると怖いのよ。
「うわぁー、パサパサ」
「しかもこんなに沢山」
「一体どれだけ入れたんですか」
「えーと、枡六回分くらい」
「六合も、ですか」
「えーとですね、枡一回で一合ですよ??」
え、ホントに??
それじゃあ私はなんであんなに一杯一杯いれたのよ……。
「姉さんは炊き方知ってたんじゃ」
「えー、あー、忘れてました」
「はぁぁ」
「ああ、夢月ちゃんの視線が痛いっ」
私達の地位は今地に落ちてそのまま潜ってるわね。
浮上するのにどれだけ掛かるのかしら。
「とりあえずこうなるであろうと判断して適当に食べ物を買ってきておきました」
「さすが夢月ちゃん!!」
「姉さん、反省はしてくださいね」
「はい」
「幽香様も元気を出して、ね??」
「うう、ありがとうエリー」
ああ、おにぎりが美味しい。
あのパサパサがどれだけダメか解るわ。
そう、これがご飯なのよね。
二回目以降の人はこんにちは。
人間の里のアイドル、風見幽香よ。
「って私は何考えてるのかしらね」
寝起きはこれだからダメだわ。
なんか変な事を考えちゃう。
とりあえず牛乳でも飲んで頭を回らそう。
「夢月ー、エリー、牛乳と朝ごはんー」
しーーーーーーーーーん
あれ??
普段なら「おはようございます」って感じでエリーか夢月がそっと朝食を出してくれるのに。
二人がまだ起きてないって事はないわよね。
って机の上にメモがあるじゃない。
「今日一日用事が出来たのでいません、朝、昼、夜と自炊してください。夢月&エリー。
PS 八時位には帰れそうなので夜のご飯は四合炊いてください」
えー。
今日いないのー??
メンドクサイんだけどなぁ。
とりあえずパンに野菜とハムでも挟んでサンドイッチ作るか。
「んみゅー、夢月ちゃーんコーヒーと朝ごはんー」
「もう朝ごはんって時間じゃないわよ」
「あれ、幽香??」
「何故胸を揉む」
「エリーと夢月には無い物だから」
「アンタの朝食を用意しといた私が限りなく馬鹿だったわ」
しかし幻月と一日二人っきりか。
嫌な予感しかしないわね。
「んー幽香のご飯久しぶりに食べたわ」
「あっそ、昼は外食にするわよ」
「なんで??」
「メンドクサイ」
「ふーん」
あ、幻月めスターを取りやがったな。
あ、あああああああああ、一気に順位が落ちたー。
「ちょっと幻月何すんのよっ」
「へへーん、当る方が悪いのよー」
「くっ、このエセ天使め」
「悪魔よ、完全無欠にね」
「外見詐欺ね」
「最下位は吼えてなさい」
ぐううう、何か良いの来い、良いの。
やった、青いの来た。
これで幻月にお返ししてやれるっ。
「くらいなさいっ」
「甘いわっ、もうゴールよ」
「あ」
「なーによ、当ったんだからいいじゃない」
「ゴールしてから当っても意味無いわよ」
「それもそうね」
「マ○カするのも飽きたしそろそろ行くか」
「何所に??」
昼は外食って言ったのもう忘れてるの??
まあ幻月だしね。
とりあえず鍵は掛けとくか。
「さ、行くわよ」
「今日の気分はラーメンね」
そういえば最近食べてなかったわね。
よし、ラーメン食べるか。
「ラーメンは塩よね」
「何言ってるのよ幽香、豚骨に決まってるじゃない」
「邪道ね」
「なにおうっ」
「…………まさか一日ダラダラと過ごして終わるとは思わなかったわ」
「普段通りって言えばそれまでなんだけどね」
「幻月、そろそろご飯を炊くわよ」
「あ、今手が離せないからパス」
「たかがゲームで何言ってるのよ」
「たかがゲーム、されどゲーム」
やれやれ、これは梃でも動かないわね。
仕方無い、一人で炊くか。
実は炊けないんだけどね、私。
「えーと、四合か、どれくらいだったかしら??」
とりあえず釜半分位あればいいわよね。
あとは水だけどどれくらい入れたかしら??
…………とりあえず適当に入れておくか。
後お花も少々。
「これでよしと、さて火をつけてっと」
「あれ、もうそこまで行ったの??」
「アンタが遅すぎるのよ」
「それなら後は私がするわ」
「そう??」
まあ火を見るくらいなら幻月でもできるでしょ。
私の分量が間違ってなければちゃんと出きる筈だし。
「ところで幽香、あんたご飯炊けたっけ??」
「今それを聞く??」
「いや、アンタが作るのって大抵ご飯使わないじゃん」
「だって炊けないもん」
「………………え??」
「幻月、アナタの火加減が頼りよ」
「え、ちょ」
さて、私はテレビでも見ておこうかしらねー。
もうヤケよヤケ。
波乱の一時間後
「一応出来たわよ」
「夢月達が帰ってくるまでに間に合ったわね」
「見る??」
「勿論よ」
いざ、オープン。
「おお、って何よこの花」
「結構マトモじゃない、焦げてないし」
「………でもなんかパサパサしてない??それに多いような(無視かよ……)」
「でもまぁ大丈夫よ、たぶん」
「………もぐもぐ、硬っ!!」
「えぇー、もぐもぐ、まずっ」
こ、これはマズイわ。
普通に硬くてマズイ。
食えたものじゃないわね。
「と、とりあえず蓋を閉めてと」
「どうするのよ幽香、捨てる??」
「non、ありえないわ幻月、見た感じ六合はあるわ勿体無い。
水を入れてもう一回炊く」
「non、夢月ちゃんやエリーが帰ってくるまで時間がないわ、炊きなおしは不可能。それにマトモになる可能性の方が低い。
いっそ玄関先に放置して逃走」
「non、根本的な解決にもなっていないわ」
つまり私達はこの食えないご飯を捨てることも、炊きなおす事も、逃げる事も出来ない。
まさに八方塞がりってわけね。
「どうするのよ幽香」
「結論は、捨てず、炊きなおさず、逃げずにこの場を凌ぐ、私達に必要なのはそんな手段よ」
「それが無いから悩んでるんでしょうが」
「た、助けてけーね先生ー」
「うわ、幽香が壊れた」
はぁーはっはっはっ。
もういっそ玄関先に放置して逃げようかしら。
なんで玄関先かは知らないけど。
「よし、逃げるわよ幻月」
「え、本気で??」
「この狭い幻想郷、死ぬ気で逃げ回れば一週間は持つわ」
「でももう三十分しかないわよ??」
「いそいで荷造りしてっ」
夢幻館は無理ね、おそらく一番最初に探しにくるわ。
となれば………
「なんとかならないのー」
「馬鹿っ、手を出すんじゃないわよっ」
「……手を出すんじゃないってどんなご飯よ」
そんなご飯よっ。
とりあえず逃走手段を……
「ただいま帰りましたー」
「幽香さまーご飯炊けました??」
「「ふっ」」
幻月、いい笑顔ね。
何もかもふっきれた表情よ。
さ、部屋に入ってくると同時に土下座しましょ、きっと二人は許してくれるわ。
「幽香さまー??」
「姉さん??」
「「すみません、ご飯も満足に炊けませんでしたぁーー」」
「は、はい??」
「はぁ??」
うわぁー、呆気に取られてるわ。
一体どれだけ説教されるのかしら。
普段が普段な分、夢月って怒ると怖いのよ。
「うわぁー、パサパサ」
「しかもこんなに沢山」
「一体どれだけ入れたんですか」
「えーと、枡六回分くらい」
「六合も、ですか」
「えーとですね、枡一回で一合ですよ??」
え、ホントに??
それじゃあ私はなんであんなに一杯一杯いれたのよ……。
「姉さんは炊き方知ってたんじゃ」
「えー、あー、忘れてました」
「はぁぁ」
「ああ、夢月ちゃんの視線が痛いっ」
私達の地位は今地に落ちてそのまま潜ってるわね。
浮上するのにどれだけ掛かるのかしら。
「とりあえずこうなるであろうと判断して適当に食べ物を買ってきておきました」
「さすが夢月ちゃん!!」
「姉さん、反省はしてくださいね」
「はい」
「幽香様も元気を出して、ね??」
「うう、ありがとうエリー」
ああ、おにぎりが美味しい。
あのパサパサがどれだけダメか解るわ。
そう、これがご飯なのよね。
おk理解した。
ゆうかりん塩派か。それなら一緒にいいラーメンが食えそうだww
それはお釈迦様でも裁けませんな(…………閻魔様なら問答無用だけれどね…………)
幽香さんは幻月姉さんの婿。
胸を揉まれたら心行くまで愛撫し返すのが幽香流。
つまり幻月姉さんはその恨みをマ〇カ(DOUBLEダッシュ辺り)で晴らしてたんだよ!な、なんd(ry
次回は「魅魔様幻想放浪記(みまさまそのへんぶらりたび)」ですね分か(ry
ゆうかりんのご飯ですか、食ったことが有る気はしますよ…
「もぐもぐ、硬っ!まずっ!」って言った後の記憶がないですが…
幽「やっぱり塩でしょ」
幻「豚骨ね」
夢「豚骨醤油で」
2>
そのネタ物凄く短編で終わりそうなんですけど。
いや、まあただ単に作者の技量が足りないだけなんですけどね。
3>
笑って見過ごしてください。
ネタが思いついたら書く予定ですので。