幽々子様は皆が思っているような大食漢ではない。
確かに健啖家ではあるが「体の割には良く食べるよね」の域を出ていないと妖夢は思う。
ただ、幽々子様は食に対して好奇心が旺盛なのだ。
自分の知らない料理が在ると、すぐに私に用意をする様にとおっしゃる。
……困ったものである。
「『アンティーヴのヴルーテ』を食べたいの」等とおっしゃられても、「何ですそれ?」以外に
私に言える事があろうか。
大体の原因は紫様の持ち込む外の本なのだが。
さて、今日も今日とて幽々子様は私をお呼びになると、
「妖夢、『ハンバーガー』という物が食べてみたいわ。今晩の食事に用意してちょうだい」
等とのたまわれた。
「幽々子様。その「はんばーがー」なる物は、どの様な料理なのでしょう?」
「さぁ?でもこの本によると、外の世界では有名な料理みたいよ」
「はぁ……とりあえず調べてみます」
「よろしくお願いね」
私は部屋にもどると、今までの料理メモなどを広げ、腕を組んだ。
とりあえず情報を整理してみよう。
現在判明しているのは、名前が「はんばーがー」である。
以上、情報整理終了。
……どうしよう。
とりあえず、こういう物は直感と推理力が必要だ。
今までの料理のパターンから考えるに、おそらく「はん」を「ばーがー」する物なのだろう。
「はん」とは何か分からないが、「ばーがー」が分かれば、おのずと材料は限られてくる。
では「ばーがー」とは何だろう?そんな料理方法など聞いたことが無いし、いつぞやの「じぇのべーぜ」
見たいに外の世界の地名だったりすると、もう事件は迷宮入りだ。
……しかたがない。何時ものように藍さんに聞きに行くか。
そう決心すると、妖夢はマヨヒガに向け飛び立った。
妖夢にとって八雲藍は、同じ従者として尊敬できる先輩であり、また姉のように慕っていた。
今までの幽々子の無理難題も、本当に親身になって考えてくれた。
「幽々子殿の難題など、我が主に比べたら……」
という藍の言葉は聞かなかった事にした。
妖夢はマヨヒガに着くと、藍が何時もいる居間に飛び込んだ。
「うわぁ~ん、ド藍えも~ん!!幽々子様が苛めるんだぁ!!」
「誰がド藍えもんだ!!」
とりあえず藍は妖夢を落ち着けると、詳しい事情を聞いた。
「なるほど。「ハンバーガー」と言う物は私も聞いた事がある。あいにく、どんな物かまでは知らないがな」
「藍さんも知らないんですか?」
「すまんな。とりあえず二人で考えてみようじゃないか」
「ありがとうございます!」
「まず妖夢は「はん」を「ばーがー」する料理ではないかと言っていたが、私の考えは違う」
「と言いますと?」
「うむ、妖夢「ハンバーグ」は知っているな?」
「ええ、以前一度、幽々子様にお作りました」
「名前から考えるに「ハンバーグ」が変化した料理ではないかと思う」
「なるほど!」
「……でだな、「ハンバーグ」は亜米利加語で書くと「HAMBURG」と書く。おそらく、これに「ER」
が付いて「HAMBURGER」、つまり「ハンバーガー」になるのだと思う」
「なるほど……」
実は妖夢には良く解っていない。
「亜米利加語では「動詞」や「名詞」に「ER」がつくと「~をする人」と言う意味になる事が多い。
例えば、「走る」の亜米利加語「RUN」にERがついて「ランナー(RUNNER)」、つまり「走者」だな。
他にも「歌う」という意味の「SING」にERがつくと「シンガー(SINGER)」「歌手」になる」
「ということは」
「うむ、「ハンバーグ」にERがつくと、おそらくは「ハンバーグを食べる人」、あるいはもっと広義に「肉食の
人」を指すのかもしれないな」
「そうか!!「はんばーがー」が何か解りましたよ、藍さん!!」
「解ったかい?」
「つまり、ルーミアの事ですね!!」
確かに健啖家ではあるが「体の割には良く食べるよね」の域を出ていないと妖夢は思う。
ただ、幽々子様は食に対して好奇心が旺盛なのだ。
自分の知らない料理が在ると、すぐに私に用意をする様にとおっしゃる。
……困ったものである。
「『アンティーヴのヴルーテ』を食べたいの」等とおっしゃられても、「何ですそれ?」以外に
私に言える事があろうか。
大体の原因は紫様の持ち込む外の本なのだが。
さて、今日も今日とて幽々子様は私をお呼びになると、
「妖夢、『ハンバーガー』という物が食べてみたいわ。今晩の食事に用意してちょうだい」
等とのたまわれた。
「幽々子様。その「はんばーがー」なる物は、どの様な料理なのでしょう?」
「さぁ?でもこの本によると、外の世界では有名な料理みたいよ」
「はぁ……とりあえず調べてみます」
「よろしくお願いね」
私は部屋にもどると、今までの料理メモなどを広げ、腕を組んだ。
とりあえず情報を整理してみよう。
現在判明しているのは、名前が「はんばーがー」である。
以上、情報整理終了。
……どうしよう。
とりあえず、こういう物は直感と推理力が必要だ。
今までの料理のパターンから考えるに、おそらく「はん」を「ばーがー」する物なのだろう。
「はん」とは何か分からないが、「ばーがー」が分かれば、おのずと材料は限られてくる。
では「ばーがー」とは何だろう?そんな料理方法など聞いたことが無いし、いつぞやの「じぇのべーぜ」
見たいに外の世界の地名だったりすると、もう事件は迷宮入りだ。
……しかたがない。何時ものように藍さんに聞きに行くか。
そう決心すると、妖夢はマヨヒガに向け飛び立った。
妖夢にとって八雲藍は、同じ従者として尊敬できる先輩であり、また姉のように慕っていた。
今までの幽々子の無理難題も、本当に親身になって考えてくれた。
「幽々子殿の難題など、我が主に比べたら……」
という藍の言葉は聞かなかった事にした。
妖夢はマヨヒガに着くと、藍が何時もいる居間に飛び込んだ。
「うわぁ~ん、ド藍えも~ん!!幽々子様が苛めるんだぁ!!」
「誰がド藍えもんだ!!」
とりあえず藍は妖夢を落ち着けると、詳しい事情を聞いた。
「なるほど。「ハンバーガー」と言う物は私も聞いた事がある。あいにく、どんな物かまでは知らないがな」
「藍さんも知らないんですか?」
「すまんな。とりあえず二人で考えてみようじゃないか」
「ありがとうございます!」
「まず妖夢は「はん」を「ばーがー」する料理ではないかと言っていたが、私の考えは違う」
「と言いますと?」
「うむ、妖夢「ハンバーグ」は知っているな?」
「ええ、以前一度、幽々子様にお作りました」
「名前から考えるに「ハンバーグ」が変化した料理ではないかと思う」
「なるほど!」
「……でだな、「ハンバーグ」は亜米利加語で書くと「HAMBURG」と書く。おそらく、これに「ER」
が付いて「HAMBURGER」、つまり「ハンバーガー」になるのだと思う」
「なるほど……」
実は妖夢には良く解っていない。
「亜米利加語では「動詞」や「名詞」に「ER」がつくと「~をする人」と言う意味になる事が多い。
例えば、「走る」の亜米利加語「RUN」にERがついて「ランナー(RUNNER)」、つまり「走者」だな。
他にも「歌う」という意味の「SING」にERがつくと「シンガー(SINGER)」「歌手」になる」
「ということは」
「うむ、「ハンバーグ」にERがつくと、おそらくは「ハンバーグを食べる人」、あるいはもっと広義に「肉食の
人」を指すのかもしれないな」
「そうか!!「はんばーがー」が何か解りましたよ、藍さん!!」
「解ったかい?」
「つまり、ルーミアの事ですね!!」
このセンスがすごいです!ww めっさ噴いたww
つうか妖怪の大半は当てはまるじゃないかw
そしてこの日の食事は…
るみゃの無事を祈るぜ…
これだと、ハンバーガーを食べた人もまたハンバーガーとなるな。つまり共食い?
巫女は食べてもいい人間だって美鈴が言ってた。つまり美鈴もハンバーガー。ちょっとロッテリアに美鈴むしゃぶりつきに行ってくる。他の人はマック(関西ではマクドと略すらしい)でルーミアでも食べてるがいい!
めっちゃ吹いたwwww
さて、朝マックでも食べに行くか。
魂魄妖夢まさかの発想
1様>ルーミア逃げてぇぇぇぇ!!
2様>妖夢に紫様を食卓にならべる度胸は無いと思いますwたぶん。
欠片の屑様>妖夢や橙は、藍様に泣きつくイメージがあるので……
4様>結構な数の人喰い妖怪がいるはずなんですが、ルーミアが真っ先に思いつくのは何故なんでしょうw
5様>るみゃならやってくれる……逃げ切ってくれるはず……
灰華様>るみゃの女t……ちょっと、白玉楼行ってくる!!
7様>「東方紅魔郷」でチルノが「亜米利加牛」と言っていたので、幻想郷では「亜米利加」や「英吉利」と言うのがメジャーなのかなと思ってましたが、確かに「英語」と言ってしまった方がテンポが良かったかもしれません。
私はウェン○ィーズで紫様をテイクアウトしてきますねw
8様>ひみつ道具を出してくれそうなのは紫様の方なんですけどねw
9様>一刻も早く「狐型お手伝い式神」が実用化される事を願ってます。
10様>そこに痺れる・憧れるぅ
11様>「ルーミアとポテトMとコーラ、持ち帰りで」……俺もちょっとマックへ……
12様>お読み頂きありがとう御座います。実は私も「マクド」と言う京○人。