「ごきげんよう」
「ごきげ……こんにちわ」
多くはないけど、時々こうして変わった方が参拝に訪れてくれる。
今日はとても綺麗な女性の方、人間ではないようですが、ドレスのような着物とブロンドの髪がとても印象的です。
「貴女が緑色の巫女ね、私はアリス、よろしく」
「よろしくお願いします、東風谷早苗といいます」
「………ふむ」
アリスさんは私の姿をじろじろと見て、ちょっと残念そうに呟いた。
「……普通……ね」
「え?」
普通…?私を見て普通と言ったということは、この方は。
「神社の巫女ってのは、博霊のみたいにどこも変なのばっかりだと思ってたんだけど、貴女は普通みたい」
「あの方のお知り合いでしたか………でも、私もただの人間というわけではありませんよ」
「それはわかるわ、面白い力を持ってるそうね」
………ここまで話が発展すると、最終的に喧嘩を吹っかけられるのかとも思うけど、そうではないらしい。
「よかったらお茶を飲んでいきませんか?ちょうどお昼時ですし」
「あら、そう?じゃあお言葉に甘えようかしら」
「ごめんあそばせ」
「ごめ………こんばんわ」
今日の二人目の面白いお客さん。
少し背が高くてちょっと跳ねた銀色の髪、そして何よりメイド服が一番特徴的。
「貴女が緑色の巫女ね、私は咲夜」
「東風谷早苗と言います」
「………」
挨拶だけ交わすと、咲夜さんは私の体を艶かしく観察し、ちょっとボソっと呟いた。
「……柔らかそうね」
「は?」
柔らかそう?もしかしてこの方は、人を食べる妖怪?
「博霊の巫女は、少しだらしがない、でも貴女は規則正しい生活を送っているのか知らないけどいい肌をしているわ」
「あの方のお知り合いでしたか………ちょっと近づかないでください」
「綺麗なバラには棘があるからね」
………ここまで話が通じないと、最終的に身を守るために闘わないといけなくなるのではと思うけど、そういうこともないらしい。
「………もうこんな時間か」
咲夜さんは時計を見て時間を確認した、段々空が暗くなる頃だ。
「買い物のついでに寄ったのよ、どう?よかったらウチでご飯を食べてみない?」
ちょっと怖いな……どこに連れてかれるんだろう。
でもこの人メイドなのに、人を呼べるの?
「………今、客人がいらしててここを離れるわけにはいかないんです、申し訳ありません」
「そう、なら仕方がないわね」
割とあっさり、咲夜さんは神社から去っていった。
不思議な人だった………
そういえば、確か紅魔館というところにはメイドが一杯いると聞いたことがある、そこの人だろうか。
「今の咲夜じゃない?」
「あ、はい…お知り合いですか?」
ちょっと遅れて、アリスさんが姿を現した。
お酒を勧められていたのだろうか、若干お酒臭いような……
「んー………一応」
「変わった方でしたが…」
「あいつはね………何十人といる使用人をまとめて、吸血鬼の為に忙しそうにあちこち駆け回って、おかげで人間には忌み嫌われて………それでも全然気にしないで気楽に生きてる、本当に変なやつ」
「………」
「結構慕われてるのよ、色々な意味でね」
「優しい方なんでしょうね」
私がそう言うと、アリスさんは「んー」と声をあげて少し考えていた。
思うところがあるらしい。
「優しいよ、甘くはないがね」
アリスさんの表情はちょっとだけ明るいように見えた。
「………ここには私の知らない変わった人がたくさんいるんですね、よかったらアリスさん、手始めに咲夜さんについて教えてもらえますか?」
「ええ、長くなるけどね」
糸冬
「ごきげ……こんにちわ」
多くはないけど、時々こうして変わった方が参拝に訪れてくれる。
今日はとても綺麗な女性の方、人間ではないようですが、ドレスのような着物とブロンドの髪がとても印象的です。
「貴女が緑色の巫女ね、私はアリス、よろしく」
「よろしくお願いします、東風谷早苗といいます」
「………ふむ」
アリスさんは私の姿をじろじろと見て、ちょっと残念そうに呟いた。
「……普通……ね」
「え?」
普通…?私を見て普通と言ったということは、この方は。
「神社の巫女ってのは、博霊のみたいにどこも変なのばっかりだと思ってたんだけど、貴女は普通みたい」
「あの方のお知り合いでしたか………でも、私もただの人間というわけではありませんよ」
「それはわかるわ、面白い力を持ってるそうね」
………ここまで話が発展すると、最終的に喧嘩を吹っかけられるのかとも思うけど、そうではないらしい。
「よかったらお茶を飲んでいきませんか?ちょうどお昼時ですし」
「あら、そう?じゃあお言葉に甘えようかしら」
「ごめんあそばせ」
「ごめ………こんばんわ」
今日の二人目の面白いお客さん。
少し背が高くてちょっと跳ねた銀色の髪、そして何よりメイド服が一番特徴的。
「貴女が緑色の巫女ね、私は咲夜」
「東風谷早苗と言います」
「………」
挨拶だけ交わすと、咲夜さんは私の体を艶かしく観察し、ちょっとボソっと呟いた。
「……柔らかそうね」
「は?」
柔らかそう?もしかしてこの方は、人を食べる妖怪?
「博霊の巫女は、少しだらしがない、でも貴女は規則正しい生活を送っているのか知らないけどいい肌をしているわ」
「あの方のお知り合いでしたか………ちょっと近づかないでください」
「綺麗なバラには棘があるからね」
………ここまで話が通じないと、最終的に身を守るために闘わないといけなくなるのではと思うけど、そういうこともないらしい。
「………もうこんな時間か」
咲夜さんは時計を見て時間を確認した、段々空が暗くなる頃だ。
「買い物のついでに寄ったのよ、どう?よかったらウチでご飯を食べてみない?」
ちょっと怖いな……どこに連れてかれるんだろう。
でもこの人メイドなのに、人を呼べるの?
「………今、客人がいらしててここを離れるわけにはいかないんです、申し訳ありません」
「そう、なら仕方がないわね」
割とあっさり、咲夜さんは神社から去っていった。
不思議な人だった………
そういえば、確か紅魔館というところにはメイドが一杯いると聞いたことがある、そこの人だろうか。
「今の咲夜じゃない?」
「あ、はい…お知り合いですか?」
ちょっと遅れて、アリスさんが姿を現した。
お酒を勧められていたのだろうか、若干お酒臭いような……
「んー………一応」
「変わった方でしたが…」
「あいつはね………何十人といる使用人をまとめて、吸血鬼の為に忙しそうにあちこち駆け回って、おかげで人間には忌み嫌われて………それでも全然気にしないで気楽に生きてる、本当に変なやつ」
「………」
「結構慕われてるのよ、色々な意味でね」
「優しい方なんでしょうね」
私がそう言うと、アリスさんは「んー」と声をあげて少し考えていた。
思うところがあるらしい。
「優しいよ、甘くはないがね」
アリスさんの表情はちょっとだけ明るいように見えた。
「………ここには私の知らない変わった人がたくさんいるんですね、よかったらアリスさん、手始めに咲夜さんについて教えてもらえますか?」
「ええ、長くなるけどね」
糸冬
そして咲夜さんwwwww
咲夜を褒められて嬉しそうなアリスとイマイチ幻想郷のノリについて行けてない早苗さんに萌えました。
これからも頑張って下さいね~
是非食ってほしいと思う
さあ、夜伽に咲夜*早苗だ!
俺は今いる場所や物の表現を文字で表すのが下手なのか、どうしてもセリフが多くなるみたいです。そうすると展開も速くなってしまう…
厳しくないよ、甘くはないがねはベアだったかな?ちょっと自分でも記憶が曖昧です。
とにかくありがとうございます、何でも吸収しようと思います。
もう食われ慣れてるのかな?