小悪魔が変だ。
元から大分おかしいけど。
最近は輪をかけておかしい。
「お茶」
「緑茶ですね」
「紅茶だってば」
「はいマックスコーヒーです」
「聞けよ」
こんな風に、いつもぼーっとしてる。
前は言ったことぐらいは守れたはずなのに。
もしかしたら、アルツハイマーだろうか。
ためしに日付を聞いたらちゃんと答えた。
どうやらそうではないらしい。
アルジャーノンに花束を。
レミリアさまにカリスマを。
だんだんカリスマが抜けていって、最後はただの饅頭になってしまう悲しいお話らしい。
「というのを書いてみたんですが、どうですか?」
なぜ書いた。
これを読んで誰が得するのか教えてくれないかしら。
突っ返したら、本を取ってきてもらうときに混ぜるようになった。
レミィにでも渡してきたらいいのに。
「そういえばノーカリスマクイーンのレミリアさまは最後どうなるんでしょうね」
「いや、なんでいきなりレミィが死ぬ話になるのよ」
「この館広いですよねー。主人になれたらどんなにいいか」
「野望は心の中に仕舞っておきなさい」
「羞恥プレイって奴ですかね」
笑うな。
小悪魔が変だ。
元から大分おかしいけど。
最近は輪をかけておかしい。
「もやしってパチュリーさまみたいですよね」
「いやいや」
「茹でると透き通るところとか」
「いやいやいや」
「毛長いですしね。あ、一本毛が千切れた。もやしさんどうしましょう、パチュリーさまがハゲちゃいました」
「いやいやいやいや」
「図書館って暗いですよね。パチュリーさまが良く育つ環境です。最近隅っこで育ててるんですよ、エノキダケ」
「せめてもやし育てろよ!」
引っこ抜いて捨てたら泣いた。
しかもなぜか、私の遺影を紅魔館門前に飾りだす始末だ。
「やめてよ、私死んでないんだから」
「いえもやしさん。あれはエノキダケの遺影ですよ」
「パチュリーどこいった!」
「本棚の裏で育ってます」
「くそ! 騙された!」
「なんて冗談です。パチュリーさまは私の目の前に居るじゃないですか」
ペース乱されっぱなし。
小悪魔が変だ。
元から大分おかしいけど。
最近は輪をかけておかしい。
「私魔界に行こうと思うんですよね」
「はぁ」
「家賃払いに」
「図書館に住んでるんじゃないの?」
「いえ、通勤してますよ。結構近いんですよ」
「そうなの? 初耳だわ」
「この本棚の裏が魔界ですから」
「マジで!」
本棚ズラしたら異世界に繋がってた。ファンタジー。
「そこ入ったら八雲さんちです」
「あれ? 魔界じゃないの?」
「八雲さんちで乗り換えなんです」
「……そろそろ主人も乗り換えたら?」
「不倫ですか?」
「違う」
「ああ、略奪」
なんで手を打つんだよ、ちくしょう。
小悪魔が変だ。
元から大分おかしいけど。
最近は輪をかけておかしい。
「パチュリーさま、紅茶です」
「ありがとう」
「本を持ってきましたよ」
「ありがとう、そこに置いといて」
「魔理沙が来たのでヤキを入れておきました」
「凄いわね、大金星じゃないの」
「パチュリーさまも最近順調ですね」
「ねえ、いつまでもやしに話しかけてれば気が済むの?」
「……?」
「不思議そうな顔をするのはやめて」
そんな小悪魔は最近タウンワーク(幻想郷版)を読んでいる。
たぶん、私への嫌がらせだと思う。
だって、タウンワークが逆さまなんだもの。
「これは一本取られましたね」
「心を読むな」
「ニヤニヤしてましたよ、いま」
ちくしょう。
元から大分おかしいけど。
最近は輪をかけておかしい。
「お茶」
「緑茶ですね」
「紅茶だってば」
「はいマックスコーヒーです」
「聞けよ」
こんな風に、いつもぼーっとしてる。
前は言ったことぐらいは守れたはずなのに。
もしかしたら、アルツハイマーだろうか。
ためしに日付を聞いたらちゃんと答えた。
どうやらそうではないらしい。
アルジャーノンに花束を。
レミリアさまにカリスマを。
だんだんカリスマが抜けていって、最後はただの饅頭になってしまう悲しいお話らしい。
「というのを書いてみたんですが、どうですか?」
なぜ書いた。
これを読んで誰が得するのか教えてくれないかしら。
突っ返したら、本を取ってきてもらうときに混ぜるようになった。
レミィにでも渡してきたらいいのに。
「そういえばノーカリスマクイーンのレミリアさまは最後どうなるんでしょうね」
「いや、なんでいきなりレミィが死ぬ話になるのよ」
「この館広いですよねー。主人になれたらどんなにいいか」
「野望は心の中に仕舞っておきなさい」
「羞恥プレイって奴ですかね」
笑うな。
小悪魔が変だ。
元から大分おかしいけど。
最近は輪をかけておかしい。
「もやしってパチュリーさまみたいですよね」
「いやいや」
「茹でると透き通るところとか」
「いやいやいや」
「毛長いですしね。あ、一本毛が千切れた。もやしさんどうしましょう、パチュリーさまがハゲちゃいました」
「いやいやいやいや」
「図書館って暗いですよね。パチュリーさまが良く育つ環境です。最近隅っこで育ててるんですよ、エノキダケ」
「せめてもやし育てろよ!」
引っこ抜いて捨てたら泣いた。
しかもなぜか、私の遺影を紅魔館門前に飾りだす始末だ。
「やめてよ、私死んでないんだから」
「いえもやしさん。あれはエノキダケの遺影ですよ」
「パチュリーどこいった!」
「本棚の裏で育ってます」
「くそ! 騙された!」
「なんて冗談です。パチュリーさまは私の目の前に居るじゃないですか」
ペース乱されっぱなし。
小悪魔が変だ。
元から大分おかしいけど。
最近は輪をかけておかしい。
「私魔界に行こうと思うんですよね」
「はぁ」
「家賃払いに」
「図書館に住んでるんじゃないの?」
「いえ、通勤してますよ。結構近いんですよ」
「そうなの? 初耳だわ」
「この本棚の裏が魔界ですから」
「マジで!」
本棚ズラしたら異世界に繋がってた。ファンタジー。
「そこ入ったら八雲さんちです」
「あれ? 魔界じゃないの?」
「八雲さんちで乗り換えなんです」
「……そろそろ主人も乗り換えたら?」
「不倫ですか?」
「違う」
「ああ、略奪」
なんで手を打つんだよ、ちくしょう。
小悪魔が変だ。
元から大分おかしいけど。
最近は輪をかけておかしい。
「パチュリーさま、紅茶です」
「ありがとう」
「本を持ってきましたよ」
「ありがとう、そこに置いといて」
「魔理沙が来たのでヤキを入れておきました」
「凄いわね、大金星じゃないの」
「パチュリーさまも最近順調ですね」
「ねえ、いつまでもやしに話しかけてれば気が済むの?」
「……?」
「不思議そうな顔をするのはやめて」
そんな小悪魔は最近タウンワーク(幻想郷版)を読んでいる。
たぶん、私への嫌がらせだと思う。
だって、タウンワークが逆さまなんだもの。
「これは一本取られましたね」
「心を読むな」
「ニヤニヤしてましたよ、いま」
ちくしょう。
私のマックスコーヒー返してwwww
どうしてくれるwww
もやし吹いたw
最期は饅頭になってしまう悲劇がすごく読みたい。
昼御飯返して貰おうか(´∀`)
むっちゃ笑いました。
もやしを使った一人二役に吹いたww
おいパチュリーwww
実はおかしいのはパチュリーで、小悪魔こそ正常なのではないだろうか
その発想はなかったわwwww
無言で涙を拭きつつ見守るこぁのお話ですね。