「んふぅ…私は目が覚めたぞー」
チュン、チュンと雀のさえずりが聞こえる。
朝の爽やかな日差しが窓から差しこむ気持ちのよい朝だ。
ごく一般的な、質素な和室。床の間には掛け軸が掛けてある。読めないが。
その部屋の主、洩矢諏訪子。
妖怪の山の神様の一人である。
実はこの神様、幼女なのである。
少女どころではない。幼女、幼女神。
あの凹凸の無い幼女体系、あどけなさが残るその童顔!
彼女は、淡い桃色にカエルの模様があしらわれた寝巻を脱ぎ捨て、着替えを始めた。
いつも通りの青を基調としたツーピースにさりげなく座る蛙。彼女らしい。
「おはやう早苗!」
早苗と呼ばれた人物。この神が住まう神社で家事をこなす風祝である。
「おはようございます、諏訪子様。今日はずいぶんとご機嫌がよろしいですね」
「うん。今日はね、おもしろい夢を見てさぁ」
「そうだったんですか。してそれは一体どのような?」
「んとね、安田さん(蛙・独身・42)をいじめる氷精を(ねっとりねっとり)して仕返しをする夢」
ぼっ、と早苗の顔が赤くなる。
「えっちなのはいけないと思います!!」
普段通り神社で朝食を済ませた彼女は、暇つぶしにと散策に出かけた。
しばらくふよふよと空を飛んでいると、興味深い人物を見つけた。
「あ、洩矢様。おはようございます」
「おはやう椛くん。仕事に励んでいるかい」
椛くん。下っ端哨戒天狗の犬走椛だ。
頭には、ぴこんと立つ彼女らの象徴の犬耳と、さらりと流れる銀髪。
胸にはふわふわとした毛飾りをつけ、おしりには尻尾が垂れている。
「はい、しっかりと山の警備をしております」
「よろしい、ご褒美だー♪」
「わっ、わふぁっ…」
ご褒美、と言いながら彼女は見回り天狗の背中にしがみつき、犬耳をふにふにと触りはじめた。
「やっ、やめてくださいよぅ…はぅん…っ」
「なんかきもちいー。なんで私の耳はこんな耳じゃないんだろ。私も生やしてもらおうかな?」
しばらく触り続け、飽きたらまた散策。
そうこうしている内にもう太陽は真上に達していた。
「おなかすいたー。かえろっと」
「おかえりなさい、諏訪子様」
「諏訪子か。おかえりんこ」
「ただいま○こ!」
「( ゚д゚)」
「( ゚д゚)」
「(゚д゚ )」
「「「(゚д゚)」」」
「おひるはオムライスですよ」
「わ、わーい。私オムライスが大好きなの」
「……」
「いただきます!」
「い、いただきまーす!」
「いただきます…」
カチャカチャと食器の触れ合う音がする。それ以外は、息苦しいほどの無音。
「ね、ねぇ、かなちゃん、私何か悪いことしたかなぁ…?」
「あ、いや、なに、諏訪子は悪くないんだ」
「そうですよ。神奈子様もそんなにショックを受けなくても…」
「そうだな…。悪い悪い、なんだか空気を濁してしまったみたいだ。気分を切り替えて食事といこうか」
「うん。オムライスおいひぃよオムライス」
「かなちゃんやー」
「なんだい、諏訪子」
昼食を摂り終えた二柱は、縁側で戯れていた。
この二柱、遥か昔にたいそうな戦を繰り広げたようだが、その昔の姿はここにはなかった。
あるのは、母娘のように戯れる和やかな姿だ。
「ひざまくらして、ひざまくら!」
「しかたのない子だね。ほら、おいで」
「うぅん♪」
「それにしてもいつまでも変わらないねぇ、諏訪子は」
「それは私の特権だよ。それよりも、かなちゃん」
「ん?」
「私のことも、すわちゃん、って呼んでくれないかなぁ?やだ?」
「ん、いやじゃないぞ。すわちゃん」
「やったぁ♪かなちゃんだいすきよ」
「うん…お前って、可愛い顔してるなぁ」
「え?」
「いやなに、気にするな」
チュン、チュンと雀のさえずりが聞こえる。
朝の爽やかな日差しが窓から差しこむ気持ちのよい朝だ。
ごく一般的な、質素な和室。床の間には掛け軸が掛けてある。読めないが。
その部屋の主、洩矢諏訪子。
妖怪の山の神様の一人である。
実はこの神様、幼女なのである。
少女どころではない。幼女、幼女神。
あの凹凸の無い幼女体系、あどけなさが残るその童顔!
彼女は、淡い桃色にカエルの模様があしらわれた寝巻を脱ぎ捨て、着替えを始めた。
いつも通りの青を基調としたツーピースにさりげなく座る蛙。彼女らしい。
「おはやう早苗!」
早苗と呼ばれた人物。この神が住まう神社で家事をこなす風祝である。
「おはようございます、諏訪子様。今日はずいぶんとご機嫌がよろしいですね」
「うん。今日はね、おもしろい夢を見てさぁ」
「そうだったんですか。してそれは一体どのような?」
「んとね、安田さん(蛙・独身・42)をいじめる氷精を(ねっとりねっとり)して仕返しをする夢」
ぼっ、と早苗の顔が赤くなる。
「えっちなのはいけないと思います!!」
普段通り神社で朝食を済ませた彼女は、暇つぶしにと散策に出かけた。
しばらくふよふよと空を飛んでいると、興味深い人物を見つけた。
「あ、洩矢様。おはようございます」
「おはやう椛くん。仕事に励んでいるかい」
椛くん。下っ端哨戒天狗の犬走椛だ。
頭には、ぴこんと立つ彼女らの象徴の犬耳と、さらりと流れる銀髪。
胸にはふわふわとした毛飾りをつけ、おしりには尻尾が垂れている。
「はい、しっかりと山の警備をしております」
「よろしい、ご褒美だー♪」
「わっ、わふぁっ…」
ご褒美、と言いながら彼女は見回り天狗の背中にしがみつき、犬耳をふにふにと触りはじめた。
「やっ、やめてくださいよぅ…はぅん…っ」
「なんかきもちいー。なんで私の耳はこんな耳じゃないんだろ。私も生やしてもらおうかな?」
しばらく触り続け、飽きたらまた散策。
そうこうしている内にもう太陽は真上に達していた。
「おなかすいたー。かえろっと」
「おかえりなさい、諏訪子様」
「諏訪子か。おかえりんこ」
「ただいま○こ!」
「( ゚д゚)」
「( ゚д゚)」
「(゚д゚ )」
「「「(゚д゚)」」」
「おひるはオムライスですよ」
「わ、わーい。私オムライスが大好きなの」
「……」
「いただきます!」
「い、いただきまーす!」
「いただきます…」
カチャカチャと食器の触れ合う音がする。それ以外は、息苦しいほどの無音。
「ね、ねぇ、かなちゃん、私何か悪いことしたかなぁ…?」
「あ、いや、なに、諏訪子は悪くないんだ」
「そうですよ。神奈子様もそんなにショックを受けなくても…」
「そうだな…。悪い悪い、なんだか空気を濁してしまったみたいだ。気分を切り替えて食事といこうか」
「うん。オムライスおいひぃよオムライス」
「かなちゃんやー」
「なんだい、諏訪子」
昼食を摂り終えた二柱は、縁側で戯れていた。
この二柱、遥か昔にたいそうな戦を繰り広げたようだが、その昔の姿はここにはなかった。
あるのは、母娘のように戯れる和やかな姿だ。
「ひざまくらして、ひざまくら!」
「しかたのない子だね。ほら、おいで」
「うぅん♪」
「それにしてもいつまでも変わらないねぇ、諏訪子は」
「それは私の特権だよ。それよりも、かなちゃん」
「ん?」
「私のことも、すわちゃん、って呼んでくれないかなぁ?やだ?」
「ん、いやじゃないぞ。すわちゃん」
「やったぁ♪かなちゃんだいすきよ」
「うん…お前って、可愛い顔してるなぁ」
「え?」
「いやなに、気にするな」
グルグルwそれはやっちゃいかんww
言い切ったなすわちゃん…w
ただし、無邪気な諏訪子に萌えたから許すwww
ネタ切れの解決策、もう後書に自分で書いてらっしゃるではないですか。
きっと幻想郷に至れるはずです。頑張って下さい。
さな「いいですいいです、どうせ私は要らない子なんです……(ののじののじ)」
バンッ!
すわかな「そんな訳っ!ありゃあござんせんっ!!」
さな「……ふふふ、かかりましたね、萌えっ娘達(わたしのよめ)が!」
この辺までは幻視出来ました(あとは……容量が不足して……)
かなすわもすわかなもジャスティス!
>「ただいま○こ!」
清々しいまでに言い切ったなこの幼女神はwwww
あとトリプルこっちみんなwwwwww
やっぱりコメント返信できるのは嬉しいですし、なんだか楽しいです。
>1番の名無しさん
お部屋でやってみました。
虚しくなりました。
>2番の名無しさん
俺達にできないことを平然としてやってのけるッ!そこにシビれるあこがれるゥ!
>3番の名無しさん
では。
しんっの脳内には変態ゲージというものがあり、数値により変態に変態します。
それは夜であれば高くなり、お昼であれば低くなり、作品に影響を及ぼします。
ふとんがふっとんだ。
>4番の名無しさん
しんっ!!
応援ありがとうございます。とっても嬉しいです。
そうですね…。僕の心、僕の幻想郷を見せてみせます。頑張ります。
>謳魚さん
いやはや相変わらず謳魚さんの幻視力は相当なものです。
早苗さん、二柱にはさまれてしあわせになってください。
僕は見てるだけで幸せです(ちくしょう、僕のHDDには書き込みきれない!そうだ、ブン屋を呼ぼう!)
>6番の名無しさん
(゚д゚)
空気がパーフェクトフリーズしてしまったようです。
>名前を表示しない程度の能力さん
針(しん)っ!
俺達にできないことを(ry
この静かな空気と言ったら。ww