「ちーっす。イナバ宅急便でーす」
「……とりあえず、ご苦労さん」
竹薮の奥
なんかヤケにでっかい荷物を持った兎二匹と蓬莱人が話している
「つか、何しにきたんだ?このエロへニョリと腹黒サディストが」
「うわ、やっぱ正体バレた!」
「て、エロへニョリって何!?なんかの成分!?」
「馬鹿にしてるだろう貴様ら」
「えーっと、ですね。藤原妹紅さんにプレゼントをお届「持って帰れ」
会話終了
無駄を省いた素晴らしい時間の使い方である。流石永遠を生きる者
「そんなー、これ無駄に重いから持って帰りたくないんですよ」
「捨てれば?」
「…それができれば苦労はしないですよ……」
「ねぇ…」
嫌に生々しい苦痛の一言を漏らすイナバーズ
『ああ、苦労してんだなぁ』そんな感想を万人に与えてくれる。同情はしないが
「そもそもソレ何よ。嫌にでっかいけど」
「……え、えーっと…ほ、ほら、てゐ」
「え、私!?…あー、おめでとうございます。
半強制<恩を出血致死量大バーゲン!でも数倍返し!>プレゼント大会で「押し売りじゃ「いいから受け取れコンチクショウ」
「逆切れ!?」
エロへニョリ(仮)思わずツッコミ
つか二人の互いの言葉を潰し合うにこやかな会話に入れなかったとも言える
「…あー、大体、そんな怪しい上に正体不明な箱なんぞ誰が」
ガタッ ガタガタッ
『…こたーん……』
「…………」
「…………」
「…………」
正体判明
「じゃ、これに判子ください」
「待ておいこら」
「もし無いなら血判でもいいですよ?」
「普通サインだろ!?って、誰が受け取るか!」
「正体分かったんだからいいじゃない!!」
「正体分かったから受け取りたくねーんだよっ!!つか何考えてんだこのアホはっ!!」
「こっちだって要らないわよっ!!あとそんなの分かってたまるかこの長白髪っ!!」
「て、てゐ!本音出てるっ!!あと悲しくなるから止めて!」
はーはーはー
「……とりあえず、受け取ってください。お願いします。助けると思って」
「もうこのまま燃やそうが埋めようが沈めようが潰そうが何してもいいんで」
「…ご苦労さん」
本気で泣きながら訴えてくる二匹に流石に同情してきた
もう一度、改めて慰めの言葉をかける
「じゃ、これにサインを……」
「…………」
『夫になる人』『妻になる人』
「婚姻届じゃねーかっ!」
「くそっ、バレたっ!」
「あたり前だドアホーっ!!」
イナバーズが猛然ダッシュで逃げ帰り
あとに残るはでかい箱
「……あー。なんでこんな目に…」
ガタッ ガタガタッ
「蠢くな。…このまま放置するのも手だが、埒明かないしなぁ…仕方ない」
放火
「あー、やっと出れたわー」
「…やっぱ埋めときゃ良かった。馬鹿だ私」
「安心して♪私はそんなオバカなところも好きよ」
「よしそこに座れぶった斬ってやる」
「それにしても、永琳に頼んでクール宅急便にしたから寒くて寒くて。何回か凍死しちゃったわ♪」
「聞けよ人の話。つかなんで凍らしてんだよ」
「よく訊いてくれたわね。
実はさっきまで私の全身をチョコレートでコーディネートしてたのよ。まぁ、もこたんの愛で全部溶けちゃったけど」
「私は愛情表現の一環で相手に放火する変態癖は無い。つかだからマッパなのかお前」
「ええ…今ならあの狐の気持ちが分かるような気がするわ…」
「…仮にも永遠亭のリーダーならさ、それ以上変態の道を歩むなって。マジで可哀想だから」
本気で泣きながら帰っていったあの二匹の顔が脳裏に浮かぶ
毎日こんな変態に付き合ってるのかー。やっぱ殺したほうがいいんだろうなー
「つかなんでチョコなんかに…」
「ふふふ…もこたんは『バレンタインデー』なる祝日を知ってるかしら?」
「…まぁ、な」
『毎年慧音から貰うから』とは言わないでおく
100%話がこじれるから
「『バレンタインデー』…それはチョコをあげる代わりに身体を貪れる乙女の日…」
「それ絶対乙女じゃないし。あと言っとくとそれ来月だから」
「ええ、知ってるわよ?」
「は?」
「…『ホワイトデー』って、知ってるわよね?」
じり
「…まぁな。それが?」
じり
「『バレンタイン』のお返しが貰えるシステム『ホワイトデー』
…つまり、チョコをあげれば相手は一ヵ月後同じ事をしなければならない…」
じりじりじり
「そうだな。なんで近寄る?」
じりじりじり
「だから私思ったの。
『バレンタインデー』の一ヶ月前にチョコを渡せばもこたんは私にチョコをくれるかなって。しかも同じ方法で」
じりじりじりじりじり
「いや、根本的におかしいから。あげないから。あと近寄るな」
じりじりじりじりじり
「これぞ名付けて『逆ホワイトデー大作戦』っ!!
チョコは溶けちゃったけど、まぁ私の心臓(ハート)を食べてもらえれば大丈夫よね!」
「なにそのカニバリズム――――っ!!」
「もこた――――――――んっ!!」
「たすけてけ――――ね――――――――――っ!!」
ドトーン
「…あー、やっぱ逃げて正解だったねー」
遠くの方でもくもくと上がる煙を遠い目で見つめるウドンゲ
「……ん」
「はあー…しかし、疲れたわ――……」
「…あのさ、チョコあるよ?」
「え、ホント?ありがとー」
てゐの差し出すチョコを一つ二つと口に放る
「ムクムク……あ、おいしい。どうしたの?これ」
「ん。『永琳特製ガーナチョコ~大人の味は媚薬味~』だって」
「ボブフゥッ!!?」
吹いた。噴出した
「何そのあからさまに食べてはいけないチョ…コ……っ!!」
身体が火照る。つかなんか立てないのですが。あとなんでそんなヤバイ目をしてるのですかてゐさん
「……いただきまーす」
「いやあぁぁぁぁぁぁ………」
「……とりあえず、ご苦労さん」
竹薮の奥
なんかヤケにでっかい荷物を持った兎二匹と蓬莱人が話している
「つか、何しにきたんだ?このエロへニョリと腹黒サディストが」
「うわ、やっぱ正体バレた!」
「て、エロへニョリって何!?なんかの成分!?」
「馬鹿にしてるだろう貴様ら」
「えーっと、ですね。藤原妹紅さんにプレゼントをお届「持って帰れ」
会話終了
無駄を省いた素晴らしい時間の使い方である。流石永遠を生きる者
「そんなー、これ無駄に重いから持って帰りたくないんですよ」
「捨てれば?」
「…それができれば苦労はしないですよ……」
「ねぇ…」
嫌に生々しい苦痛の一言を漏らすイナバーズ
『ああ、苦労してんだなぁ』そんな感想を万人に与えてくれる。同情はしないが
「そもそもソレ何よ。嫌にでっかいけど」
「……え、えーっと…ほ、ほら、てゐ」
「え、私!?…あー、おめでとうございます。
半強制<恩を出血致死量大バーゲン!でも数倍返し!>プレゼント大会で「押し売りじゃ「いいから受け取れコンチクショウ」
「逆切れ!?」
エロへニョリ(仮)思わずツッコミ
つか二人の互いの言葉を潰し合うにこやかな会話に入れなかったとも言える
「…あー、大体、そんな怪しい上に正体不明な箱なんぞ誰が」
ガタッ ガタガタッ
『…こたーん……』
「…………」
「…………」
「…………」
正体判明
「じゃ、これに判子ください」
「待ておいこら」
「もし無いなら血判でもいいですよ?」
「普通サインだろ!?って、誰が受け取るか!」
「正体分かったんだからいいじゃない!!」
「正体分かったから受け取りたくねーんだよっ!!つか何考えてんだこのアホはっ!!」
「こっちだって要らないわよっ!!あとそんなの分かってたまるかこの長白髪っ!!」
「て、てゐ!本音出てるっ!!あと悲しくなるから止めて!」
はーはーはー
「……とりあえず、受け取ってください。お願いします。助けると思って」
「もうこのまま燃やそうが埋めようが沈めようが潰そうが何してもいいんで」
「…ご苦労さん」
本気で泣きながら訴えてくる二匹に流石に同情してきた
もう一度、改めて慰めの言葉をかける
「じゃ、これにサインを……」
「…………」
『夫になる人』『妻になる人』
「婚姻届じゃねーかっ!」
「くそっ、バレたっ!」
「あたり前だドアホーっ!!」
イナバーズが猛然ダッシュで逃げ帰り
あとに残るはでかい箱
「……あー。なんでこんな目に…」
ガタッ ガタガタッ
「蠢くな。…このまま放置するのも手だが、埒明かないしなぁ…仕方ない」
放火
「あー、やっと出れたわー」
「…やっぱ埋めときゃ良かった。馬鹿だ私」
「安心して♪私はそんなオバカなところも好きよ」
「よしそこに座れぶった斬ってやる」
「それにしても、永琳に頼んでクール宅急便にしたから寒くて寒くて。何回か凍死しちゃったわ♪」
「聞けよ人の話。つかなんで凍らしてんだよ」
「よく訊いてくれたわね。
実はさっきまで私の全身をチョコレートでコーディネートしてたのよ。まぁ、もこたんの愛で全部溶けちゃったけど」
「私は愛情表現の一環で相手に放火する変態癖は無い。つかだからマッパなのかお前」
「ええ…今ならあの狐の気持ちが分かるような気がするわ…」
「…仮にも永遠亭のリーダーならさ、それ以上変態の道を歩むなって。マジで可哀想だから」
本気で泣きながら帰っていったあの二匹の顔が脳裏に浮かぶ
毎日こんな変態に付き合ってるのかー。やっぱ殺したほうがいいんだろうなー
「つかなんでチョコなんかに…」
「ふふふ…もこたんは『バレンタインデー』なる祝日を知ってるかしら?」
「…まぁ、な」
『毎年慧音から貰うから』とは言わないでおく
100%話がこじれるから
「『バレンタインデー』…それはチョコをあげる代わりに身体を貪れる乙女の日…」
「それ絶対乙女じゃないし。あと言っとくとそれ来月だから」
「ええ、知ってるわよ?」
「は?」
「…『ホワイトデー』って、知ってるわよね?」
じり
「…まぁな。それが?」
じり
「『バレンタイン』のお返しが貰えるシステム『ホワイトデー』
…つまり、チョコをあげれば相手は一ヵ月後同じ事をしなければならない…」
じりじりじり
「そうだな。なんで近寄る?」
じりじりじり
「だから私思ったの。
『バレンタインデー』の一ヶ月前にチョコを渡せばもこたんは私にチョコをくれるかなって。しかも同じ方法で」
じりじりじりじりじり
「いや、根本的におかしいから。あげないから。あと近寄るな」
じりじりじりじりじり
「これぞ名付けて『逆ホワイトデー大作戦』っ!!
チョコは溶けちゃったけど、まぁ私の心臓(ハート)を食べてもらえれば大丈夫よね!」
「なにそのカニバリズム――――っ!!」
「もこた――――――――んっ!!」
「たすけてけ――――ね――――――――――っ!!」
ドトーン
「…あー、やっぱ逃げて正解だったねー」
遠くの方でもくもくと上がる煙を遠い目で見つめるウドンゲ
「……ん」
「はあー…しかし、疲れたわ――……」
「…あのさ、チョコあるよ?」
「え、ホント?ありがとー」
てゐの差し出すチョコを一つ二つと口に放る
「ムクムク……あ、おいしい。どうしたの?これ」
「ん。『永琳特製ガーナチョコ~大人の味は媚薬味~』だって」
「ボブフゥッ!!?」
吹いた。噴出した
「何そのあからさまに食べてはいけないチョ…コ……っ!!」
身体が火照る。つかなんか立てないのですが。あとなんでそんなヤバイ目をしてるのですかてゐさん
「……いただきまーす」
「いやあぁぁぁぁぁぁ………」