ある日のヴワル図書館より。
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「パチュリー、そっちにある上から2番目、右から4番目を」
「ん」
「アリス、そっちにあるパラケルススのついてを」
「ん」
「・・・・・」
「・・・・・」
「お茶をお持ちしました」
「ん」
「ん」
「・・・・・・・楽しいですか?」
「・・・・」
「・・・・」
「楽しいわ」
「楽しいわよ?」
「・・・分かりました。冷めないうちにお飲みになってくださいね」
「ん」
「ん」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・そろそろ飲む?」
「そうね」
「あら、美味しい」
「当たり前よ、咲夜の腕前はレミリアのお墨付きよ」
「御館様の公認なら立派なものね」
「そうよ」
「ところでこれはダージリンかしら?」
「違うわよ、ニルギリよ」
「私はダージリンだと思うのだけれど?」
「いいえ、ニルギリに決まってるわ」
「・・・・・・勝負よ」
「いいわよ、なら私はナコトを賭けるわ」
「そっちがナコトでくるなら私は水神クタアトの復刻版で」
「クタアトの復刻版なんて何処で・・・」
「久しぶりに魔界に帰ったとき見つけたのよ」
「そう、それで期間は?」
「お互い時間のかかるものだから1で」
「それぐらいが妥当ね」
「結果が楽しみね」
「ええ、すごく」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「あの・・・・何か悪いことをしたんでしょうか?」
「さぁ?」
「最悪ね」
「そうね」
「お互い学ぶべきことが多いわ」
「そうね、とっても」
「わ、私は悪くありませんよね?」
「二人の問題だけど言ったことはとても重要だというのは分かるわ」
「咲夜」
「は、はい?」
「これから飲み比べをするから用意して」
「・・・・・一応聞きますが何を淹れてくれば?」
「「全部よ」」
「・・・・・・・・お嬢様」
「別に好いんじゃない?幸い在庫は多いし」
「・・・・・それは遠回しに強制してませんか?」
「あら、そう聞こえたなら言い直すわ。やれ」
数日後
「「何故!?」
「私は悪くありませーん!」
内容もくすっと笑えるような感じで好みです。