~ふろむ、竹林にて~
もこたぁぁぁぁぁぁぁぁん!
キンモー!こっち来るなぁぁぁぁ!!
─ 不死族弾幕中 ─
激しい弾幕合戦の末、地べたに寝転がる輝夜と妹紅
はぁ・・・ねぇもこたん
何よてるよ
てるよ言うな
ならあんたももこたん言うな。で、何?
飽きた
キリタンポ?
いや、そっちの秋田じゃなくてね。いい加減マンネリしてきたなーって
ああ、そっちの飽きたね。・・・確かにあんたが私に求愛してそれを迎撃ってのも大分やってきたしねぇ
んー、こんどはもこたんが私に求愛してみる?
それは私達が200年前に通り過ぎた場所だ
あー・・・そういえばやったわね
いっそ他の奴等の関係を参考にしてみる?
例えば?
ほら、蝙蝠と犬の関係とか
そうね・・・試しにやってみましょうか
それじゃあ主人の方はどうする?
ここは公平にジャンケンで決めましょう
いいわよそれじゃあ
ジャーンケーンポン!
あいこでショ!
あいこでショ!
あいこでショ!
あいこでショ!
あいこでショ!
・
・
・
・
・
ッショ!
ッショ!
ッショ!
ッショ!
・
・
・
・
・
キィモ・ケーネ!
ヘルプミー・エーリン!
もこぉ!もこもこもこもこもこもこもこもこもこもこもこもこぉ!!
ぐやぐやぐやぐやぐやぐやぐやぐやぐやぐやぐやぐやぐやぐやぁ!!
くらえっ!汗アタック!
!?目がっ!!
どう?手汗の目潰しの味は!死ねぇ!
(プッツーン)ぐやぁっ!!
なっ、馬鹿な!この妹紅が負けるなど・・・ぐおぉぉぉ!
妹紅、貴女の敗因はたった一つ。貴女は私を怒らせた
~リザレクション~
それじゃあ私があの蝙蝠をやるから。頑張ってねもこたん
その前に一つだけ。さっき最後の方ジャンケンじゃ無くなってなかった?
気にしない気にしない
妹紅
如何なさいました、輝夜お嬢様
緑茶が飲みたいわ
どうぞ
あら、相変わらず早いわね。・・・ふぅ、やっぱり緑茶は妹紅の淹れたのに限るわ
ありがとう御座います
それじゃあそろそろ行くわよ、今日のご飯を探しにね
はい
~次の日~
駄目だったわね、妹紅
駄目だったわね、輝夜
何と言うか色んな意味で違和感バリバリだったわ
やっぱり主従の関係とかは全面的にボツってことか
次は・・・そうね、師弟なんてどうかしら?
アンタのとこの二人みたいな感じってことか・・・悪くないかもしれないね
じゃあどっちが師匠になるか・・・昨日は私が決めたからもこたんが決めていいわよ
そうね・・・それじゃあこの刀で勝負をつけましょうか
あら、貴女にしては珍しく血生臭い方法ね
たまにはそんな日もあるのよ
二人の手には鞘に収められた刀が一振りずつ
それじゃあ、いざ尋常に・・・
勝負!!!
『ほっ、ほっ、ほほほっ』
メダカ(ドンドン)
カメラ(ドンドン)
ラッコ(ドンドン)
小銭(ドンドン)
人気(ドンドン)
気合(ドンドン)
イルカ(ドンドン)
カメラ(ドンドン)
・
・
・
・
・
鋭利(ドンドン)
倫理(ドンドン)
倫理(ドンドン)
倫理(ドンドン)
倫理(ドンドン)
倫理(ドンドン)
林檎(ドンドン)
ゴール(ドンドン)
るー・・・えーと
パパラパラパラパラリラリー
ちょ、待っ、ひぃぁーーー・・・
─ 輝夜鳥葬中 ─
あー、死ぬかと思ったー
いや、死んでるから。とりあえず気持ち悪いから復活してくんない?
そうね。よっ・・・と
それじゃあ早速やってみましょうか
その前にもこたん、一ついいかしら?
ん、何?
最後の音楽数取り団になってなかった?
気にしないのがいいよ
それじゃあ輝夜、今日の講義を始めるよ
はい、師匠
とは言った物の教えられる物が・・・竹細工でいいか。じゃあそこら辺の竹を切ってきて
はい。・・・・このくらいでよろしいかしら
ん、大丈夫だね。それじゃあ手頃な大きさに切って・・・
こんな感じで・・・
もっとアグレッシブに・・・
これなら・・・
爆発力が・・・
こう・・・
アボ・・・
・・・
・・・
~次の日~
駄目だったわね、輝夜
駄目だったわね、妹紅
アンタ、私より竹細工作るの上手かったら意味ないじゃん
まぁ竹取姫だけに、ねぇ
しかし師弟関係も駄目となると他には・・・
『あっ!』
・・・もこたんからどうぞ
はい。原点回帰をしてみるのはどうでしょう
偶然ね、私もそう考えてた所よ
それじゃあ早速やってみようか
輝夜ぁー!えーと、うーんと、とりあえずけちょんけちょんにしてやる!
あら妹紅。うーんと、あーっと、返り討ちよ!
・・・
・・・
不味い、最近馴れ合いの比率が大きすぎて怨みを忘れてしまった
私もすっかり壊れに慣れちゃって、どんな台詞言えばいいのか思い出せないわ
そうね・・・とりあえずそれらは後からどうにかするとして、今は他の人の台詞を参考にしない?
他に手立てはないわね。もしかしたら台詞に感化されて思い出すかもしれないし、やってみましょうか
─ テイク1 ─
くたばり底なったみたいね、輝夜っ!
残念ながら、貴女の都合で生きていないわ
これは結構いいかもしれないわね
そうね、この調子で他のも試してみましょうか
─ テイク2 ─
炎がアンタを呼んでるわ
なら燃え尽きなさい、潔くね
これもいいかもね
問題があるとするなら。私のスペルに炎を使うスペルがサラマンダーシールドくらいしか無いことかしら
それもあるかぁ・・・それならこっちはどう?
─ テイク3 ─
妹紅ー!!
『さん』を付けろよ糞地味野朗!!
えっ、何コレ。私小悪党っぽくない?
ほら、炎が少量しか出ない繋がりで。でもイマイチかなこれだと
それじゃあ私のとっておきでどうかしら
とっておき・・・?
─ テイク4 ─
聞こているでしょう、輝夜!アンタが忘れても、私は忘れはしない!!
アンタ達のせいで、私の父上は死んだんだ!全部アンタ達のせいなんだ!
いつぞやの小娘か
わかっているの!?全部アンタのせいなんだ!!何もかもアンタのせいだ!!
私は決着を付けるまで、アンタを追い続ける!
フフフ。でも、私の勝ち戦に花を添えるだけよ
黙れっ!我魂魄が百万回生まれ変わっても、怨み晴らしてやるっ!!
フッ、意気込みは良いわ。でも、相手がひよっこではね・・・
黙れぇぇっ!アンタを裁いてやる!!
─ 不滅「フェニックスの尾」 ─
戦いの始まりは全て怨恨に根ざしている。それは当然のこと
くっ!いつまで減らず口を・・・!
しかし怨恨の身で戦いを支える者には私は倒せない!
─ 神宝「サラマンダーシールド」 ─
「今日も飽きずに殺し合い・・・か」
「その様ね・・・。本当、毎回同じ様な事ばかりして飽きないのかしら」