Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東方波動拳1~門番流波動強化~

2009/04/05 21:29:14
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いつものように晴れ渡る空が広がる中、
彼女はいつものように目を閉じていた
呼吸はゆっくりと深く、深呼吸するように
そしてまたいつものように、その心地よさに眠ってしまうのであった

・・・・・・!
いけない、また寝るところだった

メイド長のナイフの痛さは絶品だ
でも・・・
こうも暇だと眠ってしまうのも仕方がないような気がしてしまう
時々やってくる魔法使いやらは私の能力では相性が悪い
私は弾幕よりも、この拳のほうに長けているからである
この力をもっと有効に使えないだろうか・・・
そうだ、「気」を利用すれば、もっと強力な射撃ができるかもしれない

「あら、珍しく寝てないわね」

「あ、咲夜さん」

メイド長は相変わらず音も無く現れる
寝ていなくてもびびるのは仕方ないかも

「寝て無くても暇でしょう?」

「ええ、まあ・・・」

咲夜さんも退屈そうだ
・・・ここは一つ・・・

「咲夜さん、一ついいですか?」

「ん?なに?」

「もっと門番らしくここを守るために、
 少しばかり強化訓練をしたいのですが・・・」

「強化訓練?ずいぶんと頼もしいわね。でもどうするつもり?」

「香霖堂にあるものがヒントになるかもしれません」

「香霖堂・・・いいわ、その代わり、「強化」してちょうだいね」

「はい!」

まさかこれほどすんなり許してもらえるとは思わなかった
でもこれでめどは立った
いざ、香霖堂!

「それでは行ってきます!」

「気をつけてね」

目的地までは走っていこう
そうだ、それがいい

***香霖堂***

「おや?あれは・・・」

「あら、お客さんみたいね」

ついさっきまた新しいものを店頭に並べたばかりだった
紫さんが自ら持ってきてくれたものだ

「フゥ・・・あ、こんにちわ」

「あなた、紅魔館の門番じゃない。よくこれたわね」

「許しはもらいました。でもすぐに戻らないと」

「お探し物は?」

「それなんですが、私、「気」のもっと有効的な使い方を探してるんです」

「「気」ねぇ、それなら、ついさっき入ってきたのが使えるんじゃないかい?」

「え、本当ですか?」

門番さんの目が輝く
あれ、名前なんだったっけ?まあいいや

「これよ」

紫が差し出したものは本だった

「?何ですか?これ」

「いいから読んでみなさい」

彼女は言われるがままページを開いた
するとみるみる見入っていき、最終的に買ってくれた
こんなに早く物が売れたのも久しぶりだ

「さて、どんな風になるのかしら」

「何か企んでるね?」

「ふふ、別に」

***紅魔館 門***

「あ、帰ってきた」

「見つけました!これがあれば強化できます!」

「へぇ、ぜひそうあってほしいわね」

あの魔法使いや赤白が来てからというもの、
仕事は増える一方で、お嬢様もなんだか変わってしまった

「それじゃあ、私は戻るから、後はよろしくね」

「任せてください!」

少しばかり不安ではあるが、
任せるほかない
これで強くなってくれれば文句はないのだが・・・
くどくど考えるのをやめ、メイド長としての仕事に専念した


その本はすごかった
気のさまざまな使用例が記されていて、
どれも強力だ
これなら少し練習すれば覚えられる・・・!
そして門番は、居眠りすることも忘れて特訓に励むのであった

***数日後***

「今日も華麗に通過するんだぜ」

来た!白黒!

「ここは通しませんよ!」

「懲りないやつだな、また痛い目見るぜ?」

「今日の私は今までとは違いますよ、そちらこそ、油断すると痛い目見ますよ」

「ほう、なかなか自信がついたな
 じゃあその自信の根拠を見せてもらおうか!」

魔法使いは輝く星を辺り一面に撒き散らした
いつものパターンだ
よけきって見せる・・・!
深く深呼吸をする

「激流に(ry」

「な・・・?はずした!?」

すごい!やっぱりあの本は本物だ!
すかさず反撃の態勢をとる
両腕を後ろに伸ばし、力を込める

「カイザァァァ・・・・」

「なんだ?新しいスペルか!?」

「ウェイヴッ!!」

ゴッ
ピチューン
へ?今の音はもしかして・・・

恐る恐る顔を上げると、あの強敵が地面に伏せているのが分かった
周囲には赤い(そして四角い)物が散らばっている
勝った・・・勝ちましたよ!

「やったぁ!」

「く・・・まさかここで一ミスするとはなぁ・・・」

***紅魔館内部***

「あら、また来たの?」

「何度でも来るんだぜ」

「門番とは戦った?」

「ああ、まさかの抱え落ちだったぜ」

「そう(無駄ではなかったようね)」

「まさかメイドまで強くなってたりはしないよな」

「さあ、それはどうでしょう・・・」

「勘弁してくれよ?まあ、いつものように通るだけだがッ!」

「・・・滅・・・!」


夕暮れ時、博麗の巫女はボロボロになった魔法使いを見て驚愕したという


END・・・?
初投稿でした
思いつき&ただの妄想です
完全にネタです
楽しんでくれたらもう泣きます、ゴンザレス級に
ジェノサイド(ryとかもいつかやってみたいなー

要望があったので技の元ネタを

美鈴:カイザーウェーブ
   『餓狼伝説』より
    ヴォルフガング・クラウザーの射撃必殺技

咲夜:滅・・・!(瞬獄殺)
   『ストリートファイター』より
    おなじみ豪鬼のつかみ必殺技
OB-24800
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
ある種の人は一度は考えるネタですよね。
でも意外と見ないんですよ。
VS魔理沙を序章として、この殺意の波動に目覚めた咲夜とかクラ○ザーな美鈴を主役に
もっと色んな話を見てみたいです
他のキャラも格ゲーパロしたりして
一発ネタにしてはちょっと弱いですからね
2.名前が無い程度の能力削除
カイザーウェイブは早いから避けれねぇwww

そして、美鈴もいずれは瞬獄殺を覚えるんですね、わかります。

さぁ作者、早く続きを書(ry
3.名前が無い程度の能力削除
気の使い方って・・・
セッカッコーが使えるようになれば多分美鈴に勝てる奴はいなくなる
門番友情破顔拳
4.SNK削除
ジョィンジョィンメイリィンになる日も近い……
今こそ萃夢想のリベンジだ
5.OB-24800削除
いまさらながらコメ返し

>>1様
実は考えていたことだったりです
評価によってどうしようか考えていましたが、結局続いてますw

>>2様
クラウザーサンは何気なくコンボにウェイブ組んでくるし威力も半端ないので、
時に感動したり、時にイラついたりです。もうまぢで

>>3様
実はお嬢様が使ってたり
そして伝授したのはパチュリー(病人)だったり

>>SNK様
強くなればカーソル二回で選ばれるほどの主要キャラに・・・
ぜひともなってもらいたいです。ほんとに