注意:アリスがぶっ壊れてます。ご了承下さい
ふふふ…
遂に来たわ、この時が
ここ数日間粘りに粘ってあのスキマ妖怪から奪い取ったこのスペルカード…
『自身と相手の境界を入れ替える』…そう、つまり相手の体と入れ替わる事ができるってシロモノさ!
これさえあればあいつを…
魔理沙を手に入れられる……!
ふっ、入れ替わる相手は魔理沙じゃないわ
確かに魔理沙の体になれば(以下省略)だけど。ハァハァ
それじゃ意味は無い
魔理沙を手に入れる為に今重要なのは『情報』…これよ!ククク…
私自身からじゃ聞き出せない
魔理沙の本音を聞き出してやる……
あーやばい、笑いが止まらないわ。ほほほ
んん?魔理沙が家から出たわね
向かうのは方角からしてあの古道具屋か
ようし、あの店主と入れ替わって、色々と聞き出してやろうじゃないの
そうと決まればダッシュダッシュ!のんきに歩いてる魔理沙より先回りよぉぉぉ!!
っと、やっと着いたよ着きました
窓から店を覗くと店主のヤツが読書してやがりました
ったく、なんであの馬鹿魔女といいみんな本が好きなのかね?
いっその事この店主と馬鹿魔女くっついたらいいのに…ん!?
そうだよそれだよ!奴等がくっつきゃライバル一気に2人も減るじゃん!まさに一石二鳥!!
ああ、私ってば冷静沈着な上に頭も切れるわね。我ながら惚れ惚れするわ~
よし、この任務が終わったら二人をくっつける方法を考えましょ
ってなわけで早速スペルカード発動!!
…よし、成功!店主と入れ替わったわ!
ちなみに彼は意識を失ってて私と入れ替わってる間は目覚めない。なんて便利!
――カランカラン
「よう、香霖。今日も元気してるかー?」
魔理沙キターーーーーーーーーーーーーー!!!
おっといけない、怪しまれたらマズイわ
普通に普通に…
「やあ魔理沙、いらっしゃい」
「おう、いらっしゃったぜ」
よっしゃあ!怪しまれてない!これはいけるわ!
とりあえず会話を進めるわよう!
「今日は何の用だい?」
「用はないけどな。来たいから来ただけだぜ」
くうぅぅぅぅぅぅぅぅ!!店主め、何て羨ましいんだ!!
魔理沙にここまで懐かれるとはっ!!
「ん?どうした香霖?様子が変だぜ?」
!!!!
魔理沙が近づいてきた!?
こんな近くまで!?
こりゃあビッグチャンス到来ってやつだよコレ!
「魔理沙ぁぁぁぁーーー!!!」
「うわぁぁ!?こ、香霖!!?」
ああ、何て華奢な体なんだ!
こいつは抱き心地100点満点だぜ旦那!!
「い、い、い、い、いきなり何するんだだ!?」
ああ!照れてるよ魔理沙が!
可愛すぎる!もう離さない!
いや、もうこの際だから最後までいっちゃおう!!
まずはその唇だァーーーーッ!!!
「わわわっ!ちょ、そんな!ま、待ってくれよ香霖っ!!」
……はっ!
そういえばこの体って店主のじゃん!!
ええい、何やってんだ私!何が悲しくて魔理沙と店主をキスさせなきゃならんのだ!
「っととごめん魔理沙、少し変になってたみたいだ」
「……ったく、びっくりするだろ!」
本来の目的を果たさなくては
話題を私のに持っていって、色々と聞き出してくれる!
「ところでさ、あのアリスって子とは最近どうなんだ?」
「アリスゥ?」
…あれ?私の名前を聞いた途端に嫌な顔してるんですけど…?
「何であいつの名前が出てくるんだよ」
あ、あれれ?
「いやほら、お前達結構一緒にいるだろ?ちょっと気になってさ」
「…嫉妬か?安心しろ香霖。あいつとは何一つ関わってないぜ」
…そ、そうか。照れてるんだな魔理沙は
本当は私の事が好きな癖にぃ♪
よし、少しドキドキするけど、間接的に告白しちゃうわ
「でもあの子は君の事好きなんじゃないかな」
言った!言いましたよぉ!
これなら魔理沙も……
「げげっ、気味悪いぜ。冗談でもそんな事言うなよ」
グサッ!
あうっ!
神経に打撃が!?
い、いや…まだ照れてるんだよ魔理沙は。きっとそうだ
「な、何でだい?君はあの子を好きなんじゃないのか?」
「馬鹿野郎。私があいつの事を好きであってたまるか」
グサグサッ
ぐふっ!
心がイタイ…?
で、でも……
「君達は友達…なんだろ?」
「友達になった覚えなんかないぜ。あいつが勝手に近づいてくるだけだ」
グサグサグサッ!!
あ、足にきてる!?
まずい、このままじゃやられる!
「いっつも寄ってきて、ウザいったらないぜ」
ドゥグアッ!!
リバー!?肝臓打ち!!?
あーーーっとアリスくん、遂にダウンだ!!
このままレフェリーストップかぁ!?
「……」
あーーー!!レフェリー、手を交差した!!試合終了ーーーー!!!
「お、おい香霖!どうしたんだ!?」
何故だ!何故こんな事になってるんだ!?
私は……
魔理沙と……
――グラッ
あ、あれ?意識が飛んでいきますよ?
心が張り裂けたから!?
死ぬんですか私!?
男の体のままで!?
ちょ……
せめて辞世の句くらい………
「…霖!……香霖!!」
「ん……?」
聞き覚えのある声を浴びながら、目を覚ます
「どうしたんだよいきなり!?急に倒れるから心配したぜ!?」
「…魔理沙?何でうちに…?」
確かさっきまで僕は本を読んでいたはずだ
その時魔理沙は店に来ていなかったはず
「何言ってるんだ。私は10分くらい前からいるぜ?」
時計を見る。…確かに十数分経過していた
「おかしいな…。何も覚えてないんだが」
「おいおい、大丈夫か香霖。今日のお前はちょっと変だぞ?」
「変って……?」
「いきなりうずくまったり、あー、えーと…私に抱きついたり」
「…僕が?」
そんな馬鹿な…
「ああ。しかも……あっ、いや!覚えてないんならいいんだ!あははは…」
「…謝るよ。……ごめん」
覚えてないといっても、僕がそういう行動を取ったのが事実なら謝らなくてはならない
「ああいや、謝らなくていいんだ別に。……嫌じゃなかったしさ」
「…ん?何だって?」
「いっ、いや、何でもないぜっ!」
「はっ!」
な、なんだここは!?
異様な空間!捻じ曲がった空気!歪んだ現実!
て、天国か!?地獄か!?それとも故郷に里帰りか!?
ってゆーか元の体に戻ってるし!
「あらあら、やっとお目覚め?」
!!
八雲紫……!
「ったく、人の符を勝手に盗むなんて…それなりに覚悟はできてるわよね?」
やばいやばいやばい!
顔は笑ってるけどスゲー怒ってますよよよ!!!
「遺言を考えるなら今の内よ」
まずいってばどうするどうしようどうにかならないの!?
あっ……光が………広がってゆく……?
「あ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
その後のアリスの行方を知る者はいない……
ふふふ…
遂に来たわ、この時が
ここ数日間粘りに粘ってあのスキマ妖怪から奪い取ったこのスペルカード…
『自身と相手の境界を入れ替える』…そう、つまり相手の体と入れ替わる事ができるってシロモノさ!
これさえあればあいつを…
魔理沙を手に入れられる……!
ふっ、入れ替わる相手は魔理沙じゃないわ
確かに魔理沙の体になれば(以下省略)だけど。ハァハァ
それじゃ意味は無い
魔理沙を手に入れる為に今重要なのは『情報』…これよ!ククク…
私自身からじゃ聞き出せない
魔理沙の本音を聞き出してやる……
あーやばい、笑いが止まらないわ。ほほほ
んん?魔理沙が家から出たわね
向かうのは方角からしてあの古道具屋か
ようし、あの店主と入れ替わって、色々と聞き出してやろうじゃないの
そうと決まればダッシュダッシュ!のんきに歩いてる魔理沙より先回りよぉぉぉ!!
っと、やっと着いたよ着きました
窓から店を覗くと店主のヤツが読書してやがりました
ったく、なんであの馬鹿魔女といいみんな本が好きなのかね?
いっその事この店主と馬鹿魔女くっついたらいいのに…ん!?
そうだよそれだよ!奴等がくっつきゃライバル一気に2人も減るじゃん!まさに一石二鳥!!
ああ、私ってば冷静沈着な上に頭も切れるわね。我ながら惚れ惚れするわ~
よし、この任務が終わったら二人をくっつける方法を考えましょ
ってなわけで早速スペルカード発動!!
…よし、成功!店主と入れ替わったわ!
ちなみに彼は意識を失ってて私と入れ替わってる間は目覚めない。なんて便利!
――カランカラン
「よう、香霖。今日も元気してるかー?」
魔理沙キターーーーーーーーーーーーーー!!!
おっといけない、怪しまれたらマズイわ
普通に普通に…
「やあ魔理沙、いらっしゃい」
「おう、いらっしゃったぜ」
よっしゃあ!怪しまれてない!これはいけるわ!
とりあえず会話を進めるわよう!
「今日は何の用だい?」
「用はないけどな。来たいから来ただけだぜ」
くうぅぅぅぅぅぅぅぅ!!店主め、何て羨ましいんだ!!
魔理沙にここまで懐かれるとはっ!!
「ん?どうした香霖?様子が変だぜ?」
!!!!
魔理沙が近づいてきた!?
こんな近くまで!?
こりゃあビッグチャンス到来ってやつだよコレ!
「魔理沙ぁぁぁぁーーー!!!」
「うわぁぁ!?こ、香霖!!?」
ああ、何て華奢な体なんだ!
こいつは抱き心地100点満点だぜ旦那!!
「い、い、い、い、いきなり何するんだだ!?」
ああ!照れてるよ魔理沙が!
可愛すぎる!もう離さない!
いや、もうこの際だから最後までいっちゃおう!!
まずはその唇だァーーーーッ!!!
「わわわっ!ちょ、そんな!ま、待ってくれよ香霖っ!!」
……はっ!
そういえばこの体って店主のじゃん!!
ええい、何やってんだ私!何が悲しくて魔理沙と店主をキスさせなきゃならんのだ!
「っととごめん魔理沙、少し変になってたみたいだ」
「……ったく、びっくりするだろ!」
本来の目的を果たさなくては
話題を私のに持っていって、色々と聞き出してくれる!
「ところでさ、あのアリスって子とは最近どうなんだ?」
「アリスゥ?」
…あれ?私の名前を聞いた途端に嫌な顔してるんですけど…?
「何であいつの名前が出てくるんだよ」
あ、あれれ?
「いやほら、お前達結構一緒にいるだろ?ちょっと気になってさ」
「…嫉妬か?安心しろ香霖。あいつとは何一つ関わってないぜ」
…そ、そうか。照れてるんだな魔理沙は
本当は私の事が好きな癖にぃ♪
よし、少しドキドキするけど、間接的に告白しちゃうわ
「でもあの子は君の事好きなんじゃないかな」
言った!言いましたよぉ!
これなら魔理沙も……
「げげっ、気味悪いぜ。冗談でもそんな事言うなよ」
グサッ!
あうっ!
神経に打撃が!?
い、いや…まだ照れてるんだよ魔理沙は。きっとそうだ
「な、何でだい?君はあの子を好きなんじゃないのか?」
「馬鹿野郎。私があいつの事を好きであってたまるか」
グサグサッ
ぐふっ!
心がイタイ…?
で、でも……
「君達は友達…なんだろ?」
「友達になった覚えなんかないぜ。あいつが勝手に近づいてくるだけだ」
グサグサグサッ!!
あ、足にきてる!?
まずい、このままじゃやられる!
「いっつも寄ってきて、ウザいったらないぜ」
ドゥグアッ!!
リバー!?肝臓打ち!!?
あーーーっとアリスくん、遂にダウンだ!!
このままレフェリーストップかぁ!?
「……」
あーーー!!レフェリー、手を交差した!!試合終了ーーーー!!!
「お、おい香霖!どうしたんだ!?」
何故だ!何故こんな事になってるんだ!?
私は……
魔理沙と……
――グラッ
あ、あれ?意識が飛んでいきますよ?
心が張り裂けたから!?
死ぬんですか私!?
男の体のままで!?
ちょ……
せめて辞世の句くらい………
「…霖!……香霖!!」
「ん……?」
聞き覚えのある声を浴びながら、目を覚ます
「どうしたんだよいきなり!?急に倒れるから心配したぜ!?」
「…魔理沙?何でうちに…?」
確かさっきまで僕は本を読んでいたはずだ
その時魔理沙は店に来ていなかったはず
「何言ってるんだ。私は10分くらい前からいるぜ?」
時計を見る。…確かに十数分経過していた
「おかしいな…。何も覚えてないんだが」
「おいおい、大丈夫か香霖。今日のお前はちょっと変だぞ?」
「変って……?」
「いきなりうずくまったり、あー、えーと…私に抱きついたり」
「…僕が?」
そんな馬鹿な…
「ああ。しかも……あっ、いや!覚えてないんならいいんだ!あははは…」
「…謝るよ。……ごめん」
覚えてないといっても、僕がそういう行動を取ったのが事実なら謝らなくてはならない
「ああいや、謝らなくていいんだ別に。……嫌じゃなかったしさ」
「…ん?何だって?」
「いっ、いや、何でもないぜっ!」
「はっ!」
な、なんだここは!?
異様な空間!捻じ曲がった空気!歪んだ現実!
て、天国か!?地獄か!?それとも故郷に里帰りか!?
ってゆーか元の体に戻ってるし!
「あらあら、やっとお目覚め?」
!!
八雲紫……!
「ったく、人の符を勝手に盗むなんて…それなりに覚悟はできてるわよね?」
やばいやばいやばい!
顔は笑ってるけどスゲー怒ってますよよよ!!!
「遺言を考えるなら今の内よ」
まずいってばどうするどうしようどうにかならないの!?
あっ……光が………広がってゆく……?
「あ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
その後のアリスの行方を知る者はいない……
そう、直球ストレートなアリスもいいと思うんだ。ただ、審判の顔面に向かって、だけど。