注意:オリキャラとか出ます。むしろオリキャラ一人称です。
(あ、そっか)
口には出さずに手をポンと打って納得する。
喋らなかった理由は簡単だ。今は試験中であり、喋れば不正行為とみなされてしまうためである。
とりあえず大学には行きたいため、それはかなり困る。ゆえに、口には出さなかった。
(おっと、口に出さないと余計なことまで考えてしまうな。思考を戻さないと)
何について納得したか。ゆかりんこと八雲紫の正体についての仮定である。
文花帖に書いてあった「藍様でも理解できないほどの計算能力がある」と言う点が気になってずっと考えていたのだが、ふと思い出したことがあったのだ。
(ラプラスの魔)
何とかという学者が「この世界の全ては計算式で表せる」と言ったとかで、
それが正しいとすると無限の知覚力と無限の計算力があればたった一つの未来を見通せる事になるという。
その「無限の知覚力と無限の計算力を持ち、たった一つの未来を見通せる」存在を「ラプラスの魔」と言うとか何とか。
(「無限の計算力」ってのがどう無限なのかよく分からんが、なんとなく当てはまるよな)
こう思いついてから、しばらく考えたんだった。
(境界を操る能力も、数値変換能力と見ればそんなに無茶でもないかな。
そんな知覚力と計算力があるなら、原子1個の動きの変化だけで何がどう変わるか分かりそうなもんだし。
まぁ、何をどうしたら空間に歪み作れんのかってなると、理解できんけど)
ある意味○斗神拳みたいなもんか。秘孔を突くと色々できる、みたいな。
(そうか、霊夢の幻想空想穴は勘だけど、ゆかりんは計算でやってる、って解釈もありか)
つーか、霊夢は何でもありだからなぁ。違った、「賽銭と参拝客以外は」が抜けてた。
(そして、「ラプラスの魔」の存在は量子力学によって否定、つまり「幻想の存在」にされている)
量子力学によると「事象は確率的にしか発生しない」ことになるらしい。
要するに、未来の完全予測は不可能ということだろう。
(で、そういう存在が行き着くのが幻想郷・・・と待てよ? 確かゆかりんは・・・)
そうだ。ゆかりんは幻想郷が出来る前から存在してるって話だっけ。
むぅ「「自分の存在が否定される未来」を予測したから幻想郷を隔離した」ってのは辛いかな。
ブー
「試験終了。鉛筆を机に・・・」
おっと、もう終わりか。ま、帰ってから門板にでも書いて反応見るかな。
「うぁーさみー」
大学を出て地下鉄に乗り、家へと急ぐ。用があるわけではないが、ゆっくり歩きたい気温でもない。
(むぅ、なんか街灯切れてるなぁ。暗い)
生来の恐がりである私は、ルーミアは好きだが暗いのは苦手だ。
(もしかして神隠しにあったりして)
そんな妄想をして、一人ニヤニヤしながら歩く。はたから見たら不審者だと思う。
「・・・あれ?」
ふと、足元を見てから前を向くと、何やら見知らぬ景色。
「やべ、道間違えたかな」
変な事考えてた罰かなぁ、と思いつつ引き返そうと振り向くと、
「おっと、すみません」
後にいた女の人にぶつかりそうになった。
「いやいや、すぐ後ろにいた私が悪い。気にするな」
みょんな口調だが、いい人っぽい。顔もキレイだし。あ、藍様みたいな帽子かぶっ・・・?
「それに、もうお前は気にするとかしないとか出来なくなるしな」
あぁ、
「まったく・・・珍しく真冬に起きたと思ったら「らんー、おなかすいたわー」だもんな・・・」
あぁ、藍様ってホントに苦労人なんだなぁ
そして誰もいなくなった
(あ、そっか)
口には出さずに手をポンと打って納得する。
喋らなかった理由は簡単だ。今は試験中であり、喋れば不正行為とみなされてしまうためである。
とりあえず大学には行きたいため、それはかなり困る。ゆえに、口には出さなかった。
(おっと、口に出さないと余計なことまで考えてしまうな。思考を戻さないと)
何について納得したか。ゆかりんこと八雲紫の正体についての仮定である。
文花帖に書いてあった「藍様でも理解できないほどの計算能力がある」と言う点が気になってずっと考えていたのだが、ふと思い出したことがあったのだ。
(ラプラスの魔)
何とかという学者が「この世界の全ては計算式で表せる」と言ったとかで、
それが正しいとすると無限の知覚力と無限の計算力があればたった一つの未来を見通せる事になるという。
その「無限の知覚力と無限の計算力を持ち、たった一つの未来を見通せる」存在を「ラプラスの魔」と言うとか何とか。
(「無限の計算力」ってのがどう無限なのかよく分からんが、なんとなく当てはまるよな)
こう思いついてから、しばらく考えたんだった。
(境界を操る能力も、数値変換能力と見ればそんなに無茶でもないかな。
そんな知覚力と計算力があるなら、原子1個の動きの変化だけで何がどう変わるか分かりそうなもんだし。
まぁ、何をどうしたら空間に歪み作れんのかってなると、理解できんけど)
ある意味○斗神拳みたいなもんか。秘孔を突くと色々できる、みたいな。
(そうか、霊夢の幻想空想穴は勘だけど、ゆかりんは計算でやってる、って解釈もありか)
つーか、霊夢は何でもありだからなぁ。違った、「賽銭と参拝客以外は」が抜けてた。
(そして、「ラプラスの魔」の存在は量子力学によって否定、つまり「幻想の存在」にされている)
量子力学によると「事象は確率的にしか発生しない」ことになるらしい。
要するに、未来の完全予測は不可能ということだろう。
(で、そういう存在が行き着くのが幻想郷・・・と待てよ? 確かゆかりんは・・・)
そうだ。ゆかりんは幻想郷が出来る前から存在してるって話だっけ。
むぅ「「自分の存在が否定される未来」を予測したから幻想郷を隔離した」ってのは辛いかな。
ブー
「試験終了。鉛筆を机に・・・」
おっと、もう終わりか。ま、帰ってから門板にでも書いて反応見るかな。
「うぁーさみー」
大学を出て地下鉄に乗り、家へと急ぐ。用があるわけではないが、ゆっくり歩きたい気温でもない。
(むぅ、なんか街灯切れてるなぁ。暗い)
生来の恐がりである私は、ルーミアは好きだが暗いのは苦手だ。
(もしかして神隠しにあったりして)
そんな妄想をして、一人ニヤニヤしながら歩く。はたから見たら不審者だと思う。
「・・・あれ?」
ふと、足元を見てから前を向くと、何やら見知らぬ景色。
「やべ、道間違えたかな」
変な事考えてた罰かなぁ、と思いつつ引き返そうと振り向くと、
「おっと、すみません」
後にいた女の人にぶつかりそうになった。
「いやいや、すぐ後ろにいた私が悪い。気にするな」
みょんな口調だが、いい人っぽい。顔もキレイだし。あ、藍様みたいな帽子かぶっ・・・?
「それに、もうお前は気にするとかしないとか出来なくなるしな」
あぁ、
「まったく・・・珍しく真冬に起きたと思ったら「らんー、おなかすいたわー」だもんな・・・」
あぁ、藍様ってホントに苦労人なんだなぁ
そして誰もいなくなった
八雲紫の能力への解釈は、中々興味深くて面白かったです。
何はともあれ、センター試験お疲れ様でした。
私はゆかりさま=幻想郷そのものとしばらく解釈していたのですが、考えてみれば
ずっと昔から存在していたのですよねこの一人一種族妖怪は。
関係ないですがラプラスと聞くとポケモンかサイバスターかゴーストハンターTRPGが連想される私はかなりアタマ悪いです・・・。
でもまあ幻想郷の以前から、って事は紫様が幻想郷になってその端末として今の人型紫様があるんじゃないかと。
いやキバヤシ超えて⑨解釈ですが。
面白い解釈でした。
「お前何言ってんだ意味わかんねぇよつーかこんなくだらねぇ妄想はチルノの裏にでも書いてピザ食ってろデブ」とか言われると思ってたんですが。
>>爪影さん
「弾幕はブレイン」はアリスじゃなかったかな・・・ゆかりんも言ってましたっけ?
>>noさん、まっぴーさん
ゆかりん=幻想郷or博麗大結界 ってのはよく聞きますし、割りと好きな解釈なんですが。
とくこうが高いからサイコキネシスが強いですよね。
あの謎言動って未来を知ってるからなんですかねぇ。
>>名前がない程度の能力さん
マクスウェルの悪魔ってエントロピーを減少させる人でしたっけ。
そこらじゅうで魔法やらなんやら飛び交ってる中でどーかなぁと思うのですが。
<font color=ffffff> 最初は「真実に近付いたものの末路」的にしようかと思ってたんですが、ゆかりんてそんなキャラじゃないしなぁ、と思ったんで神隠しだけ残した感じで。</font>
ラプラスの魔を否定したその理論といえば、
主にハイデンベルグの不確定原理とシュレディンガーの猫だと思われるが、
実はこの二つ、ラプラスの魔を『ちっとも否定していない』ようで、住み分けが可能な理論の様子。
というのも不確定原理は
『観測という行動が発生してしまう為に時間が流れ、予測が過去のものとなる』
を根拠とし、その結果生まれた理論が『未定義は未定義のまま扱う』
シュレディンガーの猫のお話。
が、これは『観測及び予測結果が初めから全て把握されている』場合は前提外。
ラプラスの魔の話に戻る。
そもそもこのお話、『無限の知覚力&計算力』の『無限』という『未定義を含む』言い回しは、『全ての予測が可能』という当理論と矛盾しているのだが、
そこを逆にすり合わせると
『無限の知覚力&計算力≒式も解も全てお見通し=神様のカンペ(ぁ)』
と、強引だが言えなくも無い。
つまりこの理論は『式と解が全て頭の中に有れば全部解って当然』という至極当然の事を言っている、と考えることも出来る。
(理論ですらない、とは言わないお約束)
これなら不確定原理には『一応』反しない。
さて、この場合猫と毒(便宜上『毒』と呼ぶ)を詰めた箱の中身は、
ラプラスの魔以外には解らない。
だから傍から見れば『箱の中身を操っている』と見えなくも無い。
『箱の中身=未定義』
『それ以外=定義』
『箱=定義と未定義の境界』
『ラプラスの魔=箱の中身をただ一つ知るもの』
↓
『箱の中身を知っている者≒定義と未定義の境界を操れる者』
(傍から見れば完全にイコール)
↓
『ラプラスの魔=ゆかりん』
強引だが成り立った……。
(しかも箱の中を弄れるなら、操れない境界は無いと言って良い)
……無駄に長いが何が言いたいのかと言うと。
そういう存在は確かに『幻想』ではあるけれど、でも猫を入れた箱は今のところ『現実』。
だからゆかりんは幻想郷の住人でありながら現実にも顔を出すのだなぁ、と。
長文失礼。
追記。ラプラスの魔(≒ゆかりん)は現実に否定されても居ない。
……と、言いたかったんだ。正直スマンカッタOTL
まさにその通りでした。いやー、すみません。 orz
以下感想です。
理屈は存在を否定できないので紫様は幻想郷に隠れる必要なし。
理論に否定されて逃げ出すなんて紫様弱すぎです。
Lrmkoなどいないと他人に言われて私が消えるようなものです。
単に否定されるのが嫌だったから逃げたのなら突込みどころがないのですが。
作品世界においては現実の法則の一つや二つ打ち壊すつもりで行ってもいいと思います。どうせ一から十まで仮説なんですから。ある意味法則も幻想
どっかの学者が言っていた、地上全ての原子の存在を理解するのは
悪魔と呼ばれる存在である
此処から、上の定説をくっ付けると・・・
紫=悪魔って事になるんだよ!
ゆかりんは
『ありとあらゆる問いの答えを導き出す万能の方程式』
を知っているのと同義なのか。