Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

椛です…ネタが思い浮かびません

2009/02/21 12:27:16
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 わう、どうも皆さん犬走椛です…(かきかき…)

 あ、すいませんいま少し切羽詰っています…

 少し前に文様の新聞に書かせてもらった小話が

 何の因果かわかりませんけど、幻想郷の人達に人気だったらしく

 文様の新聞が飛ぶように売れちゃったそうでして… 


「わぅ…文様の新聞の小話に乗せるネタ…」

 今私は文様の命令で何か小話を書く羽目になっています
 
 正直に言うと、哨戒天狗の仕事等もありますけど文様曰く

『椛の小説を楽しみにしている人は幻想郷中に居るんです!
 それに比べたら妖怪の山の守り等、小事にすぎません!』

 だそうでして、哨戒の仕事中の私を掻っ攫って

 次のお話を書く事を命令されたんですけど…

(わう~…どうしようネタが無いのに…)

 後少しで期限が来るから文様が原稿取りに来るのに

 目の前の原稿用紙が真っ白です

「椛~書けてますか?」

「わう!文様!?」

 まだ時間があるはずなのに!?

「も、もう時間ですか?」

「あやや、まだ時間はありますけど椛が頑張っているかと思いまして」

 わふぅ~…良かった、まだ時間はあるんだ

「ん~…ですけどもうそろそろ原稿を貰わないといけないですねぇ」

「わう!も、もうちょっとですから!(わう!私の嘘つき~)」

「そうですか!なら安心ですね、はい差し入れです」

 文様がそう言うと永遠亭印の『オロナインC』を大量に渡してくれて 

「明日には取りに来ますから、頑張ってくださいね椛!」

「わ、わかりました…(あ、あと一日!?)」
 
 駄目押しを出して…私の部屋から出て行きました
 



(あと一日…)

 わう~殆ど無理じゃないですか~…

(…に、逃げようか?)
  
 …駄目です…文様のスピードには勝てません絶対に追いつかれます

(原稿を落とす?)

 …文様に何されるかわかりません(涙)

「わぅ~…せめて何か良いネタがあれば…」

 思わず頭を抱えてみましたけどネタはでて来ません

 …文様が持ってきてくれたドリンクでも飲みながら考えましょうか…

「わう?」
 
 文様から渡されたドリンクを飲もうとしたら、その隣にもう一つ袋が 

(なんでしょうか?)

 …わう、開けてみましょう
 
「え~と…『とある兵のお話を見て貴方のファンになりました』…って」 

 わう、ファンレターと言うやつですか?

 良く見たらかなりの量のファンレターじゃないですか

『続きを楽しみにしています!』(PN ユカリン)

『次は魔界侵攻編ですね!も、もし良かったら
 侵攻した人達のお話もかっこよく書いてください!』(PN 向日葵妖怪)

『次のお話を人形を作りながらお待ちしています
 ですけど、御身体気をつけてください』(PN 素直になれない人形使い)

 …意外と大物のような匂いがするペンネームです

(…原稿を落とす事なんて出来ません!ファンの方の為に何か作品を)

 わう?…そういえば…玄爺さんがしてくれたお話で…

 
「…わう!そうです!」

 ネタが閃きました!大急ぎで椅子に座らないと

(カキカキカキカキ!)






 翌日…


 あやや、皆さんこんにちわ清く正しい射命丸ですよ!

 うふふ…椛のお話のおかげで『文々。新聞』が売り上げ激増です

(…でもちょっと酷かったですかね…)

 流石に、一週間で一冊作品を書けって言うのはやりすぎでした

 多分、今回は原稿が落ちる事も考えに入れておかないと

 …もし、それで椛が凹むようでしたら抱きしめてあげないと…

(原稿落ちても上がっても、私は美味しいというわけです!)
 
 ふふふっ…自らの知略が恐ろしくなってきますね

 あやや、気がつけば椛の家の前にたどり着いていました

 では早速…








「椛…原稿出来てますか?」

 …?おかしいですね…もう一回ドアを叩いて

「椛~!原稿取りに来ましたよ~」

 …返事無し…何時もなら何か反応を返してくれるのに…

 はっ!?ま、まさか…原稿を落としたから夜逃げ!?

 い、いや…いくら椛でも…

(ありえます!椛は生真面目でモフモフで美味しそうだから!)

「も、椛!」

 大急ぎで椛の家の中に入りました!

 そして、そこで私が見たものは!





「すぴ~…すぴ~…」

 日の光りが当たる机の上で気持ち良さそうに寝ている椛の姿

(…夜逃げしてなかっただけでも安心しました)

 とりあえず、気持ち良さそうな寝顔を一枚…

 はい、これは秘蔵の『椛日記、寝顔編』の一枚に加える事にして

「椛!起きてください」

 許してください椛…貴方の寝顔も大切ですけど、一応原稿も大事なんです

「わう?…文様?」

 …寝ぼけ眼の椛…イイ!スゴクイイ!

 いけないいけない、思わず理性が飛ぶ所でした 

「椛、原稿取りに来たんですけど…出来てますか?」

 この様子だと、無理かもしれませんね…

「わぅ…文様…これどうぞ…」

 あやや!?出来上がっていたのですか!?

「わふぅ…ついさっき書き上げた所ですから…
 文様、一度原稿に…目を通して…おいて…わぅ…」

 …あやや…また寝ちゃいましたか…

 流石に起すのは可愛そうですね…

 では椛が寝ている間、早速中身を読ませて貰いますね椛…

 …おっと、その前に…

「お休みなさい椛…(チュッ)」

 





 え~と…お話はっと…『とある兵のお話』のパラレルワールドですね

 こ、これは?…お、おおぉ!?

 …いけます!この作品なら絶対に!

 さあ、急いで『文々。新聞』にこのお話を追加しないと!














 数日後、『文々。新聞』の売り上げが更に跳ね上がる

「新聞の内容はつまらないけど、あの話の続きが見たいのよ」

「もう、心にぐさりと来ましたね…あ、新聞の部分は要らないんで」

「むしろ、単行本で書いて欲しいって所かしら?」
 
 『文々。新聞』の新連載作品に作者にファンレターが大量に届く事になった


 

「椛、また次のお話をお願いします」
「わう!お断りします!いい加減にしないと、天魔様に言いつけますよ!」
 全く…たまには哨戒の仕事をさせてください!

「大丈夫ですよ、天魔様も続きを楽しみにしていますから」
「…わう…またそんな嘘ばっかり…」  
 …わう?またファンレターが届いている…どれどれ…


『ぜひ!ぜひ続きを!』(天魔爺ちゃん)

 …………わう…

「それじゃあ!椛頼みましたよ~」
「…わう…」





 わう…どうも、『哨戒天狗』改め…

 『小説家天狗』の犬走椛です
 
 また、次の機会があればお願いします…

(…わぅ~…またネタを探してこないと…)
 どうも、脇役です…わう椛でした!
 新連載の元ネタは『FF外伝 聖剣伝説』です
 大体の概要は下に書いておきました

 それでは、明日の国家試験に向かって勉強を開始します













 魔界の全てを見つめていると言う魔界樹『タクマシナーの樹』
 それをめぐる、主人公『マリサ(仮名)』と
 ヒロインである『アリス(仮名)』によるお話

 
「…この髪留めがタクマシナーの聖域に続く鍵と言われてるの」
 ヒロインであるアリスの母の持ち物である髪止めをめぐって起こる戦い

「究極の魔法ってどんなのかしら?」
 一切の謎が不明の緑の髪の自称赤魔法使いユウカ

「…マリサ、私が先代のタクマシナの樹の戦士だよ」
「魅魔様?」
 先の戦いで伝説と呼ばれた魔法使い魅魔も現われる



 様々な戦いのなかで起こる悲しい友との別れ

「こら!リグル、アリスの髪留めを何処にやった!」
「ご、ごめんマリサ…でも、こうしないと呪いを掛けられたミスチーが…」
 呪いを掛けられたミスチーを救う為にリグルとマリサは
 神の生血を手に入れる事になるが
「え~い!せめてもっての嫌がらせだ!自爆」
 激戦の末に蛇神であるメデゥーサ(神奈子)を二人は倒すが
 神の生血を得る事が出来なくなってしまう
「うぐっ…ごほっ…」
「お、おい!?」
 失意に悔やむマリサに、リグルが苦しみ出す
 そんなマリサにリグルが最後のお願い呟く
「…さっきの戦いで僕の身体にメデゥーサの生血が半分入ってる…
 僕はもう駄目だから…お願い、僕を殺して…その血をミスチーに…」

 苦しむリグルの願いをかなえるため、マリサが涙で滲む目で
 己の武器を振り下ろす…




 また、旧作の塔の中で出会うロボ
『私はルーコト…教授も霊夢も私の事すっかり忘れているよ…』
「…とりあえず、塔の中の道案内よろしくな」
『了解!』

 マリサと共に、塔の中を案内するルーコト
 だが、塔の上でのボスとの激戦によって塔が崩れていく
『こっちに脱出通路あるよ!』
「よし!急いでいくぜ」
 そして後少しと言う所で、脱出の為の橋が壊れてしまう
 このまま、二人とも塔と共に藻屑になるというとき
『…いい?私がマリサを橋の向こうまで投げる、その後私も飛び移る』
「わ、わかった!」
 ルーコトがマリサを橋の向こうまで飛ばす
「さあ、次はお前の番だぜ!」
 そして、マリサが手を伸ばす、だがルーコトは笑みを浮かべる
『…私に飛ぶ機能は無いんだ…』
「な、なんだって!?」
『…私は旧作の塔と一緒に沈む…でも、マリサは最後の希望
 それを助ける事ができた…だから本望』
 沈む塔と一緒に、ルーコトがマリサに最後の言葉を残す

『大丈夫…また何時か…アエル…ヨ』
「ルーコト!」
 

 激しい悲しみを超えてマリサ(仮名)と
 アリス(仮名)の二人がが織り成す感動と夢の物語

「見なさい、これがタクマシナの力を得た魔力よ!」
「アリス…これが最後の戦いだぜ」
「…ええ、タクマシナの力をこんな風に使わせるわけにはいかない」

 そして、タクマシナの力を得たユウカとの最後の戦い
 激闘の末に、アリスとマリサが勝つが
「…魔界樹…タクマシナの樹が…」
「マリサ…私はどうしたら…」
 
 魔界を見取ってきた大木が根元から折れてしまう
 二人が絶望に打ちひしがれていた時
『大丈夫よ…アリスちゃん』
 二人の目の前に魔界樹に姿を変えていた魔界神が姿を現す
「お母さん?」
「…あれがアリスのお母さんか?」
『なくなったのなら、新しい樹を用意すれば良いのよ』

 驚く二人の前に現われた魔界の神が
 無くなったタクマシナの樹の代わりに
 新たな樹を作れば良いと説明する
「新しい樹って…どうすれば?」

 だが、その方法はあまりにも悲しい方法であった 
『…アリスちゃん…貴方が次のタクマシナの樹になるの…
 でも、強制は出来ない…良く考えてから決めなさい』


 長い沈黙の後、マリサとアリスが取った選択とは…


 
 新鋭作家『白狼の椛』先生が送る新作
『とある兵のお話』の外伝『新訳魔界伝説』お楽しみに…
脇役
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
やべぇ、新作の続きが凄い見たい。
2.名前が無い程度の能力削除
向日葵妖怪www可愛(元祖マスパ
天魔爺ちゃんw

今回も面白かったですw
聖剣伝説やってみようかなw
3.NEOVARS削除
ああ、なんか見た話だと思ったら、聖剣かー。
それよりも、爺さん自重w
4.名前が無い程度の能力削除
ここは原稿を落として文にナニかされてほしかった
あと椛日記譲ってください
5.名前が無い程度の能力削除
あなたの書くわう椛は可愛すぎるぜ。おっと鼻血が
あと、タグは半角スペースで切らないとつながっちゃいますよ。 
6.欠片の屑削除
2本立てで朝からお得な気分にさせて頂きました!
資格試験頑張って下さい!
7.名前が無い程度の能力削除
差し入れが軟膏かと思ってあせったw
8.名前が無い程度の能力削除
聖剣2の主人公は、FF外伝の血筋だったなぁ、そういや
最初のマンティスで死ぬのはよくやるはず