Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

バカルテットの不思議な体験

2009/02/05 07:47:31
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 満員御礼な夜雀の屋台
 美味い鰻に可愛い店主
 少々馬鹿だがそれが良い

「ふんふ~ん~♪」
 バカルテットの頭脳であるミスチーが鼻歌交じりで
 屋台の準備をしていた
「うれしいな~…あの場に私もいけるなんて~」
 だが、今日はお店の定休日である
 そんな日に何でミスチーが屋台の準備をしているのか


「遊びに来たのだ~」
「今日はあたいが考えたゲームで遊ぶんだから!」
「ルーミア…食べに来たのは遊びじゃないよ…
 それとチルノも…SUMOUは僕達じゃ無理だよ…」

 そして、今日が定休日だと思っていた他のバカルテット達
 力担当のルーミア、行動力担当のチルノ 
 バカルテットの良心にしてサブの頭脳担当のリグル
 その三人がミスチーの家の前にやってきていた

「ちん…ごめんね~…今日は出かける用事があるの」
 ミスチーが他の三人に申し訳なさそうに言うと
「出かけるのか~」
「買い物ならあたい達も着いて行くよ?」
「何か大切な事?」
 三人ともその話に食いついた
 ミスチーが出かける時といえば
 里のほうに料理の材料を買いにいくときが殆どであり
 その時は、皆で買い物にいく事が殆どである
 そんなミスチーが三人と断って出かける用事とは…

「あはは、買い物じゃなくてね、今日は鳥老大集会の日なんだ」
「長老?」
「大集会なにそれ?」
「食べれるのか!?」
「…そい」
 目がキラキラしているルーミアにミスチーが
 生の鰻を一匹服の中に突っ込んで説明を開始し始める

「鳥老大集会って言うのはね…鳥達の中でも
 更に高位とされている方々の集まりの会合なんだ」
「へぇ…ミスチーもその会合に出るんだ」
「それって凄いの?」
(うわわわっ?ぬるぬるして気持ち悪いのだ~)
 ルーミアが服の中に入った鰻を出そうと涙目になりながら
 半裸になっているのを無視してチルノとリグルが頷く

「ちん…残念だけど、私みたいな夜雀じゃあ
 あのお方達のような方々と共に出られる事も無いんだ」
「えっ?でも呼ばれてるんでしょ?」
「そうそう、なのになんでいくのさ」
(うぇぇ~気持ち悪い~変な所入らないで~)
(わう!…もう大丈夫ですよ) 
(うわ~ん!ぬるぬるして気持ち悪かったのだ~)
 
 ルーミアがドロワーズ一枚でマジ泣き寸前の所で
 謎の白狼天狗が、鰻を掴み取って助けているのを無視して
 三人が話を続ける

「うん、会合の際に噂の鰻料理を作ってくれって手紙が来たんだ」
「だから屋台の準備をしていたんだね」
 リグルの言葉にミスチーが胸を張る 
 焼き鳥撲滅を歌って開いた小さな屋台が
 まさか自分よりも高位な者達に呼ばれる事になるなんて…
「…だからごめん、今日は一緒に遊べないんだ」
「ぐずっ…そーなのかー」 
 今だ涙目のルーミアが言葉の占めに割り言って来た
 多少着崩れているが三人ともそんな事気にしない
 そんな時、チルノが声を出した
 
「あたいも行きたい!」
「…私も行って見たいのだ~」
「チルノ…ルーミア、ミスチーの迷惑になるって」
 無茶を言うチルノとルーミアをリグルが止めようとするが
「ミスチー!あたい達も連れて行け~」
「連れて行くのだ~!」
 そんなんで止めれる二人じゃない 
「ちんちん…残念だけど無理かな?」
「ほら、無茶言ったら駄目だよ」
「「ぶ~!ぶ~!」」
 ミスチーとリグルの言葉に
 チルノとルーミアが頬を膨らませる 
「あ、そうだ…」
 そんな時、ミスチーが手をポンと叩く
「皆、屋台の手伝いをしてくれないかな?
 それでよければ皆連れて行って上げれるから」
「わかった、僕はかまわないよ」
「お手伝いなのか」
「あたいに任せておけば絶対に大丈夫!」

 こうして、バカルテット全員が今日一日
 ミスチーの屋台のお手伝いをする事になった
「それで?どうすれば良いのかな」
 リグルの言葉にミスチーが答える
「ちん、もうそろそろ鳥老のお一人が迎えに来てくれるはずなんだ」
「その鳥老って…」
「ちん…ルーミア…美味しいなんていったら鰻二匹入れるからね?」
「…す、凄いのか~」
 ルーミアが先ほどのトラウマで肩が震えていると
 突然、辺りが暗くなった

「うわっ?な、なに!?」
「ちょ、ちょっとルーミア!突然闇にしないでよ」
「ち、違うのだ!?」
 リグルとチルノとルーミアが驚いているなか
 ミスチーだけが平然と立っていた
「皆お迎えが来たみたいだよ!」
「へっ?」
「お迎えって…」
「何が来たのだ!?」 
 ミスチーの説明の後、再び辺りが明るくなり
 そして、バカルテットの目の前に居たのは

『ホォォォ~!』

「「「うわ~!?」」」
 金色に輝く体毛を持った巨大な鳥の姿であった
「ちんちん、迎えに来てくれてありがとうございます!」
『ホォホォ…』
「ちん!…精一杯腕を震わせて貰います…この三人はお手伝いです」
『ホォ~…ホゥホゥ…』
 驚いている三人を置いて、ミスチーが巨大な鳥と挨拶をする

「み、ミスチー…この大きな鳥さんは?」
 会話が終りかけたのを確認したリグルが声をかけると
「あ、皆にも紹介させてもらうね…鳥老の御一人の『黄金のコンドル』様
 試練を超えて来たものに願い事を叶えてくれるんだ」
『ホォ~!』
  
 ミスチーの説明に、黄金のコンドルが恭しく頭を下げる
「さあ、OK貰ったから皆乗ってくれって」
 ミスチーの言葉に三人とも頷くと 
 屋台の道具を持って黄金のコンドルの背中の上に乗る

「うわ~…フカフカ~」
「うにゅ~…」
「わは~…」
 背中に乗った三人がその羽毛のフカフカ具合にため息を漏らす
「それじゃあ、お願いします」
『ホォ~~!』
 そんな中、ミスチーが黄金のコンドルに声をかけると
 凄い速度で飛び上がった
 だが、そんな凄いスピードなのに背中の上は一切ぶれない

「うわ~…凄い早い」
「あ、あたいが居る湖だ」
「わは…妖怪の山が見えるのだ~」
『ホォー』
「ちんちん、皆気をつけないと落ちるよって」
「「「はーい!」」」


 自分達が飛ぶよりも更に高く、そして早いスピードで
 空中を飛び続ける黄金のコンドル
『ホォ~!』
「あ、皆たどり着いたよ?」
 気がつけば、何処か高い山の上にたどり着いていた
 ミスチーの先導の下、皆が黄金のコンドルの背中から降りると

『キシャ~!』
『アォ!アォ!』
『クェー!』
 そこには十数にも及ぶ巨大な鳥達の姿があった
「わは~…」
「あ、あたいは最強だから怖くない!」
「た、食べられたりしないかな?」
 ルーミアとチルノとリグルが少し驚いていると
「ちんちん、ここにいる方々は皆紳士だから
 多少の事は許してくれるって」
「そーなのか?」
『ホゥ!』

 ルーミアの言葉に黄金のコンドルも頷いた
『ホォー?』
「ちんちん!わかりました…皆、鰻焼くから手伝って?」
「うんわかった!」
「お皿並べれば良いのか?」
「あたいもお皿並べてくる!」

 ミスチーの言葉に此処にやってきた理由を思い出した三人が
 ミスチーの鰻を焼くのを手伝い始める
 やがて、美味しそうな鰻の焼ける匂いがし始めてくると
『ホォー?』
『キシャ♪』
 鳥老と呼ばれている方々がミスチーの屋台の傍にやって来る
「チルノ、右から二番目のテーブルに鰻持って行って」
「わかった!」
「ルーミアは在庫から鰻持ってきて…食べたら大変だからね?」
「わ、わかったのだ!」
「リグルはタレを補充して?」
「今やってる!」
 ミスチーの指示の下で三人が動き始める

『ホォ~…』
 そしてしばらくしてから
 各長老達も満足したのか、御代わりが入る事は無くなった
「ふぅ…皆お疲れ様」
「も、もう…あたい動けない」
「疲れたのだ…」
「ぼ、僕も…もう駄目」
 流石に引っ切り無しに頼まれた注文に
 体力に自身があるはずのバカルテットも疲れた様子であった
『ホゥ…』
 黄金のコンドルも満足した事を四人に伝えると
『ホ~ゥ』
「ちんちん?本当ですか!?」
『ホゥホゥ…』
 ミスチーに何か話始めた


「…どうしたのミスチー?」
「他の鳥老達と混ざってきても良いって!」
「凄い事なのか?」
「チンチン!当たり前だよ!?普段だと話をする事も
 出来ない方々ばかりなんだから」
「じゃあ、あたい行って来る!」 
「ちん!チルノ、失礼の無いように!」
 興奮しているミスチーを他所にチルノが
 鳥老達のなかに走っていった 
「ちんちん、リグルとルーミアは?」
「ん~…ミスチーに着いて行く」
「僕もそうするよ」


 ミスチーの後ろにルーミアとリグルをつれて
 ミスチーが鳥老達の傍に寄っていく

『キシャ!』
 体が半分程機械になっている巨鳥の傍にミスチーが進む
「このお方が『ダイナブレイド』様」
「うわぁ…凄い翼」
「…凄い硬いのだ…」
『キシャ~』
「何でも吸い込む化け物と戦って生き残った猛者なんだよ?」
「「へぇ~」」
 ダイナブレイドとミスチーがしばらく挨拶をしてから
 再び別の鳥老の下にミスチーが向かう


『……(ばたばた)』
「このお方が『キングバード』様…異界の地における鳥達全ての王様なんだ」
「凄い貫禄…」
「でも、飛べるのか?」
『(ばたばた)』
「あはは…余り飛ばれないけど、鳥達全てを見て知識を与えているんだよ」
「「へぇ~」」
 ミスチーがそう言うとキングバードに軽く頭を下げて
 また別の所に向かっていった


『フォゥホー』
「このお方が『フリーザ』様…伝説の三鳥と呼ばれて…」
「ア…タ…イ…サ、サイ…」
「ち、チルノ!?」
「わは!?チルノが凍り付いているのだ!?」
『フォゥ…』
「…『中々強い凍気だけど、まだまだだな…』だって」
「そ、そんな事言ってる場合じゃない!」
 結局、凍り付いていたチルノを回りに居た
 別の鳥老が放ってくれた炎でチルノを解凍してから
 ミスチーはまた別の鳥老の下に挨拶に行った









『クォ~!』
「うわ~…」
「わは~…」
「凄い綺麗!」
 物凄く綺麗な巨鳥の姿 
 その鳥老の前に、三人とも息を呑んだ 
「このお方が『ラーミア』…古参の鳥老のお一人でね
 不死鳥と呼ばれているんだ……」
 ミスチーがそう言って三人に説明をしてから
 ラーミアに頭を下げる
「こんにちわ…」
『クォ』

 ミスチーが挨拶すると、ラーミアが軽く頭を下げる
『クォー』
「え、本当ですか?」
『クォクォ…』
「は、はい!ぜひ来てください」
『クォ~♪』
「はい!ではまた!」


 ラーミアと話を終えたミスチーにチルノが声をかける
「ミスチー、なに話をしていたのさ?」
「ちんちん!あの鰻が気に入ったから、食べに行っても良いかって!」
「そっか、気に入ってもらえたんだね」
「ん~私も食べたくなって来たのだ」
 バカルテットがそう言いながら
 いろんな鳥老達の傍に挨拶に回っていると

 各鳥老達が、一斉に羽根を広げ始めた
「あ、羽根を広げた?」
「ど、どうしたのだ?」
「…何かあったの?」
 心配そうに鳥老達を見つめる三人に
 ミスチーが首を横に振る
「…そろそろお開きだから、皆帰る準備をしているんだよ」
 ミスチーがそう言っていると
 鳥老達がお互いに鳴き声を上げ始めた
 甲高い声、低い声、綺麗な声、ちょっと変な声
 その様々な声が合わさって、一つの詩のように聞こえる
『ホゥ…』
「え?…あ、は、はい!」
 そんな時、まだ鳴いていない黄金のコンドルが
 ミスチーの頭を嘴で軽く突付いた
「なんて言われたの?」
「うん、皆も歌おうって…」
「わかったのだ!」
「あたいも歌う!」
 そしてバカルテットも一緒に歌を歌い始める

「~~♪~~」
「―――♪」
「~~~っ」
「♪♪♪」

 全ての鳥老が鳴く声が当たりに響く
 それは、一つの凄い大合唱だった
 そのうち、一人、また一人と空に飛んでいく
 最後に残ったのは…バカルテットと…
『ホォ…』
 帰るために背中を広げてくれた黄金のコンドルの姿だった
「ちんちん…ありがとうございます」
「ミスチー、屋台片付けるよ?」
「あたい、またあのフカフカな背中に乗りたい」
「私もなのだ…」

 鳥老大集会が終って、黄金のコンドルの背中に屋台を積むと
『ホォ~~!』
 バカルテットが居た場所に向かって
 黄金のコンドルが再び空を飛んでいった 
 

『ホォ…』
 そして少し暗くなってきた頃
 黄金のコンドルがミスチーをつれて来ていた場所にたどり着く
 そして、背中から降りるように鳴き声を上げるが
『ホォ?』
 背中から声が聞こえてこない
 不思議に思って振り返ると
「すぅ…すぅ…」
「むにゃ…」
「ん~…あたい…パプリカ食べれ…zzz」
「zzz…zzz」
 四人とも気持ち良さそうに眠っていた

『…ホォ…』
 黄金のコンドルも、少し困った表情をしたが
 背中に乗せた屋台と四人をそっと下ろして

『ホォ~』
 四人を懐に入れて自分もその場で眠る事にした

 極上の羽毛に包まれて眠るバカルテット
 それは、幻想郷中のどの組織の主でもする事が出来ない
 とても贅沢な睡眠時間になった




 後日、四人が目を覚ますと
 手元に四人分の金色に輝く羽根が置いてあったという
 どうも、脇役です
 今回のバカルテットはいろんな世界の伝説の鳥達
 ネタがわかるとニヤリと笑みを浮かべる事が出来ます


 後日談

「うふふっ♪今日の晩御飯は夜雀の踊り食い!」
「きゃ、きゃあ~!?」
 悲鳴を上げ逃げるミスチー
「捕まえた」
「ひ、た、助け…」
 だが、遂に冥界の姫に捕まってしまう
 そして、遂に食べられると言う時…
『クォ~!』(ゲシッ!)
「いたっ!?もう…誰よ?」

 何者かによって冥界の姫が頭を突付かれた
 急いで後ろを振り返ると、そこには…
「…大きな鳥ね…」
『クォ!(怒)』

 なにやら、怒っている巨大な鳥の姿が…
 
 その日、冥界の姫が自分の屋敷戻ると同時に
「きゅぅ…」
「ゆ、幽々子様!?」
 布団の上に倒れる事になった
「…死なないなんて卑怯よ…」
「みょん…何言ってるかわかりませんけど…
 もう勝手に夜中に抜け出さないでくださいね」

 いかに幽々子といえど伝説の不死鳥相手には分が悪かったみたいです
 

 終わり
脇役
コメント



1.イスピン削除
副鳥老あたりにハイラルの勇者を導いた大フクロウ「ゲポラ・ゲポラ」がいるわけですね、わかります。
2.名前が無い程度の能力削除
チルノの氷を溶かした鳥ってファイヤーだろうな~
3.名前が無い程度の能力削除
だ、ダイナブレイドだと!?
4.名前が無い程度の能力削除
「フリーザ」じゃなくて「フリーザー」じゃなかったっけ? 「フリーザ」だとドラゴンボールのあの方に…
5.名前が無い程度の能力削除
幽々子様が負けた!良かったねミスチーwww
6.名前が無い程度の能力削除
開始早々SUMOUでディスプレイを唾まみれにしたのは自分だけで良い
7.名前が無い程度の能力削除
デブチョコボは・・・デブチョコボはいないのか!?
8.回転魔削除
まさか胡麻通りのあの方がおわすとはwwww
9.名前が無い程度の能力削除
なんだこのスーパーオールスター達は!
あとみすちー、ちん(ry連呼すんなwww
10.名前が無い程度の能力削除
>サブの頭脳担当のリグル
脳神経節ですねわかります。
11.欠片の屑削除
シレ○・カービ○・天地○造・ポ○モン・DQ○と、相変わらず引き出しが多いですね~
12.名前が無い程度の能力削除
ルーミアとラーミアってにてるよね。
13.名前が無い程度の能力削除
ルーミアの服の中に入った鰻に嫉妬した!
死ぬ前に1度は入ってみたいものですな