「ねえ、もこたん」
「なんだよ」
「あいしてる」
「きめえ」
「とってもあいしてるの」
「きめえからやめろ」
「毎日もこたんのことばっかり思っているの」
「きめえ」
「もこたんのことを思うと、私の蓬莱の玉の串が光ってしょうがないの」
「意味わかんねえ」
「きっともこたんのもんぺが気になるせいだわ」
「なんでもんぺが出て来るんだよ」
「だって、もこたんのもんぺ、とってもいい匂いがするんだもん」
「そ、そうか?」
「冗談よ」
「え」
「さすがにそれはないわ」
「な」
「だってもんぺだし」
「ちょっと今傷ついたぞ」
「しょうがないじゃない。もんぺなんだし」
「これでも毎日洗っているんだけど」
「そうなの?」
「グサっ!」
「見えないわ」
「ズキン!」
「本当に毎日洗っているの?」
「普通に傷つくなその言葉」
「だって本当に見えないんだもん」
「ちゃんと私洗っているのに」
「でも見えないものは見えないわ」
「さっきからグサグサえぐるように言うんだなお前」
「そりゃあだって、涙目になるもこたん見たいし」
「なにその理由」
「表面上笑いながら心の中で傷ついているもこたん見たいし」
「この変態め」
「私が帰ってからシューンとなっちゃうもこたん想像したいし」
「きめえ」
「部屋の中でうずくまって、ぐすん、かぐやのばかぁ・・・・・・とか言ってるもこたん見たいし」
「きめえ」
「泣いているもこたんハアハア」
「マジきめえ」
「泣かせたいわあ」
「マジきもいわこの人」
「って訳で泣かせます」
「泣く訳ないだろバーカ」
「本当に泣かせるわよ」
「おう、やってみろ」
「ふーん、いいんだ」
「誰がお前なんかに泣かされるかよ」
「もこたんのもんぺ」
「なんだよ」
「5年前に作って放置したシチューの匂いがする」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「あれ?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「もこたん?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「もしかしてマジ泣き」
「ばかっ! 泣くわけないだろばか!」
「でもなんか目が赤い」
「ちょっと目にごみが入っただけだ! 」
「そ、そう?」
「へっ! 誰が泣くかよあれぐらいで!」
「ふーん」
「もっとすごいのくると思ってたが、所詮てるよならそれぐらいだよな!」
「へーえ」
「あれぐらい全然平気だっつーの!」
「ふーん」
「5年前のシチューとか、もう平気で食えるし!」
「ねえもこたん」
「なんだよ」
「ギリギリだね」
「ギリギリとか言うな!」
「だって本当だし」
「うるせーよばか! てるよのばか!」
「あら、ちょっと涙目」
「ばか! 泣いてねーよばか!」
「萌えるわあ」
「だから泣いてねーっつてんだろ!」
「そんな風に泣きそうな声で言うもこたん萌え」
「萌えとか言うな!」
「私いまとっても萌えた」
「だから泣いてないって!」
「萌えたから押し倒すことにします」
「何その勝手な理論!」
「もこたんのもんぺがいけないのです」
「なっ、うっ、うるせーばか!」
「もこたん今日は何して遊ぼっか」
「遊ばねーよ馬鹿!」
「やっぱりもこたんのもんぺを狩るしかないわね」
「どんな遊びだよそれ!」
「いからもんぺを下ろしなさい」
「なにその変態発言! だれがそんなことするかよっ」
「自分で下ろさないなら私が下ろすわ!」
「この変態」
「ちなみにね、もこたん」
「なんだよ」
「もんぺは洗ってない方が萌える」
「きめえ」
「萌える」
「お前の人格疑うぞ」
「だってその方がもこたんの匂いがするし」
「きめえ」
「もこたんの匂いをかぐと」
「マジきめえ」
「私の角が光ってしょうがないのおおお」
「マジでもう帰りたい」
「ってけーねが」
「けーねが!?」
「けーねが」
「まじで!?」
「まじで」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「ショックだ」
「あっそう」
「そんなこと、あのけーねが言うなんて」
「全くね」
「どうしよう私」
「どうしようもないわね」
「どうしよう・・・・・・今日も泊まりに行く予定だったのに」
「きっともんぺを調べられるわね」
「どうしよう、本当にどうしよう」
「もんぺを隅々まで調べられるわね」
「けーねが、けーねがそんなこと」
「じゃあさもこたん」
「なんだよ」
「うち来たら?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「なっ、なんだと! 今日はてるよの家にと泊まるだと!? え? 何? そそそそんなことするわけないだろう ! 本当だ、信じてくれ。待って、待って切らないでもこたん!私はじゅじゅじゅ純情なんだ!本当だ信じてくれ! 私は断じて (八意製薬はお客様の健康を第一に考えております)なことや(皆さんの生活に役立つ情報誌、文々。新聞は今月5日に刊行です)なことをするつもりなわけがないだろう! なに、その発言がちょっと微妙? そそそそんなことは断じてないぞ! いや別にもんぺなんてべべ別に、いや本当、本当だってば! もこたんが(魔法図書館の貸し出し期間は2週間です。早めの返却を心がけましょう)なことをされているところを想像して鼻血を出しているわけないだろう! え?何?その発言が余計微妙?何を言う私はいたってけけけケンゼンではないか!あれっ?もこたん?もこたん?ちょっとまってもこたん!切らないで!切っちゃわないで!私のハートがブレイクしちゃうから切っちゃわないでもこたん! もこたん、もこたん!!・・・・・・・も、もこたん・・・・・・・・・・・・。・・・・・・おのれてるよめ、てるよめえええええ! もこたんに変な事吹き込んだなあのハイパーウルトラニートめ! 仕事とか碌にしてないくせにいいいい! 今夜頭突きに行ってやるううう! 」
もこたん可愛いよもこたん
最後の慧姉はとってもケーネ。
でも妹紅さんはお気に召しませんでした、残念!