Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

うどんげっしょー 第0話

2009/01/29 03:48:12
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オリ設定がふんだんに取り入れられている気がします
オリキャラがちょっと出て来ちゃったりもします
公式の設定と乖離しているところがあります


これらのことに注意して、それでもいいと思われる方はどうぞ














目覚めとは一つの区切りだと思う。
闇に包まれていた意識が光を取り入れて覚醒するのだ。
……自分でもよく分からないとは思う。
でも、意識が切り替わる前に妙なことを考えてしまうのは仕方ない。

「……おはようございます」
私の名前はレイセン。月の兎です。
月の兎と言っても、セーラー服を着ている訳じゃありません。
ムーンプリズムパワーでメイクアップなんて、とてもじゃないけど出来ません。
そもそも私はあんな、ただの高校生かと思っていたら実はムーンプリンセスで、
いつの間にか全ジャンル最強キャラで議論されるような裏設定なんて持ってません。
……どうも、どこかからおかしな電波が飛んできていたらしい。
そもそも、私は誰に挨拶していたんだろう?





「レイセン」
「あ、依姫様。おはようございます」
この方は綿月依姫様。
私の御主人様の一人だ。
「ええ、おはよう。早速だけど、ちょっと訓練に付き合いなさい」
「えっ……。
 ですが、私も仕事をしないと……」
「私たちのペットである貴方に、私に付き合うことよりも優先する仕事があるの?」
い、痛い所を……。
確かにそれはそうなんですが、兎にも兎の事情というものがありまして……。
だけど、そんな下々の事情を理由に断ることなど出来る筈もない。
だから、私はここで切り札を切る!
「と、豊姫様を起こしに行くとかっ!」
「お姉様なら、どちらにしても昼までは起きないわ。
 それとも貴方は、お姉様に癇癪を起こさせたいのかしら?」
「あう……」
はい、撃沈しました。
依姫様の姉上でおらせられます豊姫様は普段はとても温厚な方なのですが、
どうも血圧が低いらしく割と朝のだらしない方だったりします。
朝だからと起こしに行ってもなかなか起きて下さらず、
無理に起こすと低気圧となって、酷い時には無理難題タイフーンと化します。
私も何度かそれで痛い目にあっているので、既に学習済みです。
古人曰く、寝た子は起こすな。
「それとも貴方は、私の訓練に付き合いたくないと?」
正直に言えば、その通りです。
「いえ、そんなことは。私でよければ、喜んで」
だけど世知辛い月兎人生、本音と建前を使い分けられないようでは生きていけません。


*弾幕描写なんて出来ないので、音声だけでお楽しみください
「にゃーっ!」
「なんとぉー!」
「そこ、見えるっ!」
「月兎は、伊達じゃない!」
「でも、これはムリーっ!!」

ピチューン


危うく、愛宕サマーで焼き兎にされるところだった……。
どこかで亡霊嬢のお腹が鳴ったような気がするのは気のせいだ、うん。
私はそんな人知らない。知りたくもない。ウサギ、美味しくない。

「精進が足りないわ」
「ど、努力します……」

でも、精進の問題じゃないと思います。
ぶっちゃけ、八百万の必殺技は反則だ。
どこかのテニヌプレーヤーだって百八式で勘弁してくれているのに……。
さっきの訓練でも口では勇ましいことを叫んでいたけど、
実際私はひたすら逃げ回っていただけ。まさに脱兎の如く。
うん。私、上手いこと言った。
それにしても、依姫様は何の為に剣を持っているんだろう。
訓練の時にも振るっている所を見たことがない。特訓には付き物という竹刀の代わりだろうか?

「もっと能力を上手く使いなさい、レイセン。
 そうすれば、あの程度の攻撃をあしらうことは簡単なことよ」
「そうおっしゃられても……。
 私の力を依姫様に向ける訳にはいきませんし」
「あら、私は構わないわよ?
 レイセンの力で狂うなら、私もその程度だったということね」
「い、いえ! 依姫様に私なんかの狂視が通じるとはっ!」
「そんなことはないと思うけど……」

依姫様は私のことをなんだか過大評価していると思う。
確かに月人相手に本気で狂視を仕掛けたことなんてないけど、
彼らにそんなものが通用するとは思えない。
そもそも、依姫様にそんなことをした日には私の首が飛ぶ。比喩抜きで。
月人と月兎とでは立場がまったく違う。
依姫様はその月人の中でもかなり格の高い方なのだ。

「それに相手を狂わせることが貴方の能力の全てではないわよ、レイセン」
「はぁ……?」
「もっと心を鍛えなさい、レイセン。
 いつか貴方の力が目覚めた時にその力に振り回されることのないように」


……レイセンの頭の上に?マークがいくつも浮かんでいることが目に見えるようね。
そんなに私の話は分かり難いのかな、とちょっと悲しくなる。
八意様に比べれば、ずっと分かりやすい話をしているつもりなのに……。
まあ、まだこの子がそれを知るのは早いということなんだろう。
幸いこの穢れなき月の都なら、時間はいくらでもある。
だから、この子もゆっくりと自分の力をモノにしていけばいい。

「さて、今日はこのくらいにしておきましょう。
 沐浴をしたいから、支度をしてきてちょうだい」
「は、はい!」

大きく頷いて、レイセンは慌しく駆けて行く。
元気があるのはいいことだけど、そんなに急ぐと――
あ、月兎とぶつかったわ。
あ、凄い謝っている。
今のはあっちも前を見ていなかったからお互い様よ、レイセン。
……相変わらず、あの子はどうも気が弱い。
まだ若いからかも知れないけど、そこまで物怖じしなくてもいいでしょうに……。
だけど、その才能は確かだ。
あの子の力はやがて、月人にも届くかも知れない。
それはそれで、愉快な話だと思える。
掌中の珠を磨くというのは、こういう気分なんだろうか?





私、レイセンは綿月豊姫様と綿月依姫様のペットだ。
別にいかがわしい意味じゃない。
御主人様に代わって雑務をこなすようなものだと思って欲しい。
あと、御主人様の思いつきやわがままに振り回されるのが仕事だ。
だから、お二人の命令は最優先事項になる。
たとえば、こんなことでも――――

「レイセン、ちょっといいかしら?」
「はい、豊姫様。いかがされましたか?」
「そこで四つん這いになって?」
「……は?」
「もうちょっと高さがあれば、届く気がするのよ」

そう仰った豊姫様が扇子を向けた先に視線を向ける。
窓がある。
いや、それは当たり前だ。
窓の外にはいつも通りの光景が広がっていて
たわわに実る桃の木がその香を振り撒いていて……。

「……桃ですか?」
「ええ、桃よ」
「豊姫様がそのようなことをなさらずとも、私たちに仰って頂ければ用意いたしますが……」
「私は自分であの桃をもぎ取って、食べたいのよ」

豊姫様のお考えになっていることは依姫様に輪を掛けて、難解だ。
よく言えば気分家、悪く言えば気分家。
依姫様が理系なら、豊姫様は文系。
いや、それは私程度にはその心中を推し量れないからなんだろう。きっと。
豊姫様には深遠なお考えがあって、その過程が私にはさっぱり理解出来ないが為に
こうして突拍子もないことを仰っているように思えるだけなんだ。たぶん。

「だから、レイセン。ちょっと台になってくれないかしら?」

それに断ることなんて、最初から出来ないし……。

「……わかりました」

地球では生き物は単細胞生物から徐々に進化を遂げていき、
四足哺乳類が手を使うことを覚えることで人に進化したと言われている……らしい。
どこをどうすると爬虫類から鳥類へと羽毛進化を遂げるのか私にはよく分からないけど、
とにかくそういうものだと昨今では考えられているらしい。
まあ、詳細不明の起源創造説に比べれば、たいした問題じゃないと思う。
その進化の最前線であるところの手――前脚じゃない――を地につけ、私は再び四足の世界へと舞い戻る。
そんな、やや現実逃避をしながらも四つん這いになった私の背に豊姫様がおみ足を乗せる。
わざわざ靴をお脱ぎ頂いていることは優しさの表れだと思う。
豊姫様はお優しい方なのだ、ちょっとずれているだけで。
ちなみに私は別にそういう趣味はないので、踏み台にされても嬉しくない。
そうこう考えている間に豊姫様は両足とも私の背に乗せてしまった。

「う……」

ちょっと、想像していた以上にこの重さはツライかも……。
あまり無理をすると、これは腰を痛めてしまうかも知れない。
女の子は腰が命と月夜見様も仰っておられたとか、いないとか……。
いや、豊姫様が重いという訳ではなくて、重心的に――――

「崩れたら、お仕置きよ」
「ふえっ!」



きっと豊姫様はさぞや優雅に桃を取られたことだろう。
下を向いていた私からは見えないので分からないけど。
だから、あんなに時間が掛かったに違いないのだ。
決して、腕をぷるぷると震えさせていた私の姿を楽しんでいた訳ではないと思いたい。
……よく考えてみれば、私が台になる必要ってあったんだろうか?
そこらの椅子でも使った方が、よっぽど踏み台として安定感があったと思う。

「はい、レイセン」
「え?」
「この桃が取れたのは貴方の力でもあるわ。
 だから、半分こよ」

よいお方なのだと思います、たぶん……。
でも、桃は二つに割って食べるものではない気がする。
それなら、ちゃんと切り分けて皿に盛り付けるべきではないだろうか?
そもそも――――

「いえ、私が頂く訳には」
「それは私の好意が受け取れないという事かしら?」
「……頂きます」

豊姫様は笑顔でプレッシャーを掛けてくるのが上手だと思う。
なんというか、逆らったら何をされるか分からない感じがある。
依姫様は「あれは私たちのお師匠様直伝の威圧の掛け方よ」と仰っていた。
きっとその人もにこやかにプレッシャーを掛けてくる人だったんだろう。
この二人が師事していた師匠なんて、雲の上過ぎて私には想像もつかないけど。

しゃくしゃく。

じー。

もぐもぐ……。

じーーー。

き、気まずい……。
どうして豊姫様は私のことをじーっと見てくるんだろうか?
もしかして、何か至らないことがあっただろうか?
桃の汁も溢さないように気をつけているし、
なるべく見苦しくないように食べているつもりだ。
それとも、豊姫様にとってはこれでもまだ見苦しいのだろうか?
いや、でも、私、そんなハイソサイエティな桃の食べ方なんて知らないし。
豊姫様だってそれはご存知だろうから、そんなことで目くじらを立てるようなお方ではない筈だ。
考えろ、私。
臆病な兎はそれゆえに長生き出来るんだって、どっかの伝説の兎が言っていたそうだし!


こちらの様子をちらちらと窺いながら、レイセンは桃を食べている。
どうしてそんな小動物のような行動をするんだろう。
思わずかいぐりかいぐりしたくなる気持ちを押さえつける。
レイセンは、外見はもうかなり大きくったけど、私たちから見れば幼子もいいところだ。
だから、だろうか?
この見ているとほのぼのとして、つい愛でたくなってしまう気持ちは。
八意様も、こんな気持ちで私達のことを見ていたのかしら?
今となってはお伺いすることも出来ないことだけど……。
折角だから、私の分の桃もレイセンにあげようかしら?

「ねえ、レイセン」
「申し訳ありません!」
「え、何がっ!?」

怒られる前にと平謝りしたところ、何故か豊姫様がおろおろとされていた。
どうやら私の勘違いだったらしい。
お蔭で豊姫様のご機嫌を少し損ねてしまった。
三十六計逃げるに如かずという箴言も時として当てにならない。





私、レイセンは月兎だ。
御主人様である豊姫様や依姫様にはよくして頂いているが、
自分が月兎であることを忘れるつもりはないし、
ちゃんと一線を守ってお二人にお仕えしているつもりだ。

「あれが綿月姉妹の所の……。
 月兎の分も弁えていない者だそうだな」
「あの姉妹も変わり者だからな。師が師なら、弟子も弟子だ」

だけど、他の月兎がどういう風に仕えているかを知らない私は
時として一線を踏み越えてしまうことがあったのかも知れない。
だから、こうやって陰口を叩かれるんだろう。

「可愛がられてるからって、いい気になっちゃって」
「ちょっと才能があるからって、調子に乗ってんのさ」

耳がいいのも困りもの。
まだ若い私はそんな陰口をさらりと流せるほどの器量もなければ、
そんな陰口に向かっていけるような度量もない。

心が痛い。

月人からも月兎からも、疎まれる――――それが、私。

豊姫様と依姫様のお気持ちが分からない。
私のことなんて、ペットにしてくださらなければよかったのに。
そうすれば、私はただの月兎と生きていくことが出来ていたかも知れないのに……。






「綿月の、ペットがいるだろう?」
「いますね。確か、レイセンとか……」
「あの姉妹が随分と目を掛けているとか?」
「そのようですね。月兎の間でも噂になっていますよ」
「そうか……」
「何をするおつもりですか?」
「ちょっとした嫌がらせだ。
 まだ綿月姉妹に手出しはせんよ。まだ、な……」






気付いた時、私は一人だった。
意味が分からない。
確か、私は月兎の演習活動に参加していた筈で……。
そこからの記憶が曖昧だ。
ここは、どこだろう?
のっぺりとした闇に包まれていて、何も見えない。何も聞こえない。
壷の中にでも閉じ込められたら、こんな感じなのかも知れない。
なんとなく、寒い……。
まあ、こんなことを考えている場合じゃない。
ひとまず月兎通信で誰かと連絡を取って――――

ノイズが、走った。

聴こえて来たのは、断片的な単語。

            『人間』
                              『侵攻』
      『戦争』
                      『侵略』

              『穢れ』
                                      『死』

不可解な言葉に混乱する。
内容を理解出来ない。
記憶を掻き回して、聴こえて来た言葉の意味を探る。

そして、私は『それ』を『思い出した』。
まるで、自分が『それ』を『経験した』かのように――――

外の人間と月の戦争。
高度に近代化された兵器で月に侵略してきた人間。
血の匂い。
次々と倒れていく仲間。
イヤ……。
燃える月の都。
イヤ!
崩れ落ちる依姫様。
もう、思い出したくない!
眠るように×んでいる豊姫様。
イヤだ!
もう、誰もいない。
イヤだイヤだイヤだ!
私だけが、残された。
イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだ!
そんな世界、私には耐えられない!





だけど、どこからも救いの手は来ない。


この世界は闇に包まれたまま


泣いても

叫んでも

笑っても



豊姫様も、依姫様も、戻って来られない



……ああ、そうだ。
どうして忘れていたんだろう?
どうして気付かなかったんだろう?
相手を狂気に落とすことだけが、私の能力じゃないと依姫様は仰っていた。
私の能力は狂気を操ること。
それなら、どうして、自分自身を狂わせることが出来ないことがあるだろうか。
逃げてしまえばよかったんだ。
この暗闇しかない世界も、そうすれば怖くない。
この誰もいない世界も、そうすれば寒くない。
この豊姫様も依姫様もいない世界も、そうすれば受け入れられる。
この現実から逃げ出してしまえば、きっと楽になれる。
だから――――私よ、狂ってしまえ。






「まさか、私の結界を狂わせるとは……。
 月兎風情の身で綿月に目を掛けられるだけのことはあるな」
「どういたしましょう?」
「……問題にならぬようならば、放っておけ。
 あまり深入りをして、あの姉妹に感づかれても面倒だ」
「はい」






「……は?」
警備隊と合同演習――という名の月兎同士の親睦会――に行っていたうちの兎が
帰って来て最初に報告したことは一瞬、何を言っているのか理解出来なかった。
「レイセンがいなくなったとは、どういうこと?」
「それが、私たちにもさっぱり……。
 気付いた時には、影も形も見えなくなっていて……」
何か、事件にでも巻き込まれたのだろうか?
まさか、迷子になったなんてことはないと思いたいけど……。
「月兎同士の通信は?」
「繋がりません。
 どこにいるかも、まったく見当がつかなくて……」
この月兎はレイセンと歳も近く、仲が良かった子だった筈だ。
あの子と他愛もない話をしているところを何度か見かけたことがある。
きっと心配なのだろう。泣き出しそうな顔をしている。
月兎通信が通じず、行方も分からないのであれば、
これ以上この子たちから話を聞いても埒が空きそうにない。
「貴方たちはレイセンを捜しなさい。
 お姉様には私から報告をしておきます」
……事態は、思っている以上に深刻なのかも知れない。
ふと、大罪人として地上に落とされた輝夜を迎えに行ったまま
行方知らずとなっている、八意様の姿が脳裏をよぎった。












今月も無事、例月祭の準備を滞りなく済ませることが出来た。
これでようやく人心地を付けて、月を眺めることが出来る。
月の皆、元気でやっているでしょうか?
私の方は大変です。
先日はてゐにけしかけられて、神様を相手にして見事にやられました。
この前は師匠にお使いに行かされた先でお化けきのこと戦うことになりました。
一昨日は輝夜様と鈴蘭の丘に行ったところ、花の妖怪と出会ってやっぱり大変でした。
大変さでは月にいた頃とあまり変わってない気がします……。
いや、このかなり広い永遠亭の仕事もしているので、
月にいた頃よりもハードになっている気さえするような……。
でも、私も元気でやっています。

「今月もお疲れさま、鈴仙」
「そう思うなら、ちょっとは手伝いなさいよ」
「それとこれとは別の話。
 地上の兎は月を見て跳ねるのが仕事だよ」
「調子がいいんだから……」

口ではてゐにそう言うけど、確かにてゐや妖怪兎は、
輝夜様や師匠のように月を静かに眺めているよりも
ああして庭で楽しげに跳ねている方が似合っていると思う。
私は、どうなんだろう?
輝夜様たちのようにこうして月を眺めていることが似合っているのか、
それともてゐたちのようにはしゃいでいることがお似合いなのか。
……どっちでもいいか。
この地上の兎がたくさん住み着く永遠亭で、たった一匹の月兎――――それが、私。
でも、ここは暖かい。
輝夜様や師匠に近い立場にいても、爪はじきにされることはない。
てゐたちと戯れていても、やることをやっていれば咎められることはない。
ある日突然に御主人様が×××してしまうこともない……。
だから私は、ここにいたいと願ってしまう。
月の皆が大変な時なのに、こうしてここにいることを望んでしまう。
ここはやっと見つけた、私がいてもいい場所だから……。
最初はうどんげっしょーっぽく綿月姉妹話をやろうかな、だった。
何故か途中からうどんげ過去捏造話になってしまった。
もう仕方ないからそれでやっちゃえばいいやと開き直った。

頑張って鈴仙の過去話とかなりほのぼのしていた月の都の辻褄を合わせてみた。
途中で出てきたオリキャラさんは、まあ、儚月抄の黒幕的な?
儚月抄開始前の煽りを実現する為にはやっぱりそういうキャラが欲しかった。
それに月人のスペック的にうどんげの記憶を捏造するくらい出来てもいいかなーって。
うどんげがあそこまで追いつめられたのはそれまで穢れなんて知らなかったから、とか
黒幕さんはペットを罪人にすることで綿月姉妹の立場が悪くなることを狙っていた、とか
ちょっと上手く入れられなかったけどそんな設定があったりします。
だけど、こうして書いてみると記憶を弄るってのは逃げだよなーとも思う。

しかし、初めてSSなんて書いたけど、これって大変なんだね。
なんか書くと他にも書き足したいことが出来ちゃってキリがない。
こんな拙い文章ですが、楽しんでいただければさいわいです。
HY
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
途中でくじけず頑張ってください。
期待しております。
2.名前が無い程度の能力削除
月にいたころのうどんげはどんな状態だったんでしょうね。
ともあれ良かったです。