「なんだい朱鷺子くん」
「暇、なんかやって」
「なんという無茶振り」
「だって暇なんだもん」
「だからって行き成り何かやれって言われても出来ないよ」
全く使えない店長だ。
こういう時こそ体を張るべきじゃないの??
この可愛い可愛い看板娘が暇でぶっ倒れたらどうするのさ。
「少なくともどうもしないよ」
「何時の間に心読めるようになったの??」
「口に出してたよ」
「おっと」
いけないいけない、口に出すクセは直さないとなぁ。
これの所為でどれだけ損をしてきたか。
「どうでもいいけどさ、暇なら掃除でもしてくれ」
「んー、メンドクサイ」
「何のために給料払ってると」
「5円で何しろと」
むしろ店番してやってるんだから感謝しろ。
敬え、称えろ、褒めろ、片腹痛いわ。
「君の態度が片腹痛いわ」
「また出てた??」
「いや、読んだ」
「嘘つけ」
「顔見たら解るよ、物凄く馬鹿にしてる表情だ」
「お見事」
さて、店長とアホ話するのも悪くはないけど手持ち無沙汰だなぁ。
仕方無い、掃除でもしようか。
ピーポーピーポーピーポー
「……いらっしゃいませー」
「それじゃあ朱鷺子くん、僕は奥で在庫整理でもしてるよ」
「はいはい」
何時も気になっている。
何故ドアを開けたら赤いランプが光って音を出すんだろう。
店長に聞いても「他に用途が無かった」とか言って変えようとしないし。
うるさいと思わないのだろうか??
「失礼する」
「いらっしゃい妖忌爺ちゃん」
「霖之助は何所じゃ??」
「奥で在庫整理だって」
「そうか、折角花見をしに行くあべっく共を一緒に抹殺しようと思ったのじゃが」
おいおいおい、何さらりと物騒な事言ってるのさ。
あれか、あれなのか??
その年まで一緒にお墓に入ってくれる人が見つからなかった事に対する腹いせなのか??
「何を考えておるのか桜の木の下でいちゃつくあべっく共が増えおって」
「いいじゃん、別に」
「何が良いものか」
「結局あれでしょ、モテナイ妬みでしょ??」
「う、うるさいっ、儂だって若い頃はそりゃあ純愛を経験しとったわ」
「じゃあなんで一人寂しく里のはずれで漫画家やってるのさ」
「………………それを言うか」
「言う」
「鬼」
「鳥だから」
しかし妖忌爺ちゃんも謎な人だよなぁ。
半分死んでる上に、何所から来たのか、なんで漫画家なんかになったのか。
その純愛の相手は誰なのか。
謎は尽きない。
「やあいらっしゃい」
奥から出て来た店長は色々と物騒な物を持ってきていた。
確かばずーか??とか言うのとかましんがんとかだ。
外の武器らしいけどどうやって使うのかさっぱりだった。
「どうぞ」
「うむ」
店長から刀を受け取った妖忌爺ちゃんは軽く素振りをして手に馴染ませている。
「って待て待て、まさか本気で狩る気??」
「当たり前じゃ」
「愚問」
当たり前に愚問と来たか。
「でも聞いた話しだと毎年それやって捕まってるらしいね??」
「だ、誰からそれを……」
「わ、儂らの楽しみを……」
「そんな楽しみ捨てろ。あと慧音せんせーが教えてくれた」
何も泣くほどの事じゃないと思う。
「じゃあ僕達はどうしたらいいんだい??この溢れるやるせなさを何所にぶつけたらいいんだい??」
「そうじゃそうじゃ、毎年毎年あべっくに見せ付けられる鬱憤を晴らしてきたというのにっ」
「ええい、いい年こいた大の男がメソメソするな鬱陶しい」
はぁ、なんてメンドクサイ男達なんだ。
そんなんだから私が止める羽目になるんだ。
「仕方無い、今年は嫌がらせ程度にしておきますか」
「そうじゃな」
「嫌がらせはするのか」
「「当たり前」」
どんだけあべっくが嫌いなんだおまえ等。
「そうと決まれば早速里にGOだ」
「うむ、思い立ったが吉日じゃ」
もうダメだこいつ等。
おそらく止めても無駄だろうから一応お目付け役として付いていこう。
店長捕まったら給料でないし。
と、言うわけでやってきました里の桜並木。
綺麗と言えば綺麗だけどねぇ……。
「あべっくが多いね」
「くそっ、独り身に見せ付けやがって」
「忌々しいやつらじゃ」
「はいはい」
しかし桜なんか見て何が楽しいのかな??
イマイチ良くわかんない。
「ところで店長、あれもあべっくに入る??」
「ウホッ、いいおとこ」
「やらないか」
「いいかい朱鷺子くん、君は腐っちゃいけないよ」
「そうじゃぞ、あの道は修羅の道じゃ」
なるほど、大分興味深いがやめておいたほうが良さそうだ。
ん??あれは元さんじゃないか。
女連れて桜並木の下を歩くなんて珍しい。
「「裏切り者に死をっ」」
「なんぞ!?」
まさに一瞬の出来事だった。
元さんが女を連れている事を目ざとく発見した二人は突如発狂し、襲い掛かった。
これが独り身の執念か……。
「ふーん、山の上の巫女さんねぇ」
「いえ、具体的には違うんですけど……」
え、脇だしてるし巫女じゃないの??
まあいいや。
「里に新しく分社を作るからその相談をしていたと」
「はい、その通りです朱鷺子さん」
「別に裏切った訳じゃないってのに話も聞かずに襲い掛かりやがって」
「「いやあ、はっはっはっ」」
そういえば元さんって一応職業は大工だったもんね。
筋は通ってるか。
「ところで折角なので皆さんでお花見でもしませんか??」
「んー、私はいいよ」
「なんと聞いたか霖之助」
「ああ、僕らにも春が来たのかな??」
「よかったじゃねえか」
とりあえず今年は暴れそうにないな。
良かった良かった。
「あははは」
「うふふふ」
あ、あべっく。
「「「あべっくに死をっ、我等に勝利をっ」」」
「暴れるなっ」
(神奈子様、諏訪子様、人間の里には修羅が居ました……。常識なんて通用しないんですね)
「暇、なんかやって」
「なんという無茶振り」
「だって暇なんだもん」
「だからって行き成り何かやれって言われても出来ないよ」
全く使えない店長だ。
こういう時こそ体を張るべきじゃないの??
この可愛い可愛い看板娘が暇でぶっ倒れたらどうするのさ。
「少なくともどうもしないよ」
「何時の間に心読めるようになったの??」
「口に出してたよ」
「おっと」
いけないいけない、口に出すクセは直さないとなぁ。
これの所為でどれだけ損をしてきたか。
「どうでもいいけどさ、暇なら掃除でもしてくれ」
「んー、メンドクサイ」
「何のために給料払ってると」
「5円で何しろと」
むしろ店番してやってるんだから感謝しろ。
敬え、称えろ、褒めろ、片腹痛いわ。
「君の態度が片腹痛いわ」
「また出てた??」
「いや、読んだ」
「嘘つけ」
「顔見たら解るよ、物凄く馬鹿にしてる表情だ」
「お見事」
さて、店長とアホ話するのも悪くはないけど手持ち無沙汰だなぁ。
仕方無い、掃除でもしようか。
ピーポーピーポーピーポー
「……いらっしゃいませー」
「それじゃあ朱鷺子くん、僕は奥で在庫整理でもしてるよ」
「はいはい」
何時も気になっている。
何故ドアを開けたら赤いランプが光って音を出すんだろう。
店長に聞いても「他に用途が無かった」とか言って変えようとしないし。
うるさいと思わないのだろうか??
「失礼する」
「いらっしゃい妖忌爺ちゃん」
「霖之助は何所じゃ??」
「奥で在庫整理だって」
「そうか、折角花見をしに行くあべっく共を一緒に抹殺しようと思ったのじゃが」
おいおいおい、何さらりと物騒な事言ってるのさ。
あれか、あれなのか??
その年まで一緒にお墓に入ってくれる人が見つからなかった事に対する腹いせなのか??
「何を考えておるのか桜の木の下でいちゃつくあべっく共が増えおって」
「いいじゃん、別に」
「何が良いものか」
「結局あれでしょ、モテナイ妬みでしょ??」
「う、うるさいっ、儂だって若い頃はそりゃあ純愛を経験しとったわ」
「じゃあなんで一人寂しく里のはずれで漫画家やってるのさ」
「………………それを言うか」
「言う」
「鬼」
「鳥だから」
しかし妖忌爺ちゃんも謎な人だよなぁ。
半分死んでる上に、何所から来たのか、なんで漫画家なんかになったのか。
その純愛の相手は誰なのか。
謎は尽きない。
「やあいらっしゃい」
奥から出て来た店長は色々と物騒な物を持ってきていた。
確かばずーか??とか言うのとかましんがんとかだ。
外の武器らしいけどどうやって使うのかさっぱりだった。
「どうぞ」
「うむ」
店長から刀を受け取った妖忌爺ちゃんは軽く素振りをして手に馴染ませている。
「って待て待て、まさか本気で狩る気??」
「当たり前じゃ」
「愚問」
当たり前に愚問と来たか。
「でも聞いた話しだと毎年それやって捕まってるらしいね??」
「だ、誰からそれを……」
「わ、儂らの楽しみを……」
「そんな楽しみ捨てろ。あと慧音せんせーが教えてくれた」
何も泣くほどの事じゃないと思う。
「じゃあ僕達はどうしたらいいんだい??この溢れるやるせなさを何所にぶつけたらいいんだい??」
「そうじゃそうじゃ、毎年毎年あべっくに見せ付けられる鬱憤を晴らしてきたというのにっ」
「ええい、いい年こいた大の男がメソメソするな鬱陶しい」
はぁ、なんてメンドクサイ男達なんだ。
そんなんだから私が止める羽目になるんだ。
「仕方無い、今年は嫌がらせ程度にしておきますか」
「そうじゃな」
「嫌がらせはするのか」
「「当たり前」」
どんだけあべっくが嫌いなんだおまえ等。
「そうと決まれば早速里にGOだ」
「うむ、思い立ったが吉日じゃ」
もうダメだこいつ等。
おそらく止めても無駄だろうから一応お目付け役として付いていこう。
店長捕まったら給料でないし。
と、言うわけでやってきました里の桜並木。
綺麗と言えば綺麗だけどねぇ……。
「あべっくが多いね」
「くそっ、独り身に見せ付けやがって」
「忌々しいやつらじゃ」
「はいはい」
しかし桜なんか見て何が楽しいのかな??
イマイチ良くわかんない。
「ところで店長、あれもあべっくに入る??」
「ウホッ、いいおとこ」
「やらないか」
「いいかい朱鷺子くん、君は腐っちゃいけないよ」
「そうじゃぞ、あの道は修羅の道じゃ」
なるほど、大分興味深いがやめておいたほうが良さそうだ。
ん??あれは元さんじゃないか。
女連れて桜並木の下を歩くなんて珍しい。
「「裏切り者に死をっ」」
「なんぞ!?」
まさに一瞬の出来事だった。
元さんが女を連れている事を目ざとく発見した二人は突如発狂し、襲い掛かった。
これが独り身の執念か……。
「ふーん、山の上の巫女さんねぇ」
「いえ、具体的には違うんですけど……」
え、脇だしてるし巫女じゃないの??
まあいいや。
「里に新しく分社を作るからその相談をしていたと」
「はい、その通りです朱鷺子さん」
「別に裏切った訳じゃないってのに話も聞かずに襲い掛かりやがって」
「「いやあ、はっはっはっ」」
そういえば元さんって一応職業は大工だったもんね。
筋は通ってるか。
「ところで折角なので皆さんでお花見でもしませんか??」
「んー、私はいいよ」
「なんと聞いたか霖之助」
「ああ、僕らにも春が来たのかな??」
「よかったじゃねえか」
とりあえず今年は暴れそうにないな。
良かった良かった。
「あははは」
「うふふふ」
あ、あべっく。
「「「あべっくに死をっ、我等に勝利をっ」」」
「暴れるなっ」
(神奈子様、諏訪子様、人間の里には修羅が居ました……。常識なんて通用しないんですね)
つまり霖ちゃんは朱鷺子さんの嫁ですね分かりm(ry
しかし妖忌じーちゃんが「あべっく狩り」と称して霖ちゃんに熱烈アタック。
この歪んだ三角関形の行方は次回を待て!(嘘)
↑
どれだけアベックが嫌いなんですかwww
あと、アベックは死語かとwww
しかしこの朱鷺子からは女子高生の匂いがするな。
羞恥心ですねわかります。
2>
とりあえず一言。
ねーよ。
失礼しました。
あんまりの無茶振りで次回が変な事になりそうです。
3>
死語=幻想入りです。
妖「あべっくなどいちゃつくしか脳の無いゴミじゃ」
霖「女の居ない一人身にはつらいんだよ」
元「まぁ女なんて星の数ほどいるけどな」
三人「ま、手は届かないんだけどね」
三人「HAHAHAHAHAHA」
朱「何切ないことを………」
4>
謳魚さんといいどうして二人をカップリングしたがるんでしょうね。
書きませんよ、書きませんよ。
大事すぎることなんで二回言いました。
レズは書いていて楽しいが、ホモは全然楽しくない。
つまりこういう事です。
5>
だって朱鷺子のキャラがよく解んないんだもの。
仕方の無い事なんです。
死の商人??
さりげなく元さんも混じって何してはるんですかww
あとおまけーねは至極あっさりcaved宣言wwww
>レズは書いていて楽しいが、ホモは全然楽しくない。
普通に納得してしまった自分が怖い、そしてきっぱり言い切る紅魔氏が漢らしい。
元さんも同士です。
通称マダオ連合。
慧「口で解らないヤツは体で解らせるしかないからな」
三人「oh、no」
慧「これに懲りたら大人しくしていろ」
>レズは書いていて楽しいが、ホモは全然楽しくない。
己の書きたいことを書き続けてる作者ですから。